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7 双子の姉リリー
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リリーは、コツコツ貯めてきたお小遣いと
町に行くたびに、こっそり買い貯めていた
冒険者らしい服とマントを身につけていた。
一番奮発したのは、魔法のカバンだった。
容量は馬5頭分。
物ごころついた時から妹のフィリーと
魔法や冒険者に必要そうな事を、こっそり
自己流で練習をしていた。
こっそり作っていたものの1つ、魔石。
(庭で拾ったきれいな石に、リリーの
魔力を込めたもの。)
魔石数個で、色々な物が入れれる
魔法のカバンを手に入れたのだった。
この便利な魔法のカバン、大変貴重な物
なので、自分以外使えない様に体液登録
出来るという事で、血を数滴たらし登録
したのだった。
お店の人が言うには、唾液や排〇ぴー、
(自主規制)あと、未成年には聞かせにくい体液)
などでも良いらしい。
だけど、昔ながらの血での登録が一番
確実らしい。登録者本人との(一定の)
距離が開くと、手元に戻る便利機能付き。
一定距離も、自分で選べるそうだ。
万が一盗難にあっても本人以外使えない、
不思議な魔法のカバン。
特殊機能として、本人以外が中を開こうとしたら
攻撃魔法を付与している魔法のカバンまで
あるらしい。
あと、最近では(血を怖がる者)裕福な
貴族が買い求めるらしく…
日々改良されているそうだ。
色々教えてくれたお店の人に笑顔で
お礼を言うと、おまけで使いやすいナイフまで
付けてくれたのだった。
そう言えば、チラ見した武器屋では
大物の武器ばかりだった気がするわ。
当分は薬草採取中心で、冒険する
予定なので、普段練習に使っていた
木刀と練習用の刃を潰した子ども用の
剣を魔法のカバンに、入れていたのだった。
その他にも冒険に使えそうな物や
毎食ごとに出る美味しいパンなども
こっそり魔法のカバンに入れていたのだった。
冒険者のためのギルドカードは、
以前迷子になったふりをし護衛をまいて
ギルドで作ったのを持っていた。
初心者向けのお仕事は、薬草採取や
レベルの低い小さな魔物狩り。
家にあった魔物や薬草図鑑を
書き写したので情報収集はバッチリだった。
周辺の地図まで書き写していたのだった。
準備万端とリリーは思いながら、
町の門をくぐり外に出たのだった。
「リリーお嬢様、お供します。」
「えっ?!」
振り返ると、いつもお屋敷から
町に行く時に付いてくる護衛が立っていた。
年齢はお父様より少し上かな?
40代前半のイケてるおじ様って感じの
たくましい男性だった。
だけど私はいつもワザと行方を
くらませてしまうので……。
用事を済ませて帰りがけにやっと
合流する事ができる護衛なだけに、
リリーは少し気まづい気がした。
「あ、あの…私はこれから冒険したいの。
だから…家には、戻らないわ。」
「はい。」
護衛の男性は、ニコニコ笑っていた。
「連れ戻しに来たんじゃ…ないの?」
「……。」
「あ、あのー、これはそのー、婚約者と
結婚するのが嫌だったわけじゃなく、
あのーあれは、私じゃなかったし……。
えーと……だから。」
あれ?どお言えばいいのか、わからないわ。
「はい。リリーお嬢様はいい子いい子。
大丈夫ですよ。ちょっとした男手と
パーティーを組む感じで、私をお連れください。」
「えっ?!」
「一緒に冒険しましょう。」
「えっ?いいの?!」
私の頭をなでながら、チラッと見せてくれた
ギルドカード、プレート型は金色だった。
「足でまといにはならないつもりです。
私の事はラドとお呼びください。」
素敵な笑顔の男性ラド。
あれどこかで聞いた事が?
いえ?でも、公爵家の護衛に数年前に
来たばかりだし?
護衛も私は、この人を3回以上まいちゃったし、
同じわけないよね?
筋肉質で、金のギルドのプレート。
私のは初心者の銅。
金色はS、A、Bランク、銀色はC、Dランク、
銅はE、Fランクの初心者。
カードタイプとネックレス型に出来る
プレートタイプが選べるのだった。
魔法のカバンで魔石は交換してしまったので、
ネックレス代も入ってるので、
プレートタイプを買う余裕がなかったのだ。
私も金色の冒険者になれば、
プレートタイプにするわ。
新たな目標も出来たリリーだった。
金獅子のラドリック、確か雷の魔法を
操り他国にも恐れられる前騎士団長。
その人は、突然行方不明になったらしい。
このラドさんは、髪の毛が茶色だし……。
ちがうわね?
「ラドさんは、冒険者どの位してるの?」
「はい、もうすぐ3年ですね。」
「…3年。」
「はい。」
たった3年で、金色のプレート。
すごい人が護衛だったの?
それなのに、なぜ素人の私なんかに?
相変わらずニコニコ笑顔のラドさんを
首が痛くなりそうなくらい、リリーは
見上げていたのだった。
町に行くたびに、こっそり買い貯めていた
冒険者らしい服とマントを身につけていた。
一番奮発したのは、魔法のカバンだった。
容量は馬5頭分。
物ごころついた時から妹のフィリーと
魔法や冒険者に必要そうな事を、こっそり
自己流で練習をしていた。
こっそり作っていたものの1つ、魔石。
(庭で拾ったきれいな石に、リリーの
魔力を込めたもの。)
魔石数個で、色々な物が入れれる
魔法のカバンを手に入れたのだった。
この便利な魔法のカバン、大変貴重な物
なので、自分以外使えない様に体液登録
出来るという事で、血を数滴たらし登録
したのだった。
お店の人が言うには、唾液や排〇ぴー、
(自主規制)あと、未成年には聞かせにくい体液)
などでも良いらしい。
だけど、昔ながらの血での登録が一番
確実らしい。登録者本人との(一定の)
距離が開くと、手元に戻る便利機能付き。
一定距離も、自分で選べるそうだ。
万が一盗難にあっても本人以外使えない、
不思議な魔法のカバン。
特殊機能として、本人以外が中を開こうとしたら
攻撃魔法を付与している魔法のカバンまで
あるらしい。
あと、最近では(血を怖がる者)裕福な
貴族が買い求めるらしく…
日々改良されているそうだ。
色々教えてくれたお店の人に笑顔で
お礼を言うと、おまけで使いやすいナイフまで
付けてくれたのだった。
そう言えば、チラ見した武器屋では
大物の武器ばかりだった気がするわ。
当分は薬草採取中心で、冒険する
予定なので、普段練習に使っていた
木刀と練習用の刃を潰した子ども用の
剣を魔法のカバンに、入れていたのだった。
その他にも冒険に使えそうな物や
毎食ごとに出る美味しいパンなども
こっそり魔法のカバンに入れていたのだった。
冒険者のためのギルドカードは、
以前迷子になったふりをし護衛をまいて
ギルドで作ったのを持っていた。
初心者向けのお仕事は、薬草採取や
レベルの低い小さな魔物狩り。
家にあった魔物や薬草図鑑を
書き写したので情報収集はバッチリだった。
周辺の地図まで書き写していたのだった。
準備万端とリリーは思いながら、
町の門をくぐり外に出たのだった。
「リリーお嬢様、お供します。」
「えっ?!」
振り返ると、いつもお屋敷から
町に行く時に付いてくる護衛が立っていた。
年齢はお父様より少し上かな?
40代前半のイケてるおじ様って感じの
たくましい男性だった。
だけど私はいつもワザと行方を
くらませてしまうので……。
用事を済ませて帰りがけにやっと
合流する事ができる護衛なだけに、
リリーは少し気まづい気がした。
「あ、あの…私はこれから冒険したいの。
だから…家には、戻らないわ。」
「はい。」
護衛の男性は、ニコニコ笑っていた。
「連れ戻しに来たんじゃ…ないの?」
「……。」
「あ、あのー、これはそのー、婚約者と
結婚するのが嫌だったわけじゃなく、
あのーあれは、私じゃなかったし……。
えーと……だから。」
あれ?どお言えばいいのか、わからないわ。
「はい。リリーお嬢様はいい子いい子。
大丈夫ですよ。ちょっとした男手と
パーティーを組む感じで、私をお連れください。」
「えっ?!」
「一緒に冒険しましょう。」
「えっ?いいの?!」
私の頭をなでながら、チラッと見せてくれた
ギルドカード、プレート型は金色だった。
「足でまといにはならないつもりです。
私の事はラドとお呼びください。」
素敵な笑顔の男性ラド。
あれどこかで聞いた事が?
いえ?でも、公爵家の護衛に数年前に
来たばかりだし?
護衛も私は、この人を3回以上まいちゃったし、
同じわけないよね?
筋肉質で、金のギルドのプレート。
私のは初心者の銅。
金色はS、A、Bランク、銀色はC、Dランク、
銅はE、Fランクの初心者。
カードタイプとネックレス型に出来る
プレートタイプが選べるのだった。
魔法のカバンで魔石は交換してしまったので、
ネックレス代も入ってるので、
プレートタイプを買う余裕がなかったのだ。
私も金色の冒険者になれば、
プレートタイプにするわ。
新たな目標も出来たリリーだった。
金獅子のラドリック、確か雷の魔法を
操り他国にも恐れられる前騎士団長。
その人は、突然行方不明になったらしい。
このラドさんは、髪の毛が茶色だし……。
ちがうわね?
「ラドさんは、冒険者どの位してるの?」
「はい、もうすぐ3年ですね。」
「…3年。」
「はい。」
たった3年で、金色のプレート。
すごい人が護衛だったの?
それなのに、なぜ素人の私なんかに?
相変わらずニコニコ笑顔のラドさんを
首が痛くなりそうなくらい、リリーは
見上げていたのだった。
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