267 / 533
第11章 雷の国エレアースモ探訪編
第262話 知らない間に気恥ずかしい尊称を付けられていた!
しおりを挟む
『今日のゲストは、空間魔法災害の折りに、胴体切断という命に関わる大怪我を負いながら、奇跡の生還を果たした樹の国の商人、エルフ族のフレデリックさんで~す!』
『恐縮です』
あの顔見覚えある! あの亜人、病院で治療したエルフの男性ね。 (第134話参照)
思いっきり私が治療したエルフじゃん!
あの時は憔悴しきっていて、ゲッソリしていたからまるで別人のようだわ!
良かった、歩けるようになったのね。
『私がこうして、二本の足で立って歩いていられるのはトールズ総合病院のみなさんと、瀕死の私を治療してくれた“とある女性”のお蔭です』
『フレデリックさんは空間魔法災害で、胴体を切断され、死も目前と言われるほどの瀕死の重傷を負ったようですが、どのように生還されたのでしょうか?』
『私がベッドに寝かされ息も絶え絶えで血も止まらず、成す術も無い状態の時に、そのとある女性がふらりとやってきて、水の球で出来た回復魔法を胴体と、左腕の切断面に施して『一、二週間ほどで完全に回復できます』と言って去って行きました。その後、彼女の言われた通り、日ごとにどんどん身体が再生されていき、二週間経たずして完全な状態に回復することができました。その後のリハビリが少々大変でしたが、こうして半年ほどで歩けるくらいにまで回復できました』
『下半身そのものを回復させるとなると、普通の回復魔術師では中々難しい技術ですね。それも痛みを伴わない回復となると』
『はい、その回復治療に痛みが無かったことについても感謝しています。私自身、意識も朦朧とした状態でしたので、きちんと頭が働くようになるまでは夢現の出来事かと思っていました。胴体切断すら夢であったのではないかと。しかし、意識がはっきりした後に私の担当の先生に聞いたところ、治療に訪れてくれた女性は確かに実在したようなのです。ですが彼女は名前も名乗らずにいずこかへ行ってしまわれたため、どこの誰かもわかりません。わかっているのはこの国の回復魔術師の格好をしていたことと、片目に眼帯をしていたことくらいです。それと少女のように見えました。それ以上は意識が朦朧としていた所為かよく憶えがありません』
しゃべってるのは完全に私のことだ……目立たないように行動しないと。疑似太陽創成に支障が起きてもいけない。
「へぇ~、下半身まるまる再生させるなんテ、凄いヤツがいるんだナ~」
リディアがサインドウィッチを頬張りながらもテレビから聞こえる声に傾聴している。
あなたの目の前に居るよ、その凄いヤツが! 普段もうちょっと敬ってくれないかな? 最近アニメ再生マシーンと化してるし。
「リディアも足くらいならいけるけド、胴体まで行ってたらダメかもナ~」
足は再生できるのか。流石イカ!
『今回もうお二方、恐らく同じ女性に命を救われたのではないかと言う方々に来てもらっています』
『はい、私たちもその女性に切断された腕を治してもらいました。私たちは路上で治療を受け、顔も見ています。金髪で黒いツノか髪飾りをしていて、黒くて動く不思議な服を着ていました』
『黒くて動く服ですか? それは凄く特徴的な服ですね!』
『はい、あの日以来、お礼をしようと首都内を探しましたが半年経った今でも見つけられていません。広場での大規模な治療に従事していたそうなので、治療してもらった方は沢山いるものの、その後の足取りは全く掴めないんです』
「黒く動く服だってサ! アルトラと同じだナ!」
「そ、そうだね……」
『噂によると、空間魔法災害を終息へ導いた女王アスモデウス様のサポートを務められた『名も知らぬ少女』と同一人物ではないかという話もありますが』
『その話は私も聞いたことがあります。そのサポートを務められた方も金髪でツノか髪飾りをしていたそうですし、最初は騎士団の白天使の誰かかと思い聞き込みに行ってみましたが、残念ながらその中にはいないようです。その時話を聞いた白天使の方に、画期的な回復魔法を伝授してくれたのもその方ではないかという話を聞いています』
な……なんか大ごとになってるみたいだけど……もし訊ねられるようなことがあっても知らんフリしよ。
エルフィーレ製の服を着て来て正解だった。ゆらゆら動く闇のドレスは否が応にも目立つ。
ドキドキしながら、運ばれてきたコーヒーに刺さったストローに口を付け、勢い良く吸い込んだところ――
『これらの話や噂話と併せ、その少女のような風貌から『救国の乙女』と呼ばれてるみたいですね!』
「ぶーー!! ゴホッゴホッ!!」
――コーヒーを盛大に吐き出してしまった……
「アルトラ……汚いゾ……」
「ご、ごめん……」
え、なに? 『救国の乙女』って……そんな呼ばれ方してるの?
“救国”って……何て仰々しい……
『この映像に映っている方たちの中で、眼帯をしているのはこの方しかいないのでこの方が『救国の乙女』とされています。現在、この方を探しています。お心当たりのある方はEHKのこちらの番号までご連絡ください』
映像!? いつの間に撮られたの!?
あ、あの広場の治療の時か! あの時テレビ局もいたのね。
白黒で、多少画質が荒いのが救いか……
それを見てエミリーさんが話しかけてくる。
「あれって眼帯してますけど、アルトラ様ですよね? 名乗り出ないんですか?」
「とんでもない! 面倒が増えるだけだからわざわざ名乗り出ることなんかしないよ!」
「バレるのも時間の問題だと思いますけど……」
「アスモのお願い聞いたらすぐ帰る予定だから、それまでにバレなきゃOKよ」
「あの!」
「はい?」
「もしかして『救国の乙女』さんではないですか?」
実際言われると恥ずかしいな、“救国の乙女”……
短時間だからバレるはずがないと思った矢先からこれか……
「あの時あなたに脚の治療をしていただいた者です!」
「い……いえ、観光客ですので何のことだか……」
う~ん……もう半年も前のことだから一目見た人の顔なんて流石に覚えがない。
「た、多分人違いではないかなと思います」
「そうですか……やっとお礼が出来ると思ったのですが……失礼しました」
断ったことで、ちょっとした罪悪感……
「良いんですか? 凄くガッカリして帰りましたけど……」
「私の平穏のためには仕方がないのです」
「もうすでにバレそうになってましたけど……?」
「知らんぷりすれば問題無い、と思う……」
と、思っていたのだが――
◇
「『救国の乙女』さんですか?」
「い、いえ違います……」
◇
「もしかして、『救国の乙女』さんでは?」
「いえ……人違いです……」
◇
「あのー、『救国の乙女』さんではないですか?」
「ち、違います……」
みんな勘が良すぎじゃないか!?
あの画質の荒い映像で、何で私だって思うのか……?
「なー、アルトラ~、さっきからみんな言ってる『救国の乙女』って何ダ?」
「さ、さあ何だろうね……?」
さっきテレビ見てなかったっけ?
いや、そもそもリディアには私が『救国の乙女』と呼ばれているという認識が無いから、『救国の乙女=アルトラ』という考えに至らないのか。
「あのー……」
また来た……
「違います!!」
「あ、すみません! 道をお聞きしたかったのですが……」
「わ、私の勘違いでした! し、失礼しました!」
近付いてくる人全員に救国の乙女だと質問されるのではないかと思った私の早とちり。恥ずかしい……
食い気味に否定してしまったが、ただの道を聞きたいだけの一般人だった。
とは言え私も観光客だから答えられない……が、カイベルを連れて来ているので彼女に任せれば解決するだろう。
「カイベル、対応してあげて」
「はい、どこへ行きたいのでしょうか?」
「この場所に――」
ここまでは知らぬ存ぜぬで捌けていたが、小一時間もすると噂はかなりの速度で広がるようで、決定的に面倒な出来事が起きる。
◇
「ここに『救国の乙女』に似た亜人が居るというタレコミがありました!」
「さっきの映像に映ってる亜人に容姿が似ている方ならそこのテラス席に座っておられますけど……」
え!? まさかテレビ局!? 耳が早い! まだ放送されて小一時間しか経ってないのに!
カメラやマイクを持った数人の亜人が私に詰め寄る!
「もしかしてあなたが『救国の乙女』さんですか!?」
まずい……まだ疑似太陽創成前だし、テレビに映るのはかなり面倒になりそうだ!
さっさとお暇しよう。
「い、いえ観光客なのでよくわかりません……ご、ごめんなさい、この後用があるので失礼します! みんな行くよ!」
「え? もう行くのカ?」
「あ、お待ちください! お話だけでも……!」
「ごめんなさい、急ぎの用事ですので!」
「あ、サンドウィッチもう一つ食べてないのニ!」
渋るリディアの手を引き足早に歩きつつ、後ろから付いてくる亜人たちに聞こえないくらいの声量でエミリーさんに話しかける。
「エミリーさん、そこの路地を曲がったところで、リディア抱えて空飛んで! 空中にゲートを開いて王城へ帰還する!」
と、言いながらリディアをエミリーさんにお任せする。
「わ、わかりました!」
路地を曲がった直後、私も筋力強化の魔法をかけてカイベルを抱えて飛び上がり、ゲート転移。
「あの! お話だけでもお聞かせくださ……あれいない?」
『恐縮です』
あの顔見覚えある! あの亜人、病院で治療したエルフの男性ね。 (第134話参照)
思いっきり私が治療したエルフじゃん!
あの時は憔悴しきっていて、ゲッソリしていたからまるで別人のようだわ!
良かった、歩けるようになったのね。
『私がこうして、二本の足で立って歩いていられるのはトールズ総合病院のみなさんと、瀕死の私を治療してくれた“とある女性”のお蔭です』
『フレデリックさんは空間魔法災害で、胴体を切断され、死も目前と言われるほどの瀕死の重傷を負ったようですが、どのように生還されたのでしょうか?』
『私がベッドに寝かされ息も絶え絶えで血も止まらず、成す術も無い状態の時に、そのとある女性がふらりとやってきて、水の球で出来た回復魔法を胴体と、左腕の切断面に施して『一、二週間ほどで完全に回復できます』と言って去って行きました。その後、彼女の言われた通り、日ごとにどんどん身体が再生されていき、二週間経たずして完全な状態に回復することができました。その後のリハビリが少々大変でしたが、こうして半年ほどで歩けるくらいにまで回復できました』
『下半身そのものを回復させるとなると、普通の回復魔術師では中々難しい技術ですね。それも痛みを伴わない回復となると』
『はい、その回復治療に痛みが無かったことについても感謝しています。私自身、意識も朦朧とした状態でしたので、きちんと頭が働くようになるまでは夢現の出来事かと思っていました。胴体切断すら夢であったのではないかと。しかし、意識がはっきりした後に私の担当の先生に聞いたところ、治療に訪れてくれた女性は確かに実在したようなのです。ですが彼女は名前も名乗らずにいずこかへ行ってしまわれたため、どこの誰かもわかりません。わかっているのはこの国の回復魔術師の格好をしていたことと、片目に眼帯をしていたことくらいです。それと少女のように見えました。それ以上は意識が朦朧としていた所為かよく憶えがありません』
しゃべってるのは完全に私のことだ……目立たないように行動しないと。疑似太陽創成に支障が起きてもいけない。
「へぇ~、下半身まるまる再生させるなんテ、凄いヤツがいるんだナ~」
リディアがサインドウィッチを頬張りながらもテレビから聞こえる声に傾聴している。
あなたの目の前に居るよ、その凄いヤツが! 普段もうちょっと敬ってくれないかな? 最近アニメ再生マシーンと化してるし。
「リディアも足くらいならいけるけド、胴体まで行ってたらダメかもナ~」
足は再生できるのか。流石イカ!
『今回もうお二方、恐らく同じ女性に命を救われたのではないかと言う方々に来てもらっています』
『はい、私たちもその女性に切断された腕を治してもらいました。私たちは路上で治療を受け、顔も見ています。金髪で黒いツノか髪飾りをしていて、黒くて動く不思議な服を着ていました』
『黒くて動く服ですか? それは凄く特徴的な服ですね!』
『はい、あの日以来、お礼をしようと首都内を探しましたが半年経った今でも見つけられていません。広場での大規模な治療に従事していたそうなので、治療してもらった方は沢山いるものの、その後の足取りは全く掴めないんです』
「黒く動く服だってサ! アルトラと同じだナ!」
「そ、そうだね……」
『噂によると、空間魔法災害を終息へ導いた女王アスモデウス様のサポートを務められた『名も知らぬ少女』と同一人物ではないかという話もありますが』
『その話は私も聞いたことがあります。そのサポートを務められた方も金髪でツノか髪飾りをしていたそうですし、最初は騎士団の白天使の誰かかと思い聞き込みに行ってみましたが、残念ながらその中にはいないようです。その時話を聞いた白天使の方に、画期的な回復魔法を伝授してくれたのもその方ではないかという話を聞いています』
な……なんか大ごとになってるみたいだけど……もし訊ねられるようなことがあっても知らんフリしよ。
エルフィーレ製の服を着て来て正解だった。ゆらゆら動く闇のドレスは否が応にも目立つ。
ドキドキしながら、運ばれてきたコーヒーに刺さったストローに口を付け、勢い良く吸い込んだところ――
『これらの話や噂話と併せ、その少女のような風貌から『救国の乙女』と呼ばれてるみたいですね!』
「ぶーー!! ゴホッゴホッ!!」
――コーヒーを盛大に吐き出してしまった……
「アルトラ……汚いゾ……」
「ご、ごめん……」
え、なに? 『救国の乙女』って……そんな呼ばれ方してるの?
“救国”って……何て仰々しい……
『この映像に映っている方たちの中で、眼帯をしているのはこの方しかいないのでこの方が『救国の乙女』とされています。現在、この方を探しています。お心当たりのある方はEHKのこちらの番号までご連絡ください』
映像!? いつの間に撮られたの!?
