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お昼前
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お昼ご飯の仕上げをするために、
11時に帰ってきたおじーちゃんと
おばーちゃん。
ひいじいちゃんとひいばあちゃんは、
老人会の旅行に朝行っていた。
まとめて炊いていた、温めて煮物を盛り付け
焼き物、炒め物など一通しあげて、
盛り付けていった。
食が細くなったさくらの為の、鳥雑炊や
汁物も新たに作られていた。
いつも手伝ってくれているさくらは、
昼寝しているんだろうと思い、
居なくなっている事に気付かなかった。
S.SOさんは空港からタクシーで、
畜産農家に到着した。
空港であかねにホームページで
空港についたことを知らせていた。
最初くっついて来ていた女性編集者と
有給消化する為の男性も「食レポだぁ。」
と言い一緒にくっついてきていた。
それぞれの目的の為に、自腹の旅行。
S.SOはあるものを用意していた。
行く前に、空港で売っていた地元の
土産菓子などもついでに買っていた。
「編集長気合い入ってますねー。」
「上手くいくといいですね。応援してます。」
カシャ。
男性はS.SOの気合いが入った顔を
写真におさめた。
「おっおう。」
畜舎でフラッシュを焚くことや、
大声を出さない事など、言いふくめながら
緊張ガチガチで、あかねが待つ畜産農家の
受付に行った。
「ひ、久しぶり元気にしてた?」
「お久しぶりです。お待ちしてましたぁ」
あかねは若干落ち込み気味に、答えてしまった。
一人じゃなかったからだ。
一人で来ると思い、あれこれ妄想していたの
だった。
「あかねさんに、逢いたくてあ、あ逢いたく
なりすぎて…。お、俺…。」
生唾を飲む音や、編集長がんばれぇーっと
握り拳を作って応援する男女がいた。
あかねはかなりドキドキしていた。
『もしかして、あたし告白されるの?』
「あかねさんに逢いたくて、俺は夢にまで
あかねさんが出てきました。」
ガクッ。
コントのようにズッコケた3人。
それを静かに見ていた弟ケンジ。
結局、言い出せないヘタレ編集長は、
にわとりやうずらのふれあいと
卵拾い体験を3人分申し込んだ。
体験中にも思わせぶりな行動や
言いかけてはやめる、ヘタレっぷりを
披露していた。
編集長のヘタレっぷりに半ば諦めている
男女はコソコソ話をしていた。
「付き合うとしても、遠距離恋愛ね。」
「かなり忙しい仕事だし、編集長
ほとんど会社で寝泊まりしてるよねー。」
「彼女さん、結婚後放置気味にしそうだし
可哀想になるよー。」
「彼女は仕事続けないのかな?」
「遠距離恋愛の次、単身赴任?」
編集長の肩がプルプル震えていました。
小さな声で話していても、すぐそばに
いたのでバッチリ丸聞こえでした。
「あ、あの…。ありがとうございました。
また、逢えて良かったです。」
「あ、あかねさんお話があります。
今、ご都合はよろしいでしょうか?」
「は、ハイ。」
あかねは緊張しすぎて、声が裏がえました。
「あかねさん。」
「はいっ。」
ドキドキ
S.SOは胸ポケットから例のものを
取り出しあかねに差し出した。
「俺と結婚して下さい。」
「ハイッ。」
「……。」
「「「えー。」」」
「い、いいんですか?」
「あたしS.SOさんの事何も分からないので、
まずは結婚を前提としてお付き合い、
よろしくお願いします。」
「あっはい。よろしくお願いします。
あかねさんS.SOさんって俺の名前…。」
「あっ聞きそびれちゃいました。」
「名刺は弟が持っていて…あはは。」
「これすごく綺麗です。ありがとうございます。」
「初めてみたとき、青系のジャージ姿に
ほれました。」
ブルーサファイアのネックレス。
偶然にもあかねの3月5日の誕生守護石でした。
「神の光」や永遠の愛を誓う結婚指輪に
選ばれることが多いブルーサファイア。
「希望に満たされる」と意味もある事を
あかねに伝え、お互い自己紹介をしました。
その頃さくらは、道を間違えて山の中に
どんどん入っていきました。
誠一は、父の妨害なのか飛行機の予約が
とり消されいたので、キャンセル待ちで
空港に待機しながら、新幹線の状況を
チェックしていました。
11時に帰ってきたおじーちゃんと
おばーちゃん。
ひいじいちゃんとひいばあちゃんは、
老人会の旅行に朝行っていた。
まとめて炊いていた、温めて煮物を盛り付け
焼き物、炒め物など一通しあげて、
盛り付けていった。
食が細くなったさくらの為の、鳥雑炊や
汁物も新たに作られていた。
いつも手伝ってくれているさくらは、
昼寝しているんだろうと思い、
居なくなっている事に気付かなかった。
S.SOさんは空港からタクシーで、
畜産農家に到着した。
空港であかねにホームページで
空港についたことを知らせていた。
最初くっついて来ていた女性編集者と
有給消化する為の男性も「食レポだぁ。」
と言い一緒にくっついてきていた。
それぞれの目的の為に、自腹の旅行。
S.SOはあるものを用意していた。
行く前に、空港で売っていた地元の
土産菓子などもついでに買っていた。
「編集長気合い入ってますねー。」
「上手くいくといいですね。応援してます。」
カシャ。
男性はS.SOの気合いが入った顔を
写真におさめた。
「おっおう。」
畜舎でフラッシュを焚くことや、
大声を出さない事など、言いふくめながら
緊張ガチガチで、あかねが待つ畜産農家の
受付に行った。
「ひ、久しぶり元気にしてた?」
「お久しぶりです。お待ちしてましたぁ」
あかねは若干落ち込み気味に、答えてしまった。
一人じゃなかったからだ。
一人で来ると思い、あれこれ妄想していたの
だった。
「あかねさんに、逢いたくてあ、あ逢いたく
なりすぎて…。お、俺…。」
生唾を飲む音や、編集長がんばれぇーっと
握り拳を作って応援する男女がいた。
あかねはかなりドキドキしていた。
『もしかして、あたし告白されるの?』
「あかねさんに逢いたくて、俺は夢にまで
あかねさんが出てきました。」
ガクッ。
コントのようにズッコケた3人。
それを静かに見ていた弟ケンジ。
結局、言い出せないヘタレ編集長は、
にわとりやうずらのふれあいと
卵拾い体験を3人分申し込んだ。
体験中にも思わせぶりな行動や
言いかけてはやめる、ヘタレっぷりを
披露していた。
編集長のヘタレっぷりに半ば諦めている
男女はコソコソ話をしていた。
「付き合うとしても、遠距離恋愛ね。」
「かなり忙しい仕事だし、編集長
ほとんど会社で寝泊まりしてるよねー。」
「彼女さん、結婚後放置気味にしそうだし
可哀想になるよー。」
「彼女は仕事続けないのかな?」
「遠距離恋愛の次、単身赴任?」
編集長の肩がプルプル震えていました。
小さな声で話していても、すぐそばに
いたのでバッチリ丸聞こえでした。
「あ、あの…。ありがとうございました。
また、逢えて良かったです。」
「あ、あかねさんお話があります。
今、ご都合はよろしいでしょうか?」
「は、ハイ。」
あかねは緊張しすぎて、声が裏がえました。
「あかねさん。」
「はいっ。」
ドキドキ
S.SOは胸ポケットから例のものを
取り出しあかねに差し出した。
「俺と結婚して下さい。」
「ハイッ。」
「……。」
「「「えー。」」」
「い、いいんですか?」
「あたしS.SOさんの事何も分からないので、
まずは結婚を前提としてお付き合い、
よろしくお願いします。」
「あっはい。よろしくお願いします。
あかねさんS.SOさんって俺の名前…。」
「あっ聞きそびれちゃいました。」
「名刺は弟が持っていて…あはは。」
「これすごく綺麗です。ありがとうございます。」
「初めてみたとき、青系のジャージ姿に
ほれました。」
ブルーサファイアのネックレス。
偶然にもあかねの3月5日の誕生守護石でした。
「神の光」や永遠の愛を誓う結婚指輪に
選ばれることが多いブルーサファイア。
「希望に満たされる」と意味もある事を
あかねに伝え、お互い自己紹介をしました。
その頃さくらは、道を間違えて山の中に
どんどん入っていきました。
誠一は、父の妨害なのか飛行機の予約が
とり消されいたので、キャンセル待ちで
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チェックしていました。
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