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第9章 七大国会談編
第226話 魔王たちの会談 その2
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「話は変わりますが――」
重苦しい空気が漂う中、トライアが雰囲気を変えようとしてアスモに話しかける。
「雷の国は大変だったそうですね」
「……うん、国が無くなる危機だったかも……まだまだ通常運営にはほど遠い……怪我人もまだ全快できてない人がいるし……」
「でしたら我が国から支援致しましょう」
そこへ風の国のアスタロトとレヴィ、土の国のヴェルフェゴールが参加。
「私の国からも送ります」
「では、わたくしの国からも」
「私の国では技術者を出しましょう。私が眠ってしまったとしても『外周』の者たちにも優秀な者は多い」
ヴェルフェゴールが『外周』と呼んだのは、土の国首都から数十キロ離れた場所にある町々のこと。
彼が眠りにつくと、自分を中心に数十キロ以内の範囲の時間が止まるっていうから、その効果範囲外にも優秀な人材を置いているってことなのだろう。
「……うん、四人ともありがとう、助かるよ……」
火の国と氷の国は何も言わず傍観。と言うよりは、関係性が良くないように見える。
ここで民主国家と軍事国家とで、その関係性が乖離している様子が浮き彫りになる。
聞いた話によれば、火と氷の国は争いが……特に氷の国は内戦に類するものが多いため、支援に回す余力はあまり無いと思われる。
火の国は中央は比較的安定しているものの、今代のルシファーは独裁傾向がひと際強く、外側は酷いものだと言う。
それと言うのも、今代魔王のこの二人が原因だそうなのだが……
「いいえ、こちらこそ雷の国の技術には恩恵を受けておりますので。ところで……大怪我を負ったフレデリックの容体はいかがでしょうか?」
トライアが口にしたフレデリックなる人物……何か聞き覚えあるな……
どこで聞いたんだっけ……雷の国で大怪我って言ったら……
…………あ! 空間魔法災害の時に下半身ぶった切られて、奇跡的に生きてたエルフだ! (第134話参照)
あのエルフって樹の国の人だったのね! しかも、魔王代理が話題にするくらい重要な人なのかしら?
「……順調に回復してる、もう下半身は完全に再生して、今リハビリの最中……補助器具付きでおぼつかないながら歩けるようになってきた。一人で歩けるようになるのはもう少し先になると思うけど……」
少々暗い顔で容態を聞いていたトライアの表情がパッと明るくなる。
「それを聞いて安心しました、治療してくれた方には感謝しないといけませんね」
良かった、彼の立場といかそういうのはわからないけど、順調に回復していると聞けたことは収穫だ。
切断された腕が治ったところは他の人で確認できてたけど (第128話、第131話参照)、流石に下半身全体となると少々不安はあった。この朗報を聞けただけでも、今回会談に参加した意義があるというものだ。
◇
「ところで、樹の魔王マモン殿のご様子はどのようになっておられるのですか?」
アスタロトがその質問をしたところ、笑顔に戻ったトライアとそのお付き二人の表情に再び影が落ちる。
「芳しくはありません……お医者様にももうあまり長くはないのではないかと言われています」
「そうかあのジジイ、お迎えが近いのだな! 三百年も魔王をやっていて年長者というだけで目障りだったが、もうそろそろか! ハッハッハッ」
「ルシファー殿! 仮にも同じ魔王に対するお言葉です、暴言は謹んでいただきますようお願いします!」
レヴィがルシファーを諫める。
酷い言い様だな……年長者で目障りだったというのは、やはり『傲慢』の大罪がそう感じてるということなんだろうか? 例え年数とは言え、自分よりも立場的に上の者がいるのが許せないとか。
マモンって言うと……確か『強欲』を司る大罪だったわね。相性の問題とか? でもトライアのこの悲しんでる様子からすると、強欲な人を労るような態度には思えない。『強欲』も弱体化して、あまり欲が出なくなっているということなのかな?
「おっと、すまんすまん、つい本心が口を突いて出てしまった、せいぜい養生しろと伝えておいてくれ。まだ目の上のタンコブがいるから、そいつらも早々に引退してくれると嬉しいんだがな」
と言いながら、レヴィとアスモを一瞥した。
一応謝る言葉は出ているもの、始終バカにしているのがありありと伝わる。悪意しか感じられない……
その発言を聞いたトライアは一瞬だけ怒りとも悲しみともつかない表情をしたが、この場には相応しくないと思ったのか、すぐに笑顔を取り繕った。
「はい、マモン様にはそのようにお伝えしますね」
仮にも魔王であるルシファーは、魔王代理より格上である。
内心は腹が立ってるだろうに大人な対応だ。
私、ルシファー嫌いだな。今後なるべく関わることがないよう、近付かないようにしよう。
◇
ルシファーとの応対もそこそこにして、アスタロトへと向き直るトライア。
「風の国の様子はどうですか?」
「今日も穏やかなものですよ、我が国は風に守られていますから。ただ……天気に関して少々不穏な動きがある気がしますね……」
「不穏な動き?」
「ええ、ここ半年ほどでしょうか、なぜか例年に比べ、雨が多い気がします」
それを聞いたレヴィとアスモが話に入る。
「あなたのところもですか!? 実は水の国も最近雨が多いなと」
「……雷の国もそう……例年なら雷平原は雨が降らないところと降るところがくっきり分かれてるはずなのに、今年は濡れている場所が妙に多い……気がする……」
「不思議ですね……未だかつてこんな事象は起こったことが無かったのですが……何らかの原因で環境が崩れたということでしょうか?」
「……そうかもしれない……でも最近になって正常に戻って来た気もする……」
「それはわたくしもそう思っていました。しばらく雨が多くなったと思いましたが、最近は正常に戻ったような気が……」
「まあ、正常になったと言うなら、今後も問題は無いでしょう」
「……だと良いんだけど……」
これ……多分私が作った『潤いの木』の所為だな……
あの木が水を止めどなく流すから、冥球全体の水分の量が急増したんだ。
まあ、聞かれない限りは黙っておこう。その後に創った『水律の木』で、この世界の水分量も戻ったはずだし。
「そういえば、アスタロト殿はまだ風の王位を継承しないのですか?」
「それが……未だに七つの大罪の一つ、『暴食』が見つかりませんので……何とも……」
「……もう二十年以上経ってるし、王様名乗ったらどう……?」
「そのことなのですが――」
そこへアスタロトの後ろで控えていた、小さな鳥の羽の付いた女性護衛が声を上げる。
「国民からもアスタロト様が継承してほしいという声が上がっています」
「では、もう王位に付いても良い頃合いなのではないでしょうか?」
「敬愛する先代ベルゼビュート様の持っていた七つの大罪ですので、大罪が見つかるまでは待ちたいと思っています」
何だか妙な義理を立てられてる気がする……
もしくは……大罪継承者でもないのに王を名乗るのはダメとか、そういう真面目な思考か。
「『暴食』の大罪の心当たりは全くつかないのですか?」
「それが……最近『暴食』について少々不穏な噂が立っていまして、現在調査している最中でございます」
ここでも“不穏な”噂か……今度は私は関係無さそうだけど……
「噂?」
「まだ、調査中ですので、詳しくはお話できませんが、その状況によっては各国のお手を煩わせてしまうことがあるかもしれません」
何だソレ? 『暴食』が何か悪さしてるんだろうか? いや、この場合は『暴食』の継承者が悪さをしてるってことになるのか。
重苦しい空気が漂う中、トライアが雰囲気を変えようとしてアスモに話しかける。
「雷の国は大変だったそうですね」
「……うん、国が無くなる危機だったかも……まだまだ通常運営にはほど遠い……怪我人もまだ全快できてない人がいるし……」
「でしたら我が国から支援致しましょう」
そこへ風の国のアスタロトとレヴィ、土の国のヴェルフェゴールが参加。
「私の国からも送ります」
「では、わたくしの国からも」
「私の国では技術者を出しましょう。私が眠ってしまったとしても『外周』の者たちにも優秀な者は多い」
ヴェルフェゴールが『外周』と呼んだのは、土の国首都から数十キロ離れた場所にある町々のこと。
彼が眠りにつくと、自分を中心に数十キロ以内の範囲の時間が止まるっていうから、その効果範囲外にも優秀な人材を置いているってことなのだろう。
「……うん、四人ともありがとう、助かるよ……」
火の国と氷の国は何も言わず傍観。と言うよりは、関係性が良くないように見える。
ここで民主国家と軍事国家とで、その関係性が乖離している様子が浮き彫りになる。
聞いた話によれば、火と氷の国は争いが……特に氷の国は内戦に類するものが多いため、支援に回す余力はあまり無いと思われる。
火の国は中央は比較的安定しているものの、今代のルシファーは独裁傾向がひと際強く、外側は酷いものだと言う。
それと言うのも、今代魔王のこの二人が原因だそうなのだが……
「いいえ、こちらこそ雷の国の技術には恩恵を受けておりますので。ところで……大怪我を負ったフレデリックの容体はいかがでしょうか?」
トライアが口にしたフレデリックなる人物……何か聞き覚えあるな……
どこで聞いたんだっけ……雷の国で大怪我って言ったら……
…………あ! 空間魔法災害の時に下半身ぶった切られて、奇跡的に生きてたエルフだ! (第134話参照)
あのエルフって樹の国の人だったのね! しかも、魔王代理が話題にするくらい重要な人なのかしら?
「……順調に回復してる、もう下半身は完全に再生して、今リハビリの最中……補助器具付きでおぼつかないながら歩けるようになってきた。一人で歩けるようになるのはもう少し先になると思うけど……」
少々暗い顔で容態を聞いていたトライアの表情がパッと明るくなる。
「それを聞いて安心しました、治療してくれた方には感謝しないといけませんね」
良かった、彼の立場といかそういうのはわからないけど、順調に回復していると聞けたことは収穫だ。
切断された腕が治ったところは他の人で確認できてたけど (第128話、第131話参照)、流石に下半身全体となると少々不安はあった。この朗報を聞けただけでも、今回会談に参加した意義があるというものだ。
◇
「ところで、樹の魔王マモン殿のご様子はどのようになっておられるのですか?」
アスタロトがその質問をしたところ、笑顔に戻ったトライアとそのお付き二人の表情に再び影が落ちる。
「芳しくはありません……お医者様にももうあまり長くはないのではないかと言われています」
「そうかあのジジイ、お迎えが近いのだな! 三百年も魔王をやっていて年長者というだけで目障りだったが、もうそろそろか! ハッハッハッ」
「ルシファー殿! 仮にも同じ魔王に対するお言葉です、暴言は謹んでいただきますようお願いします!」
レヴィがルシファーを諫める。
酷い言い様だな……年長者で目障りだったというのは、やはり『傲慢』の大罪がそう感じてるということなんだろうか? 例え年数とは言え、自分よりも立場的に上の者がいるのが許せないとか。
マモンって言うと……確か『強欲』を司る大罪だったわね。相性の問題とか? でもトライアのこの悲しんでる様子からすると、強欲な人を労るような態度には思えない。『強欲』も弱体化して、あまり欲が出なくなっているということなのかな?
「おっと、すまんすまん、つい本心が口を突いて出てしまった、せいぜい養生しろと伝えておいてくれ。まだ目の上のタンコブがいるから、そいつらも早々に引退してくれると嬉しいんだがな」
と言いながら、レヴィとアスモを一瞥した。
一応謝る言葉は出ているもの、始終バカにしているのがありありと伝わる。悪意しか感じられない……
その発言を聞いたトライアは一瞬だけ怒りとも悲しみともつかない表情をしたが、この場には相応しくないと思ったのか、すぐに笑顔を取り繕った。
「はい、マモン様にはそのようにお伝えしますね」
仮にも魔王であるルシファーは、魔王代理より格上である。
内心は腹が立ってるだろうに大人な対応だ。
私、ルシファー嫌いだな。今後なるべく関わることがないよう、近付かないようにしよう。
◇
ルシファーとの応対もそこそこにして、アスタロトへと向き直るトライア。
「風の国の様子はどうですか?」
「今日も穏やかなものですよ、我が国は風に守られていますから。ただ……天気に関して少々不穏な動きがある気がしますね……」
「不穏な動き?」
「ええ、ここ半年ほどでしょうか、なぜか例年に比べ、雨が多い気がします」
それを聞いたレヴィとアスモが話に入る。
「あなたのところもですか!? 実は水の国も最近雨が多いなと」
「……雷の国もそう……例年なら雷平原は雨が降らないところと降るところがくっきり分かれてるはずなのに、今年は濡れている場所が妙に多い……気がする……」
「不思議ですね……未だかつてこんな事象は起こったことが無かったのですが……何らかの原因で環境が崩れたということでしょうか?」
「……そうかもしれない……でも最近になって正常に戻って来た気もする……」
「それはわたくしもそう思っていました。しばらく雨が多くなったと思いましたが、最近は正常に戻ったような気が……」
「まあ、正常になったと言うなら、今後も問題は無いでしょう」
「……だと良いんだけど……」
これ……多分私が作った『潤いの木』の所為だな……
あの木が水を止めどなく流すから、冥球全体の水分の量が急増したんだ。
まあ、聞かれない限りは黙っておこう。その後に創った『水律の木』で、この世界の水分量も戻ったはずだし。
「そういえば、アスタロト殿はまだ風の王位を継承しないのですか?」
「それが……未だに七つの大罪の一つ、『暴食』が見つかりませんので……何とも……」
「……もう二十年以上経ってるし、王様名乗ったらどう……?」
「そのことなのですが――」
そこへアスタロトの後ろで控えていた、小さな鳥の羽の付いた女性護衛が声を上げる。
「国民からもアスタロト様が継承してほしいという声が上がっています」
「では、もう王位に付いても良い頃合いなのではないでしょうか?」
「敬愛する先代ベルゼビュート様の持っていた七つの大罪ですので、大罪が見つかるまでは待ちたいと思っています」
何だか妙な義理を立てられてる気がする……
もしくは……大罪継承者でもないのに王を名乗るのはダメとか、そういう真面目な思考か。
「『暴食』の大罪の心当たりは全くつかないのですか?」
「それが……最近『暴食』について少々不穏な噂が立っていまして、現在調査している最中でございます」
ここでも“不穏な”噂か……今度は私は関係無さそうだけど……
「噂?」
「まだ、調査中ですので、詳しくはお話できませんが、その状況によっては各国のお手を煩わせてしまうことがあるかもしれません」
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