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第2章
(39)ただいま、おかえり。
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マイルとエリックを先頭に第1、第2番隊の騎士らが王城から出発し、カーター邸の前に着いた。
「な、何事でございますか!!」
出てきたのは派手なドレスを来た女。トンジョン・カーター(あの豚貴族)の奥方だった。
「ここに誘拐された者がいるとの通告があった。国王様からの強制許可証も頂いている。入らせて貰うぞ!」
「な、何を勝手になさいます…!!」
立ち塞がる奥方を避けてエリックが、続いてマイルや騎士達が中に入った。
「あぁ……これで私達の繁栄がぁっ……」
奥方は膝から崩れ落ちた。
「ソフィア…どこだ!!」
「この部屋にもいません!」
「次の階だ!」
カーター邸は個室が多い。ソフィアが閉じ込められている部屋は、メイド達によれば他の扉より白いということだったが……
「どれも同じ色にしか見えないぞ…」
エリックとマイルは別れてソフィアを探していたが、エリック率いる騎士らは一向に見つからなかった。一方、マイルらはエリックらが1度調べた部屋を見落としていないか再度確認していた。
「ソフィア様は……?」
「いえ、おられません……」
「こちらもです…」
「エリック隊長からは良い知らせもなく……ソフィア様は、一体どこに……」
『コッチダヨ?』
『……コッチ』
『コッチ、コッチ!』
マイルは誰かの声を聞いた。あたりを見回すが、誰もいない。
「ついに幻聴が……」
『ソフィア、コッチ!』
『アノ扉ノ中!』
『中~!』
「あの扉の?……まさか、壁!」
確かに壁には少し白く塗られた場所があった。マイルはその壁を隅々まで触れると、カチッと音がして、金色の取っ手が出てきた。
「扉ありました!」
騎士らが駆け寄る。そしてマイルが先に入り、ソフィアがいないか探すことになった。
「───行きます」
部屋の中は静寂に包まれ、向かって左側には天蓋付きベッド右側にはアンティークな白いテーブルと大小様々なぬいぐるみがあった。
しかし、最も異様だったのは血でかかれた魔法陣の奥に、椅子に座った白銀の髪の薄いドレスを着て首枷を付けた女性。ソフィアだ。日が差し込み、彼女を照らす。彼女は目を開けたまま、微動だにしない。
「ソフィア……様…?」
魔法陣が発動するか分からない。マイルは陣を隔ててソフィアの前で呼びかける。
「ソフィア様!マイルです!」
返事がない。マイルは意を決して、陣に足を踏み入れる。幸いにも発動しなかった。これは恐らくソフィアがかいた魔法陣。ソフィアの腕には左腕には国王薬殺のときのただれが悪化して血が垂れたのを拭った痕跡がある。
マイルはソフィアの目の前に来るとその場に屈んでソフィアの手を取った。
「ソフィア様……お迎えに、参りました…」
しかし、またも返事は無い。マイルは祈るようにソフィアに呼びかける。
「ソフィア様ぁっ……!!」
すると、服に1粒の雫が落ちた。マイルはソフィアの顔を見ると───瞳からは涙が。
「……ル、さ…………ん…」
「……はい」
「…イ………ルさん…………」
「…はいっ」
「マイルさん…!!」
「はいっ!」
ソフィアは自我を取り戻した途端、大粒の涙を流した。わんわん声を出して、鼻をすすりながら。ただ、ソフィアはこの涙が豚貴族への恐怖以外にも、ミーヒャとの別れも含まれていると思った……いや、実際そちらの方が多いかもしれない。マイルは何も言わず、ソフィアを抱きしめた。その間にも騎士達は豚貴族を起こして有無も言わせず縛り上げ、連行していった。
「ソフィア様、落ち着かれましたか?」
「はい、ありがとう…ございます」
ソフィアの目は赤く泣き腫らした痕がくっきり残った。
「家族は……?」
「大丈夫です。皆さん元気ですよ」
「オーヴィは?」
「ここに来る直前、回復したと連絡が」
「良かった……」
本当はソフィア自身の心配を真っ先にすべきなのにとマイルはソフィアの危うさを感じた。
「ソフィア様、ご自身の心配もしてください、その首枷だって……」
「……でも、私が心配しなくてもマイルさんやエリックさん、グライ、スピーレ、オーヴィ、エルブにアズル、他にもたくさんの人が心配してくれる。それだけで私はうれしいです」
ソフィアは微笑む。マイルは顔を下げた。そこへバタバタと足音が近づく。そして、
「マイル!ソフィア!無事か!?」
エリックが大慌てでやってきた。
「エリックさん!私は大丈夫ですよ」
「はあ、安心し…ってその姿はどうした!」
「ここの家の主からの着替えです。夜伽のときの服ですが……」
「何っ!?」
「あっ、別に何かされた訳ではありませんよ?私が誘って、相手が乗って、ミーヒャが寝かせて…」
「ミーヒャは誰だ?」
「ここに連れて来て、私の計画を手伝ってくれた天使様です」
「……あの堕天使か!今どこに?」
「あるべき所に…帰りました」
「あるべき、所?」
「はい、神様にお許しを貰って、それであっちに……」
ソフィアは上を指さす。顔は笑っていたが、少し寂しそうだった。
「帰ろうか、私達も」
「……はい!」
馬車は結構速くて、乗り心地はいいとは言えなかったけどマイルさんやエリックさんに今回の話をいっぱい聞いてもらって、「頑張ったな」ってエリックさんが言ってくれたし、マイルさんは私の隣にいてくれた。私は服が服だから布を羽織って、みんなが待っているエリック邸に戻る。日が真上に来た頃、エリック邸に着いたよ。そしたら、
「「「「「「「おかえりなさいませ、ソフィアちゃん」」」」」」」
メイドさんに執事さん達みんなが出迎えてくれた。
「ありがとうございます!」
私の家族は…………
「わぶっ!」
『『ソフィア!!』』
いきなりエルブとアズルが抱きつく。後ろにはそわそわしてるグライとスピーレが。
「もう、1日過ぎたでしょ?ほら」
私はエルブとアズルに抱きつかれて見えないかもしれないけど、両手を広げる。グライとスピーレはエルブとアズルの上から抱きついた。グライは元の大きさに戻ってるし、スピーレはよく見えないけど鼻をすする音が聞こえる。
「みんな、ただいま」
『『〈《『おかえり、ソフィア!!』》〉』』
◇◆◇◆◇
いつも見てくださっている方もちらっと見てくださった方もありがとうございます!
・:*。・:*三( o'ω')o
先日から質問させて貰ってますが(質問なんですが…を参照)、ご意見を10~20くらい集まったら締め切らせて貰います(そこまで集まらないかも知れませんが…)。
何卒!よろしくお願いします┏( .-. ┏ ) ┓
「な、何事でございますか!!」
出てきたのは派手なドレスを来た女。トンジョン・カーター(あの豚貴族)の奥方だった。
「ここに誘拐された者がいるとの通告があった。国王様からの強制許可証も頂いている。入らせて貰うぞ!」
「な、何を勝手になさいます…!!」
立ち塞がる奥方を避けてエリックが、続いてマイルや騎士達が中に入った。
「あぁ……これで私達の繁栄がぁっ……」
奥方は膝から崩れ落ちた。
「ソフィア…どこだ!!」
「この部屋にもいません!」
「次の階だ!」
カーター邸は個室が多い。ソフィアが閉じ込められている部屋は、メイド達によれば他の扉より白いということだったが……
「どれも同じ色にしか見えないぞ…」
エリックとマイルは別れてソフィアを探していたが、エリック率いる騎士らは一向に見つからなかった。一方、マイルらはエリックらが1度調べた部屋を見落としていないか再度確認していた。
「ソフィア様は……?」
「いえ、おられません……」
「こちらもです…」
「エリック隊長からは良い知らせもなく……ソフィア様は、一体どこに……」
『コッチダヨ?』
『……コッチ』
『コッチ、コッチ!』
マイルは誰かの声を聞いた。あたりを見回すが、誰もいない。
「ついに幻聴が……」
『ソフィア、コッチ!』
『アノ扉ノ中!』
『中~!』
「あの扉の?……まさか、壁!」
確かに壁には少し白く塗られた場所があった。マイルはその壁を隅々まで触れると、カチッと音がして、金色の取っ手が出てきた。
「扉ありました!」
騎士らが駆け寄る。そしてマイルが先に入り、ソフィアがいないか探すことになった。
「───行きます」
部屋の中は静寂に包まれ、向かって左側には天蓋付きベッド右側にはアンティークな白いテーブルと大小様々なぬいぐるみがあった。
しかし、最も異様だったのは血でかかれた魔法陣の奥に、椅子に座った白銀の髪の薄いドレスを着て首枷を付けた女性。ソフィアだ。日が差し込み、彼女を照らす。彼女は目を開けたまま、微動だにしない。
「ソフィア……様…?」
魔法陣が発動するか分からない。マイルは陣を隔ててソフィアの前で呼びかける。
「ソフィア様!マイルです!」
返事がない。マイルは意を決して、陣に足を踏み入れる。幸いにも発動しなかった。これは恐らくソフィアがかいた魔法陣。ソフィアの腕には左腕には国王薬殺のときのただれが悪化して血が垂れたのを拭った痕跡がある。
マイルはソフィアの目の前に来るとその場に屈んでソフィアの手を取った。
「ソフィア様……お迎えに、参りました…」
しかし、またも返事は無い。マイルは祈るようにソフィアに呼びかける。
「ソフィア様ぁっ……!!」
すると、服に1粒の雫が落ちた。マイルはソフィアの顔を見ると───瞳からは涙が。
「……ル、さ…………ん…」
「……はい」
「…イ………ルさん…………」
「…はいっ」
「マイルさん…!!」
「はいっ!」
ソフィアは自我を取り戻した途端、大粒の涙を流した。わんわん声を出して、鼻をすすりながら。ただ、ソフィアはこの涙が豚貴族への恐怖以外にも、ミーヒャとの別れも含まれていると思った……いや、実際そちらの方が多いかもしれない。マイルは何も言わず、ソフィアを抱きしめた。その間にも騎士達は豚貴族を起こして有無も言わせず縛り上げ、連行していった。
「ソフィア様、落ち着かれましたか?」
「はい、ありがとう…ございます」
ソフィアの目は赤く泣き腫らした痕がくっきり残った。
「家族は……?」
「大丈夫です。皆さん元気ですよ」
「オーヴィは?」
「ここに来る直前、回復したと連絡が」
「良かった……」
本当はソフィア自身の心配を真っ先にすべきなのにとマイルはソフィアの危うさを感じた。
「ソフィア様、ご自身の心配もしてください、その首枷だって……」
「……でも、私が心配しなくてもマイルさんやエリックさん、グライ、スピーレ、オーヴィ、エルブにアズル、他にもたくさんの人が心配してくれる。それだけで私はうれしいです」
ソフィアは微笑む。マイルは顔を下げた。そこへバタバタと足音が近づく。そして、
「マイル!ソフィア!無事か!?」
エリックが大慌てでやってきた。
「エリックさん!私は大丈夫ですよ」
「はあ、安心し…ってその姿はどうした!」
「ここの家の主からの着替えです。夜伽のときの服ですが……」
「何っ!?」
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「ミーヒャは誰だ?」
「ここに連れて来て、私の計画を手伝ってくれた天使様です」
「……あの堕天使か!今どこに?」
「あるべき所に…帰りました」
「あるべき、所?」
「はい、神様にお許しを貰って、それであっちに……」
ソフィアは上を指さす。顔は笑っていたが、少し寂しそうだった。
「帰ろうか、私達も」
「……はい!」
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「「「「「「「おかえりなさいませ、ソフィアちゃん」」」」」」」
メイドさんに執事さん達みんなが出迎えてくれた。
「ありがとうございます!」
私の家族は…………
「わぶっ!」
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いきなりエルブとアズルが抱きつく。後ろにはそわそわしてるグライとスピーレが。
「もう、1日過ぎたでしょ?ほら」
私はエルブとアズルに抱きつかれて見えないかもしれないけど、両手を広げる。グライとスピーレはエルブとアズルの上から抱きついた。グライは元の大きさに戻ってるし、スピーレはよく見えないけど鼻をすする音が聞こえる。
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