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5、なんのパーティーですか?
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よく晴れたった青空。
澄み切った青空……。
スッキリ、さっぱりした身体。
早朝から身体のお手入れをされた。
俺の体力ゲージ?気力ゲージ?
そんな感じのがガリガリ、ゴリゴリ
削られ限りなくゼロに近かった。
ぷりりんとした自分のふくよかなアレ。
男どもが揉みたがりそうなアレ。
色はもちろんエロいピンク。
頂きとか、さくらんぼとか呼ばれるアレ。
細い腰、下腹部の下には
髪の毛と同じ色の整った生え方してる
艶やかなアレには、男らしい棒など
存在しない。
見ないように気をつけていたが
ずっと目を閉じたままなのも
変に思われるので、そっと
目を開けたらそこには、もう
目を逸らさずにはいられない俺がいた。
身体は素晴らしいプロポーションの
女性の身体。
着せられたドレスは裾にいくほど
グラデーションが濃くなっている
マーメイドラインのドレス。
色やドレスは…結局は俺が決めたのだ。
だって飾りがゴテゴテ付いた
ド派手な色だったり、やたらと
キラキラが付いている重量感じゃなくて、
え~と、重厚感?高級感あるドレス
広い部屋にどっちゃりありましたとさ。
奇跡的に箱に入れられていた、
このシンプルでなめらかなドレスを
見た時、これだ!!と思ったのさぁ。
コレ作った人天才だ。
いいセンスだ。
これを着るのが中身オトコの俺っていうのが
ちょっとどころか、かなり残念だ。
他のよりひときわ目立つが
色的にもシンプルで軽い素材の
ドレスは背中部分が大胆なホルターネック。
むね部分は少し谷間が見える
エロかっこいい感じのものだった。
モデルさん顔負けのプロポーション。
素晴らしい痩せ型、スタイル
抜群の人しか着こなせないドレスだ。
かなり痩せてるから、もう少し
ふくよかな方がいいが、これからは
食事ちょっと増やそうかな?
でも、俺ここに来て食事した
記憶がないんだよな?
なぜだろう?
パーティーは夕方からだよな?
感覚的に今は朝。
朝食食べたっけ?
うーん、朝から家族からのキスの
アラシを受け、お風呂に入った。
決してキスを洗い流したわけじゃないよ。
以前のベルの記憶を見ても、
不思議なことに話してないんだよな。
家族が一方的にしゃべって、それに
頷いたり首を振るだけの簡単なお仕事。
移動はメイドさんか家族の手厚い
お姫様抱っこ。
身体が弱い設定だからか?
ドレスを着たり、トイレで用を済ませた時
お風呂から立ち上がる事も出来るし
歩く事も出来る?!
なぜ俺…ワタクシは歩く事をしないんだ?
考えてもわからない。
髪の毛はハーフアップ。
大胆に開いた背中も長い髪の毛で
見えたり見えなかったりする
絶妙なチラリズム?なドレス。
うぉぉ、わっしょい。
このドレス作った人やっぱり天才。
自分が映った鏡で、あんな事や
こんな事までやりたい放題できる。
パーティーに行きたくない。
行ったらきっと、必ず出逢ってしまう。
王子、騎士、子犬系のちょっと年下の男、
そして隠れキャラ。
でも行かなきゃ、この世界が
本当に第三弾のパッケージ通りなのか
わからない。
行きたくないのに、行かなければならない。
お昼ご飯は、食べてないような気がするのに
お腹は空かない?
家族とのキスあらしを受け馬車に
放り込まれた。
馬車2台4人ずつに分かれて乗ったが
この位置おかしい。
まず俺は自分で馬車の座席には座ってない。
3男のフェロモンたっぷり、バラの貴公子
キオナ・ルネチオ・トルジョリーの
ひざの上。しかもお尻に硬い感触があたっている。
きっとアレだ。
前世では、立ちションする時
大変便利だったアレが、当たってる。
考えちゃダメだ。考えちゃダメ。
逃げたらダメだが、逃げ出したい。
俺の右側に4男のオネェ系。ユリの貴公子
ユリエル・ゾーダー・トルジョリー。
左側には5男の天然・兄貴肌、武の貴公子
アイザック・ユーゴ・トルジョリーがいる。
俺の両手はそれぞれに握られている。
馬車の中暑いし、スリスリもみもみ
身体がうずいてくる。
兄妹だからヤバイのか?
中身が男の俺だからヤバイのか?
