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第11話 ~スキル《その1》
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精霊と仲良くする、そう言われてもその姿を見ることが出来ないからね。父上も感じることは出来るけど、見ることは出来ないらしい。この世に精霊を見ることが出来る人、そんな人は存在するのか? 疑問に思い聞いてみれば、
「素質調べを終え、その後にスキルという恩恵を授かる者がいる。授かったスキルの中に、『精霊の目』というモノがある。そのスキルがあれば精霊を見ることが出来るとのこと、そして現在そのスキルを持つ者は俺の知る限り一人だけ。お前の婚約者候補に入っている公爵令嬢ただ一人、因みに閣下はこの婚約話に乗り気でな。ルセリナと連日…話し合っている、ミュゼ…お前とは近々会うことになるだろう。」
……ここで婚約話が出てきますか。最近の母上は父上以上に忙しないと思っていたら、俺の婚約話を進めていたのね。近々会うってことだけど、俺ってば細かい礼儀は知らんぜ? 修行と鍛練で忙しいからな。最低限のことしか分かりません、…それでもいいんですかね?
…まぁ婚約話は母上が主導で進めているみたいだからな、何かしらが決まれば報告をしてくるだろう。その時までは気にせず、隠蔽術の修行に集中していればいい。現在気にするべきはスキルだよスキル、それを気にするべきだ。
そんなわけで、父上にスキルのことを聞いてみた。先っぽしか言っていなかったからね、もう少し詳しく聞いてみたんさ。父上曰く、スキルというのは神か精霊か、見えざる至高の存在からの恩恵と言われているらしい。授かる最低条件は素質調べを終えた者、それが一般的な考えらしい。現に素質調べを終えてから授かる者は多数いるが、その前に授かる者はほぼいない。ほぼいないというわけでゼロではないらしいが…、因みに婚約者候補の公爵令嬢がこの国唯一の生まれながらのスキル保持者とのこと。
スキルがあるかないか、それはどうやって知ることが出来るのか? これもまた神殿か各地の教会にて調べて貰えるらしい。まぁ授かりモノみたいだし、神殿や教会で知ることが出来るってーのは納得出来る。しかしそうなると、頻繁にスキル確認が出来ませんな。自身が成長するんだから、スキルだって成長するでしょ? それを確認するのに一々調べに行っていたら手間だよ。
そのことを父上に言ったら、スキルは成長しないと言われた。……はて? 成長しないとな? 父上が言うには、スキルを授かったら生涯そのままらしい。…スキルLV○○っていうのはないのか? と聞けば、LVとは何ぞや? …だって。逆に何ぞや? と思った俺は変ではない筈。前世での知識…ゲームとかのだけど、それとは違うんだね。
後…一々調べるのが手間ってやつ、そこも心配しなくていいみたい。スキルはそう簡単に授かるものではなく、日々の生活で身体とかに違和感を感じた時に調べればいい。そういうのを感じてから調べれば、ほぼ確実にスキルを授かっているらしい。それ以外で無駄に調べても授かってはおらず、それでもしつこく調べようものなら不利なスキルを授けられるみたい。…いたんだって、…アホな貴族がさ。
さっきも言ったけど、一度授ければその後は変わらないから調べる必要はなし。それに授かる兆候があるみたいだし、父上の言うように心配しなくてもいいみたい。自分が授かっているか否か凄く気になるけど、不利なスキルを授けられる可能性があるのなら兆候があった時にでいいや。
精霊を見ることが出来るのか? それを聞いた為に話がスキルに移ってしまった。良いことが聞けた、そういうことにしておこう。俺自身も気になっていたし、うん…知識は大事だ。……でも気になるんだよな、精霊と友好を結ぶことが一番大事なことなのに。悶々とする俺を見ていた父上が、
「スキルのことを知ってしまえばそうなることは誰しも通る道、この俺も初めて知った時は気になって仕方がなかった。歴史上の人物であるボッチ・ヤーバンの真似をして、ステータスオープン! と叫んだ幼き日々が懐かしい…。」
昔を懐かしむようにそう言って苦笑していた。
……ステータスオープン? …何処かで聞いたことがあるような? …って前世のゲームとかのアレじゃないか? キャラクターの能力を見るアレ。それを父上に聞いてみれば、
「よく知っていたなミュゼ、流石の勤勉さ。まぁボッチ・ヤーバンの物語は有名だからな、彼がこの世界を救ったと伝えられているし…。お前の言う通りだ、ステータスオープンはボッチ・ヤーバンだけが使えたと言われる伝説のスキル。自身の能力を好きな時に好きなだけ見れるという規格外のモノで、自身の能力を自己管理出来たが故に世界を救えたという。誰もが一度は真似をする憧れのスキルだ……。」
父上がめっちゃ遠い目をしている、…きっと真似をして何も起きなかったんだろうな。
…にしてもステータスオープンか、伝説のスキルと言われているみたいだけど俺の知るアレで間違いないみたいだ。自身の能力を自己管理、好きなように出来るってことだろうか? …まぁ出来なくても能力を知っていれば、それに合わせて行動をすれば最善を尽くせるな。そのボッチ・ヤーバンって人、彼は我が身の安全の為に最善を尽くした結果、世界を救って伝説となったんじゃあ…。何かそんな気がする、名前的に親近感が湧くっていうか…。
…おっと、スキルは後回しと決めただろ俺。何想いを馳せてんだよ、修行しろ修行! 精霊と仲良くだろ! 首を勢いよく振って煩悩を払おうとするが、スキルのこと…ステータスオープンが頭から離れない。何でやねん! …こんなんじゃ集中出来ない、頭を抱えていると、
「さっきも言ったが誰しも真似をする憧れなのだ、ミュゼ…一度真似てみてはどうだ? 真似ればスッキリすることだろう、…昔の俺はそうだった。」
と父上からの助言が。…言われてみればそうかもしれない、一度真似してみれば何とかなるかも。何も起きなければ、こんなもんだと諦めが入って気にすることもない筈。…流石は父上だ、こういう時の対処法を知っている! 改めて父上を尊敬しつつ、少しの期待を込めて真似をしてみた。
「ステータスオープン!」
…父上の目が生温い感じ、過去の自分に俺を重ねていますな?
「素質調べを終え、その後にスキルという恩恵を授かる者がいる。授かったスキルの中に、『精霊の目』というモノがある。そのスキルがあれば精霊を見ることが出来るとのこと、そして現在そのスキルを持つ者は俺の知る限り一人だけ。お前の婚約者候補に入っている公爵令嬢ただ一人、因みに閣下はこの婚約話に乗り気でな。ルセリナと連日…話し合っている、ミュゼ…お前とは近々会うことになるだろう。」
……ここで婚約話が出てきますか。最近の母上は父上以上に忙しないと思っていたら、俺の婚約話を進めていたのね。近々会うってことだけど、俺ってば細かい礼儀は知らんぜ? 修行と鍛練で忙しいからな。最低限のことしか分かりません、…それでもいいんですかね?
…まぁ婚約話は母上が主導で進めているみたいだからな、何かしらが決まれば報告をしてくるだろう。その時までは気にせず、隠蔽術の修行に集中していればいい。現在気にするべきはスキルだよスキル、それを気にするべきだ。
そんなわけで、父上にスキルのことを聞いてみた。先っぽしか言っていなかったからね、もう少し詳しく聞いてみたんさ。父上曰く、スキルというのは神か精霊か、見えざる至高の存在からの恩恵と言われているらしい。授かる最低条件は素質調べを終えた者、それが一般的な考えらしい。現に素質調べを終えてから授かる者は多数いるが、その前に授かる者はほぼいない。ほぼいないというわけでゼロではないらしいが…、因みに婚約者候補の公爵令嬢がこの国唯一の生まれながらのスキル保持者とのこと。
スキルがあるかないか、それはどうやって知ることが出来るのか? これもまた神殿か各地の教会にて調べて貰えるらしい。まぁ授かりモノみたいだし、神殿や教会で知ることが出来るってーのは納得出来る。しかしそうなると、頻繁にスキル確認が出来ませんな。自身が成長するんだから、スキルだって成長するでしょ? それを確認するのに一々調べに行っていたら手間だよ。
そのことを父上に言ったら、スキルは成長しないと言われた。……はて? 成長しないとな? 父上が言うには、スキルを授かったら生涯そのままらしい。…スキルLV○○っていうのはないのか? と聞けば、LVとは何ぞや? …だって。逆に何ぞや? と思った俺は変ではない筈。前世での知識…ゲームとかのだけど、それとは違うんだね。
後…一々調べるのが手間ってやつ、そこも心配しなくていいみたい。スキルはそう簡単に授かるものではなく、日々の生活で身体とかに違和感を感じた時に調べればいい。そういうのを感じてから調べれば、ほぼ確実にスキルを授かっているらしい。それ以外で無駄に調べても授かってはおらず、それでもしつこく調べようものなら不利なスキルを授けられるみたい。…いたんだって、…アホな貴族がさ。
さっきも言ったけど、一度授ければその後は変わらないから調べる必要はなし。それに授かる兆候があるみたいだし、父上の言うように心配しなくてもいいみたい。自分が授かっているか否か凄く気になるけど、不利なスキルを授けられる可能性があるのなら兆候があった時にでいいや。
精霊を見ることが出来るのか? それを聞いた為に話がスキルに移ってしまった。良いことが聞けた、そういうことにしておこう。俺自身も気になっていたし、うん…知識は大事だ。……でも気になるんだよな、精霊と友好を結ぶことが一番大事なことなのに。悶々とする俺を見ていた父上が、
「スキルのことを知ってしまえばそうなることは誰しも通る道、この俺も初めて知った時は気になって仕方がなかった。歴史上の人物であるボッチ・ヤーバンの真似をして、ステータスオープン! と叫んだ幼き日々が懐かしい…。」
昔を懐かしむようにそう言って苦笑していた。
……ステータスオープン? …何処かで聞いたことがあるような? …って前世のゲームとかのアレじゃないか? キャラクターの能力を見るアレ。それを父上に聞いてみれば、
「よく知っていたなミュゼ、流石の勤勉さ。まぁボッチ・ヤーバンの物語は有名だからな、彼がこの世界を救ったと伝えられているし…。お前の言う通りだ、ステータスオープンはボッチ・ヤーバンだけが使えたと言われる伝説のスキル。自身の能力を好きな時に好きなだけ見れるという規格外のモノで、自身の能力を自己管理出来たが故に世界を救えたという。誰もが一度は真似をする憧れのスキルだ……。」
父上がめっちゃ遠い目をしている、…きっと真似をして何も起きなかったんだろうな。
…にしてもステータスオープンか、伝説のスキルと言われているみたいだけど俺の知るアレで間違いないみたいだ。自身の能力を自己管理、好きなように出来るってことだろうか? …まぁ出来なくても能力を知っていれば、それに合わせて行動をすれば最善を尽くせるな。そのボッチ・ヤーバンって人、彼は我が身の安全の為に最善を尽くした結果、世界を救って伝説となったんじゃあ…。何かそんな気がする、名前的に親近感が湧くっていうか…。
…おっと、スキルは後回しと決めただろ俺。何想いを馳せてんだよ、修行しろ修行! 精霊と仲良くだろ! 首を勢いよく振って煩悩を払おうとするが、スキルのこと…ステータスオープンが頭から離れない。何でやねん! …こんなんじゃ集中出来ない、頭を抱えていると、
「さっきも言ったが誰しも真似をする憧れなのだ、ミュゼ…一度真似てみてはどうだ? 真似ればスッキリすることだろう、…昔の俺はそうだった。」
と父上からの助言が。…言われてみればそうかもしれない、一度真似してみれば何とかなるかも。何も起きなければ、こんなもんだと諦めが入って気にすることもない筈。…流石は父上だ、こういう時の対処法を知っている! 改めて父上を尊敬しつつ、少しの期待を込めて真似をしてみた。
「ステータスオープン!」
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