11 / 17
11、大変な1日だったよ……ハァ〜。
しおりを挟む
24歳の俺、神野 天(かみの てん)。
29歳だというゼース・クーマ。
ほぼ黒で目の周りなど茶色。
色違い(すぎ)のパンダっぽい配置。
最近気づいたのだが、腕や胸元、全身毛に覆われてるから気づかなかったんだけど、クーマのクーマとか毛がない所とかを、たまたま、たまたまだよ?
じっくり?うっ、間近で見る機会が増えたわで……。ナニが言いたいかと言うと、たぶんだけどクーマの身体全体、唐草模様?蔦(つた)のような模様がうっすら見えていた。
俺がヤられすぎからくる疲労で熱が出たらしく、栄養も水分も不足していたらしい。
クーマよりひとまわり小さい黄色と黒パンダのようなクマ。黄色が多め、目の周りなどが黒のパンクマ族という珍しい種族で、多少色の濃さなどの違いはあるもののほとんどが、黄色。
ピンク色と黒のパンクマ族もいるそうで、クーマの様な黒と茶色はかなり珍しいらしい。つまり超レアなパンクマ。
パンクマ族自体珍しいらしいが、このロー村に4人のパンクマ族。
すごく目立つわけで……。
ひとまわり小さなパンクマ族に怒られているデカイクーマ。背中を丸めているからか少し、小さく見えた。そのクーマがチラチラこちらをみてくるのだった。
カラカラ・クーチー 薬師
アマアマ・クーチー 回復師
チュチュ・クーチー 8歳の子ども
俺たちとは別の宿に部屋をとっているカラカラさんたち親子。
熱が出ているということで、クーマとの接触禁止令が出ていた。
パンクマ族という種族で珍しい種族。
カラカラさんからたちから聞いたパンクマ族の事なんだけど……いつの時代にもバカはいるって事では済まされないと思った。
パンクマ族は力が強く多くの獣人がいる中でも、魔力量も多めだったのでその昔、バカな王がパンクマ族と他の強い種族と純血種のパンクマの中のパンクマにする為、強制的に国の監視区域に住まわされ交配させられたそうだ。
結果、純血種どころかパンクマという種族自体、絶滅寸前までに激減りしたらしい。
数百年前の出来事らしいが、パンクマ族を増やそう政策が取られ今度は、複数婚推進とアホな政策まで打ち出されたそうだ。
今ではパンクマ族を見ると、いい事があるとか、かっこいいとか素敵とかで求婚が絶えないらしい。
俺から見るパンクマ族、カラカラさん夫婦は服で見分けるしか出来ないが、心持ち低めの声がカラカラさん、少し早口で心持ち高めの声がアマアマさん。
8歳のチュチュは、身長が俺と同じくらいだからわかりやすい。
8歳……俺が小さいのか?
この世界の獣人族たちがデカイだけなんだろう。
そうだ、そうに違いない!ヨシッ!!
ご飯を食べ終わった後も、クーマはお説教され半日以上クーマと触れ合う事はなかった。
超極甘の青汁…じゃなくて薬草茶を飲み、やっと熱が下がった俺。
口の中にまだ、砂糖が入っているようでずっと喉が渇いている気がした。
夕方に目が覚めた俺は、クーマどころかカラカラさん親子の言葉がわからなくなってしまった。
カラカラさんたちが来てから、俺はちゃんと服を着ている。熱が出たからなのか少し分厚い生地だが、ちゃんと肌触りのいい服。
上の服は、首元に切れ込みがありカッポッて着る服。
ポンチョ?っていうものに似ている。
下はなぜか巻きスカート?というのだろうか、くるぶしまである長さで2周位巻いてサイドにある紐で結ぶ感じだ。
アマアマさんが身につけている格好に似ているが、アマアマさんのほうがミニ丈だった。
ミニ丈から出てる足、どこからすね毛なのかはわからないがたくましい足が丸見えだった。
なぜか俺のロングの巻きスカートで良かったと、ホッとしたのは内緒だ。
クーマの格好は上がベストだけなので、胸毛や腕毛見え放題、ついでにお腹も見えている。
しっかりした皮系のズボンを履いていた。
カラカラさんと、チュチュ君はポンチョが長くなった様な服で下に何か履いてるのかは不明。
あっ、俺…下着は身につけてない。
パンツを履いてないからか、少し不安だったところ急に言葉も通じなくなり、かなり不安になっていた。
まあ、だからってパンツをもらい履いたとしても言葉が通じないので不安には違いない。
くそっ!!
俺、無一文だ。
お金を稼いだらパンツとかパンツとか、いや、とりあえず安定した住処か?
服、食事…俺の生活費、クーマが?!
働かなきゃ、早く働いてクーマにお金返さなきゃな。こんな事すら思い付かない自分になんだか泣きたくなってきた。
24歳にもなって泣いてたらおかしいだろう!!
『モウスグゴハンデスカラ、ソノマエニカラダヲ フイテ フクヲ キガエマショウカ。』
『ネツサゲノヤクソウチャハ、イラナサソウダナ。』
「えっ?何で?何言ってるの?」
聞こえてないと思ったのか、若干声が大きくなった2人はもう一度同じ内容の事を言ってくれた。
やはり言葉がわからない。
なぜ?
いくら考えてもわからなかった。
カラカラさんがクーマを呼び、何かを言った後
『ワタシの イトシイ ツガイ。マホウガキレタダケダ。ナカナイデ。マタ、マリョクヲ イレルカラ。』
優しく俺の頭を撫でながら、ゆっくり近づいてきたクーマ。
ぶちゅーーーっ。ジュルルル、グチュゥ
「うぐぅっ!!」
不意打ち!!
すごい吸引力ともに口の中がブワァと熱くなった。
息苦しさと飲み込めない体液に溺れそうに……。
溺れた。
うん、結果……ほぼ溺れたそうだ。
診断結果、魔力酔い。
体力消耗、軽い栄養失調、水分不足。
目が覚めた時、クーマが床に正座しカラカラさんたちに怒られていた。
あれ?デジャヴ?
29歳だというゼース・クーマ。
ほぼ黒で目の周りなど茶色。
色違い(すぎ)のパンダっぽい配置。
最近気づいたのだが、腕や胸元、全身毛に覆われてるから気づかなかったんだけど、クーマのクーマとか毛がない所とかを、たまたま、たまたまだよ?
じっくり?うっ、間近で見る機会が増えたわで……。ナニが言いたいかと言うと、たぶんだけどクーマの身体全体、唐草模様?蔦(つた)のような模様がうっすら見えていた。
俺がヤられすぎからくる疲労で熱が出たらしく、栄養も水分も不足していたらしい。
クーマよりひとまわり小さい黄色と黒パンダのようなクマ。黄色が多め、目の周りなどが黒のパンクマ族という珍しい種族で、多少色の濃さなどの違いはあるもののほとんどが、黄色。
ピンク色と黒のパンクマ族もいるそうで、クーマの様な黒と茶色はかなり珍しいらしい。つまり超レアなパンクマ。
パンクマ族自体珍しいらしいが、このロー村に4人のパンクマ族。
すごく目立つわけで……。
ひとまわり小さなパンクマ族に怒られているデカイクーマ。背中を丸めているからか少し、小さく見えた。そのクーマがチラチラこちらをみてくるのだった。
カラカラ・クーチー 薬師
アマアマ・クーチー 回復師
チュチュ・クーチー 8歳の子ども
俺たちとは別の宿に部屋をとっているカラカラさんたち親子。
熱が出ているということで、クーマとの接触禁止令が出ていた。
パンクマ族という種族で珍しい種族。
カラカラさんからたちから聞いたパンクマ族の事なんだけど……いつの時代にもバカはいるって事では済まされないと思った。
パンクマ族は力が強く多くの獣人がいる中でも、魔力量も多めだったのでその昔、バカな王がパンクマ族と他の強い種族と純血種のパンクマの中のパンクマにする為、強制的に国の監視区域に住まわされ交配させられたそうだ。
結果、純血種どころかパンクマという種族自体、絶滅寸前までに激減りしたらしい。
数百年前の出来事らしいが、パンクマ族を増やそう政策が取られ今度は、複数婚推進とアホな政策まで打ち出されたそうだ。
今ではパンクマ族を見ると、いい事があるとか、かっこいいとか素敵とかで求婚が絶えないらしい。
俺から見るパンクマ族、カラカラさん夫婦は服で見分けるしか出来ないが、心持ち低めの声がカラカラさん、少し早口で心持ち高めの声がアマアマさん。
8歳のチュチュは、身長が俺と同じくらいだからわかりやすい。
8歳……俺が小さいのか?
この世界の獣人族たちがデカイだけなんだろう。
そうだ、そうに違いない!ヨシッ!!
ご飯を食べ終わった後も、クーマはお説教され半日以上クーマと触れ合う事はなかった。
超極甘の青汁…じゃなくて薬草茶を飲み、やっと熱が下がった俺。
口の中にまだ、砂糖が入っているようでずっと喉が渇いている気がした。
夕方に目が覚めた俺は、クーマどころかカラカラさん親子の言葉がわからなくなってしまった。
カラカラさんたちが来てから、俺はちゃんと服を着ている。熱が出たからなのか少し分厚い生地だが、ちゃんと肌触りのいい服。
上の服は、首元に切れ込みがありカッポッて着る服。
ポンチョ?っていうものに似ている。
下はなぜか巻きスカート?というのだろうか、くるぶしまである長さで2周位巻いてサイドにある紐で結ぶ感じだ。
アマアマさんが身につけている格好に似ているが、アマアマさんのほうがミニ丈だった。
ミニ丈から出てる足、どこからすね毛なのかはわからないがたくましい足が丸見えだった。
なぜか俺のロングの巻きスカートで良かったと、ホッとしたのは内緒だ。
クーマの格好は上がベストだけなので、胸毛や腕毛見え放題、ついでにお腹も見えている。
しっかりした皮系のズボンを履いていた。
カラカラさんと、チュチュ君はポンチョが長くなった様な服で下に何か履いてるのかは不明。
あっ、俺…下着は身につけてない。
パンツを履いてないからか、少し不安だったところ急に言葉も通じなくなり、かなり不安になっていた。
まあ、だからってパンツをもらい履いたとしても言葉が通じないので不安には違いない。
くそっ!!
俺、無一文だ。
お金を稼いだらパンツとかパンツとか、いや、とりあえず安定した住処か?
服、食事…俺の生活費、クーマが?!
働かなきゃ、早く働いてクーマにお金返さなきゃな。こんな事すら思い付かない自分になんだか泣きたくなってきた。
24歳にもなって泣いてたらおかしいだろう!!
『モウスグゴハンデスカラ、ソノマエニカラダヲ フイテ フクヲ キガエマショウカ。』
『ネツサゲノヤクソウチャハ、イラナサソウダナ。』
「えっ?何で?何言ってるの?」
聞こえてないと思ったのか、若干声が大きくなった2人はもう一度同じ内容の事を言ってくれた。
やはり言葉がわからない。
なぜ?
いくら考えてもわからなかった。
カラカラさんがクーマを呼び、何かを言った後
『ワタシの イトシイ ツガイ。マホウガキレタダケダ。ナカナイデ。マタ、マリョクヲ イレルカラ。』
優しく俺の頭を撫でながら、ゆっくり近づいてきたクーマ。
ぶちゅーーーっ。ジュルルル、グチュゥ
「うぐぅっ!!」
不意打ち!!
すごい吸引力ともに口の中がブワァと熱くなった。
息苦しさと飲み込めない体液に溺れそうに……。
溺れた。
うん、結果……ほぼ溺れたそうだ。
診断結果、魔力酔い。
体力消耗、軽い栄養失調、水分不足。
目が覚めた時、クーマが床に正座しカラカラさんたちに怒られていた。
あれ?デジャヴ?
20
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
捨て猫はエリート騎士に溺愛される
135
BL
絶賛反抗期中のヤンキーが異世界でエリート騎士に甘やかされて、飼い猫になる話。
目つきの悪い野良猫が飼い猫になって目きゅるんきゅるんの愛される存在になる感じで読んでください。
お話をうまく書けるようになったら続きを書いてみたいなって。
京也は総受け。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
つぎはぎのよる
伊達きよ
BL
同窓会の次の日、俺が目覚めたのはラブホテルだった。なんで、まさか、誰と、どうして。焦って部屋から脱出しようと試みた俺の目の前に現れたのは、思いがけない人物だった……。
同窓会の夜と次の日の朝に起こった、アレやソレやコレなお話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
俺が総受けって何かの間違いですよね?
彩ノ華
BL
生まれた時から体が弱く病院生活を送っていた俺。
17歳で死んだ俺だが女神様のおかげで男同志が恋愛をするのが普通だという世界に転生した。
ここで俺は青春と愛情を感じてみたい!
ひっそりと平和な日常を送ります。
待って!俺ってモブだよね…??
女神様が言ってた話では…
このゲームってヒロインが総受けにされるんでしょっ!?
俺ヒロインじゃないから!ヒロインあっちだよ!俺モブだから…!!
平和に日常を過ごさせて〜〜〜!!!(泣)
女神様…俺が総受けって何かの間違いですよね?
モブ(無自覚ヒロイン)がみんなから総愛されるお話です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
使命を全うするために俺は死にます。
あぎ
BL
とあることで目覚めた主人公、「マリア」は悪役というスペックの人間だったことを思い出せ。そして悲しい過去を持っていた。
とあることで家族が殺され、とあることで婚約破棄をされ、その婚約破棄を言い出した男に殺された。
だが、この男が大好きだったこともしかり、その横にいた女も好きだった
なら、昔からの使命である、彼らを幸せにするという使命を全うする。
それが、みなに忘れられても_
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ヤバい薬、飲んじゃいました。
はちのす
BL
変な薬を飲んだら、皆が俺に惚れてしまった?!迫る無数の手を回避しながら元に戻るまで奮闘する話********イケメン(複数)×平凡※性描写は予告なく入ります。
作者の頭がおかしい短編です。IQを2にしてお読み下さい。
※色々すっ飛ばしてイチャイチャさせたかったが為の産物です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる