136 / 548
第5章 雷の国エレアースモの異常事態編
第135話 羊型の座布団
しおりを挟む
よし、これで現状この国でやるべきことは全て済ませた。
あとは……疑似太陽のことだけど、これは多分後日ってことになるだろうね……この騒動でそんな場合じゃないだろうし。
とりあえず、アスモに治療を終えた報告をして、時間的にも夜の時間帯だし、今日もホテルに泊まらせてもらって明日帰ろう。
「アスモ、治療を終えて来た。病院の場所教えてくれてありがとう」
胴体切断された人なんか放って帰ったら寝覚めが悪い。
「……お疲れ様……こちらこそありがとう……ベルゼがいなかったら、この国がどうなってたかわからない……」
偶然にも、雷耐性持ちで、超防御力持ちの私がここを訪れていて良かったってところかな。自画自賛入ってるけど……
「……ごめん、今回は太陽を作ってもらう余裕は無さそう……この件が落ち着いたら、再度ベルゼの家を訪問させてもらう……」
「そうよね……これだけ大規模な騒動があったら……ね……」
「……せっかく来てもらってごめんね……アレ持って来てもらえる……?」
「はい」
アレ? 一体何を持ってくるんだろう?
持って来たのは大きめの箱。ファンタジーでよく目にする宝箱だ! どう見ても宝箱を持って来た!
それを抱え、私の方を向けて蓋を開く。
「……これ前金、二千万エレノルある……」
「にせんまん!!?」
「……少ない……?」
「いや、まだ何もやってないのに……」
「……そう、だから前金。頭金とも言うかも……でも頭金は一千万で、もう一千万は巨大サンダラバード討伐に貢献してくれたお礼……頭金の残りは疑似太陽を作ってもらった後にお渡しする……それに、全然何もやってないことはない……ベルゼがいなければ、この街滅んでたかもしれない……」
「そこまで言われるとちょっと気恥ずかしいね……」
「……でも事実……それぐらい、あの鳥は危ない生物だった……」
二千万……何もやってないのに二千万……ホントに持って行って良いのかしら?
「あの……ホントに貰って良いの?」
こんな大金、前世でも持ったことがない!
「……もちろん、これは対価だから……じゃ、まだまだ後処理に追われそうだから、今日はこれで……」
「あの! 私、明日帰ろうと思ってるの!」
「……そう……寂しくなる……でも、会えて良かった。姿が変わってもベルゼはベルゼだった……じゃあ、落ち着いたらまた訪問させてもらう……」
「うん! それじゃ、またね」
さっぱりした別れだったが、前々世からの友情を感じた。
なお、二千万エレノルは即座に亜空間収納ポケットに入れた。私しか取り出せないから、正直言って銀行に預けるより安全だと思う。
ホテルへ帰還。
「あ、やっと帰って来タ!」
「お帰りなさいませ、アルトラ様」
「今日一泊して、明日帰るよ」
「エ……? 観光ハ?」
「行けると思う?」
「…………そうだナ……街中穴だらけだしナ……」
「幸いここはちゃんと泊まれるみたいだから、ゆっくり休ませてもらおう。お風呂行こっか」
今日もエミリーさんを誘おうと思ったけど、今日はもうすでに部屋を引き払って、空間魔法災害の後処理に駆り出されているようだ。
緊急事態ゆえに私の案内役は解除ってことかな。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「えっ? お風呂使えないの?」
「はい……昨日の空間魔法災害で湯舟を壊されてしまったらしくて、穴が開いてしまいまして、お湯が貯められなくなってしまいました……修復までに数日を要するそうで……」
まあ、あの魔法災害直後じゃ仕方ないか……お風呂は今日一日くらい我慢するか……
帰りに土産物コーナーで、村へのお土産を見繕う。
今回はアクアリヴィアの時とは違って、お金がある! 貰い立てホヤホヤだけど、私の手には二千万エレノルが!!
魔界へ来てやっと『自分の』所持金で買い物ができるようになった。
リディアが、今度は何だかフワフワしたのを持って来た。
羊?の座布団かしら?
「これ買ってク。アニメ見る時に尻に敷いたらちょうど良さそウ」
今回の判断基準は、「おいしそう」ではないらしい。
ちなみに、前回「おいしそう」という判断基準で買ったサメの抱き枕は、寝床で涎だらけになっている。
私は適当に村の各所へ配るお菓子を購入。
『雷おこし』……まさに雷の国に相応しい名前よね。
こっちにはチョコでコーティングされた雷おこし。これって……『サンダーブラック』だ、どう見てもあの美味しいやつ。これ買ってくか。
「三万六千エレノルです」
ちょっと買い過ぎたかしら? 座布団が三千、各所へのお土産が一つ千ちょっとだとして三十個。まあ良っか。
「カイベルは何か買うものある?」
「いえ、私は特にありません」
「遠慮?」
「いえ、欲しいものがわからないと言いますか……」
そうか、元々本として作ったから物欲が無いのかな?
「じゃあ、髪飾りとかどう?」
髪飾りを見繕ってみた。
「よろしいのですか?」
「いらなければ無理にとは言わないけど……」
「いえ、いただきます」
髪飾りを購入し、カイベルの左側頭部へ付けた。
「ありがとうございます」
いつも無表情のカイベルが、心なしか嬉しそうに見えた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
部屋に戻るとリディアにアニメを催促されたから見せるハメに。
「今日は何にするの?」
「じゃあ、昨日見れなかった『ゼンリョクジャー』と『アナモンアドベンチャー』にすル」
全部日本で日曜日にやってるやつね……何で日曜縛りなのかしら?
ちなみに、『アナモン』のアナは『アナログ』の略。略さないで書くと『アナログモンスター』。
「それはもうただのモンスターなのでは?」というツッコミはしてはいけない。
早速、さっき買った羊の座布団をお尻の下に敷いて見始めた。
余談だけど、次の日催促されたのは『ドラゴンボーノレ』、『ワンピィス』、『でかまる子ちゃん』、『ホタテさん』だった。
何で日曜縛りなのよ?
部屋に戻った後、何で私だけサンダラバードに攻撃を受けたのか、聞いてみたところ、恐らくその理由の答えであろうことを教えてくれた。
「三日前レヴィアタン様が言っていた『周囲を軽度に魅了する』能力があることが関係しているのではないでしょうか?」
あ、サンダラバードが『軽度に魅了されて』アスモを好きになっているから、アスモを攻撃せず、一緒に付いてきた私の方を攻撃しに来てたってことなのね……
つまり「大迷惑かけちゃうと思うけど」の意味は、『多分自分のところへは来ず、全部ベルゼの方に行くと思う。迷惑かけちゃうけどごめんね』って意味だったのね……
…………納得はできたけど、何だか腑に落ちない! まあ……当初の予定通りちゃんと弾除けの役割はこなせたってことかな?
あと、私が空間の裂け目で切断されなかった理由、あれは私の空間魔法耐性によるものらしい。
以前ゼロ距離ドアを作るための実験をしていた時に、手を入れた状態で空間の裂け目が閉じると、手が切断されてしまうんじゃと薄ら恐くなって、そうならないための実験をしたことがある。
この身体は空間耐性がレベル10。あの時に『レベル10の私は空間魔法で切断されるかどうか』疑問に思っていたけど、あれの答えを図らずも知る結果となった。
(第24~25話参照)
あとは……疑似太陽のことだけど、これは多分後日ってことになるだろうね……この騒動でそんな場合じゃないだろうし。
とりあえず、アスモに治療を終えた報告をして、時間的にも夜の時間帯だし、今日もホテルに泊まらせてもらって明日帰ろう。
「アスモ、治療を終えて来た。病院の場所教えてくれてありがとう」
胴体切断された人なんか放って帰ったら寝覚めが悪い。
「……お疲れ様……こちらこそありがとう……ベルゼがいなかったら、この国がどうなってたかわからない……」
偶然にも、雷耐性持ちで、超防御力持ちの私がここを訪れていて良かったってところかな。自画自賛入ってるけど……
「……ごめん、今回は太陽を作ってもらう余裕は無さそう……この件が落ち着いたら、再度ベルゼの家を訪問させてもらう……」
「そうよね……これだけ大規模な騒動があったら……ね……」
「……せっかく来てもらってごめんね……アレ持って来てもらえる……?」
「はい」
アレ? 一体何を持ってくるんだろう?