誰か助けてくれ~。
澄み切った青空……。
スッキリ、さっぱりした身体。
早朝から身体のお手入れをされた。
俺の体力ゲージ?気力ゲージ?
そんな感じのがガリガリ、ゴリゴリ
削られ限りなくゼロに近かった。
ぷりりんとした自分のふくよかなアレ。
男どもが揉みたがりそうなアレ。
色はもちろんエロいピンク。
頂きとか、さくらんぼとか呼ばれるアレ。
細い腰、下腹部の下には
髪の毛と同じ色の整った生え方してる
艶やかなアレには、男らしい棒など
存在しない。
見ないように気をつけていたが
ずっと目を閉じたままなのも
変に思われるので、そっと
目を開けたらそこには、もう
目を逸らさずにはいられない俺がいた。
身体は素晴らしいプロポーションの
女性の身体。
着せられたドレスは裾にいくほど
グラデーションが濃くなっている
マーメイドラインのドレス。
色やドレスは…結局は俺が決めたのだ。
だって飾りがゴテゴテ付いた
ド派手な色だったり、やたらと
キラキラが付いている重量感じゃなくて、
え~と、重厚感?高級感あるドレス
広い部屋にどっちゃりありましたとさ。
奇跡的に箱に入れられていた、
このシンプルでなめらかなドレスを
見た時、これだ!!と思ったのさぁ。
コレ作った人天才だ。
いいセンスだ。
これを着るのが中身オトコの俺っていうのが
ちょっとどころか、かなり残念だ。
他のよりひときわ目立つが
色的にもシンプルで軽い素材の
ドレスは背中部分が大胆なホルターネック。
むね部分は少し谷間が見える
エロかっこいい感じのものだった。
モデルさん顔負けのプロポーション。
素晴らしい痩せ型、スタイル
抜群の人しか着こなせないドレスだ。
かなり痩せてるから、もう少し
ふくよかな方がいいが、これからは
食事ちょっと増やそうかな?
でも、俺ここに来て食事した
記憶がないんだよな?
なぜだろう?
パーティーは夕方からだよな?
感覚的に今は朝。
朝食食べたっけ?
うーん、朝から家族からのキスの
アラシを受け、お風呂に入った。
決してキスを洗い流したわけじゃないよ。
以前のベルの記憶を見ても、
不思議なことに話してないんだよな。
家族が一方的にしゃべって、それに
頷いたり首を振るだけの簡単なお仕事。
移動はメイドさんか家族の手厚い
お姫様抱っこ。
身体が弱い設定だからか?
ドレスを着たり、トイレで用を済ませた時
お風呂から立ち上がる事も出来るし
歩く事も出来る?!
なぜ俺…ワタクシは歩く事をしないんだ?
考えてもわからない。
髪の毛はハーフアップ。
大胆に開いた背中も長い髪の毛で
見えたり見えなかったりする
絶妙なチラリズム?なドレス。
うぉぉ、わっしょい。
このドレス作った人やっぱり天才。
自分が映った鏡で、あんな事や
こんな事までやりたい放題できる。
パーティーに行きたくない。
行ったらきっと、必ず出逢ってしまう。
王子、騎士、子犬系のちょっと年下の男、
そして隠れキャラ。
でも行かなきゃ、この世界が
本当に第三弾のパッケージ通りなのか
わからない。
行きたくないのに、行かなければならない。
お昼ご飯は、食べてないような気がするのに
お腹は空かない?
家族とのキスあらしを受け馬車に
放り込まれた。
馬車2台4人ずつに分かれて乗ったが
この位置おかしい。
まず俺は自分で馬車の座席には座ってない。
3男のフェロモンたっぷり、バラの貴公子
キオナ・ルネチオ・トルジョリーの
ひざの上。しかもお尻に硬い感触があたっている。
きっとアレだ。
前世では、立ちションする時
大変便利だったアレが、当たってる。
考えちゃダメだ。考えちゃダメ。
逃げたらダメだが、逃げ出したい。
俺の右側に4男のオネェ系。ユリの貴公子
ユリエル・ゾーダー・トルジョリー。
左側には5男の天然・兄貴肌、武の貴公子
アイザック・ユーゴ・トルジョリーがいる。
俺の両手はそれぞれに握られている。
馬車の中暑いし、スリスリもみもみ
身体がうずいてくる。
兄妹だからヤバイのか?
中身が男の俺だからヤバイのか?
誰か助けてくれ~。
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