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31、おっチャンの冒険初日

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ナオキ御一行は、ギルドに戻っていた。
「ナオナオ草8束とオサオサ草16束
スライム核が18個、しめて138メイメイ
です。おめでとうございます。ナオキ様
FランクからEランクになりました。
すごい早いですね。」
「薬草類は常時クエストですが、E~Fランク
対象ですので、次の薬草や低ランクの魔物討伐
クエストをひと月以内に受けた時点で、
ナオキ様のランクは上がりますので、
他、余分な薬草などございましたら
今、買い取りいたしますよ。
他にはございませんか?」
「な、ないです。」
ナオキは驚いていた。
ヤバイ、やりすぎた?
138メイメイ、約13800円。
薬草は物により違うが大体は、
ひと束2~3メイメイ。
スライムが5メイメイ。
もしかして、ズルしたのがばれたか?

夢中になり薬草採取していたが、
途中からは、目的の薬草が光っているように
見えたのだった。
試しに見ると薄ピンクの透明なウインドウに
ナオナオ草やオサオサ草、その他
対象外の物もあったが、ひと通り
見ながら採取したのだった。
クエストに向けて準備したのが、
子ども用の皮防具(騎士団無料貸し出し)
小型ナイフ、ジャックナイフと呼ばれるもので
入れた覚えはないのに、釣り道具の中の
魚をついたり、刺身に使う為のナイフが
入ったいたのだ。
おまけに、コンパクトな簡易釣り竿もあった。
ひらひらの光るパンツに書かれていた文字は
"メイ神からのサプライズプレゼント。"
"いえーい、パチパチパチ……。"
"ついでにこのスポーツバックは
マジックアイテムの一つ、
マジックバックになってます。"
"使い方は次のピンクのパンツをみてね。"
って文字がピンクのパンツにあったのだ。
一瞬パンツをくしゃくしゃに
握りしめたがったのだが、準備中
ハロルドさんたちが手伝いと称して
ファッションショーなみに、あれこれ
着替えさせられたのだ。
準備が終わったのは、寝る直前だった。

話は戻り、その光、薬草類は新芽が
生えたものから枯れかけのものまで
光っていたのだった。
見分けにくい薬草が、後半は楽に採取
出来たのだった。
もちろん、少し成長したイキイキした
薬草ばかり採取したのだった。
どでかいスポーツバックに
ぽいぽい放り込んでいったのだが
ありがたいことに仕分けされ、
ご丁寧に束ねられていたのだった。
スライムも帰りがけにスライムの
プチ発生したとこに出くわしたのだった。
最初あたりに、薬草採取中、たまたま
踏んづけたのが黒いスライムだったのだが
知らない間にやっつけてしまったのだった。
プチ発生したスライムは、薄い水色や
薄いピンク色から濃いピンク色だった。
最初にやっつけた黒いスライム核と
ほほ赤に近い濃い色のピンクは記念に
残そうと思ったのだ。
討伐の初めあたりはナイフでしていたが、
ハロルドさんがショートソードを
貸してくれたのだ。
ショートソードにしてはといっても、
使うのは初めてだし切れ味抜群だ。
さすが騎士団団長、刃物のお手入れは万全だ。
長さが70~80cmくらいあり
使い慣れてない俺が持つには丁度いいのと
身長的ロングソード状態になっていたのだ。
あと、ハロルドさんの魔力なのか
持っているだけで、ハロルドさんに
守られている気がしたのだった。

スライムを片付けた後に残った核を
拾い集めると18個、カークと半分ずつに
したのだが、実際倒したのはハロルドさん
たちだった。
俺はどどめを刺しただけ。
最初から最後まで倒したのは2匹
くらいだけなのだ。
しかも最後の最後にボアボアと
呼ばれているイノシシ型の魔物が
出没し呆気なく討伐されかけたが
動けない状態のボアボアの
とどめを刺したのは俺だった。

ピコーン

名前     ナオキ
年齢      生後5日目、1歳
性別      ーーー
種族  ーーー
職業      ーーー
レベル     8
体力       132/ーーーー
魔力        954/ーーーー
メイ神の加護。
経験値2~5倍+α
光 闇 炎 水 木 風 土 雷 癒 夢
ショートソード レベル2

あっ、あれ。
昨日までレベル1だったよね?
一気に8?いや、違う。
スライムにとどめを刺すたびに、
身体の動きが良くなり、軽く感じたんだ。
ボアボアで一気にお酒を飲んだかのように
身体中熱くなって……。
やばい、興奮状態?
頭の中にピコーン、ピコーンうるさいし
なんだかクラクラする……。

遠くでハロルドさんの声がした。
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