35 / 40
33 村長?
しおりを挟む
魚人族のチェプさんの案内で建物内の
奥の部屋……。
えっ?ここ?
村長さんの部屋だよね?
この村で1番大きな建物だけど、ここ…?
「おっ、久しぶりだな。え~と名前
なんだったかな?」
「ははは、相変わらずだな。今は
パパをしてるアッべだ。そして妻の
メリー、俺たちの子の……。」
「うわああああああぁぁぁ……。」
「「「「「「「!!!」」」」」」」
び、びっくりした!
あっ、びっくりしたのは俺だけじゃなさそうだった。
あぁー、やっぱりメロリラさんの事が……。
チェプさん………。
親子設定だったとはいえ、失恋に
なるんだよね?ごめんねチェプさん。
そのうち、メロリラさんみたいに
か弱…くなくて、強くてたくましい
素晴らしい女性に出会えるよ。
……たぶん。
「付き合ってるとかじゃなくて…
や、やっぱり…ズズズ(鼻をすする音)
夫婦どころか…ぶぉぉぉ(村長に
手渡された紙で鼻をかむ音)
お、親子ぉぉおおお……。あ"あ"あ"……。」
布では拭いきれない、滝のような涙。
「我が子ながらヌメヌメと涙流しやがって
みっともないったら、ありゃしないわ。」
「えっ?」
我が子?こんなにも、キレイな女性から
なぜ魚人族が……。
いや、失礼だけどチェプさんとこの方が
親子だって言うのがビックリだ。
「おや?初めまして。君がこやつに
託された子かな?そして、そちらの
親子たちは?あっ、ここは狭いから
応接室に行こうか?チェプ、
お茶を用意してくれ。」
「はい、お父さんわかりました。」
「お、お父さん?!」
あっ、叫んでしまった。
「はい?あぁ、チェプは8番目の子でな
私の妻に1番似ていて、可愛いんだよ。」
「……そ、そうなんですね。」
「そうなんだよ。妻そっくりの、水かきに
妻そっくりのつぶらな瞳、きわめつけが
妻に似た体つき、妻に似て、親バカだと
わかっていても最高に可愛い我が子なんだよ。」
「お、お父さん、もうやめてください。
お、お茶用意してきますから、は、早く
お客様を応接室に案内して下さい。」
「はいはい、照れて可愛い。チュッ。」
「お、お父さん、俺はもう大人なんですから
おやめ下さい。」
「つまらないな、昔のように"パパ"とか
"パパッチィ"って呼んでくれ。」
バタンッ。
「ははは…すまないね。我が子は可愛いが
少しからかい過ぎたようで
照れてしまったようだ。さぁ、こちらにどうぞ。」
「相変わらずだな。」
クロード様は知っていたようだが
馬車メンバーはなんとも言えない顔を
していたから、きっと俺と同じ事
考えていたのかもしれない。
色々ツッコミたいけど
さすがに聞けそうにない。
なぜ化粧をして女装しているのか?
種族は人間なのか?
8人の子ども、まあまあの多いのかな?
そう、思いながら建物の奥の
物置部屋のような場所から
先程とは違った、広い場所に
木でできた大きなテーブルと椅子、
応接室というより食堂のような場所だった。
コンコン。
「マイハニー、お客様が来たけど
体調は大丈夫かな?」
村長の奥様、体調悪いの?
なんだか申し訳ないなぁ。
奥の部屋……。
えっ?ここ?
村長さんの部屋だよね?
この村で1番大きな建物だけど、ここ…?
「おっ、久しぶりだな。え~と名前
なんだったかな?」
「ははは、相変わらずだな。今は
パパをしてるアッべだ。そして妻の
メリー、俺たちの子の……。」
「うわああああああぁぁぁ……。」
「「「「「「「!!!」」」」」」」
び、びっくりした!
あっ、びっくりしたのは俺だけじゃなさそうだった。
あぁー、やっぱりメロリラさんの事が……。
チェプさん………。
親子設定だったとはいえ、失恋に
なるんだよね?ごめんねチェプさん。
そのうち、メロリラさんみたいに
か弱…くなくて、強くてたくましい
素晴らしい女性に出会えるよ。
……たぶん。
「付き合ってるとかじゃなくて…
や、やっぱり…ズズズ(鼻をすする音)
夫婦どころか…ぶぉぉぉ(村長に
手渡された紙で鼻をかむ音)
お、親子ぉぉおおお……。あ"あ"あ"……。」
布では拭いきれない、滝のような涙。
「我が子ながらヌメヌメと涙流しやがって
みっともないったら、ありゃしないわ。」
「えっ?」
我が子?こんなにも、キレイな女性から
なぜ魚人族が……。
いや、失礼だけどチェプさんとこの方が
親子だって言うのがビックリだ。
「おや?初めまして。君がこやつに
託された子かな?そして、そちらの
親子たちは?あっ、ここは狭いから
応接室に行こうか?チェプ、
お茶を用意してくれ。」
「はい、お父さんわかりました。」
「お、お父さん?!」
あっ、叫んでしまった。
「はい?あぁ、チェプは8番目の子でな
私の妻に1番似ていて、可愛いんだよ。」
「……そ、そうなんですね。」
「そうなんだよ。妻そっくりの、水かきに
妻そっくりのつぶらな瞳、きわめつけが
妻に似た体つき、妻に似て、親バカだと
わかっていても最高に可愛い我が子なんだよ。」
「お、お父さん、もうやめてください。
お、お茶用意してきますから、は、早く
お客様を応接室に案内して下さい。」
「はいはい、照れて可愛い。チュッ。」
「お、お父さん、俺はもう大人なんですから
おやめ下さい。」
「つまらないな、昔のように"パパ"とか
"パパッチィ"って呼んでくれ。」
バタンッ。
「ははは…すまないね。我が子は可愛いが
少しからかい過ぎたようで
照れてしまったようだ。さぁ、こちらにどうぞ。」
「相変わらずだな。」
クロード様は知っていたようだが
馬車メンバーはなんとも言えない顔を
していたから、きっと俺と同じ事
考えていたのかもしれない。
色々ツッコミたいけど
さすがに聞けそうにない。
なぜ化粧をして女装しているのか?
