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15、新たな……。
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ロー村、ファミ町とくれば次にくる有名なコンビ二とかスーパー?といえば……セがつくとこだよね?
精がつくじゃないよ。
まあ、迫られたら断りきれないというか、煽ってると言われた事もなぜかあるし……。
セイが付く料理を食べて、セイを交わらせてイチャイチャ……王都に行くまで、あと何回抑えきるのだろうか?ってちがぁーーうっ!!
ぶっ!!
ちょっと考え事しながら、次の目的地に向かう為ファミ町の門近くに来ていた。
パンクマ族であるクーマとカラカラさん親子3人と俺の5人で歩いていた。
立ち止まったクーマにぶつかった俺は、顔面を打った。クーマの背中に背負われてる武器に当たらなくて良かったっと、ちょっと、いや…かなり焦ってしまった。
この武器でスパスパ魔物や木を切るし、かっこいいんだけど切られる側としたら、コワイ。
本当、敵じゃなくてよかった。
まぁ、俺1人を相手ならクーマのデコピンで倒れる自信があるよ。うん、打ちどころ悪ければ即死レベル。
運命の番(つがい)って言うてくれているし、良い匂いもするしなぜか甘く感じるし……。
ナニがって言われたら、ナニがとかアレがとしか恥ずかしくて言えない。
きゃーー!!
きゃーーって俺は乙女か!!
んっ?アレ?何かちがう。
クーマは、俺の視界を遮る様に背中しか見えない。
カラカラさんもアマアマさんとチュチュ君を守る様に背中側に誘導し庇っていた。
門近くに人が集まっている様だった。
門だから、まあ、町に入るための検問とかあるわけで……。その検問。
門にある水晶に、ギルドカードや未登録なら魔力、又は体液を一滴流すと色が付いて光るそうだ。
「へぇー、じゃあ水晶を舐めるの?」
クーマが俺を抱きしめながら言った。
「舐めるのは私だけにしてくれ!!」
と真剣に言われてしまった。
世間一般的には、魔力は誰にでもあるので軽く魔力を流すのだけれども…生まれだばかりの子や、意識がない者などは、体液として指先などを細い針などでチクッとし血液を一滴落とすだけなんだそうだ。
体液と聞いて、クーマとキスされてばかりだったから唾液だと思ってしまったよ。
恥ずかしい……。
アナがあったら入りたい。
この言葉もクーマには、勘違いされそうだから心の中だけで言おうと思った。
水晶の事だけど、身分証又は血液などの体液をおとし反応するそうで、その反応だけど犯罪歴があるものは淡い赤に光るそうだ。
その他は、淡い白や淡い青、黄色、緑色などに光るそうだ。
淡い白、無登録
淡い青、冒険者
淡い黄、冒険者以外のギルドカード所持者
淡い緑、王侯貴族
だそうだ。
「赤…のやつか。」
クーマが呟いた。
「アカンやつ?」
「そうだ。赤のヤツらみたいだ。」
「アカンやつら?」
数回このやり取りをして、最初に気づいたのはカラカラさんだった。
そして、簡単な説明をしてくれたのだった。
「あはは、色が赤なのねぇ。」
「「「「……。」」」」
もう一度悲鳴が聞こえてきた。
門の外で揉めている様だった。
「……もぅ、許して…代わりに僕が……。」
「うるさい!!うるさい!俺が高い金で買ってやったんだから早く動けよ!!」
きゃ~
落ち着かせる為なのか、俺を一度ぎゅーっとした後、カラカラさんとアイコンタクトをとっていた。
無意識に、クーマの服の裾を掴み一緒について行こうとした。
「ここにいてくれ。愛しい私の番(つがい)。」
チュッと素早く口づけをされ、驚いて手を離した隙に、1人で門の方に行ってしまった。
門番さんと商人。
商人は、どう見てもまともな感じではなく、ゴロツキを引き連れた山賊の頭(かしら)っていう雰囲気だった。
遠めだけど、痩せ細った何かの獣人の子ども2人をイジメてる図にしか見えなかった。
「奴隷の子どもですね。」
「……奴隷。」
「悪趣味なご主人様に買われたんだ、仕方がないね。」
「でも、あの子たち……。」
「奴隷を見るのは初めてなのかい。」
「……はい。」
「そっかぁ。奴隷売買は、主に王都だけどある程度大きな町なら、奴隷商人がいるからそこで売買されてるよ。借金奴隷が主だけどね。」
借金奴隷の奴隷商人は各地にいるが、犯罪奴隷は、王都でまとめられ、罪の重さにより罰則期間も長く危険を伴(ともな)うそうだ。
バシッ
「た、助けてあげれないの?」
「なぜ?」
「えっ?」
「助けるて具体的にはどう助けたいの?あの子たちを痛めつけないように飼い主に言うの?それとも買った時の値段に上乗せした金額で買い取り、新たな主従契約結ぶの?」
俺の今、無一文だ。荷物も私物すらない。
着ていたスーツもエプロンもない。
俺が高いお金を出せるわけないし、助けたあともあの子たちの食費……生活費、自分自身の生活費や宿代すら出せてないのに。
精がつくじゃないよ。
まあ、迫られたら断りきれないというか、煽ってると言われた事もなぜかあるし……。
セイが付く料理を食べて、セイを交わらせてイチャイチャ……王都に行くまで、あと何回抑えきるのだろうか?ってちがぁーーうっ!!
