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年始(前編)
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空は明るく窓から差し込む光は、寝ぼけた私の頭を覚まそうと騒いでるかのように眩しかった。
壁掛け時計をみると、既に12時を過ぎもうすぐ13時になろうとしている。
昨夜は年末定番のお笑い番組を日が変わるまで見て、初日の出を観るまで起きておくために、座敷の炬燵でルーといたところまでは覚えてるけれど…いつ寝たのかは分からない。
初日の出観たかった~
寝坊してしまったが故に、太陽はもう高い位置まで登ってしまっており、ありがたさを感じられないので、初日の出ミッションは来年の課題に繰り越しだ!
とりあえず朝食が食べたいな。起床後すぐなので、空腹感はないけれど、なにかお腹に入れないと普段は活動している時間なのに、いつもと違うせいで違和感がある。例年通りならば、冷蔵庫に佐藤さんと米花さんお手製のおせちがあるはず♪
わがやに務めている使用人は、警備要員以外基本的に三が日は休みを取ってもらっており、シェフの佐藤さんや米花さんも今日ばかりはいない。本来なら正月の間、彼らの料理は口に出来ないはずが、10年くらい前からだったかな?その頃からおせちを作り置きしてくれるようになったらしい。当時幼かったため覚えてないのだけども…それまでは店で注文していたらしい。
お腹が満たされると周りに少しだけ注意を向けられるようになってきたため、周りを見渡してみるが、ルー以外の誰の姿もない。みな各自の部屋で寝ているのだろう。
そりゃまぁそうだよね…畳があるとはいえ硬い地べたで眠りたくはない。それにしても仕事のない日とはいえ、こんな時間に誰もリビングに降りてこないことは稀だ。みなギリギリまで起きていた(?)から まだ寝ているのかな?いかに就寝時刻が遅かろうとも流石にこの時間だ。起こしに行っても問題はあるまい。
家族の部屋はフロアが別々だし、3人とも朝が弱いため全員を起こすのに時間がかかる。きっと3人分のフロアを回れば30分は優にかかるだろう。昨晩お風呂にも入ってなかったっけ?そういえば顔、洗ってなかったな。
入浴後起こしに行くことを決め、自室へ戻った。
シャワーから上がって、界人お兄ちゃんの部屋から順に回るも、誰も部屋にいなかった。そのままリビングに戻ると3人と1匹が既にそこへいた。
「いつ起きたの?」
「『あけましておめでとう』が先だろうが」
手にしている新聞を丸めて、呆れた顔を向けたのとほぼ同時に界人お兄ちゃんは手の中の筒でポコッと私の頭を叩きながらそう言った。
間違ってはいないので、界人お兄ちゃんの言う通りというのは癪だが、不承不承ながら全員に年始初めの挨拶を返し(界人お兄ちゃんには「あけおめ」だけ)昨夜を共にした炬燵へ戻る。
食べたばかりではあったものの、二度目のお昼ご飯におせちを頂いたら今日のすることは夕飯を口に運ぶだけ。三が日は店も開いてないからこれといって外出する予定も立たない。年替わりのタイミングで連絡先を交換していた紗江ちゃんには新年の挨拶をしたからな~暇ん…テレビでも見ようかな。
お昼時だと芸能人に興味があまりない私には縁のない話が多く、アイドルユニットが1年を振り返るのとかお笑い芸人が組んだ特番とかにもそこまで惹かれない。こんなに暇なのは、世俗への関心事が低いせいでは?とも思うが、まぁいいや、ポチポチポチッあっ!街で一般人に質問しているこの番組。司会者がコメント面白い人だ。質問は昨年度の失敗と今年度のやらかしそうなこと。年始一発目にこのテーマって。まぁ抱負とかを聞いても面白くなる可能性が低いから仕方ないね。
「確かこの近くだねこの神社。今から行ってみない?家族みんなで」
「車で30分ちょいってところだが…浩成が外出したいだなんて珍しいな。いつも研究室と家の往復以外 外に出たがらないのに。大きくなったな…パパは嬉しいぞ」
おいおいと泣くお父さんと「うるさい」と一刀両断する界人お兄ちゃんの間で少しだけ一悶着あったが、結局放映された森野塚神社に父 兄 ルー(それと護衛)と参拝へ行くことになった。夕方間近の時間の今もさすがは元日、大人数でぞろぞろと境内を歩くのに罪悪感を感じるし、周りの視線が大変気になります!
すみませんすみませんって気持ちでいっぱいです。
「何背中丸めてんだ?ルーが歩きにくいからやめて欲しいって目で訴えかけてんぞ。鈴奈シャキッと背を伸ばせよ。そんなんじゃ二十歳になる前に昔話に出てくる魔女みたいな猫背になんぞ」
「界人!鈴奈をそんなに強く叩いちゃダメだよ。今はのは痛いよね」
ね~
ええその通りです浩成お兄ちゃん様!って全身がジーンとする。このジーンは感動ではなすて、
「すずなちゃーん!」
「あれって…」
体の痺れを逃がそうと必死な私にもはっきりと聞こえた。この可愛らしい声は
「紗江ちゃん!紗江ちゃんも参拝に?すごい偶然だね。」
「偶然…そうだね。どうしてそんなに動きがぎこちないの?あら、挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。私は鈴奈さんの友人 剣持紗江と申します。以後お見知り置きを」
背後で紗江ちゃんと(たぶん)両親がお兄ちゃんとお父さんと挨拶を交わしているのは分かってるんだけど、先程の界人お兄ちゃんの叱咤のせいで身体に若干の痺れが…
彼女ちゃんの横にいる大人の男女はきっとご両親だろう。
「立花拓海の娘 立花鈴奈と申します。」
「改めまして、私は紗江の父 剣持慎也 そしてこっちにいるのが妻の美恵です。いつも君のことは紗江から聞いているよ。食卓で聞かない日はないほどにね。今日も参拝を終えて駐車地まで戻ったのに、携帯を見るなり突然引き返し始めたものだからびっくりしたよ。友人が来たなら納得だ。相手が好いた男性じゃなくて良かったよ本当に。今後ともよろしくね。」
ここに来るのは突然決まったし、ここは鳥居をくぐってから10分は経ったあたりだ。こっちからは何も連絡を入れていないのに、紗江ちゃんはいつどうやって気づいたのだろう。それに彼女には婚約者がいるはずだ。ならどうして
「紗江ちゃんからは婚約者が既にいると聞いていますが、その…好意を寄せる相手がいたらその…いややっぱりいいです。当たり前ですよね」
「そうだよ。当然さ。婚約者はともかく好きな人なんてまだ早い!父親として許せない」
?
決められた相手がいるのに、別の男を好きになるのは良くないって意味だと思ったけど…ちょっと別方向ぽいぞ。
「分かりますよ剣持さん。痛いほどに、卵子を提供することを約束しただけの一生娘に会わす気も娘の興味関心を向けさせる気もない相手には目をつぶれても、ほぼ確実に我が手元から愛娘を連れ去る奴なんぞを許せる男親はいませんよ。」
ガシッ
いや、『ガシッ』じゃないよ?なんで熱く握手を交わしているんだね?
それと聞き捨てならない情報が一つ。
壁掛け時計をみると、既に12時を過ぎもうすぐ13時になろうとしている。
昨夜は年末定番のお笑い番組を日が変わるまで見て、初日の出を観るまで起きておくために、座敷の炬燵でルーといたところまでは覚えてるけれど…いつ寝たのかは分からない。
初日の出観たかった~
寝坊してしまったが故に、太陽はもう高い位置まで登ってしまっており、ありがたさを感じられないので、初日の出ミッションは来年の課題に繰り越しだ!
とりあえず朝食が食べたいな。起床後すぐなので、空腹感はないけれど、なにかお腹に入れないと普段は活動している時間なのに、いつもと違うせいで違和感がある。例年通りならば、冷蔵庫に佐藤さんと米花さんお手製のおせちがあるはず♪
わがやに務めている使用人は、警備要員以外基本的に三が日は休みを取ってもらっており、シェフの佐藤さんや米花さんも今日ばかりはいない。本来なら正月の間、彼らの料理は口に出来ないはずが、10年くらい前からだったかな?その頃からおせちを作り置きしてくれるようになったらしい。当時幼かったため覚えてないのだけども…それまでは店で注文していたらしい。
お腹が満たされると周りに少しだけ注意を向けられるようになってきたため、周りを見渡してみるが、ルー以外の誰の姿もない。みな各自の部屋で寝ているのだろう。
そりゃまぁそうだよね…畳があるとはいえ硬い地べたで眠りたくはない。それにしても仕事のない日とはいえ、こんな時間に誰もリビングに降りてこないことは稀だ。みなギリギリまで起きていた(?)から まだ寝ているのかな?いかに就寝時刻が遅かろうとも流石にこの時間だ。起こしに行っても問題はあるまい。
家族の部屋はフロアが別々だし、3人とも朝が弱いため全員を起こすのに時間がかかる。きっと3人分のフロアを回れば30分は優にかかるだろう。昨晩お風呂にも入ってなかったっけ?そういえば顔、洗ってなかったな。
入浴後起こしに行くことを決め、自室へ戻った。
シャワーから上がって、界人お兄ちゃんの部屋から順に回るも、誰も部屋にいなかった。そのままリビングに戻ると3人と1匹が既にそこへいた。
