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第108話 お部屋、お風呂

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観光をしながら、買い物をして、少し疲れたので、
部屋に戻ってきました。
まだ、皆は観光を楽しんでいるのか、
誰も戻っていませんでした。
水の国という事は、プールやお風呂があるかなぁ。と
期待してましたが、ありました。
立派な、大きな、豪華な。言葉が
思いつかないほどの、広々とした、
すごい温泉プールが、ありました。
貸切かなぁ?誰もいないけど。
グラン様と二人きりで、露天の湯プールと、
書かれたところに行きました。
男性、中性、女性に分かれた、
脱衣所みたいなところで、水着に着替えました。
青紫色のビキニタイプの水着に、深緑のパレオ。

プールに行くと、グラン様が、先に来ていたので、
声かけをすると、しばらく見つめらました。
その後、タオルに、包まれましたが、
「タオルつけたままは、ダメです。」
「しかも、つけたままだと、泳ぐ前に、私なら
溺れそうになります。」と言う、しぶしぶ
タオルを外してくれました。
「俺から、ぜったいに、離れないでくれ。」と
強く言われ、一緒に、お風呂に入り、
ついつい肩までつかると、グラン様は、
勘違いしたのか、抱っこして、
「大丈夫か?」
といい、さらに過保護になりました。
移動する時は、滑るからと言われ、
お姫様抱っこされ、滑り台をしたいっと言うと、
危ないとの事で、出来ませんでした。
過保護と心配性が、加速したグラン様。

泡風呂、雷風呂、サウナ?部屋の中に、
炎の魔石と、火ねずみ、火うさぎ、火りす、
かわいい炎系の小動物が、いました。
サウナに入りながら、かわいい小動物。
いい感じ。ほどほどに、汗が流れたところで、
汗を流しに、身体を洗う事にしようと思ったけど、
汗をかいたまま、グラン様に、抱っこされるのは嫌で、
自分で、歩くと言うと「ダメだ。危ない。」て言われ、
正直に言うと、なぜか、無言で、洗い場まで、
お姫様抱っこされました。

グラン目線
俺のこころが、下着以上に露出した、水着をきている。
こんな格好で、泳いでた。と聞いた時は、俺のこころを
みたヤツを、片っ端からたおしたくなった。
前の世界でも、今の世界でも、こんな、かわいい
こころの水着姿みせたくない。独り占めしたい。
サウナから出るとき、俺の抱っこを嫌がられたが、
洗い場まで、抱っこした。
誰もいないし、汗かいてるし、
「俺がしてやる。」
恥ずかしがるこころに、俺の手に泡を付け、
こころをやさしく洗っていると、お互い熱くなり、
俺は、こころを食べてしまった。

こころ目線
脱衣所に戻り、恥ずかしさに悶えながら、
脱衣所を出ると、グラン様に、また、
抱っこされながら、部屋に戻りました。
部屋にも、露天風呂が、ついていました。
水着をつけたまま、お風呂は、なんだか、
お風呂に入った気がしなくて、しばらく休憩してから、
また、お風呂に入りました。
グラン様と、一緒にまた、熱くなり、
食べられてしまいました。

お風呂から上がった時には、私はすっかり、
色々な意味で、のぼせてしまいました。

魔力循環で、ゆっくり身体を冷やして
いこうとしましたが、なかなか熱は、
冷えませんでした。
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