92 / 548
第4章 アルトラの受難編
第91話 新たな村人の紹介とお土産
しおりを挟む
「お、戻ったか。進捗状況はどうだった?」
「私の予想を遥かに超えた進捗状態でした! それで、みんなに紹介するのでこちらへ」
親方衆のところへドワーフ一行を連れて行く。
「お待たせ、えー、集まってもらったのは他でもありません。この工事の要となるドワーフさんたち一行を連れてきました!」
「「「おおおぉぉぉぉ!!」」」
「もう川が出来たも同然だ!」
「凄い歓迎だな……」
「ドワーフ族はモノづくりで有名ですからね」
こんな何も情報の無い村にまで、その高名が轟いてるんだから凄い。
まあ、この村どころか、月と同じ距離なら推定30万kmも離れた地球にすら轟いているのだから。
「こちらの方が、ドワーフ商会を取り仕切るヘパイトスさんです」
「ヘパイトスだ、よろしく頼む」
この後、以下、娘のヤポーニャさん、孫弟子のフィンツさん、フロセルさん、ルドルフさんの三人を紹介。
次にアクアリヴィアの騎士トーマスとリッチの二人を順に紹介した。
「この二人はとある縁でこの村で生活することになりました。アクアリヴィア騎士であり人魚のトーマスと半魚人のリッチです!」
「あ、トーマスです。お世話になります、よろしくお願いします」
「ふんっ」
「リッチ……挨拶は人間関係を円滑に進めるのに必要なことよ?」
「…………リッチです、よろしくお願いします……」
元々貧困な最果ての村を見下してる典型的な『お貴族様』だからな……彼を村に馴染ませるには骨が折れそうだ……
「そして、この子が水の国の海で仲間に引き入れた、リディアです! じゃあ、リディア変身解除して」
「良いのカ?」
変身解除してクラーケン形態にさせる。
「おおぉ!?」
「何だアレは!?」
「五日前のとは違う怪物だぞ!?」
五日前ってのは、多分川掘削開始前に遭遇したフレアハルトら、レッドドラゴンのことだろう。屈強な男どもが凄い勢いで逃げてきたし。 (第61話参照)
「リディアは、クラーケンという高位種族でね、見た目は大きくて威圧感あるけど、優しい子だから仲良くしてあげてね」
紹介が終わって、再び人型に変身する。
「みんなよろしくナ!」
初めて怪物に当たる生物が村の一員になったということで、みんなザワザワしている。
まあ、みんなが気付いてないだけで、村入りしてる怪物は初めてではないんだけど……
「本当に大丈夫なんだろうか?」
「恐いな」
「あ、でもケルベロスはでかいけど無害だったぞ?」
「アルトラ様が連れて来たからには大丈夫なんだろう」
それぞれ声が聞こえて、リディアが不安そうにしているが……
これはまあ、時間が解決してくれるより他はない。時間をかけてリディアが無害だということを知ってもらわなければ。
「大丈夫よ、リディアが悪いことしなければ、村の人たちも好きになってくれるから。色々とお手伝いしてあげて」
「わかっタ……」
大勢の人を前に、若干萎縮気味だ。
ただ、この村の順応能力はかなり高い。ケルベロスの時は恐がってた翌日に、すでに撫でに来てた子供がいたくらいだ。きっとリディアも問題無く馴染んでくれることだろう。
「さて、今から水の国のお土産を配ります!」
「お土産?」
「何ですかそれ?」
全員色めき立つ。
お土産の文化は多分無いだろうけど、「配る」って部分を聞いて、何かくれるのだと判断したんだろう。
水族館で買った、チョコクッキー、人形焼き、骨鯨せんべいを配る。
「わぁー! 何か良い匂いですね!」
「ホントだ! 甘くて良い匂い」
「俺はこっちの香ばしい匂いの方が好きだな」
「じゃあ、一口、美味しいー!」
「甘い! さすが街の食べ物だな!」
「こっちは甘じょっぱくて美味いな」
どれを取っても、まだトロル村には無いから美味しいに違いない。
男どもばかりでこの反応なのだから、一般的にスイーツが好きな女の子にも受けがいいはず。
とは言え、残念ながら村中に配るほどは買ってきていないから、関係各所に配るくらいになってしまうが……
せっかくだからこれらを参考に、ハンバームちゃんに名物でも作ってくれるように頼んでみよう。
「あと、男どもにはこれを」
買って来た酒を出す。
「それは何ですか?」
「お酒って言ってね、飲むと気持ち良くなる飲み物よ」
自分で言って気付いたが……この表現だと何かヤバイクスリみたいな気がする……
「ただ仕事中に酔っぱらわれると困るから夜だけ飲むようにして」
まあ、私はザルだったから一度も二日酔いになったことなんてないけど。
「アルトラ様、水の国楽しかったッスか?」
「え、まあ面白い国だったよ……って、ナナトス!?」
「一人だけ楽しんで来てズルいッス!」
「遊びに行ったんじゃなくて、仕事頼みに行ったんだし……ところで、あなた筋肉疲労で今日お休みなんじゃなかったの?」
「何か楽しそうな気配がしたから、動けない身体押して急いで来たッス!」
第六感かスキルの一つかな? 楽しそうなところを見逃さないスキルとか。
「じゃあ、ちょうど良かったね、今お土産配ったところだから」
「遠慮なくいただくッス!」
その時フレアハルトが小声で話しかけてきた。
「アルトラ、ちょっと話がある」
「なに?」
「あの娘が正体を明かしたということは、我もそろそろ明かして良いということなのか?」
「ごめん、あなたはもうちょっと待って」
「何で我は正体を明かしてはダメなのだ!」
私の予想と一言一句同じこと言ったよ……
「しっ! 声が大きい……あなたはこの地域で知られ過ぎてるから、もう少し時期を見たい」
手を合わせてお願いする。
「もうちょっとだけ辛抱して! それにリディアはまだ幼いからか、寝ている間に変身が解けちゃうことがあるの。突然村に巨大な魔物が出現したらパニックになるかもしれないと思って、前もって明かしておくことにしたの。もしリディアがあなたと同じくらいの年齢なら隠させたけど」
「ム……そういう理由があるのなら仕方ないか……」
こういう風にちゃんと理由付けすると、フレアハルトは素直に引き下がってくれることが多いのよね。
「さて、新顔紹介も兼ねた休憩も終わったところで、川作りを再開しましょうか。ここからは分担作業をしてもらいます。フレハル組、イチトス組は今まで通り川の基礎部分の掘削をお願い。ダイクー組、カペンタ組はドワーフの下に付いてもらって、堀ったところを整地、固めの作業に入ってもらいます。ここからは私より、専門家のドワーフの指示に従ってください」
私じゃわからんとこ多いだろうし……
「じゃあ、俺っちはここで失礼しますッス」
作業が始まる頃にナナトスが退散しようとする。
「食べるだけ食べておさらばするつもり?」
「筋肉痛で痛いんスよ」
「じゃあ明日からちゃんと頑張ってもらおうか」
「いや、自由参加ッスから」
まあそうだが……
仕方ないのでナナトスは帰す。
あ、それなら休んだ作業員にお土産持って行ってもらおう。
「待って、じゃあ今日参加できなかった作業員にこれ持ってってあげて」
買って来たお土産を包んで渡す。
「えっ? 自分がッスか? 身体痛いのに?」
「ここまで来る元気があるんだから、死にゃしないわよ。配るくらいできるでしょ? その後は休んで良いからお願い」
「人使いが荒いッスね……わかりましたッス……」
面倒なこと頼まれたな、って顔をしているけど、作業に参加してくれてる人が、たまたま今日休んだからってご褒美を貰えないのはおかしいからね。
ナナトスが来なければ、私が配りに行ってたところだけど、都合良く来てくれたから帰るついでにお願いする。
「私の予想を遥かに超えた進捗状態でした! それで、みんなに紹介するのでこちらへ」
親方衆のところへドワーフ一行を連れて行く。
「お待たせ、えー、集まってもらったのは他でもありません。この工事の要となるドワーフさんたち一行を連れてきました!」
「「「おおおぉぉぉぉ!!」」」
「もう川が出来たも同然だ!」
「凄い歓迎だな……」
「ドワーフ族はモノづくりで有名ですからね」
こんな何も情報の無い村にまで、その高名が轟いてるんだから凄い。
まあ、この村どころか、月と同じ距離なら推定30万kmも離れた地球にすら轟いているのだから。
「こちらの方が、ドワーフ商会を取り仕切るヘパイトスさんです」
「ヘパイトスだ、よろしく頼む」
この後、以下、娘のヤポーニャさん、孫弟子のフィンツさん、フロセルさん、ルドルフさんの三人を紹介。
次にアクアリヴィアの騎士トーマスとリッチの二人を順に紹介した。
「この二人はとある縁でこの村で生活することになりました。アクアリヴィア騎士であり人魚のトーマスと半魚人のリッチです!」
「あ、トーマスです。お世話になります、よろしくお願いします」
「ふんっ」
「リッチ……挨拶は人間関係を円滑に進めるのに必要なことよ?」
「…………リッチです、よろしくお願いします……」
元々貧困な最果ての村を見下してる典型的な『お貴族様』だからな……彼を村に馴染ませるには骨が折れそうだ……
「そして、この子が水の国の海で仲間に引き入れた、リディアです! じゃあ、リディア変身解除して」
「良いのカ?」
変身解除してクラーケン形態にさせる。
「おおぉ!?」
「何だアレは!?」
「五日前のとは違う怪物だぞ!?」
五日前ってのは、多分川掘削開始前に遭遇したフレアハルトら、レッドドラゴンのことだろう。屈強な男どもが凄い勢いで逃げてきたし。 (第61話参照)
「リディアは、クラーケンという高位種族でね、見た目は大きくて威圧感あるけど、優しい子だから仲良くしてあげてね」
紹介が終わって、再び人型に変身する。
「みんなよろしくナ!」
初めて怪物に当たる生物が村の一員になったということで、みんなザワザワしている。
まあ、みんなが気付いてないだけで、村入りしてる怪物は初めてではないんだけど……
「本当に大丈夫なんだろうか?」
「恐いな」
「あ、でもケルベロスはでかいけど無害だったぞ?」
「アルトラ様が連れて来たからには大丈夫なんだろう」
それぞれ声が聞こえて、リディアが不安そうにしているが……
これはまあ、時間が解決してくれるより他はない。時間をかけてリディアが無害だということを知ってもらわなければ。
「大丈夫よ、リディアが悪いことしなければ、村の人たちも好きになってくれるから。色々とお手伝いしてあげて」
「わかっタ……」
大勢の人を前に、若干萎縮気味だ。
ただ、この村の順応能力はかなり高い。ケルベロスの時は恐がってた翌日に、すでに撫でに来てた子供がいたくらいだ。きっとリディアも問題無く馴染んでくれることだろう。
「さて、今から水の国のお土産を配ります!」
「お土産?」
「何ですかそれ?」
全員色めき立つ。
お土産の文化は多分無いだろうけど、「配る」って部分を聞いて、何かくれるのだと判断したんだろう。
水族館で買った、チョコクッキー、人形焼き、骨鯨せんべいを配る。
「わぁー! 何か良い匂いですね!」
「ホントだ! 甘くて良い匂い」
「俺はこっちの香ばしい匂いの方が好きだな」
「じゃあ、一口、美味しいー!」
「甘い! さすが街の食べ物だな!」
「こっちは甘じょっぱくて美味いな」
どれを取っても、まだトロル村には無いから美味しいに違いない。
男どもばかりでこの反応なのだから、一般的にスイーツが好きな女の子にも受けがいいはず。
とは言え、残念ながら村中に配るほどは買ってきていないから、関係各所に配るくらいになってしまうが……
せっかくだからこれらを参考に、ハンバームちゃんに名物でも作ってくれるように頼んでみよう。
「あと、男どもにはこれを」
買って来た酒を出す。
「それは何ですか?」
「お酒って言ってね、飲むと気持ち良くなる飲み物よ」
自分で言って気付いたが……この表現だと何かヤバイクスリみたいな気がする……
「ただ仕事中に酔っぱらわれると困るから夜だけ飲むようにして」
まあ、私はザルだったから一度も二日酔いになったことなんてないけど。
「アルトラ様、水の国楽しかったッスか?」
「え、まあ面白い国だったよ……って、ナナトス!?」
「一人だけ楽しんで来てズルいッス!」
「遊びに行ったんじゃなくて、仕事頼みに行ったんだし……ところで、あなた筋肉疲労で今日お休みなんじゃなかったの?」
「何か楽しそうな気配がしたから、動けない身体押して急いで来たッス!」
第六感かスキルの一つかな? 楽しそうなところを見逃さないスキルとか。
「じゃあ、ちょうど良かったね、今お土産配ったところだから」
「遠慮なくいただくッス!」
その時フレアハルトが小声で話しかけてきた。
「アルトラ、ちょっと話がある」
「なに?」
「あの娘が正体を明かしたということは、我もそろそろ明かして良いということなのか?」
「ごめん、あなたはもうちょっと待って」
「何で我は正体を明かしてはダメなのだ!」
私の予想と一言一句同じこと言ったよ……
「しっ! 声が大きい……あなたはこの地域で知られ過ぎてるから、もう少し時期を見たい」
手を合わせてお願いする。
「もうちょっとだけ辛抱して! それにリディアはまだ幼いからか、寝ている間に変身が解けちゃうことがあるの。突然村に巨大な魔物が出現したらパニックになるかもしれないと思って、前もって明かしておくことにしたの。もしリディアがあなたと同じくらいの年齢なら隠させたけど」
「ム……そういう理由があるのなら仕方ないか……」
こういう風にちゃんと理由付けすると、フレアハルトは素直に引き下がってくれることが多いのよね。
「さて、新顔紹介も兼ねた休憩も終わったところで、川作りを再開しましょうか。ここからは分担作業をしてもらいます。フレハル組、イチトス組は今まで通り川の基礎部分の掘削をお願い。ダイクー組、カペンタ組はドワーフの下に付いてもらって、堀ったところを整地、固めの作業に入ってもらいます。ここからは私より、専門家のドワーフの指示に従ってください」
私じゃわからんとこ多いだろうし……
「じゃあ、俺っちはここで失礼しますッス」
作業が始まる頃にナナトスが退散しようとする。
「食べるだけ食べておさらばするつもり?」
「筋肉痛で痛いんスよ」
「じゃあ明日からちゃんと頑張ってもらおうか」
「いや、自由参加ッスから」
まあそうだが……
仕方ないのでナナトスは帰す。
あ、それなら休んだ作業員にお土産持って行ってもらおう。
「待って、じゃあ今日参加できなかった作業員にこれ持ってってあげて」
買って来たお土産を包んで渡す。
「えっ? 自分がッスか? 身体痛いのに?」
「ここまで来る元気があるんだから、死にゃしないわよ。配るくらいできるでしょ? その後は休んで良いからお願い」
「人使いが荒いッスね……わかりましたッス……」
面倒なこと頼まれたな、って顔をしているけど、作業に参加してくれてる人が、たまたま今日休んだからってご褒美を貰えないのはおかしいからね。
ナナトスが来なければ、私が配りに行ってたところだけど、都合良く来てくれたから帰るついでにお願いする。
1
お気に入りに追加
65
あなたにおすすめの小説

ある平民生徒のお話
よもぎ
ファンタジー
とある国立学園のサロンにて、王族と平民生徒は相対していた。
伝えられたのはとある平民生徒が死んだということ。その顛末。
それを黙って聞いていた平民生徒は訥々と語りだす――

1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。

もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシャリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?

婚約破棄?一体何のお話ですか?
リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。
エルバルド学園卒業記念パーティー。
それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる…
※エブリスタさんでも投稿しています

【完結】聖女ディアの処刑
大盛★無料
ファンタジー
平民のディアは、聖女の力を持っていた。
枯れた草木を蘇らせ、結界を張って魔獣を防ぎ、人々の病や傷を癒し、教会で朝から晩まで働いていた。
「怪我をしても、鍛錬しなくても、きちんと作物を育てなくても大丈夫。あの平民の聖女がなんとかしてくれる」
聖女に助けてもらうのが当たり前になり、みんな感謝を忘れていく。「ありがとう」の一言さえもらえないのに、無垢で心優しいディアは奇跡を起こし続ける。
そんななか、イルミテラという公爵令嬢に、聖女の印が現れた。
ディアは偽物と糾弾され、国民の前で処刑されることになるのだが――
※ざまあちょっぴり!←ちょっぴりじゃなくなってきました(;´・ω・)
※サクッとかる~くお楽しみくださいませ!(*´ω`*)←ちょっと重くなってきました(;´・ω・)
★追記
※残酷なシーンがちょっぴりありますが、週刊少年ジャンプレベルなので特に年齢制限は設けておりません。
※乳児が地面に落っこちる、運河の氾濫など災害の描写が数行あります。ご留意くださいませ。
※ちょこちょこ書き直しています。セリフをカッコ良くしたり、状況を補足したりする程度なので、本筋には大きく影響なくお楽しみ頂けると思います。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる