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12、外出準備
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*ディオと乳兄弟であるリアムとの会話*
ディオは柳眉(りゅうび)をピクッと動かし
何かを考えた後、言葉を発した。
「まことか?」
「はい。本人みずから申していました。」
リアムの瞳を鋭い目つきで見るディオに
リアムは慣れているとはいえ、内心
冷や汗をかき続けていた。
「誰かにそそのかされた可能性は?」
それはないと思うよ。かごのトリのように
毎日毎日部屋に閉じこもっているし
この俺が思うのも変だけど
何だかリアンジュ様が可哀想に思えるよ。
もっと、お日様の光を浴びて
元気になって欲しいよ。
「念の為、私がお伺いしましたが
ハッキリと仰られていました。」
「……。」
ディオの乳兄弟として育ったリアムは
ディオの声のトーンで混乱している事を
知るが口には出さなかった。
しばらく2人は沈黙した後、リアムは
静かに部屋を出たのだった。
城下町散策、ダメかもな……。
***
*リアムとリアンジュの侍女頭との会話*
「リアンジュ様が、他の者と接触したか?」
「お部屋にいらっしゃる方以外でですか?」
侍女頭はいつもはおったりした性格で
いつも温かな笑顔だが、仕事に関しては
キビキビと年齢を感じさせない動きをし
他の侍女はもちろん使用人どころか
ディオ様から信頼を得ているうちの一人である。
年齢的には自分から見て親の親、
つまり祖母位の年齢だった。
後任を決め引退するはずだった彼女を
引き止めたのはディオだった。
監督的立場でいいし、リアンジュの
話し相手になってくれと頼んだらしい。
肩書きはリアンジュ様の相談役兼侍女頭。
「そうだ。んっ、リアンジュ様の乳母殿や
乳母御一家が何のものかと接触し
何か吹き込まれた可能性は?」
侍女頭はリアムが何を言いたいのか
わかったと同時に、乳母のクロエ一家が
リアンジュ様に不利になる事を
するはずがないと憤りをリアムに
ほんのわずかにみせた。
「影のものもついてるでしょうから
ご存じだと思いますが、リアンジュ様同様
クロエ一家にあやしい言動や暗号など
みうけられませんでした。」
リアンジュと乳母一家を娘と孫の様に
可愛がっている侍女頭にとって
乳母一家に疑いがかかったことに
リアムに対して語尾を鋭く言い放つ
結果となってしまったのだった。
「では、本当に本人自らの提案なのだな。」
「はい。」
侍女頭のいつものほんわかした雰囲気は
どこにもなかった。
「……心得た。殿下にお伝えする。」
リアムは役職ながら人から睨まれたり
恨まれるのはよくある事だったが
ディオの元侍女頭であった人物を
リアンジュを守る為リアンジュの
侍女頭にしたディオ。
イタズラをして怒られるのはいつも
乳兄弟たちだったが、
「大きくなった時自分の側近になり得る
者たちだから、やっていい事と
やってはいけない事をちゃんと
学びなさい。」とディオまでとばっちりで
叱りつける侍女頭だった。
そんな侍女頭にいまでも
頭が上がらないリアムだった。
***
「………以上、侍女頭や他の主要メンバーに
聞き取りしましたが、接触及び会話など
していないとの事でした。」
内心ため息をつきながら、確認
してきたんだから褒めて欲しいって
思ったリアムだった。
「手紙やメモは?」
「こちらです。」
「……これは、なんだ?」
「さあ?顔がにっこりしてますね。」
「……ここにも。」
「舌を出してますね。何だかかわいい絵ですね。」
毎回の食事にお城のディオ専属のシェフの
メニュー表に、一品ずつ例の謎の顔が
書かれていた。
「ここに来られてから1週間後、
そしてこちらがそのまた1週間後です。
お花や星でしょうか?
かわいい絵が増えましたね。」
シェフが大切に保管していた物だった。
魔法の鍵がかかる入れ物にいれていたから
シェフも相当大切な手紙なんだと思い
借りてきた物だった。
「……。」
ディオ専属のシェフはそれぞれの王子専属の
シェフとは違い、ディオの側近や
使用人用にも料理を作っていた。
王子専属のシェフは基本、王子1人だけの為に
食事を作るのだが、第一王子である
ディオが軍で使われている携帯食、
非常食を主食としている為、作った食事は
ほぼ食べられる事がなく、毎回
ディオ以外の者に下げ渡されていたのだった。
腕が悪いわけではなく、むしろこの国で
2番目に腕のいい料理人であった。
この国1番は、国王専用の料理人で
あとは第一王子、第二王子、第三王子と
2番手、3番手と続くのであった。
その2番手の料理人とリアンジュとの
やりとりは侍女頭やリアンジュ専用の
キッチンメイドを通じやりとりされていた。
ディオ専属のシェフは料理の具体的な
感想を貰えてすごく喜んでいた。
いつも食べられる事がない食事に悩み
今までに何度かディオの側近や使用人に
食事の感想をもらっていたが、皆口裏を
合わせた様な感想や、当たり障りない
感想ばかりだったので、感想を
求めるのをやめていた。
そんな時、リアンジュからの返信を
見た時、顔マークの意味はわからなかったが
なんだか心の中がぽかぽかしたシェフだった。
最近でのやりとりでは、料理の
メニュー表の最後に、総合的な食事の
感想とお礼が書かれていた。
それからは、以前にも増して料理人として
研究熱心になっていった。
リアンジュの料理感想の御礼に返礼の
言葉をのせメニューを書くシェフは
料理を作ったあと、どんな感想がくるのか
毎回の楽しみになっていた。
全体的に脂っこいのでさっぱりした物も
欲しい…とか、逆に、さっぱりしすぎだとか
味が物足りない、ピリッとした調味料や
ハーブ、ワインを入れてみてはどうか?
焦げ目の付け方や、挿し絵付きで
食材の切り方などの具体的な事まで
提案しており、まるで料理人同士の
やりとりのようであった。
自分専用のキッチンを欲しがる訳だと
ディオとディオの乳兄弟リアムは思った。
「感想書くのが、めんどうになったのかな?」
「……。」
普段から無表情だったディオが
リアンジュの事に関して思案する時
ディオの表情がわずかながらに動く事に、
リアムは良い傾向だと思っていた。
感想を超えた感想だと思うよ。
美味しい、まずいの感想とは違って
具体的すぎる内容だし、シェフが
大切にするのもうなずけるよ。
リアムは、リアンジュへの見方を
人形から人に変化中の人形姫と
改めたのだった。
***
「貴族がよく行くお店中心に、うちの団が
よく立ち寄る店、あと時間が合えば
3日前から今月末まで滞在許可している
サーカス団を見学出来ます。」
「……。」
ディオの目の前に第二王子である
オリヴァーお手製の地図を広げ
指さししながら説明していた。
「その他は、こことここもオススメだが
もうちょい大人になってからの方が
いいなあと思うけど……。」
「……必要ない。」
ディオは、第二王子のオリヴァーをにらんだ。
「ち、違う。変な意味はない。
ここは飯が美味いから食事だけでも
いいんだが、調味料とか
ピリ辛で酒のアテになる味付けなんだよ。
女将に話を聞いたら小分けで
調味料も売ってくれるみたいなんだ。
料理好きなら珍しい調味料とか
妃殿下が興味もつかと……。」
連れ込み宿を兼ねた、冒険者にも人気の
安宿だった。
ディオのきれいな額に青筋が浮かべ
悩んでいるようだった。
「……。」
「お前が指揮をとり必ず守れ。」
「はい。安心してまち歩きデートしていいよ。」
ディオはにこにことしている第二王子である
オリヴァーをギロっと音がしそうなくらい
にら見つめたがオリヴァーはニコッと
した後肩をすくめただけだった。