あ、あの広場の治療の時か! あの時テレビ局もいたのね。
白黒で、多少画質が荒いのが救いか……
それを見てエミリーさんが話しかけてくる。
「あれって眼帯してますけど、アルトラ様ですよね? 名乗り出ないんですか?」
「とんでもない! 面倒が増えるだけだからわざわざ名乗り出ることなんかしないよ!」
「バレるのも時間の問題だと思いますけど……」
「アスモのお願い聞いたらすぐ帰る予定だから、それまでにバレなきゃOKよ」
「あの!」
「はい?」
「もしかして『救国の乙女』さんではないですか?」
実際言われると恥ずかしいな、“救国の乙女”……
短時間だからバレるはずがないと思った矢先からこれか……
「あの時あなたに脚の治療をしていただいた者です!」
「い……いえ、観光客ですので何のことだか……」
う~ん……もう半年も前のことだから一目見た人の顔なんて流石に覚えがない。
「た、多分人違いではないかなと思います」
「そうですか……やっとお礼が出来ると思ったのですが……失礼しました」
断ったことで、ちょっとした罪悪感……
「良いんですか? 凄くガッカリして帰りましたけど……」
「私の平穏のためには仕方がないのです」
「もうすでにバレそうになってましたけど……?」
「知らんぷりすれば問題無い、と思う……」
と、思っていたのだが――
◇
「『救国の乙女』さんですか?」
「い、いえ違います……」
◇
「もしかして、『救国の乙女』さんでは?」
「いえ……人違いです……」
◇
「あのー、『救国の乙女』さんではないですか?」
「ち、違います……」
みんな勘が良すぎじゃないか!?
あの画質の荒い映像で、何で私だって思うのか……?
「なー、アルトラ~、さっきからみんな言ってる『救国の乙女』って何ダ?」
「さ、さあ何だろうね……?」
さっきテレビ見てなかったっけ?
いや、そもそもリディアには私が『救国の乙女』と呼ばれているという認識が無いから、『救国の乙女=アルトラ』という考えに至らないのか。
「あのー……」
また来た……
「違います!!」
「あ、すみません! 道をお聞きしたかったのですが……」
「わ、私の勘違いでした! し、失礼しました!」
近付いてくる人全員に救国の乙女だと質問されるのではないかと思った私の早とちり。恥ずかしい……
食い気味に否定してしまったが、ただの道を聞きたいだけの一般人だった。
とは言え私も観光客だから答えられない……が、カイベルを連れて来ているので彼女に任せれば解決するだろう。
「カイベル、対応してあげて」
「はい、どこへ行きたいのでしょうか?」
「この場所に――」
ここまでは知らぬ存ぜぬで捌けていたが、小一時間もすると噂はかなりの速度で広がるようで、決定的に面倒な出来事が起きる。
◇
「ここに『救国の乙女』に似た亜人が居るというタレコミがありました!」
「さっきの映像に映ってる亜人に容姿が似ている方ならそこのテラス席に座っておられますけど……」
え!? まさかテレビ局!? 耳が早い! まだ放送されて小一時間しか経ってないのに!
カメラやマイクを持った数人の亜人が私に詰め寄る!
「もしかしてあなたが『救国の乙女』さんですか!?」
まずい……まだ疑似太陽創成前だし、テレビに映るのはかなり面倒になりそうだ!
さっさとお暇しよう。
「い、いえ観光客なのでよくわかりません……ご、ごめんなさい、この後用があるので失礼します! みんな行くよ!」
「え? もう行くのカ?」
「あ、お待ちください! お話だけでも……!」
「ごめんなさい、急ぎの用事ですので!」
「あ、サンドウィッチもう一つ食べてないのニ!」
渋るリディアの手を引き足早に歩きつつ、後ろから付いてくる亜人たちに聞こえないくらいの声量でエミリーさんに話しかける。
「エミリーさん、そこの路地を曲がったところで、リディア抱えて空飛んで! 空中にゲートを開いて王城へ帰還する!」
と、言いながらリディアをエミリーさんにお任せする。
「わ、わかりました!」
路地を曲がった直後、私も筋力強化の魔法をかけてカイベルを抱えて飛び上がり、ゲート転移。
「あの! お話だけでもお聞かせくださ……あれいない?」
1
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
仰っている意味が分かりません
水姫
ファンタジー
お兄様が何故か王位を継ぐ気満々なのですけれど、何を仰っているのでしょうか?
常識知らずの迷惑な兄と次代の王のやり取りです。
※過去に投稿したものを手直し後再度投稿しています。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
放置された公爵令嬢が幸せになるまで
こうじ
ファンタジー
アイネス・カンラダは物心ついた時から家族に放置されていた。両親の顔も知らないし兄や妹がいる事は知っているが顔も話した事もない。ずっと離れで暮らし自分の事は自分でやっている。そんな日々を過ごしていた彼女が幸せになる話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる