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正道の衝撃
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俺は理解していなかった。
思い出して見ようと俺は必死になっていた。
4人の8つの瞳から、涙が流れていた。
カナップ侯爵、第1の妻キャサリー様
第2の妻スキーナ様、そしてなぜだか
ヒューゴさんまで泣いて鼻水まで出していた。
場所はカナップ侯爵の私室。
高級そうな大きな長方形のテーブル。
長い辺?のテーブルに沿う様に
ソファーベッドの様な広い2つの
ソファーも存在していた。
広いソファーが空いてますよ?
お部屋にはいくつかあるソファー。
侯爵は、何故か2人がけのソファーを選んでいた。
それに座った侯爵の膝に、これまた
当たり前の様に妻2人は座った。
侯爵の片方ずつの膝の上に、2人の妻。
しかも、それぞれの腰に手を置いているのだ。
侯爵は頑張っていた。
だけどなんだか膝がプルプルしている。
侯爵の涙は俺だけのせいだけではないはず…だ。
妻2人はカナップ侯爵より体格がよく
レースの七分袖とチラッと見えた腕や
足は逞ましい筋肉がついているようだった。
早く思い出さないと、侯爵の足が…膝が
ヤバイだろう……。
侯爵の真正面に1人用のソファーに座った
ヒューゴさん。俺を膝に乗せている。
なんだかおかしいよ?
これ、いままであまりしなかった事だ。
出会った頃は、当たり前の様に座るときは
膝の上に乗せられたが、俺が断ってからは、
あまりしなくなっていた。
ソファーベッドの様な広い2つの
ソファーには可愛いクッションが
置かれているだけだった。
俺の頭はフル回転で記憶を遡っていた。
「ヒューゴ、あなたちゃんとしたの?」
「ヒューゴ、あなたまさか騙して……。」
「…お母様、ち、違います。」
「それじゃあ、なぜハルトちゃんは
不安そうな顔をしてるの?」
「やはりあなた、脅したり何か弱みを…
そしてか弱いハルトちゃんに、無理強いを
したんじゃないだうな、あ"~、正直に
吐きやがれ!!」
「おいおい、キャサリー……。」
「あなたは黙っていてくださいまし。」
「そうよ。少しお黙りになって下さい。
これは重要なことなのよ。」
「スキーナまで……。」
侯爵、頑張って!!ごめんもう少しで
思い出すから、ちょっと待って!
「ハルトちゃん、正直に言ってね。」
「…は、はい。」
「うちの子、悪い事しないって信じたかった
けど、ハルトちゃんみたいな可愛い子を
騙して嫁にしたんですから。おいっ、
ヒューゴ、覚悟はいいな!!」
「……。」
だ、ダメだ。とめなきゃ。
「久々に血が疼くわ。キャサリー、私も
か弱いですが、助太刀しますわ。」
「そうね、スキーナ、私達はか弱いけど
間違った子どもを正すのは.親の役目よ。
しっかり、きっちり、ばっちり根性を
叩き直してあげましょうね。」
ダメ。そ…そうだ、こういう時は夫が
止めるはず!夫…夫は、侯爵…ダメだ…。
侯爵…なんだかさっきより泣きながら
魂が抜けたような顔になってるよ…。
「そうね、キャサリー。親の役目よね。」
「さぁ行くわよ。スキーナ。ご主人様と
ヒューゴを訓練所にお連れしなきゃ、ね。」
「「「……。」」」
「ま、まって、お姉様方。」
「いやーん。」
「 うわぁぁ~、可愛い。」
グゥーェ。
こ、侯爵……。大丈夫じゃないですよ、ね?
「「あなた、聞きました?」」
「「私達の可愛い娘が、私達の事
お姉様方ですって、もお、可愛んだから。」」
俺は、両方のほっぺにベッタリと
赤い口紅の跡が残ってしまった。
…何か大切なものを失った気がした。
「うれしいけど、お姉様よりお母様?」
「う~ん、あっ。」
「「ママって呼んでごらん。」」
こ、こわい。でも、呼ばないと
侯爵とヒューゴさんが危ない。
「……マ、ママ。」
「「ぎゃー、可愛すぎるぅぅぅ。」」
背中を両方からバシバシ叩かれた
カナップ侯爵は、すでに気絶していた。
思い出して見ようと俺は必死になっていた。
4人の8つの瞳から、涙が流れていた。
カナップ侯爵、第1の妻キャサリー様
第2の妻スキーナ様、そしてなぜだか
ヒューゴさんまで泣いて鼻水まで出していた。
場所はカナップ侯爵の私室。
高級そうな大きな長方形のテーブル。
長い辺?のテーブルに沿う様に
ソファーベッドの様な広い2つの
ソファーも存在していた。
広いソファーが空いてますよ?
お部屋にはいくつかあるソファー。
侯爵は、何故か2人がけのソファーを選んでいた。
それに座った侯爵の膝に、これまた
当たり前の様に妻2人は座った。
侯爵の片方ずつの膝の上に、2人の妻。
しかも、それぞれの腰に手を置いているのだ。
侯爵は頑張っていた。
だけどなんだか膝がプルプルしている。
侯爵の涙は俺だけのせいだけではないはず…だ。
妻2人はカナップ侯爵より体格がよく
レースの七分袖とチラッと見えた腕や
足は逞ましい筋肉がついているようだった。
早く思い出さないと、侯爵の足が…膝が
ヤバイだろう……。
侯爵の真正面に1人用のソファーに座った
ヒューゴさん。俺を膝に乗せている。
なんだかおかしいよ?
これ、いままであまりしなかった事だ。
出会った頃は、当たり前の様に座るときは
膝の上に乗せられたが、俺が断ってからは、
あまりしなくなっていた。
ソファーベッドの様な広い2つの
ソファーには可愛いクッションが
置かれているだけだった。
俺の頭はフル回転で記憶を遡っていた。
「ヒューゴ、あなたちゃんとしたの?」
「ヒューゴ、あなたまさか騙して……。」
「…お母様、ち、違います。」
「それじゃあ、なぜハルトちゃんは
不安そうな顔をしてるの?」
「やはりあなた、脅したり何か弱みを…
そしてか弱いハルトちゃんに、無理強いを
したんじゃないだうな、あ"~、正直に
吐きやがれ!!」
「おいおい、キャサリー……。」
「あなたは黙っていてくださいまし。」
「そうよ。少しお黙りになって下さい。
これは重要なことなのよ。」
「スキーナまで……。」
侯爵、頑張って!!ごめんもう少しで
思い出すから、ちょっと待って!
「ハルトちゃん、正直に言ってね。」
「…は、はい。」
「うちの子、悪い事しないって信じたかった
けど、ハルトちゃんみたいな可愛い子を
騙して嫁にしたんですから。おいっ、
ヒューゴ、覚悟はいいな!!」
「……。」
だ、ダメだ。とめなきゃ。
「久々に血が疼くわ。キャサリー、私も
か弱いですが、助太刀しますわ。」
「そうね、スキーナ、私達はか弱いけど
間違った子どもを正すのは.親の役目よ。
しっかり、きっちり、ばっちり根性を
叩き直してあげましょうね。」
ダメ。そ…そうだ、こういう時は夫が
止めるはず!夫…夫は、侯爵…ダメだ…。
侯爵…なんだかさっきより泣きながら
魂が抜けたような顔になってるよ…。
「そうね、キャサリー。親の役目よね。」
「さぁ行くわよ。スキーナ。ご主人様と
ヒューゴを訓練所にお連れしなきゃ、ね。」
「「「……。」」」
「ま、まって、お姉様方。」
「いやーん。」
「 うわぁぁ~、可愛い。」
グゥーェ。
こ、侯爵……。大丈夫じゃないですよ、ね?
「「あなた、聞きました?」」
「「私達の可愛い娘が、私達の事
お姉様方ですって、もお、可愛んだから。」」
俺は、両方のほっぺにベッタリと
赤い口紅の跡が残ってしまった。
…何か大切なものを失った気がした。
「うれしいけど、お姉様よりお母様?」
「う~ん、あっ。」
「「ママって呼んでごらん。」」
こ、こわい。でも、呼ばないと
侯爵とヒューゴさんが危ない。
「……マ、ママ。」
「「ぎゃー、可愛すぎるぅぅぅ。」」
背中を両方からバシバシ叩かれた
カナップ侯爵は、すでに気絶していた。
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