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第10章 アルトレリアの生活改善編(身分証明を作ろう)
第243話 アルトレリアに降る初めての雪
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「ごちそうさマ! じゃあ遊びに行ってくるナ!」
「あ、最近寒くなってきたから、ちゃんと厚着して行きなさいね」
「は~イ!」
……
…………
………………
「行ってきま~ス!」
バタンッ
きちんとコートに着替えて出て行った。
う~ん……最近何だかもう『お母さん感』が板についてきてしまった……
と思ってたら――
ガチャ
バタンッ
「寒すぎル……」
数秒後に帰って来た。
「アルトラ~、何か外白いゾ?」
マジで!?
玄関の扉を開けると――
ビュオォォォ
「うわっ!!」
勢いよく風が舞い込む。ついでに雪まで入って来た。
外を見回してみると、リディアが言う通り我が家の周りは雪景色。
「ああ、ここは下より標高高いからね」
雪が積るような気候になってきたか。
気候が暖かくなることを期待したけど、逆に本格的に冬になってきちゃったみたいだ……この気候で固定されちゃったりしないでしょうね?
ここには雪積もってるけど、標高の低い町の方はどうなってるのかしら? 大丈夫かしら?
「初めて見ル! 冷たイ! かき氷みたいだナ! 何だコレ?」
「雪だよ。寒くなると雨が白い粒になって降ってくるの」
リディアは世界中旅してたはずだけど、氷の国付近には行かなかったのかな?
雪質は……元々乾燥地帯だからなのか、日本のような水分を含んだぼた雪とは違う。触るとそれほど水分は多くない。粉雪ほどとはいかないが、それに近いみたいだ。
ケルベロスは大丈夫かしら?
犬小屋を覗いてみたところ、丸まっていた。それでもなおブルブル震えている。『今日は絶対に出ていかない!』という強い意思を感じる。
犬小屋の暖房レベルを一段階強化しておこう。
「……コートだと寒いナ……ダウンコート着て行こウ」
再び自室へ戻って着替えて来た。
ちなみに『ダウンコート』とは言いつつ、実際は羊毛で出来てるから『ウールコート』の方が正しいのかしら?
「じゃあ町行ってくるナ!」
「カイベル、私も行ってくるわ」
「……アルトラ……その (いつもの)格好で行くのカ?」
「まあ、私寒くないしね」
「………………」
◇
町に行くと、地獄の門前広場ほどではないが、うっすらと雪が積もっている。
ひと月前くらいに、一生懸命防寒対策に奔走したのが功を奏した。
多くの人にコートや手袋などの防寒着が行き渡っている。
ドワーフのみなさんには造幣を中断してでもと、急遽暖房設備の作成をお願いした。暖房である魔力動力式のストーブやコタツも何とか間に合ったようだ。
「みんナー! おはヨーー! あ、雪丸めてなにやってんダー?」
リディアは友達のところへ駆けて行った。
「雪ってなーにー?」
「この白いのを雪って言うんだゾ!」
さっき聞いた雪の知識をドヤ顔で説明するリディア。
元々灼熱だったこの土地に雪など降ったことがあるはずもない。テレビも無いから雪自体見るのが初めてなのだろう。それどころか私がこの元・トロル村を訪れた時は『雨』すら知らなかったくらいだし…… (第16話参照)
さて、私は私のやるべきことをするか。
私が町に来たのには二つ理由がある。
一つはこうして町全体の様子を見ること。今のところは特に問題無さそうだ。
もう一つはフレアハルトらレッドドラゴンの生活を見に行くこと。彼らは寒さに弱いから雪まで降るような環境だとどうなってるかわからない。
急ぎ生存確認をしないと!
この寒さだから、外に出ている人が少ないかと思いきや、珍しいことなのでそれなりの人数が外で上空を向いて降ってくる雪を見ている。
中には大口開けてる人も……ああやって雪を食べてみるんだろう。私の故郷はそれほど雪が多いところではなかったが、風花(※)が舞っている時に同じことを子供の頃やった記憶がある。
(※風花:晴れている時にチラチラと舞う雪のこと。『花』と付いているが春の季語ではない)
と言うか……やってる大人が結構多いわ。『恥ずかしい』より『珍しい』が勝ってるってことかしらね。
とは言え、やっぱり寒いことに変わりはないらしく、少しの間見てすぐに家の中に引っ込んでしまう。
外にいるのは子供が多い。そして雪を転がしている子が多い。
少し前だと土の道だったが、最近はかなり舗装が進み石畳になっている。雪に混ざる土もあまり無いため、比較的綺麗な白い雪玉が出来る。これが土の道ならもう見てられないほど汚い雪玉になっていただろう。建築部のみんなに感謝。
しかし、雪自体を初めて見るため、それを二段にして雪だるまにしようって考えはまだ頭に無いらしい。ただ、子供は柔軟だから、明日辺りには雪だるまがそこかしこに出現するかもしれない。
そんな光景を思い浮かべながら、フレアハルトの住居方向へ歩き出したところ――
「うわっ! 何これ彫刻!?」
ひと際目を引く氷像が現れた!
凄い精巧に作られている。どうやら雪を固めたものではなく、わざわざ氷魔法で氷塊を作って、それを削り出したもののようだ。気温が低いからやってみたかったってところかしら?
周りには人だかり。
モチーフはトロルの男性とガルムかな? 大分身体が大きく作られている。その脇にお座りするガルム。男性の方はどことなくイチトスに似ている。
何か既視感あるなと思って考えてみたところすぐに思い至った。
ああ、これアレだ、体格が良くて西郷さんの像みたいだ。
隣に作られているガルムが連れている犬に見える。ちなみに西郷さんの銅像が連れている犬は『ツン』という名前らしい。
ガルムに散々悩まされたから、服従させたいとかそんな心理かしら?
「面白い物作るわね」
すぐ隣を見ると、人魚の氷像。どことなくリナさんに似てる。
その隣にヤポーニャさんに似た氷像。
その隣にはクラーケンとリディアらしき氷像。
最後に……私か……? 私に似てる気がする。
羽根を出した時の私のような氷像がある。流石に浮いている天使の輪までは再現されていないが……
「なになになに!? 何でこんなに氷像が? 作ったの誰?」
「そこに……」
指さされた先にはカイベルらしき像をせっせと作っている人物。
そこ居たのは――
「ナナトス!?」
「あ、アルトラ様、どうッスかこの出来! カイベルさんの美しさが表現出来てるんじゃないッスか?」
「す、凄いね……まさかこんな特技があったとは……」
「いやぁ、自分も最初のトロル像作ってたら、気分が乗っちゃって、あれよあれよとこんな感じッス」
マジか……
これもう職業にして良いんじゃない? ちょうど無職だって言うし、その道で食べていけると思うわ。
…………もし……私が作ったフィギュアが見られたら、どれほどバカにされるかわかったもんじゃないわ……
『えー、それがカイベルさんなんスかぁ~? どう見ても左から引っぱたいたモアイ(※)ッスよ~』
(※アルトラの脳内イメージ)
――なんて、小バカにした表情で言われそうなのが脳裏に浮かぶ……
ナナトスはモアイなんて知らないだろうけど……
思えば、この兄弟たちは結構多才だったわ。サントスは建築、ヨントスは工房、ゴトスは料理、ロクトスは生物植物の捜索と。
ナナトスもフラフラしてるだけかと思ってたけど、こんな才能があったのね。
手先が器用な一族なのかもしれない。
「ところで何でこんなことしてるの?」
「いや~、遊びで削ってたら楽しくなっちゃってついって感じッスかね」
「それで何でこのチョイス?」
「制作が乗って来たから、この町にいる異種族全部作ってみようかと、この後にアリサさんとレイアさんとシーラさんを作る予定ッス」
さっきリディアの変身前後の氷像を見たけど……まさかドラゴン形態まで作ろうとはしてないよね……?
