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一般常識
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俺は、ジヴァーディーから
"香茶"の意味を教えられたが、
他にも、一般的な意味がある事、
当たり前の事を知らないんではないかと、
不安になってしまった。
"香茶"
やばい。恥ずかしい。
かなり、恥ずかしすぎる。
なんだか急に、周りにどう思われて
いるのか気になり出してしまった。
俺がオリービアに入れてあげるのも
いいかもな。
オリービアは"香茶"の意味を
知っているんだろうか?
「シウァーディー、"香茶"を入れるのは、
難しいか?」
「誰に?って聞いていいのかしら?
私ならいつでもOKですわよ。ヴィル様。」
「……。」
「愛しのヴィル様、ちなみに
"香茶"の意味をもうご存知ですし
お互い入れ合うということなら、
私のプロポーズを受け入れるとか、
結婚、夫婦って事にもなりますけど、
わたくしヴィル様とならとても
嬉しいわ~。だから一生幸せにしますね。」
「それは、ない。ってなぜ、俺は
お前に幸せにされるんだ?それに
なぜ俺が受ける側なんだよ。」
「んもぉ~。」
俺らのそばで、ミリは笑っていた。
「シヴァーディーの"香茶"初めて
入れた相手はあの人なのか?」
「……そうね、あまり美味しく
なかったみたいだけど、子ども舌
だったかもって最初から諦めてたわ。」
「そうか……。」
急に、しんみりしてしまった。
話題を変えなければ……。
「シヴァーディーの……。甘めの
お茶にスポンジ……。」
「私?」
「シヴァーディー、甘めの飲み物を
来賓に振る舞う分、いや…
半分の量でも、いけるか……。
和平の気持ちを込めた"香茶"って
入れる事は可能か?」
「どういうことですか?」
「言葉の通りだが、和平を意識しながら
"香茶"を入れて、その飲み物に
焼いたスポンジの切れ端に染み込ませて
生クリームと交互に入れるんだ。
見た目から楽しめるスイーツだ。
上にココアパウダーなどかけたり
木の実や、果物を乗せたら、
多少焦げた生地や、しっとりし過ぎの
生地でも、美味しく食べれる。」
「ヴィル様、なんでそんなに、
デザート類に詳しいんですか?」
「…お菓子好きの、とある者に
無理矢理、こっそり作らされたからだ。」
「……。」
俺が作れば、全部魔力で作れるから、
材料さえあれば、調理器具は最小限で
あとは魔力で焼き上げるから
オーブンはいらなかった。
しかも、オーブンより早いし、
作ってる最中も見れるからといって
兄たちと姉は、俺にお菓子やデザート類を
作らせたのだった。
「シヴァーディー、他に一般常識
当たり前の事、恋愛感情や
人間関係など、わかる範囲で
教えて欲しい。」
「……。」
「お前なら、男心も女心もわかるような
気がするし。変に俺にへりくだらないし
怖がらない…。俺に嘘を教えなさそうだ。
お互いが対等って感じの、気軽さがうれしい。」
「……。」
「やはり。だめか?俺はわりと、お前、
シヴァーディーの事気に入ってるから、
は、初めて信頼出来る奴だと
思ったから……。無理強いはしたくない。」
「ヴィルさまぁぁぁぁぁぁ……。」
うごっ。
俺は、ジヴァーディーに抱きしめられ、
頬にキスをされていた。
「シ、ジヴァーディー……。」
「ヴィル様、もぉー、大好き。
離さないわ…。」
さらにぎゅーと抱きしめられた。
「やめろ。く、苦しい。」
"香茶"の意味を教えられたが、
他にも、一般的な意味がある事、
当たり前の事を知らないんではないかと、
不安になってしまった。
"香茶"
やばい。恥ずかしい。
かなり、恥ずかしすぎる。
なんだか急に、周りにどう思われて
いるのか気になり出してしまった。
俺がオリービアに入れてあげるのも
いいかもな。
オリービアは"香茶"の意味を
知っているんだろうか?
「シウァーディー、"香茶"を入れるのは、
難しいか?」
「誰に?って聞いていいのかしら?
私ならいつでもOKですわよ。ヴィル様。」
「……。」
「愛しのヴィル様、ちなみに
"香茶"の意味をもうご存知ですし
お互い入れ合うということなら、
私のプロポーズを受け入れるとか、
結婚、夫婦って事にもなりますけど、
わたくしヴィル様とならとても
嬉しいわ~。だから一生幸せにしますね。」
「それは、ない。ってなぜ、俺は
お前に幸せにされるんだ?それに
なぜ俺が受ける側なんだよ。」
「んもぉ~。」
俺らのそばで、ミリは笑っていた。
「シヴァーディーの"香茶"初めて
入れた相手はあの人なのか?」
「……そうね、あまり美味しく
なかったみたいだけど、子ども舌
だったかもって最初から諦めてたわ。」
「そうか……。」
急に、しんみりしてしまった。
話題を変えなければ……。
「シヴァーディーの……。甘めの
お茶にスポンジ……。」
「私?」
「シヴァーディー、甘めの飲み物を
来賓に振る舞う分、いや…
半分の量でも、いけるか……。
和平の気持ちを込めた"香茶"って
入れる事は可能か?」
「どういうことですか?」
「言葉の通りだが、和平を意識しながら
"香茶"を入れて、その飲み物に
焼いたスポンジの切れ端に染み込ませて
生クリームと交互に入れるんだ。
見た目から楽しめるスイーツだ。
上にココアパウダーなどかけたり
木の実や、果物を乗せたら、
多少焦げた生地や、しっとりし過ぎの
生地でも、美味しく食べれる。」
「ヴィル様、なんでそんなに、
デザート類に詳しいんですか?」
「…お菓子好きの、とある者に
無理矢理、こっそり作らされたからだ。」
「……。」
俺が作れば、全部魔力で作れるから、
材料さえあれば、調理器具は最小限で
あとは魔力で焼き上げるから
オーブンはいらなかった。
しかも、オーブンより早いし、
作ってる最中も見れるからといって
兄たちと姉は、俺にお菓子やデザート類を
作らせたのだった。
「シヴァーディー、他に一般常識
当たり前の事、恋愛感情や
人間関係など、わかる範囲で
教えて欲しい。」
「……。」
「お前なら、男心も女心もわかるような
気がするし。変に俺にへりくだらないし
怖がらない…。俺に嘘を教えなさそうだ。
お互いが対等って感じの、気軽さがうれしい。」
「……。」
「やはり。だめか?俺はわりと、お前、
シヴァーディーの事気に入ってるから、
は、初めて信頼出来る奴だと
思ったから……。無理強いはしたくない。」
「ヴィルさまぁぁぁぁぁぁ……。」
うごっ。
俺は、ジヴァーディーに抱きしめられ、
頬にキスをされていた。
「シ、ジヴァーディー……。」
「ヴィル様、もぉー、大好き。
離さないわ…。」
さらにぎゅーと抱きしめられた。
「やめろ。く、苦しい。」
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