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第一章 2人の約束

43、気持ち

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*ナオクル・チロメドゥル総帥目線

私はカズミに告白をした。
そして印、半身の契約を持ちかけたのだった。
「…ごめん、返事まだ待ってもらってもいい?」
胸がえぐれそうな位ショックだった。
まだ、私は何かをしてしまったのだろうか?
それともひと型じゃない姿に恐怖を
感じたのだろうか?
また、何百年…千年近くを1人で
過ごさなければならないのか?嫌だ。
「……死ぬ間際とかは嫌だぞ。」
「……そこまでは、待たせないよ。」
「……。」
あと、どれくらい、何日、何年
待たなければならないんだ?

「なるべく早く、するね。チュッ、チュッ。」
「……。」
……こ、これは、まさかの?
だが、しかし、カズミは当たり前の
常識を知らないハズ。

1、恋人や婚約者が耳をひっぱってくる行為は
求婚をしてほしいサイン。サインを
見逃したらあっかーん。これ常識。

1、恋人や婚約者からのバードキスは
愛情不足のサイン。きっちり言葉と態度で
示さないとあっかーん。これ常識。
 
耳を引っ張ってくる行為は、何度かあった。
今回は、はっきり求婚したし、印の契約も
ちゃんと持ちかけた。
カズミからのバードキス。
俺の愛情が足りないのか?
今日は一日中休みだし、町へ観光する
予定だがこのままではダメだ。
「カズミ、したい。だからしよう。」
「イイ朝デスネ。」
話を逸らそうとするカズミも可愛い。
ずっと我慢していた私の可愛いカズミ。
手離さない。私の側にずっといてくれ。
私のそそり立つペニスを、カズミに
擦りつけながら、アピールしていたが
ずっとスルーされていた。
言葉も足さなければ、やはり無理か……。
こういう時、なんて言うんだったかな?
わかりやすく、シンプルな言葉。
「抱く。」
「……。」
最初にやわらかな唇を堪能し、
赤く色づいた頬にも口づけを落とした。
私のやたらと主張してくるものは、
今すぐにでもカズミに入り込み
グチュグチュにかき混ぜたがっていた。
「潤んだ目も最高だ。」
「ンッ……ナオ…。」
口内に舌を入れ、口内を犯していると
カズミの息が上がっていた。
柔らかかった乳首は、摘んだり
口の中に入れ舌で刺激していると
色っぽい声を上げながら硬くなっていった。
「……ナオッ…いじわるぅ。」
「んっ?」
カズミには気持ちよくなって欲しいから
いじわるはしていない。
私自身、まだ理性は大丈夫な気はする……。
まだ、大丈夫なはず…かなり我慢しながら、
ゆっくり解していくつもりだった。
「…ナオ…俺…まだ、媚薬残ってるかも……。」
涙目のカズミは、まだ触れてない場所を
手で隠しながら、恥ずかしそうに足を
摺あわしていた。
「どうして欲しい?」
「いじわる言わないで。」
なんだ!!この破壊力!!
上目遣いに、涙目。
いじわるしていたないのに
いじわるくしたくなる可愛さだ。
「言わないと分からない。」
「うっ、ナオ…お願い…して。」
ウゥッ。キタッ。
私の中の何かが早くなる、体温も
高くなっているはず。
「ナニをしてほしいんだ?」
もう一押し。
なんだってしてやる。
「お、俺のココ、触って。お願い!!」
「わかった。」
私は、よく出来ましたという気持ちを込めて
カズミの頭を撫でた。
その後はカズミの少し勃ち上がった
ペニスに触れたのだ。
「触れただけで、蜜をこぼしているぞ。」
「……やっ、い、言わないで。」
「可愛い。」
カズミのペニスの先っちょからは、
トロトロと流れ出る蜜を潤滑油がわりに、
根元から先の方まで、ゆっくり上下に
指を動かしていった。
「ナオ…もっと……。」
熱い息を吐きながら、寄り添う身体は
隙間なく重なり、股間の茂みが密着した。
互いに成長したオスの証は、
蜜を絡ませながらお互いのものを
握り込んでいた。
急な強い刺激に、どちらども白濁を吐き出した。
不規則な荒々しい呼吸を整えないまま
白濁を指ですくい取り、カズミの
蕾に塗りつけていた。
「あっ、はぁはぁ~…まだ、
やっ…な、なに?んんっ。」
イッたばかりのカズミの身体を横向きにし
苦しそうに喘ぐカズミの蕾に指を一本挿れた。
奥にあるカズミの快楽スポットを
避けながら、ゆっくり中をほぐし
穏やかな息遣いに戻ってきたカズミに
もう一本指を増やした。
「んぁぁ……。」
「カズミ……。」
私は何を言えばいいか、思い浮かばなかった。
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