ナナトスは彼女らの正体を知ってるからちょっと不安だ……
一応聞いておいた方が良いか。
小声で話しかける。
「……あっちにリディアの変身前と後があったけど、まさかアリサとレイアのドラゴン形態まで作ろうと思ってないよね?」
「ああ、大丈夫ッスよ! ちゃんと弁えてるッス」
「それなら良かった」
そういえば、全部女の子かと思ったけど、最初のだけ何で男?
「何で最初のだけ男性像なの?」
「自刻像(※)ッスよ」
(※自刻像:彫刻で言うところの自画像に当たるものだそうです)
「…………いやいやいやいや! 似ても似つかないよ! まず身長が違うし、あんな筋肉質じゃないし! 顔はもっとだらしないじゃない!」
「失礼ッスね! いずれああなるんスよ!」
顔がイチトスに似てるって思ったのは、コイツらが兄弟だったからか。
つまりは、自分を彫ったものだけ男で、他は女でハーレム状態ってわけか。
思わぬクオリティに感心した私の心を返せ!
「ま、まあこういうのが並んでるのも、見ていて楽しい気分にはなるからがんばってね!」
「はいッス! ところで……何で普段と同じ格好なんスか?」
「変かな?」
「とてつもなく変ッスよ! みんなダウンコート着て手袋してるのに、なんスかその格好は! 肩出して背中出してる服って……足元も裸足じゃないッスか! 凍傷になりそうッス! もう見てるだけで寒いッスよ!」
さっき我が家出る時のリディアもこんな感じのこと考えてたのかな……?
「うっ……そこまでか……」
よく見ると周りの視線が刺さる……場違いな服ってこんなに注目集めるのか……
「TPO! (※)」
(※TPO:時間、場所、場合の頭文字をとった略語。少し昔なら『時処位』とも言う)
覚えたばかりの言葉使いおって……
「わかったよ……私も冬っぽい格好するようにするわ」
「あ、最近寒くなってきたから、ちゃんと厚着して行きなさいね」
「は~イ!」
……
…………
………………
「行ってきま~ス!」
バタンッ
きちんとコートに着替えて出て行った。
う~ん……最近何だかもう『お母さん感』が板についてきてしまった……
と思ってたら――
ガチャ
バタンッ
「寒すぎル……」
数秒後に帰って来た。
「アルトラ~、何か外白いゾ?」
マジで!?
玄関の扉を開けると――
ビュオォォォ
「うわっ!!」
勢いよく風が舞い込む。ついでに雪まで入って来た。
外を見回してみると、リディアが言う通り我が家の周りは雪景色。
「ああ、ここは下より標高高いからね」
雪が積るような気候になってきたか。
気候が暖かくなることを期待したけど、逆に本格的に冬になってきちゃったみたいだ……この気候で固定されちゃったりしないでしょうね?
ここには雪積もってるけど、標高の低い町の方はどうなってるのかしら? 大丈夫かしら?
「初めて見ル! 冷たイ! かき氷みたいだナ! 何だコレ?」
「雪だよ。寒くなると雨が白い粒になって降ってくるの」
リディアは世界中旅してたはずだけど、氷の国付近には行かなかったのかな?
雪質は……元々乾燥地帯だからなのか、日本のような水分を含んだぼた雪とは違う。触るとそれほど水分は多くない。粉雪ほどとはいかないが、それに近いみたいだ。
ケルベロスは大丈夫かしら?
犬小屋を覗いてみたところ、丸まっていた。それでもなおブルブル震えている。『今日は絶対に出ていかない!』という強い意思を感じる。
犬小屋の暖房レベルを一段階強化しておこう。
「……コートだと寒いナ……ダウンコート着て行こウ」
再び自室へ戻って着替えて来た。
ちなみに『ダウンコート』とは言いつつ、実際は羊毛で出来てるから『ウールコート』の方が正しいのかしら?
「じゃあ町行ってくるナ!」
「カイベル、私も行ってくるわ」
「……アルトラ……その (いつもの)格好で行くのカ?」
「まあ、私寒くないしね」
「………………」
◇
町に行くと、地獄の門前広場ほどではないが、うっすらと雪が積もっている。
ひと月前くらいに、一生懸命防寒対策に奔走したのが功を奏した。
多くの人にコートや手袋などの防寒着が行き渡っている。
ドワーフのみなさんには造幣を中断してでもと、急遽暖房設備の作成をお願いした。暖房である魔力動力式のストーブやコタツも何とか間に合ったようだ。
「みんナー! おはヨーー! あ、雪丸めてなにやってんダー?」
リディアは友達のところへ駆けて行った。
「雪ってなーにー?」
「この白いのを雪って言うんだゾ!」
さっき聞いた雪の知識をドヤ顔で説明するリディア。
元々灼熱だったこの土地に雪など降ったことがあるはずもない。テレビも無いから雪自体見るのが初めてなのだろう。それどころか私がこの元・トロル村を訪れた時は『雨』すら知らなかったくらいだし…… (第16話参照)
さて、私は私のやるべきことをするか。
私が町に来たのには二つ理由がある。
一つはこうして町全体の様子を見ること。今のところは特に問題無さそうだ。
もう一つはフレアハルトらレッドドラゴンの生活を見に行くこと。彼らは寒さに弱いから雪まで降るような環境だとどうなってるかわからない。
急ぎ生存確認をしないと!
この寒さだから、外に出ている人が少ないかと思いきや、珍しいことなのでそれなりの人数が外で上空を向いて降ってくる雪を見ている。
中には大口開けてる人も……ああやって雪を食べてみるんだろう。私の故郷はそれほど雪が多いところではなかったが、風花(※)が舞っている時に同じことを子供の頃やった記憶がある。
(※風花:晴れている時にチラチラと舞う雪のこと。『花』と付いているが春の季語ではない)
と言うか……やってる大人が結構多いわ。『恥ずかしい』より『珍しい』が勝ってるってことかしらね。
とは言え、やっぱり寒いことに変わりはないらしく、少しの間見てすぐに家の中に引っ込んでしまう。
外にいるのは子供が多い。そして雪を転がしている子が多い。
少し前だと土の道だったが、最近はかなり舗装が進み石畳になっている。雪に混ざる土もあまり無いため、比較的綺麗な白い雪玉が出来る。これが土の道ならもう見てられないほど汚い雪玉になっていただろう。建築部のみんなに感謝。
しかし、雪自体を初めて見るため、それを二段にして雪だるまにしようって考えはまだ頭に無いらしい。ただ、子供は柔軟だから、明日辺りには雪だるまがそこかしこに出現するかもしれない。
そんな光景を思い浮かべながら、フレアハルトの住居方向へ歩き出したところ――
「うわっ! 何これ彫刻!?」
ひと際目を引く氷像が現れた!
凄い精巧に作られている。どうやら雪を固めたものではなく、わざわざ氷魔法で氷塊を作って、それを削り出したもののようだ。気温が低いからやってみたかったってところかしら?
周りには人だかり。
モチーフはトロルの男性とガルムかな? 大分身体が大きく作られている。その脇にお座りするガルム。男性の方はどことなくイチトスに似ている。
何か既視感あるなと思って考えてみたところすぐに思い至った。
ああ、これアレだ、体格が良くて西郷さんの像みたいだ。
隣に作られているガルムが連れている犬に見える。ちなみに西郷さんの銅像が連れている犬は『ツン』という名前らしい。
ガルムに散々悩まされたから、服従させたいとかそんな心理かしら?
