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鬼神軍

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鬼神軍の階級

元帥→ルグエン
名誉称号、総軍総司令官 

大将→レフィン
総軍副総司令官

中将→サニー
少将
准将

大佐→アルモ
中佐
少佐

大尉、中尉、少尉、准尉→ペルー4兄弟

上級曹長、曹長
軍曹
伍長
上等兵
一等兵→一般兵
二等兵→初年兵



鬼神ルグエン

鬼神軍元帥
最近、魔力が更に上がっているのか感情の
起伏も激しく皆から恐れられていた。

前の大戦で侵略してきた魔人や魔獣を倒した
おかげで、ルグエンは元帥に昇りつめた。

前の元帥は力をおごり、過信していた。

敵が攻めてきているのにもかかわらず、
捕まえられた賊や犯罪者のうち、
見た目の良い男女、色々な種族の男女を
服従の印を付け、はべらせていた。
「いざとなったら、瞬殺してやるから
安心しろ。」
ガハハハ…。と高笑いしていた。
顔を合わすたび、身体が醜くなっていく
前元帥。

城を固めていたのは、上等兵や一等、二等兵
だけだった。
前元帥を知る者らは、見捨てたのだった。
あっけなく城を突破され瞬殺された前元帥。

あれから300年は経っただろうか?
歴代の元帥もそれくらいで、亡くなっている。

平均300年、長くて700年前後で
代がわりしている。

平和続きで魔力暴走を起こす者もいる。

魔力コントロールがうまくいかないと、
降格、もしくは元帥を辞めなければいけない。
破壊神や魔獣にはなりたくない。

運良く伴侶を得ることが出来たものは、
魔力も安定し魔力暴走を起こしにくくなる。

だが女性の鬼神は年々少なくなり、出生率も
減り100年に1人あるかないかである。
子どもの鬼神を見たものは、幸せが
確約されると言われるくらい稀なものだった。

赤ちゃんの鬼神はたった10数年間しかなく、
200年位でやっと大人の鬼神に成長する。

赤ちゃんの鬼神は常に狙われやすいので、
母親ごと自分の魔力を纏わせ、匿わなければ
ならない。
当然仕事なんか出来ないので、伴侶を
得た者は子育てに精を出し守り抜く使命をおう。

鬼神以外でも他の種族と交わるのも可能だが、
鬼神の男性の性欲や独占欲強いからか、
耐えれる女性があまりいない。

淫魔の営む店では、鬼神は上客だと
喜んで相手をしてくれるが複数でないと
淫魔でも耐えれない場合がある。
中に出すと魔力酔いをしてしまう。
運が悪ければ死に至る。

一度若気のいたりで、淫魔の店に遊びに行ったが
結果は最悪だった。

寄ってたかって数人にいじられ
されるだけで何の感情もなかったし、
スッキリするどころか、イライラした。

突っ込んだ瞬間、魔力酔いされ
数人が倒れられ結局は自分で抜いた上、
金を支払う。バカらしくなった。

魔力暴走を起こすか、男性同士交わり
魔力交流するか…。
魔力の低いものは、魔力の高いものと
交わりたがる。自分の魔力を手っ取り早く
一時的だがあげれるからだ。

戦い前に魔力交流する者がいるが、
俺にとっては虚しくなる交流だった。

あまりにもしつこく付きまとってきたから、
口の中に俺の指を入れ魔力を流した。

別に男のモノを入れなくても、交流は
出来る。
体液の交換をした方が効率良く出来るだけで、
別に手を触れて魔力を流すだけでも
良かった。良かったのだが…
そいつは付きまといだけではなく、
何か狂ったのか、こんな俺に告白?
してきたのだった。

「ルグエン元帥、あなたが好きです。
大将だったルグエン元帥を一目みて、
そのたくましい腕に抱かれる事をずっと
夢にみてました。愛してます、抱いてください。」

好き?愛?なんでだ?
異性が居ないからって、男に走ったのか?

つい黙らせるつもりで、口に指を入れて
黙らせようとしたが、動揺していた俺は
意味を忘れていた。

口に指や食べ物を相手の口に入れる。
→お前を一生食わせてやる。

「ま、間違えた。サニー中将、お、落ち着け。」
魔力酔いしたような、トロンとした目つきに
なっている。

「ルグエン元帥、いいえ。ルグエン ダーリン、
私嬉しい。」

「ち、違う。間違えただけだ。魔力流すだけだ。
意味はない。おい、レフィン助けろ。こいつを
引き剥がしてくれ。」

レフィンは笑っていただけだった。


俺は、いつか自分の魔力にのまれ
破滅するだろう。
運命の相手、出来れば女性と残りの生を
過ごしたい。


その夜、天上界からのお告げがあった。
チャンスを与える。準備せよ。
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