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道中トラブル!?
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俺達は街を出て森の中を歩いていた。
「聞いてなかったんだけど、これどれくらいかかるの?」
「そういえば言ってなかったな 1日もあれば着くけど、出たのが遅かったから着くのは明日だな」
それを聞いた桜田はぞっとした顔をする。
「それって、一日野宿するってこと?」
「まあ、そういうことになるな」
「絶対嫌よ!そんなの無理!」
こいつ文句多いな、文句しか言えないんじゃないか?そんなことを思う。
「1日くらい我慢しろ、着かないんだから仕方ないだろ」
「急いでも間に合わ無いです?」
「本気で急いだら間に合わないことも無いが、お前ら体力持たないだろ?」
2人が不服そうな顔で俺の事を見る。
「舐められたものですね」
「そうです!余裕なのです!」
結局話し合いの結果、走って次の街へ向かうことになった。そこまでは良かったのだが.......
「お前ら待てって!」
「遅いのですー周!」
「口ほどにもないのね、夜ト神君」
実際に、走って行くとなると俺の方が2人の足を引っ張っていた。
やはり、職業の問題か剣士と盗賊の方がそういったことに特化しているのは当たり前だったか。
なんなんだよ、俺の職業使役者って。どこに需要あるんだよ!
「ちょっと待ってくれよー、少し休憩しようぜ」
「仕方ないわねー」
「しょぼいのです周!!!」
くそ、言わせておけばこいつら調子乗りやがって!だか、しのほど言ってられねえ、ここは言わせておくか。
「悪いな、10分でいいから」
「分かったわ」
こうして俺達は、少し木陰で休憩することにした。
「少し周りを見てくるよ、って言っても木しかないけどな」
「気をつけるのです!」
俺は2人から離れて散歩することにした。こんなことをするのには、理由があった。
「早速!こいつを使ってみるか!」
俺は新武器を使いたくて、うずすうずしていたのだ!
「お手頃な敵居ねえかなー?」
その時、草むらから何かが動く音がした。
「よっしゃ、的ゲットだぜ!」
草むらから出てきたのは、中学生くらいの銀髪の女の子だった。
「お前は強いのか?」
銀髪少女は、俺へと問いかける。
「まあ、弱くはないと自負してるが?」
「そうなのか?」
そう言い彼女は、何かをブツブツ言い始めた。
「氷の刃よ 我が力となり 敵を打ち払い給え! 氷の流星群」
彼女の周りに、氷の槍が浮き始め俺に向かい飛んでくる。
「これが魔法ってやつかよ」
俺は咄嗟に天眼を発動する、数は凡そ100。
「これが飛んでくるってまじかよ.......」
俺は小さく呟く。それと同時に、咄嗟に新兵器を腰から抜き取り手に取る。
「こんなお披露目か.......」
俺は、飛んでくる氷の槍を最小限の動きで躱し、よけられない攻撃だけを撃ち落とす。
これが俺の新兵器、ディストルツィオーネだ。少し銃身が長めのハンドガンだ、だが威力はハンドガンの比ではない。原理はよく分かってはいないが、弾をマッハ4で弾き出す、やはりこの世界の技術はすごい。ちなみに弾には、この世界で一番質量が重いらしい金属オメガクラウンを使用している。言うまでもないが、凄まじい威力を発揮する。
「私の魔法を打ち砕けるなんてすごい、でもこれなら?」
彼女がそう言った刹那、炎の渦が俺の周りに渦巻き出す。
「これは参ったな、どうやって抜けるか.......」
考えるんだ周!ここを打破しないと死ぬハメになる。そしてふと俺は、銃をしまい小太刀に持ち替える。
そして俺は思い出したように、自分のステータス画面を見ると、スキルが増えていることに気がついた。
付与スキル
疾風迅雷Lv1
高速で移動が出来る。
発動時間5秒
チャージタイム30秒
このスキルがあれば、この状況を打破できるんじゃないか?
俺は小太刀で渦に切れ目を入れる、閉じるのは一瞬だがその隙間を疾風迅雷で通り抜ける。
「これも交わすとは、気に入ったぞ」
そう言い彼女はこちらに近ずいて来た。
俺は、すぐに構え集中するが、気づけばその子は既に俺にくっついていた。
「うわ!!なんだ?!」
「妾と結婚せよ、小僧よ」
何を言ってるんだこいつは、頭がおかしいのか?
「そもそも、誰だよお前は!」
「妾は、エーデル・レネットだレーネで良いぞ」
「名前は聞いてねえんだよ!どこの何者かを聞いてるんだよ!」
この世界バカしかいねえのか?
本当に、毎回頭を悩ませやがる奴ばかりで困る。
「妾は、ダンジョンのボスだ 暇で出てきてしまったがな」
おいおいおい。予想の斜め上の回答に頭が回らない。ダンジョンのボスってモンスターだろ?この子はどう見ても人間だ。
「まあ、なんでも良いが 妾を楽しいところに連れて行くがよいぞ まあ、勝手に付いて行くがな」
だめだ、絶対にこいつ面倒くさいやつだ。こういう奴は、関わらないに限る。俺は無視して桜田たちの元に向かう。
「着いてきてるなー」
「どこに行くのだ?旦那よ」
「旦那じゃねーし着いてくんな!」
そんな無駄話をしていると、あっという間に桜田たちの元へと着いてしまった。
「遅いわよ、夜ト神君!あなたは時間が守れないの?」
「あれれ?その子誰ですか周?」
痛いとこ付きやがるな。
クッソ、どうやって説明するかな.......
全く面倒ばっかりだ。
「聞いてなかったんだけど、これどれくらいかかるの?」
「そういえば言ってなかったな 1日もあれば着くけど、出たのが遅かったから着くのは明日だな」
それを聞いた桜田はぞっとした顔をする。
「それって、一日野宿するってこと?」
「まあ、そういうことになるな」
「絶対嫌よ!そんなの無理!」
こいつ文句多いな、文句しか言えないんじゃないか?そんなことを思う。
「1日くらい我慢しろ、着かないんだから仕方ないだろ」
「急いでも間に合わ無いです?」
「本気で急いだら間に合わないことも無いが、お前ら体力持たないだろ?」
2人が不服そうな顔で俺の事を見る。
「舐められたものですね」
「そうです!余裕なのです!」
結局話し合いの結果、走って次の街へ向かうことになった。そこまでは良かったのだが.......
「お前ら待てって!」
「遅いのですー周!」
「口ほどにもないのね、夜ト神君」
実際に、走って行くとなると俺の方が2人の足を引っ張っていた。
やはり、職業の問題か剣士と盗賊の方がそういったことに特化しているのは当たり前だったか。
なんなんだよ、俺の職業使役者って。どこに需要あるんだよ!
「ちょっと待ってくれよー、少し休憩しようぜ」
「仕方ないわねー」
「しょぼいのです周!!!」
くそ、言わせておけばこいつら調子乗りやがって!だか、しのほど言ってられねえ、ここは言わせておくか。
「悪いな、10分でいいから」
「分かったわ」
こうして俺達は、少し木陰で休憩することにした。
「少し周りを見てくるよ、って言っても木しかないけどな」
「気をつけるのです!」
俺は2人から離れて散歩することにした。こんなことをするのには、理由があった。
「早速!こいつを使ってみるか!」
俺は新武器を使いたくて、うずすうずしていたのだ!
「お手頃な敵居ねえかなー?」
その時、草むらから何かが動く音がした。
「よっしゃ、的ゲットだぜ!」
草むらから出てきたのは、中学生くらいの銀髪の女の子だった。
「お前は強いのか?」
銀髪少女は、俺へと問いかける。
「まあ、弱くはないと自負してるが?」
「そうなのか?」
そう言い彼女は、何かをブツブツ言い始めた。
「氷の刃よ 我が力となり 敵を打ち払い給え! 氷の流星群」
彼女の周りに、氷の槍が浮き始め俺に向かい飛んでくる。
「これが魔法ってやつかよ」
俺は咄嗟に天眼を発動する、数は凡そ100。
「これが飛んでくるってまじかよ.......」
俺は小さく呟く。それと同時に、咄嗟に新兵器を腰から抜き取り手に取る。
「こんなお披露目か.......」
俺は、飛んでくる氷の槍を最小限の動きで躱し、よけられない攻撃だけを撃ち落とす。
これが俺の新兵器、ディストルツィオーネだ。少し銃身が長めのハンドガンだ、だが威力はハンドガンの比ではない。原理はよく分かってはいないが、弾をマッハ4で弾き出す、やはりこの世界の技術はすごい。ちなみに弾には、この世界で一番質量が重いらしい金属オメガクラウンを使用している。言うまでもないが、凄まじい威力を発揮する。
「私の魔法を打ち砕けるなんてすごい、でもこれなら?」
彼女がそう言った刹那、炎の渦が俺の周りに渦巻き出す。
「これは参ったな、どうやって抜けるか.......」
考えるんだ周!ここを打破しないと死ぬハメになる。そしてふと俺は、銃をしまい小太刀に持ち替える。
そして俺は思い出したように、自分のステータス画面を見ると、スキルが増えていることに気がついた。
付与スキル
疾風迅雷Lv1
高速で移動が出来る。
発動時間5秒
チャージタイム30秒
このスキルがあれば、この状況を打破できるんじゃないか?
俺は小太刀で渦に切れ目を入れる、閉じるのは一瞬だがその隙間を疾風迅雷で通り抜ける。
「これも交わすとは、気に入ったぞ」
そう言い彼女はこちらに近ずいて来た。
俺は、すぐに構え集中するが、気づけばその子は既に俺にくっついていた。
「うわ!!なんだ?!」
「妾と結婚せよ、小僧よ」
何を言ってるんだこいつは、頭がおかしいのか?
「そもそも、誰だよお前は!」
「妾は、エーデル・レネットだレーネで良いぞ」
「名前は聞いてねえんだよ!どこの何者かを聞いてるんだよ!」
この世界バカしかいねえのか?
本当に、毎回頭を悩ませやがる奴ばかりで困る。
「妾は、ダンジョンのボスだ 暇で出てきてしまったがな」
おいおいおい。予想の斜め上の回答に頭が回らない。ダンジョンのボスってモンスターだろ?この子はどう見ても人間だ。
「まあ、なんでも良いが 妾を楽しいところに連れて行くがよいぞ まあ、勝手に付いて行くがな」
だめだ、絶対にこいつ面倒くさいやつだ。こういう奴は、関わらないに限る。俺は無視して桜田たちの元に向かう。
「着いてきてるなー」
「どこに行くのだ?旦那よ」
「旦那じゃねーし着いてくんな!」
そんな無駄話をしていると、あっという間に桜田たちの元へと着いてしまった。
「遅いわよ、夜ト神君!あなたは時間が守れないの?」
「あれれ?その子誰ですか周?」
痛いとこ付きやがるな。
クッソ、どうやって説明するかな.......
全く面倒ばっかりだ。
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