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23、おっチャン、標準語になった?
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朝ごはん朝食の準備終わったかも……。
ジャガー料理長よ、ごめんね。俺、
この年で迷子になって行けなかったよ。
ぐぅ~。
えっ?あれ?おれじゃないぞ?!
「あっ、あはっ。お腹空いたぁ~。
君が何者か気になったから、勝手に
試しちゃってごめんね。
お詫びに占ってあげるけど、何を占う?」
「占い?」
「うん、占い。でも、お腹すいたから
朝ごはん食べてからになるけどね。
今なら無料でしてあげるよ。」
「あっ、ああ、ありがとう。占いも
だけど迷子になって食堂行けなかったんだ。
ごめん、助かる。」
「あはっ、無理ないよ。私もたまに
まちがえるから、右右左、左左右、
左右、左右、左右、右右右。帰りは
その逆だから、たまに間違えてしまうんだ。」
「うわぁ、ややこしいね。」
「でしょでしょ、子どもの頃は
ダンジョンみたいで楽しかったけど、
飽きちゃったよ。ああー、今頃なら宿屋で
優雅に朝食、そしてお買い物だったはずなのに、
君のおかげで、ここでお迎え待ちだよ。」
ピーンと立っていた薄いピンク色の耳は
フニャとしなだれたのだった。
「えっ?あっ、ごめん?!」
よくわからないまま、ナオキは謝った。
謝りながら、うさ耳から目が離せなかった。
薄いピンク色のうさぎの耳、もふもふの
動く耳を触りたくて、うずうずするナオキ。
「な、なんだ?急に寒気が?」
「えっ?大丈夫?」
そう言いながらナオキは、うさ耳の主の
背中をさすって上げた。
「あっ、そういう意味じゃないけど、
あぁ、そこ…んっ気持ちいいぃ。
慣れないとこで寝たから肩が凝るよ。
お礼に私もさすってあげる。」
「えっ?いいよ。」
「遠慮するな。髪、目、まゆげ、まつげ、
黒は珍しい。数本髪の毛が欲しいな。」
ひとつひとつ言いながら、頭や顔に触られた
ナオキはドキドキしていた。
「えっ?な、な、な。」
「別に変な事には使わない。君の魔力や
色々、魔道具作りなど、したいだけだ。」
「魔道具?わあ、俺も、作りたい。」
「じゃあ、決定。抜け毛で充分だから、
痛くないよ。優しくしてあげる。
きれいな髪だね。」
「お、おれも、あなたを触りたい。」
「うーん、わかった、ちょっとならいいよ。
あまり、激しくは触らないでね。」
「わかった。俺も優しく触るね。」
「君に触りながら、撫でられる感触
不思議な気持ちになるけど、気持ちいい。」
「うん、私もなんだか、気持ち。」
「ずっと触りたい。あっ、ダメッ、そこっ
根元は……やぁっ。」
「えっ?でも、指がすごく深くなって、
触ってるのが気持ちいい。」
「やぁ、そこ、弱い……んっ、他のとこ、
触って。変になるぅー。」
「そこの2人、こんな薄暗い場所で
ナニしてるんだ?」
ジャガー料理長よ、ごめんね。俺、
この年で迷子になって行けなかったよ。
ぐぅ~。
えっ?あれ?おれじゃないぞ?!
「あっ、あはっ。お腹空いたぁ~。
君が何者か気になったから、勝手に
試しちゃってごめんね。
お詫びに占ってあげるけど、何を占う?」
「占い?」
「うん、占い。でも、お腹すいたから
朝ごはん食べてからになるけどね。
今なら無料でしてあげるよ。」
「あっ、ああ、ありがとう。占いも
だけど迷子になって食堂行けなかったんだ。
ごめん、助かる。」
「あはっ、無理ないよ。私もたまに
まちがえるから、右右左、左左右、
左右、左右、左右、右右右。帰りは
その逆だから、たまに間違えてしまうんだ。」
「うわぁ、ややこしいね。」
「でしょでしょ、子どもの頃は
ダンジョンみたいで楽しかったけど、
飽きちゃったよ。ああー、今頃なら宿屋で
優雅に朝食、そしてお買い物だったはずなのに、
君のおかげで、ここでお迎え待ちだよ。」
ピーンと立っていた薄いピンク色の耳は
フニャとしなだれたのだった。
「えっ?あっ、ごめん?!」
よくわからないまま、ナオキは謝った。
謝りながら、うさ耳から目が離せなかった。
薄いピンク色のうさぎの耳、もふもふの
動く耳を触りたくて、うずうずするナオキ。
「な、なんだ?急に寒気が?」
「えっ?大丈夫?」
そう言いながらナオキは、うさ耳の主の
背中をさすって上げた。
「あっ、そういう意味じゃないけど、
あぁ、そこ…んっ気持ちいいぃ。
慣れないとこで寝たから肩が凝るよ。
お礼に私もさすってあげる。」
「えっ?いいよ。」
「遠慮するな。髪、目、まゆげ、まつげ、
黒は珍しい。数本髪の毛が欲しいな。」
ひとつひとつ言いながら、頭や顔に触られた
ナオキはドキドキしていた。
「えっ?な、な、な。」
「別に変な事には使わない。君の魔力や
色々、魔道具作りなど、したいだけだ。」
「魔道具?わあ、俺も、作りたい。」
「じゃあ、決定。抜け毛で充分だから、
痛くないよ。優しくしてあげる。
きれいな髪だね。」
「お、おれも、あなたを触りたい。」
「うーん、わかった、ちょっとならいいよ。
あまり、激しくは触らないでね。」
「わかった。俺も優しく触るね。」
「君に触りながら、撫でられる感触
不思議な気持ちになるけど、気持ちいい。」
「うん、私もなんだか、気持ち。」
「ずっと触りたい。あっ、ダメッ、そこっ
根元は……やぁっ。」
「えっ?でも、指がすごく深くなって、
触ってるのが気持ちいい。」
「やぁ、そこ、弱い……んっ、他のとこ、
触って。変になるぅー。」
「そこの2人、こんな薄暗い場所で
ナニしてるんだ?」
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