種族は人間なのか?
8人の子ども、まあまあの多いのかな?
そう、思いながら建物の奥の
物置部屋のような場所から
先程とは違った、広い場所に
木でできた大きなテーブルと椅子、
応接室というより食堂のような場所だった。
コンコン。
「マイハニー、お客様が来たけど
体調は大丈夫かな?」
村長の奥様、体調悪いの?
なんだか申し訳ないなぁ。
0
お気に入りに追加
201
あなたにおすすめの小説
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
異世界キャンパー~無敵テントで気ままなキャンプ飯スローライフ?
夢・風魔
ファンタジー
仕事の疲れを癒すためにソロキャンを始めた神楽拓海。
気づけばキャンプグッズ一式と一緒に、見知らぬ森の中へ。
落ち着くためにキャンプ飯を作っていると、そこへ四人の老人が現れた。
彼らはこの世界の神。
キャンプ飯と、見知らぬ老人にも親切にするタクミを気に入った神々は、彼に加護を授ける。
ここに──伝説のドラゴンをもぶん殴れるテントを手に、伝説のドラゴンの牙すら通さない最強の肉体を得たキャンパーが誕生する。
「せっかく異世界に来たんなら、仕事のことも忘れて世界中をキャンプしまくろう!」
【完結】僕は今、異世界の無人島で生活しています。
コル
ファンタジー
大学生の藤代 良太。
彼は大学に行こうと家から出た瞬間、謎の光に包まれ、女神が居る場所へと転移していた。
そして、その女神から異世界を救ってほしいと頼まれる。
異世界物が好きな良太は二つ返事で承諾し、異世界へと転送された。
ところが、女神に転送された場所はなんと異世界の無人島だった。
その事実に絶望した良太だったが、異世界の無人島を生き抜く為に日ごろからネットで見ているサバイバル系の動画の内容を思い出しながら生活を開始する。
果たして良太は、この異世界の無人島を無事に過ごし脱出する事が出来るのか!?
※この作品は「小説家になろう」さん、「カクヨム」さん、「ノベルアップ+」さん、「ノベリズム」さんとのマルチ投稿です。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
転生幼女具現化スキルでハードな異世界生活
高梨
ファンタジー
ストレス社会、労働社会、希薄な社会、それに揉まれ石化した心で唯一の親友を守って私は死んだ……のだけれども、死後に閻魔に下されたのは願ってもない異世界転生の判決だった。
黒髪ロングのアメジストの眼をもつ美少女転生して、
接客業後遺症の無表情と接客業の武器営業スマイルと、勝手に進んで行く周りにゲンナリしながら彼女は異世界でくらします。考えてるのに最終的にめんどくさくなって突拍子もないことをしでかして周りに振り回されると同じくらい周りを振り回します。
中性パッツン氷帝と黒の『ナンでも?』できる少女の恋愛ファンタジー。平穏は遙か彼方の代物……この物語をどうぞ見届けてくださいませ。
無表情中性おかっぱ王子?、純粋培養王女、オカマ、下働き大好き系国王、考え過ぎて首を落としたまま過ごす医者、女装メイド男の娘。
猫耳獣人なんでもござれ……。
ほの暗い恋愛ありファンタジーの始まります。
R15タグのように15に収まる範囲の描写がありますご注意ください。
そして『ほの暗いです』
せっかく異世界に転生できたんだから、急いで生きる必要なんてないよね?ー明日も俺はスローなライフを謳歌したいー
ジミー凌我
ファンタジー
日夜仕事に追われ続ける日常を毎日毎日繰り返していた。
仕事仕事の毎日、明日も明後日も仕事を積みたくないと生き急いでいた。
そんな俺はいつしか過労で倒れてしまった。
そのまま死んだ俺は、異世界に転生していた。
忙しすぎてうわさでしか聞いたことがないが、これが異世界転生というものなのだろう。
生き急いで死んでしまったんだ。俺はこの世界ではゆっくりと生きていきたいと思った。
ただ、この世界にはモンスターも魔王もいるみたい。
この世界で最初に出会ったクレハという女の子は、細かいことは気にしない自由奔放な可愛らしい子で、俺を助けてくれた。
冒険者としてゆったり生計を立てていこうと思ったら、以外と儲かる仕事だったからこれは楽な人生が始まると思った矢先。
なぜか2日目にして魔王軍の侵略に遭遇し…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる