6 / 12
1章
明日の予定
しおりを挟む
俺は目を覚ました。目覚ましをせずに寝たので、今が何時かわからない。とりあえず、自室を出てリビングに行くと凜音の作ったであろう晩御飯が並んでいた。そして、キッチンから凛音が話しかけてきた。
「ご飯できてるから先食べちゃってね!今日は引越し祝いでちょっと豪華にしちゃった!」
とても嬉しそうだ。机には、ハンバーグを初めとして五品目ほどのおかずが並んでいる。
「引越しの作業は終わったのか?」
俺がそう聞くと、凛音は少しかぶせ気味に答えた。
「全部終わったよ 服~と教科書だけだったからね」
声色からいつもより上機嫌なことが伺える。何故こいつは、こんな上機嫌なんだ?そんなことを考えながら、俺は箸を進めていた。すると、凛音がキッチンから顔を覗かせ話しかけてきた。
「明日から、学校長期休暇だからさー 白夜の職場見に行ってもいい?」
俺は、思わず味噌汁を吹き出しむせてしまう。
「ゴホッゴホッ」
「大丈夫?白夜」
心配そうに、キッチンから凛音が出てき
俺の背中をさする。
「私なにかまずいこと言った?」
どうする?ここで断れば不自然に思われるか?全く頭が回らない。
「少しトイレに行ってくる」
俺は、心配そうな凜音をリビングに残しトイレへと向かった。そしてトイレに入るなり、俺は指輪をはめアジトへとテレポートした。
「Wow 」
ジェシカの素の驚きが出たのも無理はない。こいつの目の前にテレポートしたのだからな。目を丸くしたジェシカは不思議そうに俺を見ながら問いかけてきた。
「あんたがこんな時間にアジトに来るなんてどうしたの?」
ジェシカがこう聞くのも当然だ。俺は、自分の仕事が終わればすぐに帰ることで有名だからだ。仕事以外でアジトに来るのなんて、片手で数えるくらいしかない。
「それが、まずいことになった」
俺は、その内容をジェシカに話すと、ジェシカは腹を抱え笑いながら俺を馬鹿にしたような口調で話した。
「その子、アジトに入ってもらった?」
「冗談じゃねーぜ あいつは巻き込めねぇ」
何を言い出すかと思えば、こんな大事な時に茶化しやがって。後で絶対こいつぶっ飛ばすと俺は心に決めた。
「冗談はさて置き、明日連れてきてもいいよ あとは私がなんとかしてあげるからさ!」
自信満々に、ジェシカは俺にそう言ってきたが、全くもって信用できない。こいつが絡むとろくなことがないからだ。ただ、今は猫の手でも借りたい。俺は藁にすがる気持ちでその言葉を信じざるを得なかった。
「ほんとに頼むぜ」
そう言い残し俺は、アジトをあとにした。
そしてテレポートでトイレへ戻り、リビングに行くと凛音は既にご飯を食べ終えてしまっていた。
「遅かったね 全部食べ終わっちゃったや」
「悪いな、せっかく作ってもらったのに冷ましちまって」
「ううん、いいよ!また明日温めて朝食べよ!」
そう言って凛音は、俺のご飯にラップをかけ冷蔵庫へと入れる。
「明日、白夜の職場楽しみにしてるからね!」
片付けを終えた凛音は、そう言って自室へと帰って行った。1人リビングに残された俺は、明日が思いやられるぜなんて思いつつ、寝ることを余儀なくされていたのだった......
「ご飯できてるから先食べちゃってね!今日は引越し祝いでちょっと豪華にしちゃった!」
とても嬉しそうだ。机には、ハンバーグを初めとして五品目ほどのおかずが並んでいる。
「引越しの作業は終わったのか?」
俺がそう聞くと、凛音は少しかぶせ気味に答えた。
「全部終わったよ 服~と教科書だけだったからね」
声色からいつもより上機嫌なことが伺える。何故こいつは、こんな上機嫌なんだ?そんなことを考えながら、俺は箸を進めていた。すると、凛音がキッチンから顔を覗かせ話しかけてきた。
「明日から、学校長期休暇だからさー 白夜の職場見に行ってもいい?」
俺は、思わず味噌汁を吹き出しむせてしまう。
「ゴホッゴホッ」
「大丈夫?白夜」
心配そうに、キッチンから凛音が出てき
俺の背中をさする。
「私なにかまずいこと言った?」
どうする?ここで断れば不自然に思われるか?全く頭が回らない。
「少しトイレに行ってくる」
俺は、心配そうな凜音をリビングに残しトイレへと向かった。そしてトイレに入るなり、俺は指輪をはめアジトへとテレポートした。
「Wow 」
ジェシカの素の驚きが出たのも無理はない。こいつの目の前にテレポートしたのだからな。目を丸くしたジェシカは不思議そうに俺を見ながら問いかけてきた。
「あんたがこんな時間にアジトに来るなんてどうしたの?」
ジェシカがこう聞くのも当然だ。俺は、自分の仕事が終わればすぐに帰ることで有名だからだ。仕事以外でアジトに来るのなんて、片手で数えるくらいしかない。
「それが、まずいことになった」
俺は、その内容をジェシカに話すと、ジェシカは腹を抱え笑いながら俺を馬鹿にしたような口調で話した。
「その子、アジトに入ってもらった?」
「冗談じゃねーぜ あいつは巻き込めねぇ」
何を言い出すかと思えば、こんな大事な時に茶化しやがって。後で絶対こいつぶっ飛ばすと俺は心に決めた。
「冗談はさて置き、明日連れてきてもいいよ あとは私がなんとかしてあげるからさ!」
自信満々に、ジェシカは俺にそう言ってきたが、全くもって信用できない。こいつが絡むとろくなことがないからだ。ただ、今は猫の手でも借りたい。俺は藁にすがる気持ちでその言葉を信じざるを得なかった。
「ほんとに頼むぜ」
そう言い残し俺は、アジトをあとにした。
そしてテレポートでトイレへ戻り、リビングに行くと凛音は既にご飯を食べ終えてしまっていた。
「遅かったね 全部食べ終わっちゃったや」
「悪いな、せっかく作ってもらったのに冷ましちまって」
「ううん、いいよ!また明日温めて朝食べよ!」
そう言って凛音は、俺のご飯にラップをかけ冷蔵庫へと入れる。
「明日、白夜の職場楽しみにしてるからね!」
片付けを終えた凛音は、そう言って自室へと帰って行った。1人リビングに残された俺は、明日が思いやられるぜなんて思いつつ、寝ることを余儀なくされていたのだった......
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。
1000 BLADES-サウザンド=ブレイズ-
丁玖不夫
ファンタジー
人間と魔族との苦しくて辛い、そして激しい戦争"魔族侵攻"から長い月日が経ち訪れた平和な日々。田舎の村に住む少年"ファイ"が亡き父のような立派な騎士を目指し魔法学園へ入学するために王都フラッシュリア"へと旅立つが……。
ファイの魔法学園の生活は毎日ドタバタ!クラスメイトは一癖も二癖もある奴らばかりだし、担任の先生の授業はいつも無茶苦茶!果たして、ファイは無事に卒業できるのか?また夢である立派な騎士になることができるのかっ!?
痛烈爽快のバトルあり、力を合わせて苦難を乗り越える友情あり、淡いそして時にはほろ苦い恋あり、そして涙涙のせつなさありの魔法バトルファンタジーストーリー!
小説投稿サイト、「小説家になろう」『ノベルアップ+』と「カクヨム」でも 1000 BLADES-サウザンド・ブレイズ-を掲載中です。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる