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6、エドリック異世界(日本)2日目~3日目
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昨夜遅くまで街の探索をしていたが
王侯貴族の隠れ家のお店のリリーという
ママとばったりあった。
お店を終えたらしく、帰宅するらしい。
俺はここに来たばかりで地理にも
疎(うと)いことをお店で話していたからか
道案内も兼ねてママが仕事終わりに
よく利用すると言う、食事処に
行く事になった。
「いらっしゃいませ!」
威勢のいい声が響いていた。
様々な服装の者が店内にいた。
夜遅くだというのに昼間のように
明るい店内には、たくさんの魔道具
と思われる灯りがそこかしらあった。
「リリー殿本当に申し訳ない。」
「いいのよ。いい男を連れ回しているんだもの
これくらいお安い御用よ。」
ここの食事処ではカードは使えず
コインやお札と呼ばれる現金が
自動支払い機で前払いした後
料理が出される仕組みになっていた。
小さな上質の紙にこれまた精巧な
文字で商品名、値段と時間まで
刻印されていた。
受付に渡すとその紙にはあらかじめ
切り取りやすくするためか、これもまた
すごい技術で一定間隔で切り込みが
入れられていたのだった。
すごいとしか言えなかった。
「リリー殿のお店も素晴らしいが
ここも、素晴らしいな。」
「うふふ。ありがとう。でもまだまだ
驚くのはこれからよ。」
意味深に笑っていたが、おすすめの
食事を頼んだ後、意味がわかったのだった。
「はいお待ちぃ。超メガ盛りとサラダのセット
軟骨唐揚げと、お漬物、豚汁、納豆、以上です。
ごゆっくりどうぞ!」
テーブルに並べられた料理からは
なんともうまそうな匂いがしていた。
「はい。どうぞお召し上がりぃ。」
「リリー殿、本当かたじけない。
この恩は必ず返す。」
にっこり笑うリリー殿と数々の料理を
美味しく詰め込んでいたが、納豆という
奇妙な食べ物は美味しいのか美味しくないのか
よくわからなかったが、リリー殿いわく
健康食だといっていた。
だからなのか、女性?というわりには
このまま私の団員になれそうな体格と
行動、判断力をもちあわせていた。
リリー殿もすごいが、この俺の背後に立ち
声をかけてきたララ殿もすごい。
我が軍の者たちより体付きは小柄だが
鍛えているのか腕などはすごいし
ダンスショーをしていた時、布がやたらと
少ない下着を身につけた者たち、皆んなが皆
素晴らしい筋肉だった。
それでいて気持ちいいくらいの人柄ばかりだった。
リリーどのの店で働く女性たちは皆
喉仏もあり若干見た目は、かわいい?
男性のようだ。身長は俺より頭一つ分は
小さ目の者ばかり。
しっくり落ち着いた色の古風なドレスを
纏(まと)った者、見慣れぬ布地や
薄い布地を幾重にも重ねた趣(おもむ)きある
ドレスは個性豊かでいて、普段女性には
興味はなかったが、リリー殿の話も
相まって楽しい時間わ過ごせた。
この食べ物たちも美味しく、貴族だと言うのに
リリー殿は気取らず、楽しんで食べるのがコツ。
1番美味しく食べる食べ方を教えてあげる
といい、牛丼というたべものに紅生姜
半熟たまごや、ピリ辛の七味唐辛子を入れ
食べたのだった。
色々なものが一つの器にのった食べ物。
まるでリリー殿のお店のようだと思った。
牛丼は奥深い食べ物だと思った。
ここの店長と副店長と知り合いらしく
何やら話し込んでいるが、牛丼やら
お漬物、ナンコツ唐揚げなどなど
どれもこれもが美味しかった。
しかも購入してから、出来上がりまでが
驚くほど早かった。
この世界の者たちは、スペシャリストばかりなのか?
この味を王子にも味わって欲しいが
異世界に来てくれるだろうか?
ダメ元でリリー殿は明日来てくれる事と
店長たちに話すと、食べ終わり次第
休憩に入るから奥で話す事にしたのだった。
***
話を要約すると店長は異世界行きに
興味あるが今の暮らしを手放したくはないからと
断られた。
副店長は彼女が異世界の物語好きで
たびたび付き合わせられていたようで
話し途中で彼女を誘ってもいいか
聞かれたので、肯定するとものの数分で
この話の場に来たのだった。
やはりこの世界の者は素早いと思ったが
見慣れた制服を見ると、先程までいた
このお店の従業員だった。
なんとも小さな子どもだと思っていたが
年齢は24歳と言っていた。
ウソだろ。この店の子どもがお手伝いと
称して働いているのだとばかり思っていたが
成人一歩手前の14歳位にしか見えなかった。
ちなみにリリー殿に年齢を聞いたら
背筋に悪寒が走るほどの流し目で
「貴婦人に年齢をきくのは、紳士として
どうなのかしら?うふふ。」と囁かれた。
世の中には聞いてはいけない事が
たくさんある事を知ったのだった。
牛丼屋の副店長とその彼女は異世界に
行きたい事を示し、席を外した
店長と話していた。
自分の最終的に帰還予定を教えると
3日後にこの店であう約束をしたのだった。
そしてこの日は宿を取るのをすっかり
忘れていたらリリー殿の家に泊まらせてくれたのだった。
異世界に行くための荷造り、帰れるのかどうかを
聞いてきたので王子の魔力や多数の魔石に
力を込める事が出来たら帰れる事を伝えた。
どのくらいの期間で魔力を貯めれるかは
不確かな事を正直に答えた。
リリー殿は薄い板に話しかけ、小声で
ぶつぶつと喋っていた。
携帯電話という離れた場所でも話す事が
出来る便利な道具だと教えてくれたのだった。
魔法とかはないというこの世界では
魔道具の様な機械や道具、科学などがあり
魔法がなくとも便利だと説明してくれた。
たしかに水道にも驚いたが電気と呼ばれる
昼間のように明るい光には驚くばかりだった。
テレビやパソコンも見せてくれたが
言葉が出ないくらい驚いた。
翌日は異世界に行くため買い物があるからと言い
一旦リリー殿とわかれたのだった。
王侯貴族の隠れ家のお店のリリーという
ママとばったりあった。
お店を終えたらしく、帰宅するらしい。
俺はここに来たばかりで地理にも
疎(うと)いことをお店で話していたからか
道案内も兼ねてママが仕事終わりに
よく利用すると言う、食事処に
行く事になった。
「いらっしゃいませ!」
威勢のいい声が響いていた。
様々な服装の者が店内にいた。
夜遅くだというのに昼間のように
明るい店内には、たくさんの魔道具
と思われる灯りがそこかしらあった。
「リリー殿本当に申し訳ない。」
「いいのよ。いい男を連れ回しているんだもの
これくらいお安い御用よ。」
ここの食事処ではカードは使えず
コインやお札と呼ばれる現金が
自動支払い機で前払いした後
料理が出される仕組みになっていた。
小さな上質の紙にこれまた精巧な
文字で商品名、値段と時間まで
刻印されていた。
受付に渡すとその紙にはあらかじめ
切り取りやすくするためか、これもまた
すごい技術で一定間隔で切り込みが
入れられていたのだった。
すごいとしか言えなかった。
「リリー殿のお店も素晴らしいが
ここも、素晴らしいな。」
「うふふ。ありがとう。でもまだまだ
驚くのはこれからよ。」
意味深に笑っていたが、おすすめの
食事を頼んだ後、意味がわかったのだった。
「はいお待ちぃ。超メガ盛りとサラダのセット
軟骨唐揚げと、お漬物、豚汁、納豆、以上です。
ごゆっくりどうぞ!」
テーブルに並べられた料理からは
なんともうまそうな匂いがしていた。
「はい。どうぞお召し上がりぃ。」
「リリー殿、本当かたじけない。
この恩は必ず返す。」
にっこり笑うリリー殿と数々の料理を
美味しく詰め込んでいたが、納豆という
奇妙な食べ物は美味しいのか美味しくないのか
よくわからなかったが、リリー殿いわく
健康食だといっていた。
だからなのか、女性?というわりには
このまま私の団員になれそうな体格と
行動、判断力をもちあわせていた。
リリー殿もすごいが、この俺の背後に立ち
声をかけてきたララ殿もすごい。
我が軍の者たちより体付きは小柄だが
鍛えているのか腕などはすごいし
ダンスショーをしていた時、布がやたらと
少ない下着を身につけた者たち、皆んなが皆
素晴らしい筋肉だった。
それでいて気持ちいいくらいの人柄ばかりだった。
リリーどのの店で働く女性たちは皆
喉仏もあり若干見た目は、かわいい?
男性のようだ。身長は俺より頭一つ分は
小さ目の者ばかり。
しっくり落ち着いた色の古風なドレスを
纏(まと)った者、見慣れぬ布地や
薄い布地を幾重にも重ねた趣(おもむ)きある
ドレスは個性豊かでいて、普段女性には
興味はなかったが、リリー殿の話も
相まって楽しい時間わ過ごせた。
この食べ物たちも美味しく、貴族だと言うのに
リリー殿は気取らず、楽しんで食べるのがコツ。
1番美味しく食べる食べ方を教えてあげる
といい、牛丼というたべものに紅生姜
半熟たまごや、ピリ辛の七味唐辛子を入れ
食べたのだった。
色々なものが一つの器にのった食べ物。
まるでリリー殿のお店のようだと思った。
牛丼は奥深い食べ物だと思った。
ここの店長と副店長と知り合いらしく
何やら話し込んでいるが、牛丼やら
お漬物、ナンコツ唐揚げなどなど
どれもこれもが美味しかった。
しかも購入してから、出来上がりまでが
驚くほど早かった。
この世界の者たちは、スペシャリストばかりなのか?
この味を王子にも味わって欲しいが
異世界に来てくれるだろうか?
ダメ元でリリー殿は明日来てくれる事と
店長たちに話すと、食べ終わり次第
休憩に入るから奥で話す事にしたのだった。
***
話を要約すると店長は異世界行きに
興味あるが今の暮らしを手放したくはないからと
断られた。
副店長は彼女が異世界の物語好きで
たびたび付き合わせられていたようで
話し途中で彼女を誘ってもいいか
聞かれたので、肯定するとものの数分で
この話の場に来たのだった。
やはりこの世界の者は素早いと思ったが
見慣れた制服を見ると、先程までいた
このお店の従業員だった。
なんとも小さな子どもだと思っていたが
年齢は24歳と言っていた。
ウソだろ。この店の子どもがお手伝いと
称して働いているのだとばかり思っていたが
成人一歩手前の14歳位にしか見えなかった。
ちなみにリリー殿に年齢を聞いたら
背筋に悪寒が走るほどの流し目で
「貴婦人に年齢をきくのは、紳士として
どうなのかしら?うふふ。」と囁かれた。
世の中には聞いてはいけない事が
たくさんある事を知ったのだった。
牛丼屋の副店長とその彼女は異世界に
行きたい事を示し、席を外した
店長と話していた。
自分の最終的に帰還予定を教えると
3日後にこの店であう約束をしたのだった。
そしてこの日は宿を取るのをすっかり
忘れていたらリリー殿の家に泊まらせてくれたのだった。
異世界に行くための荷造り、帰れるのかどうかを
聞いてきたので王子の魔力や多数の魔石に
力を込める事が出来たら帰れる事を伝えた。
どのくらいの期間で魔力を貯めれるかは
不確かな事を正直に答えた。
リリー殿は薄い板に話しかけ、小声で
ぶつぶつと喋っていた。
携帯電話という離れた場所でも話す事が
出来る便利な道具だと教えてくれたのだった。
魔法とかはないというこの世界では
魔道具の様な機械や道具、科学などがあり
魔法がなくとも便利だと説明してくれた。
たしかに水道にも驚いたが電気と呼ばれる
昼間のように明るい光には驚くばかりだった。
テレビやパソコンも見せてくれたが
言葉が出ないくらい驚いた。
翌日は異世界に行くため買い物があるからと言い
一旦リリー殿とわかれたのだった。
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