212 / 225
第212話 思い出
しおりを挟む
ステラ目線
カイザを見たのは、"お偉いさんたち"が、
スラム街に来た初日だった。
グラン様の印象が、強すぎて、他の人も
それなりに、こわおもてな顔立ちばかり
なんだろうけど、その中に、カイザは、
変に目立っていた気がする。
遠目だけど、スラム街の人たちも、
"お偉いさんたち"に話しかける態度と、
カイザに、話しかける態度は、全く
別だった。
あのメンツに囲まれたら、カイザは、
まるで食虫植物の様な、存在だった。
カイザを油断させ、丸めこもうとした、
スラム街の悪いヤツらは、次々と、
退治されていった。
スラム街の悪人に、話しかけられた
カイザは、ニコニコ笑顔で、
何も知らないフリをしていた。
あることないこと吹き込まれていたから
助けようか迷っていたら、
「お兄さんたちの事、忘れないよ。
親切に教えていただき、ありがとう。」
って言いながら、瞬時に縄で縛り上げ、
「虚偽、誘惑の現行犯かな?まっいいか。
とりあえず、今、言った事、お父様たちの
前で、言ってね。一言一句
間違えないでね。」
にっこり笑った顔に、ゾクってなったわ。
かなり、遠かったのに、私と
目があった気がする。
この時から、気になり、目が離せなく
なった気がする。
「俺が守るから、俺を信じてくれ。」
「なんでもいいから、不安な事、グチ、
辛い事、なんでもいいから、話してほしい。
他は信じれなくても、俺を信じてほしい。」
見た目は、子犬、あの笑顔は、肉食系の
なんだろ?例えれないくらいの、
ゾクゾク感。
怖いのに、放っておけない感じ。
惹かれるって、この感覚なのかなぁ?
「どうしたの?大丈夫?」
カイザは、ぶつかった場所を、撫でながら
「ダンスを、一緒に、しませんか?」
あっこの、笑顔だ。何か、あったのかな?
カイザを信じてたら、何でも、
大した事無いように、感じれる気がする。
「大丈夫。カイザ。信じてるわ。」
カイザ目線
「あ、ありがとう?」
2人の世界に入っていたから、
気付かなかったが、現実は、
ヒソヒソ話、よくある嫉妬、ねたみ、
「私の方が…。」っていう、
わけわからない言葉を言う女性たち。
俺に、ふさわしいというか、
俺に必要なのは、ステラだけだ。
ダンスの練習も、わずかな間に、
ステップを覚えてしまったステラは、
すごい。運動神経や記憶力がいいのか、
ステラは、姉たちにダンスを教えられ、
、今では、上級者のステップも、
俺がついていく感じに、なってしまった。
初心者向けのダンス曲から、後半は、
上級者向けのダンス曲になり、
後半は、踊れない者達は、会場の食事に
ワザと行っている。
自然と笑いが、込み上げてきた。
ステラを見せたくない気持ちと、
俺のステラのスゴさを、見せつけたい
気持ちが、入り乱れた。
簡単な初心者向けの曲を踊り終え、
俺たちは、食事に行く事にした。
中には、ステラを無視するように、
話しかけてくる、愚かな女性もいた。
「これは、これは、どうも。話しかけて
くれるのはうれしいですが、どちらの
ご令嬢か、忘れてしまいすみません。
あいにくと、私は、婚約者のステラしか、
眼中にないので、今更、名乗られても、
覚えが悪いので、忘れてしまいますが、
それでも、よろしければ、名乗りから、
お願いします。」
引きつった、女性数人は、立ち去った。
身分が下の者から、上の者への、
話しかけは、マナー違反。
しかも、俺の大切な、ステラを、
押しのけようとしただけでも、
腹ただしい出来事だった。
「ステラ。愛してる。」
ポカンとした顔もかわいいが、顔を
赤く染めた、ステラもかわいい。
カイザを見たのは、"お偉いさんたち"が、
スラム街に来た初日だった。
グラン様の印象が、強すぎて、他の人も
それなりに、こわおもてな顔立ちばかり
なんだろうけど、その中に、カイザは、
変に目立っていた気がする。
遠目だけど、スラム街の人たちも、
"お偉いさんたち"に話しかける態度と、
カイザに、話しかける態度は、全く
別だった。
あのメンツに囲まれたら、カイザは、
まるで食虫植物の様な、存在だった。
カイザを油断させ、丸めこもうとした、
スラム街の悪いヤツらは、次々と、
退治されていった。
スラム街の悪人に、話しかけられた
カイザは、ニコニコ笑顔で、
何も知らないフリをしていた。
あることないこと吹き込まれていたから
助けようか迷っていたら、
「お兄さんたちの事、忘れないよ。
親切に教えていただき、ありがとう。」
って言いながら、瞬時に縄で縛り上げ、
「虚偽、誘惑の現行犯かな?まっいいか。
とりあえず、今、言った事、お父様たちの
前で、言ってね。一言一句
間違えないでね。」
にっこり笑った顔に、ゾクってなったわ。
かなり、遠かったのに、私と
目があった気がする。
この時から、気になり、目が離せなく
なった気がする。
「俺が守るから、俺を信じてくれ。」
「なんでもいいから、不安な事、グチ、
辛い事、なんでもいいから、話してほしい。
他は信じれなくても、俺を信じてほしい。」
見た目は、子犬、あの笑顔は、肉食系の
なんだろ?例えれないくらいの、
ゾクゾク感。
怖いのに、放っておけない感じ。
惹かれるって、この感覚なのかなぁ?
「どうしたの?大丈夫?」
カイザは、ぶつかった場所を、撫でながら
「ダンスを、一緒に、しませんか?」
あっこの、笑顔だ。何か、あったのかな?
カイザを信じてたら、何でも、
大した事無いように、感じれる気がする。
「大丈夫。カイザ。信じてるわ。」
カイザ目線
「あ、ありがとう?」
2人の世界に入っていたから、
気付かなかったが、現実は、
ヒソヒソ話、よくある嫉妬、ねたみ、
「私の方が…。」っていう、
わけわからない言葉を言う女性たち。
俺に、ふさわしいというか、
俺に必要なのは、ステラだけだ。
ダンスの練習も、わずかな間に、
ステップを覚えてしまったステラは、
すごい。運動神経や記憶力がいいのか、
ステラは、姉たちにダンスを教えられ、
、今では、上級者のステップも、
俺がついていく感じに、なってしまった。
初心者向けのダンス曲から、後半は、
上級者向けのダンス曲になり、
後半は、踊れない者達は、会場の食事に
ワザと行っている。
自然と笑いが、込み上げてきた。
ステラを見せたくない気持ちと、
俺のステラのスゴさを、見せつけたい
気持ちが、入り乱れた。
簡単な初心者向けの曲を踊り終え、
俺たちは、食事に行く事にした。
中には、ステラを無視するように、
話しかけてくる、愚かな女性もいた。
「これは、これは、どうも。話しかけて
くれるのはうれしいですが、どちらの
ご令嬢か、忘れてしまいすみません。
あいにくと、私は、婚約者のステラしか、
眼中にないので、今更、名乗られても、
覚えが悪いので、忘れてしまいますが、
それでも、よろしければ、名乗りから、
お願いします。」
引きつった、女性数人は、立ち去った。
身分が下の者から、上の者への、
話しかけは、マナー違反。
しかも、俺の大切な、ステラを、
押しのけようとしただけでも、
腹ただしい出来事だった。
「ステラ。愛してる。」
ポカンとした顔もかわいいが、顔を
赤く染めた、ステラもかわいい。
0
お気に入りに追加
780
あなたにおすすめの小説
至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます
下菊みこと
恋愛
至って普通の女子高生でありながら事故に巻き込まれ(というか自分から首を突っ込み)転生した天宮めぐ。転生した先はよく知った大好きな恋愛小説の世界。でも主人公ではなくほぼ登場しない脇役姫に転生してしまった。姉姫は優しくて朗らかで誰からも愛されて、両親である国王、王妃に愛され貴公子達からもモテモテ。一方自分は妾の子で陰鬱で誰からも愛されておらず王位継承権もあってないに等しいお姫様になる予定。こんな待遇満足できるか!羨ましさこそあれど恨みはない姉姫さまを守りつつ、目指せ隣国の王太子ルート!小説家になろう様でも「主人公気質なわけでもなく恋愛フラグもなければ死亡フラグに満ち溢れているわけでもない至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます」というタイトルで掲載しています。
【完結】転生令嬢は推しキャラのために…!!
森ノ宮 明
恋愛
その日、貧乏子爵令嬢のセルディ(十二歳)は不思議な夢を見た。
人が殺される、悲しい悲しい物語。
その物語を映す不思議な絵を前に、涙する女性。
――もし、自分がこの世界に存在出来るのなら、こんな結末には絶対させない!!
そしてセルディは、夢で殺された男と出会う。
推しキャラと出会った事で、前世の記憶を垣間見たセルディは、自身の領地が戦火に巻き込まれる可能性があること、推しキャラがその戦いで死んでしまう事に気づいた。
動揺するセルディを前に、陛下に爵位を返上しようとする父。
セルディは思わず声を出した。
「私が領地を立て直します!!」
こうしてセルディは、推しキャラを助けるために、領地開拓から始めることにした。
※※※
ストーリー重視なので、恋愛要素は王都編まで薄いです
推しキャラは~は、ヒーロー側の話(重複は基本しません)
※マークのある場所は主人公が少し乱暴されるシーンがあります
苦手な方は嫌な予感がしたら読み飛ばして下さい
○小説家になろう、カクヨムにも掲載しています
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
【完結】強制力なんて怖くない!
櫻野くるみ
恋愛
公爵令嬢のエラリアは、十歳の時に唐突に前世の記憶を取り戻した。
どうやら自分は以前読んだ小説の、第三王子と結婚するも浮気され、妻の座を奪われた挙句、幽閉される「エラリア」に転生してしまったらしい。
そんな人生は真っ平だと、なんとか未来を変えようとするエラリアだが、物語の強制力が邪魔をして思うように行かず……?
強制力がエグい……と思っていたら、実は強制力では無かったお話。
短編です。
完結しました。
なんだか最後が長くなりましたが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
【完結】名前もない悪役令嬢の従姉妹は、愛されエキストラでした
犬野きらり
恋愛
アーシャ・ドミルトンは、引越してきた屋敷の中で、初めて紹介された従姉妹の言動に思わず呟く『悪役令嬢みたい』と。
思い出したこの世界は、最終回まで私自身がアシスタントの1人として仕事をしていた漫画だった。自分自身の名前には全く覚えが無い。でも悪役令嬢の周りの人間は消えていく…はず。日に日に忘れる記憶を暗記して、物語のストーリー通りに進むのかと思いきや何故かちょこちょこと私、運良く!?偶然!?現場に居合わす。
何故、私いるのかしら?従姉妹ってだけなんだけど!悪役令嬢の取り巻きには絶対になりません。出来れば関わりたくはないけど、未来を知っているとついつい手を出して、余計なお喋りもしてしまう。気づけば私の周りは、主要キャラばかりになっているかも。何か変?は、私が変えてしまったストーリーだけど…
私は幼い頃に死んだと思われていた侯爵令嬢でした
さこの
恋愛
幼い頃に誘拐されたマリアベル。保護してくれた男の人をお母さんと呼び、父でもあり兄でもあり家族として暮らしていた。
誘拐される以前の記憶は全くないが、ネックレスにマリアベルと名前が記されていた。
数年後にマリアベルの元に侯爵家の遣いがやってきて、自分は貴族の娘だと知る事になる。
お母さんと呼ぶ男の人と離れるのは嫌だが家に戻り家族と会う事になった。
片田舎で暮らしていたマリアベルは貴族の子女として学ぶ事になるが、不思議と読み書きは出来るし食事のマナーも悪くない。
お母さんと呼ばれていた男は何者だったのだろうか……? マリアベルは貴族社会に馴染めるのか……
っと言った感じのストーリーです。
悪役令嬢に転生したら病気で寝たきりだった⁉︎完治したあとは、婚約者と一緒に村を復興します!
Y.Itoda
恋愛
目を覚ましたら、悪役令嬢だった。
転生前も寝たきりだったのに。
次から次へと聞かされる、かつての自分が犯した数々の悪事。受け止めきれなかった。
でも、そんなセリーナを見捨てなかった婚約者ライオネル。
何でも治癒できるという、魔法を探しに海底遺跡へと。
病気を克服した後は、二人で街の復興に尽力する。
過去を克服し、二人の行く末は?
ハッピーエンド、結婚へ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる