『完結』地味でも地道にコツコツとしていたのに、突然、なぜかこうなりました。

カヨワイさつき

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仕事

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農作業中だったあかねとケンジの
おじーちゃんとおばーちゃん
おとんとおかん。

~~~~~~~~~~~,~~
さくら、これからの仕事は
一切させん。
休ませる。
詳しくは後で言う。
今 帰宅した。
~~~~~~~~~~~~~~

「なんやケンジから、メール来やっとが、
なんや嫌な事あったんかなぁ。」
「さくらちゃん大丈夫じゃろか?」

「ケンカしちょったんか?」
「なんやわからんちょね。」

「最近の電報は、携帯で受け取りできるん
じゃのー。便利になっちょったのぉ。」
「「……。」」
「おじーちゃん…。」

「あらあら、ほ~んま便利やねぇ。」
「おばーちゃん…。」

「おばーちゃん、ちがうからね。
ケンジやからこの文面なんよ。」

あかねが、畑に到着しさくらと
ケンジの事を伝えた。

ご馳走を作るとはりきった、
おばーちゃんとおかんであった。
おじーちゃんとおとんは、
酒盛りが楽しみだった。


急な一件の見学コースの申し込みが
あったので、さくらの付き添いを
母親に頼んだあかねだった。


1組の男女、恋人同士ではなく会社の
同僚だそうで下見にきたみたいでした。

「ようこそ畜産農家へ。今なら子豚が
出産ラッシュなので、子豚が
見れますよ。農業体験もありますが、
昼間は暑いので、午前中か夕方しか
夏場はしてないんです。」

あかねは笑顔で、丁寧に説明していった。
「お姉さんと写真撮っていいですか?」

「あたしで、いいなら喜んで。」
なんの変哲も無い室内での撮影。

ケンジにも連絡し、畜舎の見学が始まった。

「お姉さん一人で、看板娘してるんですか?」

いつもは、二人でしてる事。
さくらちゃんが、"体調不良で"
休んでいる事など、
色々話してしまっていました。

「お兄さんもお姉さんも、ほんま
話しやすい人ですねー。あたしあんまり
標準語わからんけんど、ほんま
わかりやすいですわぁ。」

「ありがとう。また、逢いに来たいわ。」
「いつでも、来てください。お待ちしてます。」

ブヒッ~ブヒッ。
ガサッ。ガサッ。

「生まれそうだ。姉貴、夜…。」
「了解、わかったから、安心して。」

「豚の出産!!」
「えっえぇ。たぶん深夜か朝方まで…
になると思いますが…。
今、出産兆候があったので…。」

男性と女性の見学者が、目を
キラキラさせていました。
あかねは圧倒され、思わず
あとずさりしてしまいました。

「よ、よろしければしゅ、取材
させて下さい。」

「取材…ですか?ちょっと弟に確認して
きますね。」
「はい。」

あかねとケンジは、嫌なプロデューサーの
事があり、それも含めて、豚の出産には
時間がかかる事。
うるさく騒がない事、フラッシュも
しない事を条件に、取材に応じました。


女性のお連れ様、お姉さんは、
ジーっとケンジをみたり、
写真を撮っていた。

「弟が愛想なしですんません。最近は、
少しマッシになったはずなんですが…。」

「い、いえいえ。よう喋る男性より、
寡黙で仕事出来る男の方が、素敵です。」

「ありがとうございます。バカ弟も喜びます。」
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