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第3章 水の国アクアリヴィア探訪編
第83話 お風呂入ったらリディアがのぼせてしまった……
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「少し早いですがお風呂入りましょうか。23時以降はメイドが入りますので」
「わかった」
「お風呂って何ダ?」
お風呂に行きがてらリディアに説明する。
「これがお風呂カ~! なぁ、入って良いカ?」
「まず身体洗ってからね。海にいたから磯臭いよ」
『洗ってから』って言ったけど、イカって石鹸とかで洗って大丈夫なのかしら? イカの生態ってよく知らんけど、石鹸で洗って火傷とか肌荒れとかは大丈夫なのかしら? 人型になってるけど、今のこの状態の生態は人とイカとどっちに近いの?
まあパっと洗って、パっと流せば、それほど健康に影響は無いでしょう。
「リディア、洗ってあげるからこっちに来て」
シャンプーを付けてリディアの髪の毛をゴシゴシ。
火傷とか肌荒れとか気にしてたけど、特に問題は無さそうかな。
「うゥ~、目が痛イ~」
「目、つぶってて」
まずは髪を素早く洗って流す。
そして全身を手早く洗って流す。
う~ん……特に健康的な害は無さそうかな? シャンプーでしみてる以外は痛いとかも特に言わなかったし。次からは普通にゆっくり洗ってみても大丈夫そうか。
この人型の状態は、多分亜人と変わらないんじゃないかと思う。
「よし、じゃあ終わり!」
待ち切れないという感じで、走って風呂に飛び込んで行った。
「あたっかーイ……なぁリナ~、泳いで良いカ?」
「良いよ~」
私も身体を洗って風呂に浸かる。
やっぱりお風呂入ってると落ち着くわ~。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
リディアがひとしきり泳いだ後、今度は私に聞いてきた。
「なぁ、元の姿に戻って良いカ?」
「え? それはダメだよ、あなた身体大きいんだから、ここで戻ったら周りを色々壊しちゃうでしょ?」
「エ~!」
「アルトラ様、小さくする魔法とかは使えないんですか?」
そんな便利な魔法なんて……
と思ったが、確かオルシンジテンが見せてくれたステータスの中に『変異魔法』とかいうのがあった気がする。
「変異魔法って系統があるにはあるけど……やったことないからどうなっても知らないよ? 『縮小魔法』スケール10%」
リディアに身体が小さくなる魔法をかけた。
「おぉ!?」
リディアの身体が十分の一の大きさに!
「ちっちゃ!! リディア大丈夫なの!?」
自分でかけておきながら、小さすぎて心配になる。元の大きさが130cmとちょっとくらい、今縮小率を10%に指定したから13cmくらいかな。フィギュアみたいだ。
「大丈夫だゾ! アルトラもリナもでっかいナ!! 凄いでっかイ!! 巨人ってやつみたいだナ! じゃあ変身解くゾ!」
煙を出してみるみるうちに巨大化していく。
が、最終的に私より大分小さいイカがそこに居た。
「でかくはなったけど、小さい……」
「小さいですね……」
脚含めない状態なら50cmくらいか。私の脚の付け根くらいの高さしかない。
あの5mの巨大イカがこの大きさになるとは……何かカワイイ……
「お風呂さっきより広くなっタ~! なぁ、泳いで良いカ?」
「その大きさなら泳いでも良いよ」
風呂の中でイカが泳ぎだした……お風呂にイカがいるって変な光景ね。
ただ……泳ぐ速度がさっきと全然違う! 一瞬で風呂の端から端へ移動していく。風呂の縁にぶつからないかと、新たな心配事が出来る。
隣のリナさんを見ると、そんなことはどこ吹く風。全く気にせず湯舟に浸かっている。下半身はすでに人魚の状態でリラックスしている。
この素早い速度で泳いでいても周りがちゃんと見えてるらしく、私やリナさんに当たらないように、器用に避けて泳ぐ。
まあ、ぶつかっても軟体生物だから大怪我とかにはならないか。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
しばらくして、そろそろ風呂を上がろうと思い、リディアの方を見たら停止して水面に浮いている。
「リディア~、そろそろ出るよ~!」
…………反応が無いな……
飽きたのかなと思って近付いてみると――
目を回していた!
「ちょ、リディアどうしたの!?」
急いで引き上げてみると、身体が大分熱い。
こりゃあ、のぼせたな?
危ない、人間だったら既に水死体だったかも。
「大丈夫ですか?」
「全身がずっとお湯に浸かってたから、多分のぼせただけだと思う。引き上げて冷やそう」
「私、氷嚢持ってきます!」
「いや、大丈夫、氷のベッド作るから」
「じゃあ水持ってきますね!」
ぐったりしてて人型に変身も出来ないから、このまま脱衣所まで運ぶ。
運んでる間に、私は闇のドレスを纏う。
「リディア、意識ある?」
「う~……熱イ……喉乾いタ……」
はしゃぎ過ぎたな……
今イカ状態だからタオルとか別にかけなくて良いか、とも思ったが、一応女の子みたいだからかけておこうか。
リディアにタオルをかけようと思って、フッと思った……
イカって確か、頭の方に内臓があるのよね? これって人の姿になった時、どっちが身体側になるのかしら?
一般的に人間の女の子が隠さないといけないのは胸と腰回りだと思うけど……
これ、隠さなければならない方って、エンペラー(頭の尖ってる部分) 側なの? ゲソ(脚の部分) 側なの? どっちなの?
私はどこにタオルをかけたら良いの?
散々迷った末に、結局全身が隠れるようにタオルをかけた。これなら間違いは無い!
私、イカに布団掛けるようにタオル掛けるの初めてだわ。
「う……苦しイ……」
掛けたタオルは、人型になった時の腕になると思われる二本の触手で払いのけられた……
まあ、クラーケン形態なら隠さないといけないところは無いし、このままでも良いか。
じゃあ氷魔法でベッドを作るか。
氷のベッドを作り、身体が張り付かないようにタオルを敷いてリディアをそこへ寝かす。
「ひんやリ……気持ち良イ……」
不覚にもその光景を見てこう思ってしまった……
あれ? これって「冷凍イカに似てるな」……と。
「水持ってきました!」
リナさんがペットボトルのような入れ物の水を持って来てくれた。
「……氷のベッド………………これって……アレに似てますね……冷凍イカ」
思ってることを口に出して言ってしまう人が隣にいた……
「………………氷のベッド、気持ち良さそうではあるし、寒くなるまでは寝かしておこうか。リディア、とりあえず水持ってきたから飲んで」
イカってどこに口があるんだろう?
「イカの口は脚の中ですよ」
脚の中? 下側に八本ある脚をかき分けてみる。
こんなところにあるのか。人間なら股下直下に当たるところじゃないか。何か人型に変身できるのを考えると……イケナイコトをしているような錯覚を起こしそうだ……
神様は何でイカの口をこんなとこに付けたんだろう?
まあ、そんなこと考えてないで、とりあえず水を飲まそう。
「ほらリディア、口開けて」
「あ~ン」
開いた口に水を流し込む。
「おいしイ……砂漠で歩いた後に飲んだ水みたいダ」
あなた海の生物なんだから砂漠歩いたことないでしょ。
きっとどこかで聞きかじったかなんかの知識なんだろう。
一応熱中症予防に塩も舐めさせておくか。
亜空間収納ポケットから塩を取り出して、リディアの口に突っ込む。
今度は……何だか調理してるみたいだな……
この子の世話してると、いろんな錯覚を起こさせてくれる……
とりあえず、これで良し!
「リナ様、先程から忙しく走り回っておられますが、どうかなさいましたか?」
メイドさんが異変を感じて風呂場へ様子を見に来た。
「それは……? イカですか? …………冷凍イカ? 何でお風呂場に冷凍イカが?」
傍から見ても、やっぱりそう見えるのか。
「それどうしたんですか? 食用ですか? こんな温かいところに置いておいたら傷んでしまいますよ?」
「この子、私たちの友達でね、お風呂入ってちょっとのぼせちゃったから今介抱中なの」
「イカが友達なんですか?」
何言ってるんだろうと言いたげな、不思議そうな顔をしている。
「う~、ちょっと寒くなってきたかモ」
「子供の声? どこから声が?」
私とリナさんでリディアを指し示す。
「そのイカが!? まさか!?」
メイドさんがリディアを覗き込むと――
「誰ダ?」
「イカがしゃべった!?」
「ルイーズさんには説明したんだけど、その子クラーケンっていう高位種族でね、しゃべることができるみたいなの」
のぼせが収まって、少しだけ元気になったのか、氷のベッドから起き上がった。
「リディア、調子はどう?」
「まだちょっと頭痛イ……」
目がある付近を二本の触手で押さえてる。
イカ形態だと、そこが頭なの?
「人の姿になれる?」
「うん……」
煙を出して人型に変身した。
「人になった!? いや、それよりも凄く小さいですね!」
メイドさん、ビックリ。
「じゃあ、縮小魔法解くよ」
「オー……」
縮小魔法を解くと、130cmの体型に。
「今度は大きくなった!?」
メイドさん、一挙手一投足に驚いてるな。
「ななな、何ですかこれ? 全部魔法なんですか?」
「小さくなってたのはアルトラ様の魔法で、イカが人型になったのはこの子の特性……かな? 多分。」
「ふ、不思議な生態ですね……初めて見ました」
普通はこの反応だと思うんだけど……ルイーズさんが反応薄過ぎるんじゃないのかな……?
「心配してくれてありがとうね、下がって良いよ」
「はい、あ、そうだ、お食事の用意が出来ております」
「ありがとう、ではリディアも大分調子が良くなったようですし、お食事をしに行きましょうか」
「わかった」
「お風呂って何ダ?」
お風呂に行きがてらリディアに説明する。
「これがお風呂カ~! なぁ、入って良いカ?」
「まず身体洗ってからね。海にいたから磯臭いよ」
『洗ってから』って言ったけど、イカって石鹸とかで洗って大丈夫なのかしら? イカの生態ってよく知らんけど、石鹸で洗って火傷とか肌荒れとかは大丈夫なのかしら? 人型になってるけど、今のこの状態の生態は人とイカとどっちに近いの?
まあパっと洗って、パっと流せば、それほど健康に影響は無いでしょう。
「リディア、洗ってあげるからこっちに来て」
シャンプーを付けてリディアの髪の毛をゴシゴシ。
火傷とか肌荒れとか気にしてたけど、特に問題は無さそうかな。
「うゥ~、目が痛イ~」
「目、つぶってて」
まずは髪を素早く洗って流す。
そして全身を手早く洗って流す。
う~ん……特に健康的な害は無さそうかな? シャンプーでしみてる以外は痛いとかも特に言わなかったし。次からは普通にゆっくり洗ってみても大丈夫そうか。
この人型の状態は、多分亜人と変わらないんじゃないかと思う。
「よし、じゃあ終わり!」
待ち切れないという感じで、走って風呂に飛び込んで行った。
「あたっかーイ……なぁリナ~、泳いで良いカ?」
「良いよ~」
私も身体を洗って風呂に浸かる。
やっぱりお風呂入ってると落ち着くわ~。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
リディアがひとしきり泳いだ後、今度は私に聞いてきた。
「なぁ、元の姿に戻って良いカ?」
「え? それはダメだよ、あなた身体大きいんだから、ここで戻ったら周りを色々壊しちゃうでしょ?」
「エ~!」
「アルトラ様、小さくする魔法とかは使えないんですか?」
そんな便利な魔法なんて……
と思ったが、確かオルシンジテンが見せてくれたステータスの中に『変異魔法』とかいうのがあった気がする。
「変異魔法って系統があるにはあるけど……やったことないからどうなっても知らないよ? 『縮小魔法』スケール10%」
リディアに身体が小さくなる魔法をかけた。
「おぉ!?」
リディアの身体が十分の一の大きさに!
「ちっちゃ!! リディア大丈夫なの!?」
自分でかけておきながら、小さすぎて心配になる。元の大きさが130cmとちょっとくらい、今縮小率を10%に指定したから13cmくらいかな。フィギュアみたいだ。
「大丈夫だゾ! アルトラもリナもでっかいナ!! 凄いでっかイ!! 巨人ってやつみたいだナ! じゃあ変身解くゾ!」
煙を出してみるみるうちに巨大化していく。
が、最終的に私より大分小さいイカがそこに居た。
「でかくはなったけど、小さい……」
「小さいですね……」
脚含めない状態なら50cmくらいか。私の脚の付け根くらいの高さしかない。
あの5mの巨大イカがこの大きさになるとは……何かカワイイ……
「お風呂さっきより広くなっタ~! なぁ、泳いで良いカ?」
「その大きさなら泳いでも良いよ」
風呂の中でイカが泳ぎだした……お風呂にイカがいるって変な光景ね。
ただ……泳ぐ速度がさっきと全然違う! 一瞬で風呂の端から端へ移動していく。風呂の縁にぶつからないかと、新たな心配事が出来る。
隣のリナさんを見ると、そんなことはどこ吹く風。全く気にせず湯舟に浸かっている。下半身はすでに人魚の状態でリラックスしている。
この素早い速度で泳いでいても周りがちゃんと見えてるらしく、私やリナさんに当たらないように、器用に避けて泳ぐ。
まあ、ぶつかっても軟体生物だから大怪我とかにはならないか。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
しばらくして、そろそろ風呂を上がろうと思い、リディアの方を見たら停止して水面に浮いている。
「リディア~、そろそろ出るよ~!」
…………反応が無いな……
飽きたのかなと思って近付いてみると――
目を回していた!
「ちょ、リディアどうしたの!?」
急いで引き上げてみると、身体が大分熱い。
こりゃあ、のぼせたな?
危ない、人間だったら既に水死体だったかも。
「大丈夫ですか?」
「全身がずっとお湯に浸かってたから、多分のぼせただけだと思う。引き上げて冷やそう」
「私、氷嚢持ってきます!」
「いや、大丈夫、氷のベッド作るから」
「じゃあ水持ってきますね!」
ぐったりしてて人型に変身も出来ないから、このまま脱衣所まで運ぶ。
運んでる間に、私は闇のドレスを纏う。
「リディア、意識ある?」
「う~……熱イ……喉乾いタ……」
はしゃぎ過ぎたな……
今イカ状態だからタオルとか別にかけなくて良いか、とも思ったが、一応女の子みたいだからかけておこうか。
リディアにタオルをかけようと思って、フッと思った……
イカって確か、頭の方に内臓があるのよね? これって人の姿になった時、どっちが身体側になるのかしら?
一般的に人間の女の子が隠さないといけないのは胸と腰回りだと思うけど……
これ、隠さなければならない方って、エンペラー(頭の尖ってる部分) 側なの? ゲソ(脚の部分) 側なの? どっちなの?
私はどこにタオルをかけたら良いの?
散々迷った末に、結局全身が隠れるようにタオルをかけた。これなら間違いは無い!
私、イカに布団掛けるようにタオル掛けるの初めてだわ。
「う……苦しイ……」
掛けたタオルは、人型になった時の腕になると思われる二本の触手で払いのけられた……
まあ、クラーケン形態なら隠さないといけないところは無いし、このままでも良いか。
じゃあ氷魔法でベッドを作るか。
氷のベッドを作り、身体が張り付かないようにタオルを敷いてリディアをそこへ寝かす。
「ひんやリ……気持ち良イ……」
不覚にもその光景を見てこう思ってしまった……
あれ? これって「冷凍イカに似てるな」……と。
「水持ってきました!」
リナさんがペットボトルのような入れ物の水を持って来てくれた。
「……氷のベッド………………これって……アレに似てますね……冷凍イカ」
思ってることを口に出して言ってしまう人が隣にいた……
「………………氷のベッド、気持ち良さそうではあるし、寒くなるまでは寝かしておこうか。リディア、とりあえず水持ってきたから飲んで」
イカってどこに口があるんだろう?
「イカの口は脚の中ですよ」
脚の中? 下側に八本ある脚をかき分けてみる。
こんなところにあるのか。人間なら股下直下に当たるところじゃないか。何か人型に変身できるのを考えると……イケナイコトをしているような錯覚を起こしそうだ……
神様は何でイカの口をこんなとこに付けたんだろう?
まあ、そんなこと考えてないで、とりあえず水を飲まそう。
「ほらリディア、口開けて」
「あ~ン」
開いた口に水を流し込む。
「おいしイ……砂漠で歩いた後に飲んだ水みたいダ」
あなた海の生物なんだから砂漠歩いたことないでしょ。
きっとどこかで聞きかじったかなんかの知識なんだろう。
一応熱中症予防に塩も舐めさせておくか。
亜空間収納ポケットから塩を取り出して、リディアの口に突っ込む。
今度は……何だか調理してるみたいだな……
この子の世話してると、いろんな錯覚を起こさせてくれる……
とりあえず、これで良し!
「リナ様、先程から忙しく走り回っておられますが、どうかなさいましたか?」
メイドさんが異変を感じて風呂場へ様子を見に来た。
「それは……? イカですか? …………冷凍イカ? 何でお風呂場に冷凍イカが?」
傍から見ても、やっぱりそう見えるのか。
「それどうしたんですか? 食用ですか? こんな温かいところに置いておいたら傷んでしまいますよ?」
「この子、私たちの友達でね、お風呂入ってちょっとのぼせちゃったから今介抱中なの」
「イカが友達なんですか?」
何言ってるんだろうと言いたげな、不思議そうな顔をしている。
「う~、ちょっと寒くなってきたかモ」
「子供の声? どこから声が?」
私とリナさんでリディアを指し示す。
「そのイカが!? まさか!?」
メイドさんがリディアを覗き込むと――
「誰ダ?」
「イカがしゃべった!?」
「ルイーズさんには説明したんだけど、その子クラーケンっていう高位種族でね、しゃべることができるみたいなの」
のぼせが収まって、少しだけ元気になったのか、氷のベッドから起き上がった。
「リディア、調子はどう?」
「まだちょっと頭痛イ……」
目がある付近を二本の触手で押さえてる。
イカ形態だと、そこが頭なの?
「人の姿になれる?」
「うん……」
煙を出して人型に変身した。
「人になった!? いや、それよりも凄く小さいですね!」
メイドさん、ビックリ。
「じゃあ、縮小魔法解くよ」
「オー……」
縮小魔法を解くと、130cmの体型に。
「今度は大きくなった!?」
メイドさん、一挙手一投足に驚いてるな。
「ななな、何ですかこれ? 全部魔法なんですか?」
「小さくなってたのはアルトラ様の魔法で、イカが人型になったのはこの子の特性……かな? 多分。」
「ふ、不思議な生態ですね……初めて見ました」
普通はこの反応だと思うんだけど……ルイーズさんが反応薄過ぎるんじゃないのかな……?
「心配してくれてありがとうね、下がって良いよ」
「はい、あ、そうだ、お食事の用意が出来ております」
「ありがとう、ではリディアも大分調子が良くなったようですし、お食事をしに行きましょうか」
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