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第一章 2人の約束

44、印

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*ナオクル・チロメドゥル総帥目線

カズミの喘ぐ唇にふれ、そっと吸い上げると
それに応える様に甘えてくるカズミ。
可愛い、愛しい、この言葉しか思いつかない。
指は3本に増やし、蕾の中で指を
バラバラに動かした。
カズミは感じているのか悶えながら
可愛い声で、私を魅了し続けた。
「あぁ…ナオ……もっと。」
「挿れていいのか?」
「ごめん、欲しい。媚薬のせいで
おかしいかも……。」
媚薬は昨夜で、ほぼ抜けたハズ……。
カズミは、媚薬のせいだと言うが
私で感じてくれている事に優越感を感じた。
「任せろ。」
カズミの蕾から指を抜くと、ポッカリあいた
蕾の穴が物欲しげに収縮していた。
腰を高くうつ伏せ状態にし、クッションで
楽な姿勢をとらせた。
待ちわびた瞬間、痛いほど反り返ったペニスを
ヒクヒクする蕾に押し当てた。
「ううっ、んんっ……。」
「カズミ、息をして。このままでは
キツイ。力をぬけ。」
「どうしたらいいか…わからない…。」
私はカズミの乳首を後ろから抱き込むように
つねったり、優しく指先で触れたり
刺激を与えた。
「いやぁぁ…そこ、ダメ。」
「乳首は、感じやすいのだな。ここは?」
そう言いながら、カズミのペニスにも
刺激を与えていた。
一瞬、カズミの身体から力がぬけた時
ググッと、自身の先端を埋めた。
「んぁぁ~。」
「カズミ、力を抜いてくれ。
持っていかれそうだ。」
「んんッ。」
振り返りながら涙目で首をふるカズミ。
「その色っぽい仕草は、クッ…逆効果だ。」
振り返っているカズミに口付けをし
根気よく入り口で抜き差し、徐々に
奥に侵入していった。
カリ部分が完全に収まったところで、
カズミの熱い中で、最奥を目指した。

初めて繋がった喜びに浸りながら
最奥の中で馴染むのを待った。
「ひとつになれた。やっと……。
カズミとひとつになれた。」
「……ナオ、俺はナオが、す、す、好きだ。」
「……。」
俺は一気に身体中熱くなった。
「印は、正直なんだか怖い。でも、
好きな気待ちは変わらない。長い間
待たしてごめん。いいよ、印。」
「カズミ……いいのか?」
カズミが首を縦に……。頷いた!!
「千年…。もう、逢えないかと怖かった。
もう、離さない。もう、失わない。
私のそばに居てくれ。」
「……はい。」
「我は誓う。ナオクル・チロメドゥルは
カズミ・アカイケと生涯を共にし、
魂をも共鳴し合うことを誓う。我の誓いは
天に、我の誓いは地に、我の誓いは
カズミ・アカイケに、印を……。」
繋がったままの私たちは向かいあい、
カズミは手を伸ばして私に口付けた。

カズミからの口づけ……。
あまりの唐突さに我を失いかけた。
自分自身を落ち着けさすために、
カズミの過去を見たのを色々と思い出していた。
そのうちの一つと同じことをした。
思いを込め、そこに口付けた。
とろけるような熱い体内の熱杭は、
さらに増し、左右に開いたカズミの
白い太ももの裏を押し、私の熱杭を
激しく打ち付けた。
「ふぁ、あっ…んっ。」
激しい抽送にカズミは全身に汗をかきながらも
喉をのけ反らし甘くて魅惑的に喘いでいた。
魅惑的で可愛いカズミを抱きしめると
カズミも私の背中に手を回し抱き寄せてくれた。
「カズミ……愛しい私だけのカズミ。」
熱杭をギリギリまで引き抜くと、私を
逃さないとでもするかのように、
ギュギュッと締め付けてきた。
「クッ、……カズミ。」
それだけでもイキそうになったのに、
カズミは私を誘うかの様に、膝を自ら
左右に割り開き、私をもっと奥まで
ついて欲しいのか、「ナオ…好き。」と
呟いたのだ。
こんなセリフいつのまに覚えたんだ?
カズミに酔いしれそうだ。
私は腰を激しく波打たせ、キツく
締め付けれながらも熱いカズミの中で、
速くて激しい律動を続けた。
お互い息をするのも忘れるくらい
のぼり詰めていった。

身体が熱くなりカズミの中で弾けてしまった。
同時にカズミも白濁を出していた。

「あっ、ここって……。」
「この指にはめるんだろ?」
昇龍が左右の薬指に絡みつく様な
紋様の印が印されていた。
「"薬指"左手は"永遠の愛、愛や絆を深める"
右手は"不安を取り除く、精神的に安定する"
そういう意味がある、改めて2人の指輪は
あとで作る。」
カズミの瞳からは綺麗な滴が、
次々と溢れていた。

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