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おはなし

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七緒目線

どこにも行けないってどうゆう事?
「あっ、別に監禁とかそんなんじゃないですよ。」
口に出したかな?

「表情でわかりますから。」
私は思わず顔を両手でおおってしまいました。

「私、こう見えて優秀ですし、空気よむのは
得意なんですよ。」
「「……。」」
「なんですか?あなた達は。」

「レフィン報告は、それだけか?」

「邪魔ですか?」
「邪魔だ。」
「……。」

なんだか、話の流れが早いしわからない。

「あの、なんで私ここにいるんでしょう。
もう29歳だし、何か仕事ありますか?」
「「子どもは、仕事しなくていい。」」
はっ?

「子どもじゃないです。20歳で成人
してますし…人間…ですよね?」

「"ななお"は人間、人界の者なのか?」
「えっ?」

「俺たちは鬼の神、鬼神族だ。頭や額に
角があるのが特徴だ。」

「鬼…。」
私は節分の日によく見かける、四角い顔に、
黒と黄色のしましまパンツ。
パンチパーマみたいな髪型に、胸毛が
生えた赤鬼、青鬼が頭に浮かびました。

ルグエンさんの胸元を見ながら、
「赤、青、胸毛ないわね。」

ルグエンさんもレフィンさんも、ポカンと
した表情になっていました。
「…は?」

「あの、鬼の方は皆服を着てるんですか?」
「……。」
あっ、質問間違えてしまった。
なんだか顔色悪くなってる?

ぷっ。ぷふっ。
レフィンさんの肩が揺れていました。
笑いを堪えてる?

「赤鬼、青鬼、鬼人族の祖先のことかな?
探したらいる事はいるだろうけど…。」
すごく笑ってる。

「ぷっククク…胸毛、服を着てるのかって…
すごい質問だし、しかも俺ら恐れられてないし、
君いいね。初めてだ。気に入られるの
わかるわ~。」
すごく笑われてるけど、なんでだろ?
しばらくレフィンさんは、笑っていました。


「"ななお"なぜ、あんな所に居たんだ?」

私は鬼子母神の神社の階段を踏み外し、
気がつくと、あの場所にいた事を伝えました。
「鬼子母神…。はぁ~。」
「私は苦手ですので、失礼します。」
「おいっ。ちょっと待て、レフィン。」

「ルグエン総帥、この国をまとめあげてる
代表としてしっかりお勤め、話し合い
頑張って下さいね。」
「おい。」
「あっ。まだ捕まえていないリーダー格を
私も追跡しないといけない、あー忙しい、
忙しい、では仕事に戻りまっ…んぐっ。」

「おいっ。レフィンお前も一緒だ。副総司令官殿。」
どしたんだろう?
「"ななお"心配するな。ちょっと挨拶と許可を
貰いに行くだけだ。」
「でも、お二人ともなんだか…。」
「大丈夫じゃないが大丈夫だ。」
「えっ?」
どうゆう事なの?

「レフィン、今から行くって伝達してくれ。」
「…嫌々、了解しました。」
「「……。」」

抗して私たち3人は、あっという間に、
準備をして鬼子母神様の神社に来ました。

見覚えのある神社だけど、ピカピカ
輝いて新しい?神社でした。

私の今の格好は、お風呂前に着ていた
青いドレスに似たドレス。
魔法でルグエンさんのシャツを変化させ
作ってくれたドレスです。

ドレスだけ元彼シャツ?になるのかな?
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