「面白い物作るわね」
すぐ隣を見ると、人魚の氷像。どことなくリナさんに似てる。
その隣にヤポーニャさんに似た氷像。
その隣にはクラーケンとリディアらしき氷像。
最後に……私か……? 私に似てる気がする。
羽根を出した時の私のような氷像がある。流石に浮いている天使の輪までは再現されていないが……
「なになになに!? 何でこんなに氷像が? 作ったの誰?」
「そこに……」
指さされた先にはカイベルらしき像をせっせと作っている人物。
そこ居たのは――
「ナナトス!?」
「あ、アルトラ様、どうッスかこの出来! カイベルさんの美しさが表現出来てるんじゃないッスか?」
「す、凄いね……まさかこんな特技があったとは……」
「いやぁ、自分も最初のトロル像作ってたら、気分が乗っちゃって、あれよあれよとこんな感じッス」
マジか……
これもう職業にして良いんじゃない? ちょうど無職だって言うし、その道で食べていけると思うわ。
…………もし……私が作ったフィギュアが見られたら、どれほどバカにされるかわかったもんじゃないわ……
『えー、それがカイベルさんなんスかぁ~? どう見ても左から引っぱたいたモアイ(※)ッスよ~』
(※アルトラの脳内イメージ)
――なんて、小バカにした表情で言われそうなのが脳裏に浮かぶ……
ナナトスはモアイなんて知らないだろうけど……
思えば、この兄弟たちは結構多才だったわ。サントスは建築、ヨントスは工房、ゴトスは料理、ロクトスは生物植物の捜索と。
ナナトスもフラフラしてるだけかと思ってたけど、こんな才能があったのね。
手先が器用な一族なのかもしれない。
「ところで何でこんなことしてるの?」
「いや~、遊びで削ってたら楽しくなっちゃってついって感じッスかね」
「それで何でこのチョイス?」
「制作が乗って来たから、この町にいる異種族全部作ってみようかと、この後にアリサさんとレイアさんとシーラさんを作る予定ッス」
さっきリディアの変身前後の氷像を見たけど……まさかドラゴン形態まで作ろうとはしてないよね……?
ナナトスは彼女らの正体を知ってるからちょっと不安だ……
一応聞いておいた方が良いか。
小声で話しかける。
「……あっちにリディアの変身前と後があったけど、まさかアリサとレイアのドラゴン形態まで作ろうと思ってないよね?」
「ああ、大丈夫ッスよ! ちゃんと弁えてるッス」
「それなら良かった」
そういえば、全部女の子かと思ったけど、最初のだけ何で男?
「何で最初のだけ男性像なの?」
「自刻像(※)ッスよ」
(※自刻像:彫刻で言うところの自画像に当たるものだそうです)
「…………いやいやいやいや! 似ても似つかないよ! まず身長が違うし、あんな筋肉質じゃないし! 顔はもっとだらしないじゃない!」
「失礼ッスね! いずれああなるんスよ!」
顔がイチトスに似てるって思ったのは、コイツらが兄弟だったからか。
つまりは、自分を彫ったものだけ男で、他は女でハーレム状態ってわけか。
思わぬクオリティに感心した私の心を返せ!
「ま、まあこういうのが並んでるのも、見ていて楽しい気分にはなるからがんばってね!」
「はいッス! ところで……何で普段と同じ格好なんスか?」
「変かな?」
「とてつもなく変ッスよ! みんなダウンコート着て手袋してるのに、なんスかその格好は! 肩出して背中出してる服って……足元も裸足じゃないッスか! 凍傷になりそうッス! もう見てるだけで寒いッスよ!」
さっき我が家出る時のリディアもこんな感じのこと考えてたのかな……?
「うっ……そこまでか……」
よく見ると周りの視線が刺さる……場違いな服ってこんなに注目集めるのか……
「TPO! (※)」
(※TPO:時間、場所、場合の頭文字をとった略語。少し昔なら『時処位』とも言う)
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