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日常生活

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以前までは、魔力が多く朝に起きたかどうか
わからない位身体が重く、毎日が
憂うつだった。
今では、オリービアが毎日そばに
いてくれるおかげで、身体も軽く
仕事がはかどった。

朝起きると、朝食前にオリービアに
逢いに行き魔力を吸いとってもらっている。
そのおかげで、俺もオリービアも
お互いに体調が良かった。
体力、足の筋力をつける為という名目で
俺は毎日オリービアと、お城や庭を
散歩したあとお茶を一緒に楽しんでいた。
可愛い顔に、可愛い笑顔。
俺はオリービアに恋をしていた。
誰にも見せたくない独占欲と、
見せびらかしたい相反した
自分でもよくわからない感情が渦巻いていた。

オリービアが、自分じゃない誰かと
(男性、女性どちらも)一緒にいたり
話したりするだけでも、もやもやする。

オリービアがいないと、すぐに不安になる。

オリービアを衝撃的に抱きしめたくなる

オリービアを、このまま腕に閉じ込めたい。

その為に俺は、オリービアらを取り込み
傷つけてしまうのが怖い。
だけど、離れたくない。
部屋に送ったすぐだというのに、
仕事に戻りたくない。

仕事部屋に、オリービアがいない寂しさ
なんなんだ、この感情……。

「……ま。」
「ヴィル様。」
「……。はあ~。」
ん?
誰だ?俺以外でため息ついたのは?

「ヴィル様…?私の愛しい…ヴィル様?」
わけわからない事を言っている、
俺の目のままにいる魔術師。

「なんの用だ?シヴァーディー・カテドラル。」
「いや~ん、シンディーって言って。」
「シヴァーディー・カテドラル、
俺に何の用だ?」
「私にとって、重要なことなのよ。」
「……。」

シヴァーディー・カテドラルは弟に辺境伯を
爵位を譲渡し、同時にこの国の魔術師として
正式に称号を得たばかりだ。
辺境伯になったばかりの弟は、
昨日領地に戻る為、昨日の早朝に王城を
立ち去ったばかりだ。
その弟か領地に何かあったのか?

「どしたんだ?大丈夫なのか?」
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