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はじまるよ ごぉ
しおりを挟むはじまるよったら
はじまるよ
はじまるよったら
はじまるよ
ごぉーと
ごぉで
さいごはなにかな?
「いただきます?」
「ふふっ。それも"あり" ね。」
「ちょっと、おなかすいたァ。」
こどもはおなかに
てをあてながらいいました。
「じゃあ、ホットミルクつくるけど
また、ハミガキすること
おやくそくできる?」
「できるぅ~!!
みるく!みるく!みるく!!」
「はいはい、まっててね。」
「はーい。」
ホットミルクがだいすきなこどもは
おおよろこびしました。
「かしこいおへんじね。できるまで
ごぉとごぉは、なにかかんがえとく?」
「はーい、あっ、う~ん。」
ちいさなおててをみながら
こどもはかんがえました。
こどもをみつめるおかあさんは
やさしいかおです。
「はい、ホットミルク。
ふぅーふぅーして
のんでねぇ。」
「ふぅーふぅー。」
こどもは、ゆっくり
ホットミルクをのみながらも
おててをにぎにぎしていました。
「ごちそうさまでした。ふぁー」
「あらあら、おおきなあくび。でも
ハミガキしようね。」
「はーい。」
ハミガキごしごし
ごしごし
ごしごし
「ふぁー。」
こどもはハミガキしながら
また、おおきなあくびをしました。
「もう、おねむねぇ。仕上げみがきするから、
おひざに、ポンポン、
はい、ごろ~んしてね。」
「はぁーい。」
はみがき
ごしごし
ごしごし
あ~あ~。
「かしこいわね~。ちゃんとみがけたわね。」
「は~い。」
「くちゅくちゅぺぇ~して、
ねんねしようね。」
「ふぁーい。」
おかあさんにささえられながら
くちゅくちゅぺぇーをすませました。
「さぁねようね。」
「ふぁーい。」
ぬくぬくして、おやすみなさい。
こどもはゆらゆらしながらも
あたたかいおふとんに
はいりました。
「おやすみぃー……。」
「おやすみなさい。」
ちゅっ。
いいゆめみて、おおきくなあれ!!
そして、しあわせになあれ!!
ねぞうは、りょうてのおててが
パァとなり
"ごぉ"になってました。
ばんざーい。
おしまい。
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