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25、おっチャンとネーミング

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「えッ。」
「あぁ、ピンク色の髪、紫水晶の瞳、
可愛らしい王子、名前がサークラ、
第一王子。王子…。」
「ナオキ、ふっ。そうだよ。この国の
王子やってます。せっかくお忍びだったけど、
スリにあうなんて運が悪いのか、結果
君に会えてよかったよ。」
「あ、ありがとう……。」
触らないようにしたけど……。
胸が小さいだけで、この世界に来て
初めて親しくなった女の子って
思ってたのさー。
勝手に思ってさー、勝手に今
落ち込んでるのさー。
サークラ王子、占いが得意。
ピンクの髪、たしかに薄ピンクの耳
桜色とも言えるふわふわの耳と、
ちょっと濃い髪の毛。
紫水晶の瞳。男の王子、いやいや
男だから王子やんだよね……。
あっ、もう1人のうさ耳の方は
どこだろう?

「サークラ王子…。新しい料理人
ジャー・コ・テーンさん。魚人族だよね?」
「ああ、彼は確か北の方にある
シルヴィー王国出身だったはず。」
「シルヴィー王国?」
「そう、シルヴィー王国は、獣人族や
獣族が中心の国で、あの伝説のアルヴァン王国
と姉妹国なんだよ。」
伝説?なんだろう?
「伝説では、確かグラン・アーザさんと
異世界から来た  ココ・メイ さんが
大恋愛して孤児院や服飾、あと魔道具や
神の国からの食材も運が良ければ
食べれるようになったんだ。」
「異世界から…。」
「そう。たしかその女性も黒髪黒目だった
はずだから、君もその方の血を
引いてるなかなって思っちゃったよ。」
異世界から来た……ココさん。
俺だけじゃなかった。
「おっ?ココロ様のお話かあ?」
ハロルドさんや料理長も話に加わり
話は少し盛り上がっていた。
その間、ジャガー料理長だけは、
手や口を動かしながら、料理を
仕上げ、他の料理人にゲキを飛ばしていた。

「ココ・メイ 、サクラ・ココロ様
色々呼び名はあるけど、神に近い、
あれ?神になったのかな?画期的な
政策や魔道具とかすごいからね。」
サークラ王子は、ほっぺをさくら色に
染めながら話しをしていた。

その異世界から来たと言われる方は、
100年ほど前にこの世界に来たそうだ。
魔法省の長官、マリーチェ・キチさん、
(素晴らしいプロポーションの美女)
と開発した商品は、王族はもちろん
貴族層が取り入れてるらしい。

相手が読んだらいつのまにか消える
レターセット?
消える→キエ  手紙→レター
魔法省商品開発品 キエレター  
読み終えると 消えます。
消える時間は数秒~数時間 自由自在
時間設定機能付き

簡易ログ魔ハウス 人数に、
応じて大きさ変わります
魔法なべ   瞬間沸騰、瞬間冷凍、出来ます。
魔包丁      思った通りに、切れます。
魔っ皿         使い終わると、
魔力できれいになります
…魔っ皿→まっさら。

食材に関しては、嬉しいことに
日本からの物が流通していた。
こころさんのおかげだったんだ。
お米 味噌 しょうゆ 梅干し
乾燥豆腐 乾物モノ各種
応急処置セット
各種花の種、各種きゅうこん
各種 野菜種、柿の種
果物種、藤種、不思議種
桜の苗木、松の木の苗木
竹ねこ、梅の苗木 
松竹梅?
竹ねこ? 樹獣族 きじゅ族?
なんやこれは?

新しい料理人ジャー・コ・テーンは
(魚人族)お造り、お寿司、お味噌汁、
だし巻き玉子など懐かしい料理を
作ってくれたのだった。
懐かしくて、まだこの世界に来て
日が浅すぎるのに、なつかしさから
美味しすぎて泣いてしまったのだ。
嬉しそうにするジャーさん、
あれ?
新しい料理人ジャー・コ・テーンさん
(魚人族)ジャー・コ・テーン、魚?
じゃこ、じゃこの天ぷら。

この世界のネーミングは、あはは……。

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