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第18話 グラン・アーザ

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昔から、俺はこわおもてで、普通に
相手をみただけで、
泣きさけばれたり、逃げたりした。
俺が大人になるにつれ、気絶や失神者が
続出?まぁまぁ増えた。
俺は、深緑の髪の毛に、青紫の目。祖父似。
2メートル位の身長に、筋肉質の体だ。
この国では 
平均身長  男性180センチ
平均身長  女性 170センチ
髪や目の色は、魔力により違い、
色が濃いほど魔力が高い。
俺は年々、髪と目の色が濃くなり、
魔力も上がっていった。

10歳の時、守護獣に名付けをした。
飛竜型の守護獣フィリオ。
花形の職につける喜びで、
よく 領地を 飛び回り
親父には、よく怒られた。
騎獣隊に入団し、周りからは
なぜか嫌煙されながらも、
訓練にのめりこんだ。
15歳、成人を迎えてからは、なん度か
お見合いをしたが、全滅。
結婚はあきらめ、仕事にうちこみ、
19歳で副団長。
20歳で団長に就任した。

祖父似の、公爵の四番目の息子、次男 。
長男が、公爵を引き継いでくれた為 
俺は、比較的に気軽な身分。
世間的には、美味しい物件らしい。
逢うまでは、結婚の申し込みが多いが
ひどい時には、俺の顔を見るなり
気絶したり、失神した。
なぜか、命乞いまでされたこともあり
獣王とか、嫌な 通り名まで 
つけられている。
仕事場近くに、居住を構え、それなりに 
暮らしてきたが、仕事してるのが 楽しく
気づけば俺は、38歳に なっていた。

男女ともに 、成人15歳から婚姻可能。
ほとんどが、10代で 婚姻し 
20代前半には子どもの 1人は、
もうけてるところが 多かった。
両親は、万年新婚夫婦で、貴族では 
珍しく、1人の相手で子沢山。
よくある妾や愛人とかの問題もなし。
公爵の引き継ぎもスムーズ。
兄弟姉妹は、全員 身分関係なく
恋愛結婚。俺だけ 独身だ。

俺は、彼女をひざに乗せたまま、守護獣や
自分自身の事を、話していた。
こんなに、自分の事を話すのは、
はじめてだ。
人型が珍しいからか、彼女は 勘違い
していたらしく、まだ名付けして
いなかった。そのせいか、
彼女の魔力が高いのに、安定せず
体も弱っていたのか。
彼女は食後よく、ベッドで 休んでいると 
報告受けていたが、
魔力の影響だったんだなあ。

魔力や魔法がない、世界にいたらしいが
魔法の使い方も、 教てあげなければな。
魔力をためたままだと
体が、彼女の、体がもたない。
体が……。
彼女の ふくよかな、触り心地よさそうな
胸に、 目が、 いってしまう。
ダメだ。ダメだ。
俺は、目をそらそうと努力をしていた。
「グラン様 子どもの名前、
何にしましょう?」
えっ。子ども?
俺と彼女の 子ども?
一瞬、俺は、頭の中が真っ白に 
なった気がする。
ゴホっ。
「しゅ 、守護獣の、名付けは
自分と守護獣の契約みたいなものだから、
自分で 考えた方がいい」
「名付けたら、ココの魔力も
安定しやすくなる」
彼女は、かわいい笑顔で
お礼を言ってくれた。
俺のひざから降り、守護獣と 
向かいあっていた。
ひざと 心が 寒い。
しばらくすると、彼女は、
また笑顔で俺に、話しかけてくれて、
「名前きめました。クロン。
この子の名前 クロンにしました。」
俺に似て、凛々しく、
たくましくなるように
俺に似た、名前にしたそうだ。
グラン、クロン
嬉しい。にやけそうだ。
いや、にやけてるだろう。
将来的には、本当の俺とココの 
子どもが 欲しい。
ココの守護獣 クロンに、
なぜか嫌そうな顔されたが
気にならないくらい 嬉しかった。
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