ぶっ!!
ちょっと考え事しながら、次の目的地に向かう為ファミ町の門近くに来ていた。
パンクマ族であるクーマとカラカラさん親子3人と俺の5人で歩いていた。
立ち止まったクーマにぶつかった俺は、顔面を打った。クーマの背中に背負われてる武器に当たらなくて良かったっと、ちょっと、いや…かなり焦ってしまった。
この武器でスパスパ魔物や木を切るし、かっこいいんだけど切られる側としたら、コワイ。
本当、敵じゃなくてよかった。
まぁ、俺1人を相手ならクーマのデコピンで倒れる自信があるよ。うん、打ちどころ悪ければ即死レベル。
運命の番(つがい)って言うてくれているし、良い匂いもするしなぜか甘く感じるし……。
ナニがって言われたら、ナニがとかアレがとしか恥ずかしくて言えない。
きゃーー!!
きゃーーって俺は乙女か!!
んっ?アレ?何かちがう。
クーマは、俺の視界を遮る様に背中しか見えない。
カラカラさんもアマアマさんとチュチュ君を守る様に背中側に誘導し庇っていた。
門近くに人が集まっている様だった。
門だから、まあ、町に入るための検問とかあるわけで……。その検問。
門にある水晶に、ギルドカードや未登録なら魔力、又は体液を一滴流すと色が付いて光るそうだ。
「へぇー、じゃあ水晶を舐めるの?」
クーマが俺を抱きしめながら言った。
「舐めるのは私だけにしてくれ!!」
と真剣に言われてしまった。
世間一般的には、魔力は誰にでもあるので軽く魔力を流すのだけれども…生まれだばかりの子や、意識がない者などは、体液として指先などを細い針などでチクッとし血液を一滴落とすだけなんだそうだ。
体液と聞いて、クーマとキスされてばかりだったから唾液だと思ってしまったよ。
恥ずかしい……。
アナがあったら入りたい。
この言葉もクーマには、勘違いされそうだから心の中だけで言おうと思った。
水晶の事だけど、身分証又は血液などの体液をおとし反応するそうで、その反応だけど犯罪歴があるものは淡い赤に光るそうだ。
その他は、淡い白や淡い青、黄色、緑色などに光るそうだ。
淡い白、無登録
淡い青、冒険者
淡い黄、冒険者以外のギルドカード所持者
淡い緑、王侯貴族
だそうだ。
「赤…のやつか。」
クーマが呟いた。
「アカンやつ?」
「そうだ。赤のヤツらみたいだ。」
「アカンやつら?」
数回このやり取りをして、最初に気づいたのはカラカラさんだった。
そして、簡単な説明をしてくれたのだった。
「あはは、色が赤なのねぇ。」
「「「「……。」」」」
もう一度悲鳴が聞こえてきた。
門の外で揉めている様だった。
「……もぅ、許して…代わりに僕が……。」
「うるさい!!うるさい!俺が高い金で買ってやったんだから早く動けよ!!」
きゃ~
落ち着かせる為なのか、俺を一度ぎゅーっとした後、カラカラさんとアイコンタクトをとっていた。
無意識に、クーマの服の裾を掴み一緒について行こうとした。
「ここにいてくれ。愛しい私の番(つがい)。」
チュッと素早く口づけをされ、驚いて手を離した隙に、1人で門の方に行ってしまった。
門番さんと商人。
商人は、どう見てもまともな感じではなく、ゴロツキを引き連れた山賊の頭(かしら)っていう雰囲気だった。
遠めだけど、痩せ細った何かの獣人の子ども2人をイジメてる図にしか見えなかった。
「奴隷の子どもですね。」
「……奴隷。」
「悪趣味なご主人様に買われたんだ、仕方がないね。」
「でも、あの子たち……。」
「奴隷を見るのは初めてなのかい。」
「……はい。」
「そっかぁ。奴隷売買は、主に王都だけどある程度大きな町なら、奴隷商人がいるからそこで売買されてるよ。借金奴隷が主だけどね。」
借金奴隷の奴隷商人は各地にいるが、犯罪奴隷は、王都でまとめられ、罪の重さにより罰則期間も長く危険を伴(ともな)うそうだ。
バシッ
「た、助けてあげれないの?」
「なぜ?」
「えっ?」
「助けるて具体的にはどう助けたいの?あの子たちを痛めつけないように飼い主に言うの?それとも買った時の値段に上乗せした金額で買い取り、新たな主従契約結ぶの?」
俺の今、無一文だ。荷物も私物すらない。
着ていたスーツもエプロンもない。
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