はじまるよ~

カヨワイさつき

文字の大きさ
上 下
5 / 5

はじまるよ ごぉ

しおりを挟む

はじまるよったら
はじまるよ
はじまるよったら
はじまるよ

ごぉーと
ごぉで
さいごはなにかな?

「いただきます?」
「ふふっ。それも"あり" ね。」
「ちょっと、おなかすいたァ。」
こどもはおなかに
てをあてながらいいました。

「じゃあ、ホットミルクつくるけど
また、ハミガキすること
おやくそくできる?」
「できるぅ~!!
みるく!みるく!みるく!!」


「はいはい、まっててね。」
「はーい。」
ホットミルクがだいすきなこどもは
おおよろこびしました。
「かしこいおへんじね。できるまで
ごぉとごぉは、なにかかんがえとく?」
「はーい、あっ、う~ん。」
ちいさなおててをみながら
こどもはかんがえました。
こどもをみつめるおかあさんは
やさしいかおです。

「はい、ホットミルク。
ふぅーふぅーして
のんでねぇ。」
「ふぅーふぅー。」
こどもは、ゆっくり
ホットミルクをのみながらも
おててをにぎにぎしていました。


「ごちそうさまでした。ふぁー」
「あらあら、おおきなあくび。でも
ハミガキしようね。」
「はーい。」
ハミガキごしごし
ごしごし
ごしごし
「ふぁー。」
こどもはハミガキしながら
また、おおきなあくびをしました。

「もう、おねむねぇ。仕上げみがきするから、
おひざに、ポンポン、
はい、ごろ~んしてね。」
「はぁーい。」
はみがき
ごしごし
ごしごし
あ~あ~。


「かしこいわね~。ちゃんとみがけたわね。」
「は~い。」
「くちゅくちゅぺぇ~して、
ねんねしようね。」
「ふぁーい。」

おかあさんにささえられながら
くちゅくちゅぺぇーをすませました。
「さぁねようね。」
「ふぁーい。」
ぬくぬくして、おやすみなさい。
こどもはゆらゆらしながらも
あたたかいおふとんに
はいりました。
「おやすみぃー……。」
「おやすみなさい。」
ちゅっ。

いいゆめみて、おおきくなあれ!!
そして、しあわせになあれ!!

ねぞうは、りょうてのおててが
パァとなり
"ごぉ"になってました。
ばんざーい。


        
         おしまい。


しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

おえかきのせかい

グラタン
絵本
みんなはおえかきがすきかな? きょうはみんなでおえかきをしよう! おはなやどうぶつ、おかあさんやおとうさん! なんでもかいていいよ! さぁ、おえかきのせかいにいこう!

たいふうがきたよ 

峰はぁと
絵本
たいふうがきたよ たいふうがきたよ

つたわるから

ringochan
絵本
つらい思いをしている人や、そのまわりの人達にむけてかきました。

うみのつき

はや衣鳥
絵本
クラゲはお月さまに触ってみたかった。 イルカはそれを叶えてあげたかった。

姫と精霊の物語A Tale of Princesses and Spirits

静風
絵本
「姫と精霊の物語」では、広大な王国のお姫様、アリアの心温まる冒険が描かれます。城での退屈な毎日に飽き飽きしていたアリアは、ある日、森の精霊たちとの出会いをきっかけに、外の世界へと一歩を踏み出します。老木の精、石の精、川の精との出会いを通じて、アリアは毎日を大切に生きること、変化を楽しむこと、そして心を穏やかに持つことの重要性を学びます。 この絵本は、アリアが精霊たちから受けた教えを胸に、最終的に立派な女王になるまでのサクセスストーリーを描いています。読者は、ページをめくるたびに、アリアの成長と変化を見守り、彼女と一緒に成長することができます。鮮やかなイラストが物語をさらに魅力的に彩り、子供たちだけでなく大人も楽しめる内容となっています。 アリアの旅は、大切な人との絆、自然との調和、そして自分自身を見つめ直す旅でもあります。「姫と精霊の物語」を通じて、読者は日常の小さな奇跡を見つけ、心に響くメッセージを受け取ることでしょう。癒しと成長の物語が、あなたを待っています。 ※この絵本は「大人と子供が楽しめる絵本」と言うコンセプトでAIにより作製しました。

悲しい燕

cha
絵本
かなしい・・つばめ

ウサギのお月さま

はや衣鳥
絵本
ぼくのともだちは、どこ? ※動物が死にます。

笛ふきの少年とお姫さま

山城木緑
絵本
ある村に笛ふきの少年がおりました。 村人たちは少年の音色に日々癒されていました。 そこへお姫さま一行が現れます。 少年の奏でる笛の音に魅せられたお姫さまはお城では教えてもらえない大切な心を学んでいきます……。

処理中です...