持って来たのは大きめの箱。ファンタジーでよく目にする宝箱だ! どう見ても宝箱を持って来た!
それを抱え、私の方を向けて蓋を開く。
「……これ前金、二千万エレノルある……」
「にせんまん!!?」
「……少ない……?」
「いや、まだ何もやってないのに……」
「……そう、だから前金。頭金とも言うかも……でも頭金は一千万で、もう一千万は巨大サンダラバード討伐に貢献してくれたお礼……頭金の残りは疑似太陽を作ってもらった後にお渡しする……それに、全然何もやってないことはない……ベルゼがいなければ、この街滅んでたかもしれない……」
「そこまで言われるとちょっと気恥ずかしいね……」
「……でも事実……それぐらい、あの鳥は危ない生物だった……」
二千万……何もやってないのに二千万……ホントに持って行って良いのかしら?
「あの……ホントに貰って良いの?」
こんな大金、前世でも持ったことがない!
「……もちろん、これは対価だから……じゃ、まだまだ後処理に追われそうだから、今日はこれで……」
「あの! 私、明日帰ろうと思ってるの!」
「……そう……寂しくなる……でも、会えて良かった。姿が変わってもベルゼはベルゼだった……じゃあ、落ち着いたらまた訪問させてもらう……」
「うん! それじゃ、またね」
さっぱりした別れだったが、前々世からの友情を感じた。
なお、二千万エレノルは即座に亜空間収納ポケットに入れた。私しか取り出せないから、正直言って銀行に預けるより安全だと思う。
ホテルへ帰還。
「あ、やっと帰って来タ!」
「お帰りなさいませ、アルトラ様」
「今日一泊して、明日帰るよ」
「エ……? 観光ハ?」
「行けると思う?」
「…………そうだナ……街中穴だらけだしナ……」
「幸いここはちゃんと泊まれるみたいだから、ゆっくり休ませてもらおう。お風呂行こっか」
今日もエミリーさんを誘おうと思ったけど、今日はもうすでに部屋を引き払って、空間魔法災害の後処理に駆り出されているようだ。
緊急事態ゆえに私の案内役は解除ってことかな。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「えっ? お風呂使えないの?」
「はい……昨日の空間魔法災害で湯舟を壊されてしまったらしくて、穴が開いてしまいまして、お湯が貯められなくなってしまいました……修復までに数日を要するそうで……」
まあ、あの魔法災害直後じゃ仕方ないか……お風呂は今日一日くらい我慢するか……
帰りに土産物コーナーで、村へのお土産を見繕う。
今回はアクアリヴィアの時とは違って、お金がある! 貰い立てホヤホヤだけど、私の手には二千万エレノルが!!
魔界へ来てやっと『自分の』所持金で買い物ができるようになった。
リディアが、今度は何だかフワフワしたのを持って来た。
羊?の座布団かしら?
「これ買ってク。アニメ見る時に尻に敷いたらちょうど良さそウ」
今回の判断基準は、「おいしそう」ではないらしい。
ちなみに、前回「おいしそう」という判断基準で買ったサメの抱き枕は、寝床で涎だらけになっている。
私は適当に村の各所へ配るお菓子を購入。
『雷おこし』……まさに雷の国に相応しい名前よね。
こっちにはチョコでコーティングされた雷おこし。これって……『サンダーブラック』だ、どう見てもあの美味しいやつ。これ買ってくか。
「三万六千エレノルです」
ちょっと買い過ぎたかしら? 座布団が三千、各所へのお土産が一つ千ちょっとだとして三十個。まあ良っか。
「カイベルは何か買うものある?」
「いえ、私は特にありません」
「遠慮?」
「いえ、欲しいものがわからないと言いますか……」
そうか、元々本として作ったから物欲が無いのかな?
