20 / 24
18、歴史的大発見?!白と黒の真実?
しおりを挟む
「白系と黒系の子?灰色?」
"いや、灰色どころか何も生まれなかった。
「えっ?」
俺は白いフェンリルから200年ほど前の話を聞いていた。
その昔、黒に近い色を持つ者と白に近い色を持つ者が恋人になり婚姻を結ぶ事になった。
だが、あろうことか黒に近い色を持つ者が白い色に近いを持つ者の友人に一目惚れしてしまった。
黒に近い色を持つ者は、白に近い色を持つに対してありもしない事を次々とでっち上げ、ついには殺そうとした。そんな白に近い色を持つ者に不憫(ふびん)に思い助けようとしたが、本来のフェンリルは灰色と思われていたからか、白いフェンリルが白に近い色を持つ者を庇ったという事実から、"呪い"にかけようとしたという事になってしまった。
言葉が通じる者はおらず、事実が曲げられたまま、あたかも黒が良く、白が呪いを呼び寄せる者となり
それが変化し、黒は神に愛される色、白は忌み嫌われた色になったそうだ。
話を聞き終わった後マリは泣いてしまった。
そんなマリにフェンリルは、頼み事をした。
"報酬に見合った分のモノを渡そう。"
「別に報酬とかは要りません。先程の話を書くだけですし、浮気野郎の勘違い野郎を許せません!!」
"あ、あぁ、頼む。マリが書いた真実の事を信じてくれるように、願いを込めよう。"
「任せて!!」
マリは、フェンリルが用意した羊皮紙と万年筆の様なペンを渡した。
早速、書き始めたマリにフェンリルは寄り添った。
用意した羊皮紙全てに書き終わるとマリは、疲れたのか眠ってしまった。
***
「こ、これは?!」
鉱山の一角で歴史的大発見されたモノがあった。
今から約200年程前の地下に作られた大聖堂と真実の書と記された古語で書かれたモノだった。
黒い髪の少女と白いフェンリルも同時に発見されたのだった。
"いや、灰色どころか何も生まれなかった。
「えっ?」
俺は白いフェンリルから200年ほど前の話を聞いていた。
その昔、黒に近い色を持つ者と白に近い色を持つ者が恋人になり婚姻を結ぶ事になった。
だが、あろうことか黒に近い色を持つ者が白い色に近いを持つ者の友人に一目惚れしてしまった。
黒に近い色を持つ者は、白に近い色を持つに対してありもしない事を次々とでっち上げ、ついには殺そうとした。そんな白に近い色を持つ者に不憫(ふびん)に思い助けようとしたが、本来のフェンリルは灰色と思われていたからか、白いフェンリルが白に近い色を持つ者を庇ったという事実から、"呪い"にかけようとしたという事になってしまった。
言葉が通じる者はおらず、事実が曲げられたまま、あたかも黒が良く、白が呪いを呼び寄せる者となり
それが変化し、黒は神に愛される色、白は忌み嫌われた色になったそうだ。
話を聞き終わった後マリは泣いてしまった。
そんなマリにフェンリルは、頼み事をした。
"報酬に見合った分のモノを渡そう。"
「別に報酬とかは要りません。先程の話を書くだけですし、浮気野郎の勘違い野郎を許せません!!」
"あ、あぁ、頼む。マリが書いた真実の事を信じてくれるように、願いを込めよう。"
「任せて!!」
マリは、フェンリルが用意した羊皮紙と万年筆の様なペンを渡した。
早速、書き始めたマリにフェンリルは寄り添った。
用意した羊皮紙全てに書き終わるとマリは、疲れたのか眠ってしまった。
***
「こ、これは?!」
鉱山の一角で歴史的大発見されたモノがあった。
今から約200年程前の地下に作られた大聖堂と真実の書と記された古語で書かれたモノだった。
黒い髪の少女と白いフェンリルも同時に発見されたのだった。
11
お気に入りに追加
330
あなたにおすすめの小説
ただ貴方の傍にいたい〜醜いイケメン騎士と異世界の稀人
花野はる
恋愛
日本で暮らす相川花純は、成人の思い出として、振袖姿を残そうと写真館へやって来た。
そこで着飾り、いざ撮影室へ足を踏み入れたら異世界へ転移した。
森の中で困っていると、仮面の騎士が助けてくれた。その騎士は騎士団の団長様で、すごく素敵なのに醜くて仮面を被っていると言う。
孤独な騎士と異世界でひとりぼっちになった花純の一途な恋愛ストーリー。
初投稿です。よろしくお願いします。
面倒くさがりやの異世界人〜微妙な美醜逆転世界で〜
波間柏
恋愛
仕事帰り電車で寝ていた雅は、目が覚めたら満天の夜空が広がる場所にいた。目の前には、やたら美形な青年が騒いでいる。どうしたもんか。面倒くさいが口癖の主人公の異世界生活。
短編ではありませんが短めです。
別視点あり
目が覚めたら異世界でした!~病弱だけど、心優しい人達に出会えました。なので現代の知識で恩返ししながら元気に頑張って生きていきます!〜
楠ノ木雫
恋愛
病院に入院中だった私、奥村菖は知らず知らずに異世界へ続く穴に落っこちていたらしく、目が覚めたら知らない屋敷のベッドにいた。倒れていた菖を保護してくれたのはこの国の公爵家。彼女達からは、地球には帰れないと言われてしまった。
病気を患っている私はこのままでは死んでしまうのではないだろうかと悟ってしまったその時、いきなり目の前に〝妖精〟が現れた。その妖精達が持っていたものは幻の薬草と呼ばれるもので、自分の病気が治る事が発覚。治療を始めてどんどん元気になった。
元気になり、この国の公爵家にも歓迎されて。だから、恩返しの為に現代の知識をフル活用して頑張って元気に生きたいと思います!
でも、あれ? この世界には私の知る食材はないはずなのに、どうして食事にこの四角くて白い〝コレ〟が出てきたの……!?
※他の投稿サイトにも掲載しています。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
騎士団寮のシングルマザー
古森きり
恋愛
夫と離婚し、実家へ帰る駅への道。
突然突っ込んできた車に死を覚悟した歩美。
しかし、目を覚ますとそこは森の中。
異世界に聖女として召喚された幼い娘、真美の為に、歩美の奮闘が今、始まる!
……と、意気込んだものの全く家事が出来ない歩美の明日はどっちだ!?
※ノベルアップ+様(読み直し改稿ナッシング先行公開)にも掲載しましたが、カクヨムさん(は改稿・完結済みです)、小説家になろうさん、アルファポリスさんは改稿したものを掲載しています。
※割と鬱展開多いのでご注意ください。作者はあんまり鬱展開だと思ってませんけども。
【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り
楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。
たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。
婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。
しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。
なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。
せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。
「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」
「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」
かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。
執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?!
見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
*全16話+番外編の予定です
*あまあです(ざまあはありません)
*2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる