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11、おっチャン、冷や汗をかく
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俺の目の前には、デカイ……ゴホッゴホッ。
やたらと顔面偏差値が高いお方が
勢ぞろいしていた。
身長も高く、体格も素晴らしい
キラキラしたイケメンがまぶしかった。
身体も大きい"おかた"ばかりで
自分が女性なら思わず"抱いて下さい!!"
とか、たくましい腕を"さわらせて"って
お願いしたくなる男性ばかりだ。
俺もたくましい筋肉欲しかった……。
その中でも一番大きな身体の持ち主、
俺を保護した赤竜騎士団の団長
ハロルド・ライアン。
黄竜騎士団の団長ナバナ・スターリン
青竜騎士団の団長ピロロ・エウラタン
赤竜騎士団の軍師オスカル・シャトレイヤー
赤竜騎士団の副団長シン・ハーマン
皆、絶対に170センチ以上の身長は
ありそうだった。
一人一人紹介されたが、慣れない
横文字の名前を、断りを入れて
小さなノートにメモっていた。
これも不味かったのか、小さなメモ用の
ノート、ボールペンもガン見された。
俺の書いてる文字も、見られながら
書いているから丁寧に書いたが、
はたからみれば、俺の字はやはり汚いのか、
これもガン見されていた。
あかん、やばい、変な汗も出てきた。
ついでに、トイレまで行きたくなってしもた。
「あの~、お花摘みに行きたいんですが……。」
「ナオキは、可愛いな。花が欲しいなら
いくらでも贈ろう。」
ハロルドさん、そのお花じゃない。
「中庭に、オスカルが育てた花が
あったはずだが……。」
シンさんとやら、副団長まで。
しかも、オスカルさんの育てた花を……。
あかん、あかん。
「ち、違う、と、トイレにいきたい。
も、もれそうだ。」
がばっ。
「……。」
ハロルドさんは、俺を抱っこし
なぜかピンクの紐パンまで鷲づかみし
トイレに駆け込んだ。
下ろされた場所は、だだっ広いトイレ。
便器もデカい。
それはともかく、なぜが俺はハロルドさんに
ズボンと下着を下されたのだ?!
「「……!!」」
俺とハロルドさんは驚いた。
いや、ハロルドさんは鼻を押さえてる。
見られた……。
俺のツルツルした下半身。
情けない事に、お漏らししそうだったが
ちょうどトイレに座らせてくれたし、
小さな子どものトイレ介助のように
片手で支えてくれてるハロルドさん。
チョロチョロチョロ……。
虚しい音とともに視界に入ったのは、
自分が履いていたパンツは、
なんと…超うすうす生地のヒモパンだった。
しかも、赤いヒモパン。
なんでじゃあー!!
この国は、ヒモパンが当たり前なのか?
トイレを済ますと、広いトイレの中で
手を洗った。ふかふかの布で手を拭くと
また、ハロルドさんに抱き上げられ、
背中をトントンされた。
俺は眠くないし、中身は50代半ばだぞ。
そんな、子供じゃ……。
グー、スピピピ~。
背中トントンから、数秒で俺の意識は
遠のいた。
「おやすみ、ナオキ。悪いが少し眠ってくれ。」
ハロルドは、ナオキの柔らかなホッペに
キスをしたあと、背中をトントンしながら
ゆっくりと皆んながいる部屋に戻ったのだ。
「君が何者でも、好きだよ。」
赤い炎獅子。
彼の赤い竜がはく炎で敵を蹴散らし
焼き尽くす事が多く、人々からは
嫌煙、怖がられていた。
戦いの後は焼け野原になる事が多く、
滅多に笑うことのない彼が、戦いの後
力を制御しきれず自己嫌悪で笑って
しまったところを、たまたま見られ
同じ騎士団の中でも怖がる者が多くいた。
部屋に戻ったハロルドは、鑑定眼を
持つ者、秘密を共有出来る者、
各団長がそれに値する者達で
ナオキの秘めた魔力を探りたいと
思っていた。
国王にも、ナオキの存在を隠すことは
出来ず、他の騎士団からの目撃情報と
ともに、出自を明らかにする事など
色々面倒な命令が出されたのであった。
やたらと顔面偏差値が高いお方が
勢ぞろいしていた。
身長も高く、体格も素晴らしい
キラキラしたイケメンがまぶしかった。
身体も大きい"おかた"ばかりで
自分が女性なら思わず"抱いて下さい!!"
とか、たくましい腕を"さわらせて"って
お願いしたくなる男性ばかりだ。
俺もたくましい筋肉欲しかった……。
その中でも一番大きな身体の持ち主、
俺を保護した赤竜騎士団の団長
ハロルド・ライアン。
黄竜騎士団の団長ナバナ・スターリン
青竜騎士団の団長ピロロ・エウラタン
赤竜騎士団の軍師オスカル・シャトレイヤー
赤竜騎士団の副団長シン・ハーマン
皆、絶対に170センチ以上の身長は
ありそうだった。
一人一人紹介されたが、慣れない
横文字の名前を、断りを入れて
小さなノートにメモっていた。
これも不味かったのか、小さなメモ用の
ノート、ボールペンもガン見された。
俺の書いてる文字も、見られながら
書いているから丁寧に書いたが、
はたからみれば、俺の字はやはり汚いのか、
これもガン見されていた。
あかん、やばい、変な汗も出てきた。
ついでに、トイレまで行きたくなってしもた。
「あの~、お花摘みに行きたいんですが……。」
「ナオキは、可愛いな。花が欲しいなら
いくらでも贈ろう。」
ハロルドさん、そのお花じゃない。
「中庭に、オスカルが育てた花が
あったはずだが……。」
シンさんとやら、副団長まで。
しかも、オスカルさんの育てた花を……。
あかん、あかん。
「ち、違う、と、トイレにいきたい。
も、もれそうだ。」
がばっ。
「……。」
ハロルドさんは、俺を抱っこし
なぜかピンクの紐パンまで鷲づかみし
トイレに駆け込んだ。
下ろされた場所は、だだっ広いトイレ。
便器もデカい。
それはともかく、なぜが俺はハロルドさんに
ズボンと下着を下されたのだ?!
「「……!!」」
俺とハロルドさんは驚いた。
いや、ハロルドさんは鼻を押さえてる。
見られた……。
俺のツルツルした下半身。
情けない事に、お漏らししそうだったが
ちょうどトイレに座らせてくれたし、
小さな子どものトイレ介助のように
片手で支えてくれてるハロルドさん。
チョロチョロチョロ……。
虚しい音とともに視界に入ったのは、
自分が履いていたパンツは、
なんと…超うすうす生地のヒモパンだった。
しかも、赤いヒモパン。
なんでじゃあー!!
この国は、ヒモパンが当たり前なのか?
トイレを済ますと、広いトイレの中で
手を洗った。ふかふかの布で手を拭くと
また、ハロルドさんに抱き上げられ、
背中をトントンされた。
俺は眠くないし、中身は50代半ばだぞ。
そんな、子供じゃ……。
グー、スピピピ~。
背中トントンから、数秒で俺の意識は
遠のいた。
「おやすみ、ナオキ。悪いが少し眠ってくれ。」
ハロルドは、ナオキの柔らかなホッペに
キスをしたあと、背中をトントンしながら
ゆっくりと皆んながいる部屋に戻ったのだ。
「君が何者でも、好きだよ。」
赤い炎獅子。
彼の赤い竜がはく炎で敵を蹴散らし
焼き尽くす事が多く、人々からは
嫌煙、怖がられていた。
戦いの後は焼け野原になる事が多く、
滅多に笑うことのない彼が、戦いの後
力を制御しきれず自己嫌悪で笑って
しまったところを、たまたま見られ
同じ騎士団の中でも怖がる者が多くいた。
部屋に戻ったハロルドは、鑑定眼を
持つ者、秘密を共有出来る者、
各団長がそれに値する者達で
ナオキの秘めた魔力を探りたいと
思っていた。
国王にも、ナオキの存在を隠すことは
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ともに、出自を明らかにする事など
色々面倒な命令が出されたのであった。
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