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33、大人のカイダン準備
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前世のオレは32歳。
リアンジュとしては15歳。
32歳プラス15歳、合わせて47歳で
とうとう結婚、そして初夜。そしてのそして
とうとう童貞卒業間近。
童貞が30歳超えたら魔法使いってどこから
情報だったかわすれたけど、童貞が32歳で
異世界転生、あれこれありすぎて
14歳初潮、15歳成人の女性型両生具有。
オレって魔法使いを超えて、レアな存在に
なってしまった。
リアンジュという美少女のオレは今
お風呂、じゃなくて湯浴みの真っ最中。
身体をゴシゴシ洗われ、一皮むけた状態で
湯浴みを終えた。痛いし恥ずかしい。
ヒリヒリするから無意識に自分で
癒し魔法を使った。
その後はゴリゴリ、モミモミ
漬け物になった気分。
オイルに塩が入ってるよね?
気持ちいい気もするが、塩で
なんだか痒い。もう一度お風呂に
入りたくなってきた。
洗浄魔法って異世界で定番だよね~
ってことでこっそり、洗浄魔法。
エステなんだろうけど、お肌が
痒くなるのは肌に合わないし
逆効果な気がするから、ごめんよと
心の中でオレにマッサージしてくれた
人たちに謝った。
なんだか喉が渇いたなぁと思っていたら
ナイスすぎるタイミングで飲み物を
持って来てくれた。
侍女やメイドてはなくオレの乳母である
クロエだった。さすごオレのクロエ。
オレに飲み物を手渡ししたあと
他のメイドさんたちはクロエを囲み、
ゴニョゴニョと話し合いをしていた。
オレは飲み物の一杯目は一気に飲み干し、
二杯目の飲み物をチビチビ飲んでいた。
魔法使うのはダメだったかな。
「リアンジュ様?オイルマッサージは
苦手でございますか?」
「塩、塩分が入っていたからか、
身体にかゆみが広がって。せっかくの
マッサージが気持ち良くないの。」
よし、これで女言葉はカンペキだ。
「夫人方に人気のオイルでしたが、
申し訳ございません。リアンジュ様に
オイルを選んでいただき、それから
マッサージしましょうか?」
「もう一度おふ、湯浴みしたいんだけど
いい?マッサージだけなら軽くで良いし
しなくてもいいなら、なくていい。」
慣れない人に触られるのは
なんだか嫌だった。
ましてや背中とか、命を何度も
狙われた身としては、正直なところ
怖かった。
ぬるくなった湯船を火魔法で温めてくれた
と思っていたが、湯船を見ると
新しいお湯?に花びらが浮いていた。
薔薇風呂?
なんだかすべすべする。気持ちいい。
クロエが気を効かせてくれたのか
先程の様に侍女もメイドもいなく
一人でのんびりと湯に浸かった。
いつまでも入っておきたかったが
のぼせたらダメだと思い、
湯から上がった。
脱衣室からクロエは退室し
バスタオルなどが数枚置かれていた。
オレが、なんでもかんでも
されるのが嫌だとわかってくれているので
正直ホッとした。
新婚初夜。
本来なら湯浴みからオイルマッサージ
そして、至る所のお手入れも
含まれているらしいが、閨教育的な
事もクロエが教えてくれた。
洗浄魔法を使えれるなら自分のアナ、
後孔と女性ならではのアナの
両方洗浄しオイルマッサージを
するとの事だった。
相手によっては、洗浄から
オイルマッサージも含んでするのが
好みだという方もいるが、王族や
高位貴族は政略結婚が当たり前で
愛のない交わりも当たり前だった。
オイルマッサージは前戯と同じで
手間をかけずに子種を短時間で
済ます為にも、媚薬入りのオイルを
行為前に仕込むのが良いとされていた。
媚薬入りのオイルは強いものから
弱いものまで数種類あった。
香りも媚薬が強ければ強いほど
香りも強かった。
お風呂の薔薇?オイル入っていた?
お風呂と同じ香りの物が用意されていた。
侍女たちが用意したものは最高級な
媚薬入りオイルであった。
一番強いオイル。
年の差で婚約しそして政略結婚、
人形の様に、にこりとも笑わない新郎新婦。
そこに愛はないと思われ、2人にとって
せめて初夜くらいはお互い
感じれるようにとの事だった。
一番強く一番高価なオイルを
侍女たちは好意で準備してくれたのだった。
それを知らない新郎新婦だった。
***
*ディオ目線*
リアンジュは今頃何をしているだろうか?
疲れてしまっただろうな。
本当ならこのまま寝させてあげたいが
今夜は初夜だから、無理はさせるつもりは
サラサラないが優しく…しよう。
「ディオ様、今日明日位は仕事を休んで
早くリアンジュ様の所に行ってあげてください。」
「……あぁ。」
数分後。
「ディオ様、その書類はそんなにも
難しい内容なのですか?」
同じ書類を焦点の合わない目で見ていた
ディオだった。
約一年前、カルセッサー公爵から
ここディオの部屋に半ば無理矢理
使わせた部屋、本来なら隣室にある
リアンジュの部屋で過ごさせ
寝室も別にするつもりだった。
隣室がかなり遠く感じたのだった。
一年越しの今日、1歳から15歳までの
リアンジュの誕生日の祝いの品が
たくさん詰まった部屋で、リアンジュは
湯浴みし支度を整えた。
夫婦共通となるいつも使っていた
ディオの部屋のベッドには、2人を
祝う白い花が部屋中に飾られ、
飲み物や軽食も準備されていた。
リアンジュである"オレ"が映画のように
シーツの上に真っ赤な花びらが
散りばめられたベッドじゃなかった事に
落胆している事は誰も知らなかった。
リアンジュとしては15歳。
32歳プラス15歳、合わせて47歳で
とうとう結婚、そして初夜。そしてのそして
とうとう童貞卒業間近。
童貞が30歳超えたら魔法使いってどこから
情報だったかわすれたけど、童貞が32歳で
異世界転生、あれこれありすぎて
14歳初潮、15歳成人の女性型両生具有。
オレって魔法使いを超えて、レアな存在に
なってしまった。
リアンジュという美少女のオレは今
お風呂、じゃなくて湯浴みの真っ最中。
身体をゴシゴシ洗われ、一皮むけた状態で
湯浴みを終えた。痛いし恥ずかしい。
ヒリヒリするから無意識に自分で
癒し魔法を使った。
その後はゴリゴリ、モミモミ
漬け物になった気分。
オイルに塩が入ってるよね?
気持ちいい気もするが、塩で
なんだか痒い。もう一度お風呂に
入りたくなってきた。
洗浄魔法って異世界で定番だよね~
ってことでこっそり、洗浄魔法。
エステなんだろうけど、お肌が
痒くなるのは肌に合わないし
逆効果な気がするから、ごめんよと
心の中でオレにマッサージしてくれた
人たちに謝った。
なんだか喉が渇いたなぁと思っていたら
ナイスすぎるタイミングで飲み物を
持って来てくれた。
侍女やメイドてはなくオレの乳母である
クロエだった。さすごオレのクロエ。
オレに飲み物を手渡ししたあと
他のメイドさんたちはクロエを囲み、
ゴニョゴニョと話し合いをしていた。
オレは飲み物の一杯目は一気に飲み干し、
二杯目の飲み物をチビチビ飲んでいた。
魔法使うのはダメだったかな。
「リアンジュ様?オイルマッサージは
苦手でございますか?」
「塩、塩分が入っていたからか、
身体にかゆみが広がって。せっかくの
マッサージが気持ち良くないの。」
よし、これで女言葉はカンペキだ。
「夫人方に人気のオイルでしたが、
申し訳ございません。リアンジュ様に
オイルを選んでいただき、それから
マッサージしましょうか?」
「もう一度おふ、湯浴みしたいんだけど
いい?マッサージだけなら軽くで良いし
しなくてもいいなら、なくていい。」
慣れない人に触られるのは
なんだか嫌だった。
ましてや背中とか、命を何度も
狙われた身としては、正直なところ
怖かった。
ぬるくなった湯船を火魔法で温めてくれた
と思っていたが、湯船を見ると
新しいお湯?に花びらが浮いていた。
薔薇風呂?
なんだかすべすべする。気持ちいい。
クロエが気を効かせてくれたのか
先程の様に侍女もメイドもいなく
一人でのんびりと湯に浸かった。
いつまでも入っておきたかったが
のぼせたらダメだと思い、
湯から上がった。
脱衣室からクロエは退室し
バスタオルなどが数枚置かれていた。
オレが、なんでもかんでも
されるのが嫌だとわかってくれているので
正直ホッとした。
新婚初夜。
本来なら湯浴みからオイルマッサージ
そして、至る所のお手入れも
含まれているらしいが、閨教育的な
事もクロエが教えてくれた。
洗浄魔法を使えれるなら自分のアナ、
後孔と女性ならではのアナの
両方洗浄しオイルマッサージを
するとの事だった。
相手によっては、洗浄から
オイルマッサージも含んでするのが
好みだという方もいるが、王族や
高位貴族は政略結婚が当たり前で
愛のない交わりも当たり前だった。
オイルマッサージは前戯と同じで
手間をかけずに子種を短時間で
済ます為にも、媚薬入りのオイルを
行為前に仕込むのが良いとされていた。
媚薬入りのオイルは強いものから
弱いものまで数種類あった。
香りも媚薬が強ければ強いほど
香りも強かった。
お風呂の薔薇?オイル入っていた?
お風呂と同じ香りの物が用意されていた。
侍女たちが用意したものは最高級な
媚薬入りオイルであった。
一番強いオイル。
年の差で婚約しそして政略結婚、
人形の様に、にこりとも笑わない新郎新婦。
そこに愛はないと思われ、2人にとって
せめて初夜くらいはお互い
感じれるようにとの事だった。
一番強く一番高価なオイルを
侍女たちは好意で準備してくれたのだった。
それを知らない新郎新婦だった。
***
*ディオ目線*
リアンジュは今頃何をしているだろうか?
疲れてしまっただろうな。
本当ならこのまま寝させてあげたいが
今夜は初夜だから、無理はさせるつもりは
サラサラないが優しく…しよう。
「ディオ様、今日明日位は仕事を休んで
早くリアンジュ様の所に行ってあげてください。」
「……あぁ。」
数分後。
「ディオ様、その書類はそんなにも
難しい内容なのですか?」
同じ書類を焦点の合わない目で見ていた
ディオだった。
約一年前、カルセッサー公爵から
ここディオの部屋に半ば無理矢理
使わせた部屋、本来なら隣室にある
リアンジュの部屋で過ごさせ
寝室も別にするつもりだった。
隣室がかなり遠く感じたのだった。
一年越しの今日、1歳から15歳までの
リアンジュの誕生日の祝いの品が
たくさん詰まった部屋で、リアンジュは
湯浴みし支度を整えた。
夫婦共通となるいつも使っていた
ディオの部屋のベッドには、2人を
祝う白い花が部屋中に飾られ、
飲み物や軽食も準備されていた。
リアンジュである"オレ"が映画のように
シーツの上に真っ赤な花びらが
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