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第126話 守り

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シルヴィー王国で、たった一晩で、
次々と飢餓状態のものが、
回復した薬。
回復薬の効果が、すごい事や、
見た事がない小粒の丸薬。
甘くて、飲みやすい。
小さな子どもから、
高齢者まで飲みやすい薬。
奇跡の回復薬。

こころが作った薬は、
出来上がるとすぐに、
シルヴィー王国の皆を助けるため、
動けるようになった、獣騎士で、
住民達に、無償で提供されていた。
飢餓状態のものが、すごい効き目の薬で
しかも、飲みやすい小粒の薬により、
速攻で回復した。
助かった住民達は、
奇跡の薬、神の薬と、
呼んでいた。だが、
獣騎士の、たったの1人が
こぼした言葉に
瞬く間に広がっていった。

ウルクの直属の部下が、
回復薬を飲んだ住民達に
お礼など言われつづけ、
自分の手柄じゃなく
「これは、今、お城にいるこころ様が、
ご好意で、作ってくれたものだ。」と
言ってしまったのだった。
翌日、お城には、回復した、住民達が、
次々と押し寄せた。
住民達から、聞きつけた商人や旅人、
他国の薬を買い付けるもの、
色々な目的、色々な考えを持つものが、
シルヴィー王国のお城に、
押し寄せてしまった。

かんこう令をしくのが、ほんの数分、
遅かった為であった。
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