当初リアンジュの要望である外出は
ディオが忙しい為許可が降りなかったが
ディオの乳兄弟と第二王子、第三王子たちの
協力で貴族の謁見や地方からの報告書
陳述書などさばき、ディオとリアンジュとの
時間を作る事に成功したのだった。
第二王子と第三王子やその側近たちは
ほぼ徹夜続きで仕事をこなしたのだった。
ディオは柳眉(りゅうび)をピクッと動かし
何かを考えた後、言葉を発した。
「まことか?」
「はい。本人みずから申していました。」
リアムの瞳を鋭い目つきで見るディオに
リアムは慣れているとはいえ、内心
冷や汗をかき続けていた。
「誰かにそそのかされた可能性は?」
それはないと思うよ。かごのトリのように
毎日毎日部屋に閉じこもっているし
この俺が思うのも変だけど
何だかリアンジュ様が可哀想に思えるよ。
もっと、お日様の光を浴びて
元気になって欲しいよ。
「念の為、私がお伺いしましたが
ハッキリと仰られていました。」
「……。」
ディオの乳兄弟として育ったリアムは
ディオの声のトーンで混乱している事を
知るが口には出さなかった。
しばらく2人は沈黙した後、リアムは
静かに部屋を出たのだった。
城下町散策、ダメかもな……。
***
*リアムとリアンジュの侍女頭との会話*
「リアンジュ様が、他の者と接触したか?」
「お部屋にいらっしゃる方以外でですか?」
侍女頭はいつもはおったりした性格で
いつも温かな笑顔だが、仕事に関しては
キビキビと年齢を感じさせない動きをし
他の侍女はもちろん使用人どころか
ディオ様から信頼を得ているうちの一人である。
年齢的には自分から見て親の親、
つまり祖母位の年齢だった。
後任を決め引退するはずだった彼女を
引き止めたのはディオだった。
監督的立場でいいし、リアンジュの
話し相手になってくれと頼んだらしい。
肩書きはリアンジュ様の相談役兼侍女頭。
「そうだ。んっ、リアンジュ様の乳母殿や
乳母御一家が何のものかと接触し
何か吹き込まれた可能性は?」
侍女頭はリアムが何を言いたいのか
わかったと同時に、乳母のクロエ一家が
リアンジュ様に不利になる事を
するはずがないと憤りをリアムに
ほんのわずかにみせた。
「影のものもついてるでしょうから
ご存じだと思いますが、リアンジュ様同様
クロエ一家にあやしい言動や暗号など
みうけられませんでした。」
リアンジュと乳母一家を娘と孫の様に
可愛がっている侍女頭にとって
乳母一家に疑いがかかったことに
リアムに対して語尾を鋭く言い放つ
結果となってしまったのだった。
「では、本当に本人自らの提案なのだな。」
「はい。」
侍女頭のいつものほんわかした雰囲気は
どこにもなかった。
「……心得た。殿下にお伝えする。」
リアムは役職ながら人から睨まれたり
恨まれるのはよくある事だったが
ディオの元侍女頭であった人物を
リアンジュを守る為リアンジュの
侍女頭にしたディオ。
イタズラをして怒られるのはいつも
乳兄弟たちだったが、
「大きくなった時自分の側近になり得る
者たちだから、やっていい事と
やってはいけない事をちゃんと
学びなさい。」とディオまでとばっちりで
叱りつける侍女頭だった。
そんな侍女頭にいまでも
頭が上がらないリアムだった。
***
「………以上、侍女頭や他の主要メンバーに
聞き取りしましたが、接触及び会話など
していないとの事でした。」
内心ため息をつきながら、確認
してきたんだから褒めて欲しいって
思ったリアムだった。
「手紙やメモは?」
「こちらです。」
「……これは、なんだ?」
「さあ?顔がにっこりしてますね。」
「……ここにも。」
「舌を出してますね。何だかかわいい絵ですね。」
毎回の食事にお城のディオ専属のシェフの
メニュー表に、一品ずつ例の謎の顔が
書かれていた。
「ここに来られてから1週間後、
そしてこちらがそのまた1週間後です。
お花や星でしょうか?
かわいい絵が増えましたね。」
シェフが大切に保管していた物だった。
魔法の鍵がかかる入れ物にいれていたから
シェフも相当大切な手紙なんだと思い
借りてきた物だった。
「……。」
ディオ専属のシェフはそれぞれの王子専属の
シェフとは違い、ディオの側近や
使用人用にも料理を作っていた。
王子専属のシェフは基本、王子1人だけの為に
食事を作るのだが、第一王子である
ディオが軍で使われている携帯食、
非常食を主食としている為、作った食事は
ほぼ食べられる事がなく、毎回
ディオ以外の者に下げ渡されていたのだった。
腕が悪いわけではなく、むしろこの国で
2番目に腕のいい料理人であった。
この国1番は、国王専用の料理人で
あとは第一王子、第二王子、第三王子と
2番手、3番手と続くのであった。
その2番手の料理人とリアンジュとの
やりとりは侍女頭やリアンジュ専用の
キッチンメイドを通じやりとりされていた。
ディオ専属のシェフは料理の具体的な
感想を貰えてすごく喜んでいた。
いつも食べられる事がない食事に悩み
今までに何度かディオの側近や使用人に
食事の感想をもらっていたが、皆口裏を
合わせた様な感想や、当たり障りない
感想ばかりだったので、感想を
求めるのをやめていた。
そんな時、リアンジュからの返信を
見た時、顔マークの意味はわからなかったが
なんだか心の中がぽかぽかしたシェフだった。
最近でのやりとりでは、料理の
メニュー表の最後に、総合的な食事の
感想とお礼が書かれていた。
それからは、以前にも増して料理人として
研究熱心になっていった。
リアンジュの料理感想の御礼に返礼の
言葉をのせメニューを書くシェフは
料理を作ったあと、どんな感想がくるのか
毎回の楽しみになっていた。
全体的に脂っこいのでさっぱりした物も
欲しい…とか、逆に、さっぱりしすぎだとか
味が物足りない、ピリッとした調味料や
ハーブ、ワインを入れてみてはどうか?
焦げ目の付け方や、挿し絵付きで
食材の切り方などの具体的な事まで
提案しており、まるで料理人同士の
やりとりのようであった。
自分専用のキッチンを欲しがる訳だと
ディオとディオの乳兄弟リアムは思った。
「感想書くのが、めんどうになったのかな?」
「……。」
普段から無表情だったディオが
リアンジュの事に関して思案する時
ディオの表情がわずかながらに動く事に、
リアムは良い傾向だと思っていた。
感想を超えた感想だと思うよ。
美味しい、まずいの感想とは違って
具体的すぎる内容だし、シェフが
大切にするのもうなずけるよ。
リアムは、リアンジュへの見方を
人形から人に変化中の人形姫と
改めたのだった。
***
「貴族がよく行くお店中心に、うちの団が
よく立ち寄る店、あと時間が合えば
3日前から今月末まで滞在許可している
サーカス団を見学出来ます。」
「……。」
ディオの目の前に第二王子である
オリヴァーお手製の地図を広げ
指さししながら説明していた。
「その他は、こことここもオススメだが
もうちょい大人になってからの方が
いいなあと思うけど……。」
「……必要ない。」
ディオは、第二王子のオリヴァーをにらんだ。
「ち、違う。変な意味はない。
ここは飯が美味いから食事だけでも
いいんだが、調味料とか
ピリ辛で酒のアテになる味付けなんだよ。
女将に話を聞いたら小分けで
調味料も売ってくれるみたいなんだ。
料理好きなら珍しい調味料とか
妃殿下が興味もつかと……。」
連れ込み宿を兼ねた、冒険者にも人気の
安宿だった。
ディオのきれいな額に青筋が浮かべ
悩んでいるようだった。
「……。」
「お前が指揮をとり必ず守れ。」
「はい。安心してまち歩きデートしていいよ。」
ディオはにこにことしている第二王子である
オリヴァーをギロっと音がしそうなくらい
にら見つめたがオリヴァーはニコッと
した後肩をすくめただけだった。
当初リアンジュの要望である外出は
ディオが忙しい為許可が降りなかったが
ディオの乳兄弟と第二王子、第三王子たちの
協力で貴族の謁見や地方からの報告書
陳述書などさばき、ディオとリアンジュとの
時間を作る事に成功したのだった。
第二王子と第三王子やその側近たちは
ほぼ徹夜続きで仕事をこなしたのだった。
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