「いつ起きたの?」
「『あけましておめでとう』が先だろうが」
手にしている新聞を丸めて、呆れた顔を向けたのとほぼ同時に界人お兄ちゃんは手の中の筒でポコッと私の頭を叩きながらそう言った。
間違ってはいないので、界人お兄ちゃんの言う通りというのは癪だが、不承不承ながら全員に年始初めの挨拶を返し(界人お兄ちゃんには「あけおめ」だけ)昨夜を共にした炬燵へ戻る。
食べたばかりではあったものの、二度目のお昼ご飯におせちを頂いたら今日のすることは夕飯を口に運ぶだけ。三が日は店も開いてないからこれといって外出する予定も立たない。年替わりのタイミングで連絡先を交換していた紗江ちゃんには新年の挨拶をしたからな~暇ん…テレビでも見ようかな。
お昼時だと芸能人に興味があまりない私には縁のない話が多く、アイドルユニットが1年を振り返るのとかお笑い芸人が組んだ特番とかにもそこまで惹かれない。こんなに暇なのは、世俗への関心事が低いせいでは?とも思うが、まぁいいや、ポチポチポチッあっ!街で一般人に質問しているこの番組。司会者がコメント面白い人だ。質問は昨年度の失敗と今年度のやらかしそうなこと。年始一発目にこのテーマって。まぁ抱負とかを聞いても面白くなる可能性が低いから仕方ないね。
「確かこの近くだねこの神社。今から行ってみない?家族みんなで」
「車で30分ちょいってところだが…浩成が外出したいだなんて珍しいな。いつも研究室と家の往復以外 外に出たがらないのに。大きくなったな…パパは嬉しいぞ」
おいおいと泣くお父さんと「うるさい」と一刀両断する界人お兄ちゃんの間で少しだけ一悶着あったが、結局放映された森野塚神社に父 兄 ルー(それと護衛)と参拝へ行くことになった。夕方間近の時間の今もさすがは元日、大人数でぞろぞろと境内を歩くのに罪悪感を感じるし、周りの視線が大変気になります!
すみませんすみませんって気持ちでいっぱいです。
「何背中丸めてんだ?ルーが歩きにくいからやめて欲しいって目で訴えかけてんぞ。鈴奈シャキッと背を伸ばせよ。そんなんじゃ二十歳になる前に昔話に出てくる魔女みたいな猫背になんぞ」
「界人!鈴奈をそんなに強く叩いちゃダメだよ。今はのは痛いよね」
ね~
ええその通りです浩成お兄ちゃん様!って全身がジーンとする。このジーンは感動ではなすて、
「すずなちゃーん!」
「あれって…」
体の痺れを逃がそうと必死な私にもはっきりと聞こえた。この可愛らしい声は
「紗江ちゃん!紗江ちゃんも参拝に?すごい偶然だね。」
「偶然…そうだね。どうしてそんなに動きがぎこちないの?あら、挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。私は鈴奈さんの友人 剣持紗江と申します。以後お見知り置きを」
背後で紗江ちゃんと(たぶん)両親がお兄ちゃんとお父さんと挨拶を交わしているのは分かってるんだけど、先程の界人お兄ちゃんの叱咤のせいで身体に若干の痺れが…
彼女ちゃんの横にいる大人の男女はきっとご両親だろう。
「立花拓海の娘 立花鈴奈と申します。」
「改めまして、私は紗江の父 剣持慎也 そしてこっちにいるのが妻の美恵です。いつも君のことは紗江から聞いているよ。食卓で聞かない日はないほどにね。今日も参拝を終えて駐車地まで戻ったのに、携帯を見るなり突然引き返し始めたものだからびっくりしたよ。友人が来たなら納得だ。相手が好いた男性じゃなくて良かったよ本当に。今後ともよろしくね。」
ここに来るのは突然決まったし、ここは鳥居をくぐってから10分は経ったあたりだ。こっちからは何も連絡を入れていないのに、紗江ちゃんはいつどうやって気づいたのだろう。それに彼女には婚約者がいるはずだ。ならどうして
「紗江ちゃんからは婚約者が既にいると聞いていますが、その…好意を寄せる相手がいたらその…いややっぱりいいです。当たり前ですよね」
「そうだよ。当然さ。婚約者はともかく好きな人なんてまだ早い!父親として許せない」
?
決められた相手がいるのに、別の男を好きになるのは良くないって意味だと思ったけど…ちょっと別方向ぽいぞ。
「分かりますよ剣持さん。痛いほどに、卵子を提供することを約束しただけの一生娘に会わす気も娘の興味関心を向けさせる気もない相手には目をつぶれても、ほぼ確実に我が手元から愛娘を連れ去る奴なんぞを許せる男親はいませんよ。」
ガシッ
いや、『ガシッ』じゃないよ?なんで熱く握手を交わしているんだね?
それと聞き捨てならない情報が一つ。
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