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第二章 婚姻に向けて
62、保護施設
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ソリトル領には約1000人弱の
様々な種族が住んでいた。
代々続いている慈善事業、
孤児院や保護施設が一緒になった場所。
領主のお屋敷のすぐ近くに大きな建物があり
他国や他の地域から流れてきた者、
先王の影響で親を亡くした子どもや
その逆、子を亡くした親、怪我や
病気で身体が動かしにくい者など
様々な事情を持った者が集まっていた。
一番大きな施設がここ、領主の館の側の施設だった。
"未成年の者は、確か今75人で、成人
した者が48人程ですね。"
と言っていたソリトル伯爵だが、
わずか2ヶ月足らずで、4人の未成年と
1人成人したばかりの者が増えていた。
123人と増えた5人で128人。
1000人足らずの領民で、孤児や保護を
必要とする者が128人、そのうちの中の
成人した者で手足の欠損、又は病気により
働きにくい状態の者が30人程度いた。
ソリトル伯爵は、ここにたどり着いただけでも
無事で良かったと思ってもらえれば、
ありがたいと言っていた。
俺の義理の父は、お人好しを通り越した
善人だと思った。
前王(愚王)だけのせいではないが、
たった10年ほどでは、荒れた土地や
傷ついた者たちは癒しきれなかった。
まだまだ問題が山積みの仕事を
それぞれ自分で考えいきていた。
カズミは2つの施設を訪れ、いつものように
紙芝居を披露し、神様たちの信仰を
勧めるよう仕向けてみた。
成人した者で、読み書きあるいわ
身体を動かせなくても、子どもたちに
読み書き、マナーや言葉遣いを教えれる者が
いれば優しく教えてあげる臨時の先生としたり、
身体の不自由な者への接し方や、手助けを
一緒に考えたり、お互い教え合い勉強していた。
マコト様に対してプーエルはハルト様の事を
聞きたそうにしていたが、第二子を
数ヶ月前に産んだ事を聞くと、
喜んだものの寂しそうにしていた。
「まだ、あきらめていなかったんだ。」と
マコト様はポツリと呟いていた。
ボイニー王国のオレット王弟殿下は
数ヶ月一緒に行動を共にし、アベリアちゃんを
抱きしめたあと、俺たちにお礼を言い
また会う約束をし、ボイニー王国へと帰っていった。
総帥との婚姻式。
本来なら義理の息子とはいえ、身分ある所へ
嫁ぐので、嫁ぎ先まで飾り付けた馬車に乗り
たくさんの護衛に囲まれながら、
お披露目しながらの嫁入り?するそうだ。
だが、ソリトル領から王都までは
馬車で1日かかるので、安全面や
あとナオクルさんの独占欲により、
却下されたのだった。
旅立ち前日に、ほどんどの者が酔い潰れるほど
酒を飲み皆祝ってくれたのだった。
様々な種族が住んでいた。
代々続いている慈善事業、
孤児院や保護施設が一緒になった場所。
領主のお屋敷のすぐ近くに大きな建物があり
他国や他の地域から流れてきた者、
先王の影響で親を亡くした子どもや
その逆、子を亡くした親、怪我や
病気で身体が動かしにくい者など
様々な事情を持った者が集まっていた。
一番大きな施設がここ、領主の館の側の施設だった。
"未成年の者は、確か今75人で、成人
した者が48人程ですね。"
と言っていたソリトル伯爵だが、
わずか2ヶ月足らずで、4人の未成年と
1人成人したばかりの者が増えていた。
123人と増えた5人で128人。
1000人足らずの領民で、孤児や保護を
必要とする者が128人、そのうちの中の
成人した者で手足の欠損、又は病気により
働きにくい状態の者が30人程度いた。
ソリトル伯爵は、ここにたどり着いただけでも
無事で良かったと思ってもらえれば、
ありがたいと言っていた。
俺の義理の父は、お人好しを通り越した
善人だと思った。
前王(愚王)だけのせいではないが、
たった10年ほどでは、荒れた土地や
傷ついた者たちは癒しきれなかった。
まだまだ問題が山積みの仕事を
それぞれ自分で考えいきていた。
カズミは2つの施設を訪れ、いつものように
紙芝居を披露し、神様たちの信仰を
勧めるよう仕向けてみた。
成人した者で、読み書きあるいわ
身体を動かせなくても、子どもたちに
読み書き、マナーや言葉遣いを教えれる者が
いれば優しく教えてあげる臨時の先生としたり、
身体の不自由な者への接し方や、手助けを
一緒に考えたり、お互い教え合い勉強していた。
マコト様に対してプーエルはハルト様の事を
聞きたそうにしていたが、第二子を
数ヶ月前に産んだ事を聞くと、
喜んだものの寂しそうにしていた。
「まだ、あきらめていなかったんだ。」と
マコト様はポツリと呟いていた。
ボイニー王国のオレット王弟殿下は
数ヶ月一緒に行動を共にし、アベリアちゃんを
抱きしめたあと、俺たちにお礼を言い
また会う約束をし、ボイニー王国へと帰っていった。
総帥との婚姻式。
本来なら義理の息子とはいえ、身分ある所へ
嫁ぐので、嫁ぎ先まで飾り付けた馬車に乗り
たくさんの護衛に囲まれながら、
お披露目しながらの嫁入り?するそうだ。
だが、ソリトル領から王都までは
馬車で1日かかるので、安全面や
あとナオクルさんの独占欲により、
却下されたのだった。
旅立ち前日に、ほどんどの者が酔い潰れるほど
酒を飲み皆祝ってくれたのだった。
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