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最後の闇
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事のあらましを、神からマキに伝えた。
結界を何層か施した黒い塊りは、
若干、色が薄くなっていた。
内部にいる、3人は無事だろうか?
「ミーナさん、ユリちゃん、ゼルンさん、
今から助けるから、頑張ってね。」
優しく語りかけるマキに、神は手を
ワキワキさせていた。
マキを抱きしめたいが、マキに怒られるので
抱きしめられないっていう状態だ。
「楽しい事、綺麗なモノ、面白い事、
色々想像して。」
「そうそう、僕なら…まぁちゃんの
柔らかそうな、可愛いほ…フゴッ。」
ドスっ。
「茶化さないで。真剣にして。」
「ちゃ、茶化してないし。ぼ、僕は
真剣に、まぁちゃんが好きだし、
すっごく可愛いと思っている。」
「……。」
「可愛いし柔らかそうなほっぺを
ツンツンしたり、抱きしめたり、
監禁して、可愛い部屋に可愛いまぁちゃん、
僕との愛を育んで、ゆくゆくは、
数十人いや…。もっともっと……。」
「……。」
「まぁちゃんに似た可愛すぎる子どもが
欲しい。僕と一緒に、寝てほしい。」
ドガっ。
「ウグッ…。ほんっと痛い。最近さらに、
力の入り具合が最高…。照れた、
まあちゃんも、イイ。最高に可愛いよ。」
にたぁ~っと笑う神に、ドン引きするマキ。
黒いモヤは、なぜかプルプル震えながら
急速に濃い色から薄くなっていった。
黒いモヤも、神の異常さに震えてるのか
よくわからないが、色はみるみるうちに
薄くなり、最後には、パァーッっと
音がしそうな位モヤがなくなった。そして、
中から、3人がなだれ落ちる様に出てきた。
ミーナは、ユリを優しく抱き上げるように、
そして、ゼルンはなぜか、ミーナに
首根っこを掴まれていた。
気がついたゼルンが
「僕の扱い酷いし、雑じゃないですか?」
と言っていたが、顔はにこやかな表情だった。
「さぁさぁ、皆様早く地上に戻りましょうか?」
「まぁちゃん。」
目を潤ませた神は、マキを見た。
「あんたは、ここでキッチリ後始末しといてね。」
「‥まぁちゃん、僕も一緒に…。」
「お願いね。きっちり処理してね。」
「はい、わかりました。でも、この
可愛いミニマキちゃん、1号、2号は……。」
凄みのある微笑みで、マキは神を見た。
「わ、わかったよ。小さなマキちゃん
1号、2号は僕のコレクション部屋に
入れときます。」
「「「……。」」」
結界を何層か施した黒い塊りは、
若干、色が薄くなっていた。
内部にいる、3人は無事だろうか?
「ミーナさん、ユリちゃん、ゼルンさん、
今から助けるから、頑張ってね。」
優しく語りかけるマキに、神は手を
ワキワキさせていた。
マキを抱きしめたいが、マキに怒られるので
抱きしめられないっていう状態だ。
「楽しい事、綺麗なモノ、面白い事、
色々想像して。」
「そうそう、僕なら…まぁちゃんの
柔らかそうな、可愛いほ…フゴッ。」
ドスっ。
「茶化さないで。真剣にして。」
「ちゃ、茶化してないし。ぼ、僕は
真剣に、まぁちゃんが好きだし、
すっごく可愛いと思っている。」
「……。」
「可愛いし柔らかそうなほっぺを
ツンツンしたり、抱きしめたり、
監禁して、可愛い部屋に可愛いまぁちゃん、
僕との愛を育んで、ゆくゆくは、
数十人いや…。もっともっと……。」
「……。」
「まぁちゃんに似た可愛すぎる子どもが
欲しい。僕と一緒に、寝てほしい。」
ドガっ。
「ウグッ…。ほんっと痛い。最近さらに、
力の入り具合が最高…。照れた、
まあちゃんも、イイ。最高に可愛いよ。」
にたぁ~っと笑う神に、ドン引きするマキ。
黒いモヤは、なぜかプルプル震えながら
急速に濃い色から薄くなっていった。
黒いモヤも、神の異常さに震えてるのか
よくわからないが、色はみるみるうちに
薄くなり、最後には、パァーッっと
音がしそうな位モヤがなくなった。そして、
中から、3人がなだれ落ちる様に出てきた。
ミーナは、ユリを優しく抱き上げるように、
そして、ゼルンはなぜか、ミーナに
首根っこを掴まれていた。
気がついたゼルンが
「僕の扱い酷いし、雑じゃないですか?」
と言っていたが、顔はにこやかな表情だった。
「さぁさぁ、皆様早く地上に戻りましょうか?」
「まぁちゃん。」
目を潤ませた神は、マキを見た。
「あんたは、ここでキッチリ後始末しといてね。」
「‥まぁちゃん、僕も一緒に…。」
「お願いね。きっちり処理してね。」
「はい、わかりました。でも、この
可愛いミニマキちゃん、1号、2号は……。」
凄みのある微笑みで、マキは神を見た。
「わ、わかったよ。小さなマキちゃん
1号、2号は僕のコレクション部屋に
入れときます。」
「「「……。」」」
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