「じゃあ、髪飾りとかどう?」
髪飾りを見繕ってみた。
「よろしいのですか?」
「いらなければ無理にとは言わないけど……」
「いえ、いただきます」
髪飾りを購入し、カイベルの左側頭部へ付けた。
「ありがとうございます」
いつも無表情のカイベルが、心なしか嬉しそうに見えた。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
部屋に戻るとリディアにアニメを催促されたから見せるハメに。
「今日は何にするの?」
「じゃあ、昨日見れなかった『ゼンリョクジャー』と『アナモンアドベンチャー』にすル」
全部日本で日曜日にやってるやつね……何で日曜縛りなのかしら?
ちなみに、『アナモン』のアナは『アナログ』の略。略さないで書くと『アナログモンスター』。
「それはもうただのモンスターなのでは?」というツッコミはしてはいけない。
早速、さっき買った羊の座布団をお尻の下に敷いて見始めた。
余談だけど、次の日催促されたのは『ドラゴンボーノレ』、『ワンピィス』、『でかまる子ちゃん』、『ホタテさん』だった。
何で日曜縛りなのよ?
部屋に戻った後、何で私だけサンダラバードに攻撃を受けたのか、聞いてみたところ、恐らくその理由の答えであろうことを教えてくれた。
「三日前レヴィアタン様が言っていた『周囲を軽度に魅了する』能力があることが関係しているのではないでしょうか?」
あ、サンダラバードが『軽度に魅了されて』アスモを好きになっているから、アスモを攻撃せず、一緒に付いてきた私の方を攻撃しに来てたってことなのね……
つまり「大迷惑かけちゃうと思うけど」の意味は、『多分自分のところへは来ず、全部ベルゼの方に行くと思う。迷惑かけちゃうけどごめんね』って意味だったのね……
…………納得はできたけど、何だか腑に落ちない! まあ……当初の予定通りちゃんと弾除けの役割はこなせたってことかな?
あと、私が空間の裂け目で切断されなかった理由、あれは私の空間魔法耐性によるものらしい。
以前ゼロ距離ドアを作るための実験をしていた時に、手を入れた状態で空間の裂け目が閉じると、手が切断されてしまうんじゃと薄ら恐くなって、そうならないための実験をしたことがある。
この身体は空間耐性がレベル10。あの時に『レベル10の私は空間魔法で切断されるかどうか』疑問に思っていたけど、あれの答えを図らずも知る結果となった。
(第24~25話参照)
1
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

ある平民生徒のお話
よもぎ
ファンタジー
とある国立学園のサロンにて、王族と平民生徒は相対していた。
伝えられたのはとある平民生徒が死んだということ。その顛末。
それを黙って聞いていた平民生徒は訥々と語りだす――

1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシャリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています

【完結】聖女ディアの処刑
大盛★無料
ファンタジー
平民のディアは、聖女の力を持っていた。
枯れた草木を蘇らせ、結界を張って魔獣を防ぎ、人々の病や傷を癒し、教会で朝から晩まで働いていた。
「怪我をしても、鍛錬しなくても、きちんと作物を育てなくても大丈夫。あの平民の聖女がなんとかしてくれる」
聖女に助けてもらうのが当たり前になり、みんな感謝を忘れていく。「ありがとう」の一言さえもらえないのに、無垢で心優しいディアは奇跡を起こし続ける。
そんななか、イルミテラという公爵令嬢に、聖女の印が現れた。
ディアは偽物と糾弾され、国民の前で処刑されることになるのだが――
※ざまあちょっぴり!←ちょっぴりじゃなくなってきました(;´・ω・)
※サクッとかる~くお楽しみくださいませ!(*´ω`*)←ちょっと重くなってきました(;´・ω・)
★追記
※残酷なシーンがちょっぴりありますが、週刊少年ジャンプレベルなので特に年齢制限は設けておりません。
※乳児が地面に落っこちる、運河の氾濫など災害の描写が数行あります。ご留意くださいませ。
※ちょこちょこ書き直しています。セリフをカッコ良くしたり、状況を補足したりする程度なので、本筋には大きく影響なくお楽しみ頂けると思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる