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1章
日常
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「行くのだりーなー」
そう思いながらも着替えをし、家を出る支度をする。
特に持ち物はない。普段から手ぶら派だからだ。
こうして俺は、嫌々ながらも自らの職場へと向かうのであった……
「遅いんだよ白夜!!」
「うるせーなー そんなに喚くなよな」
俺の周りには喚く女しかいねえのかよ
そんなことを思いつつ、口には出さない。
何をされるか分からないからだ。
「あんたがいつも遅いから
集合を、9時にしてやってるってのに
それにすら遅刻するとは、そろそろ怒るよー」
冗談さを仄めかしながらも、目は本気だった。
「よしてくれよ。何されるかわかったもんじゃないぜ
そんなに嫌なら、俺をクビにすればいいだろ」
「そんな訳には行かないでしょ!
白夜は、うちの看板みたいなもんなんだから!」
このセリフをいえば、彼女がいつも許してくれるのを、俺は知っている。
理由は彼女が今言った通りだ。
ここは、暗殺組織crowのアジトだ。
そう、俺の職場はここ暗殺組織だ……
俺は中一の頃からここに所属している。
その頃から今まで、一応組織の幹部的な役割についているが、組織をまとめあげているのは、さっきから喚いているこの女だ。
彼女の名前は、ジェシカ キャンベル
10年前にあった第三次世界大戦の時に出会い 彼女の作ったこの組織に誘われたという訳だ。
「俺が居なくたって、ジェシカが居るだけで十分だろ。
世界大戦の時の死神は、もう鈍っちまったのか?」
「その名前で言わないでっていつも言ってるでしょ!」
彼女は、この異名を嫌う。一応、女性らしさが残っているのであろう。
「んで、今日はなんの仕事だよ」
「今日は、暗殺じゃないの、とある人達の偵察よ」
俺に、暗殺以外の任務が来るのはなかなかに珍しい話だ。
「珍しいな、で誰だよ。俺はさっさと仕事終わらせて、帰って寝てーの」
「元素の五戦士よ」
元素の五戦士この異能世界で警察的な役割を果たしている連中の1部だ。
「俺、複数の相手すんの苦手なんだよなー」
「ごちゃごちゃ言わないの!仕事なんだから、給料分はきっちり働いてもらうわよ!!!」
「へいへい」
一応給料は18にしては多いくらいにはもらっている。
だから言われた仕事はきっちりやる。
これが一応俺の流儀だ。
「じゃあ 行ってくるな」
「あぁ 気おつけてな」
このやり取りは毎日する。
この世界は、いつ死ぬかわからないからだ。
こうして俺の日常が始まる……
そう思いながらも着替えをし、家を出る支度をする。
特に持ち物はない。普段から手ぶら派だからだ。
こうして俺は、嫌々ながらも自らの職場へと向かうのであった……
「遅いんだよ白夜!!」
「うるせーなー そんなに喚くなよな」
俺の周りには喚く女しかいねえのかよ
そんなことを思いつつ、口には出さない。
何をされるか分からないからだ。
「あんたがいつも遅いから
集合を、9時にしてやってるってのに
それにすら遅刻するとは、そろそろ怒るよー」
冗談さを仄めかしながらも、目は本気だった。
「よしてくれよ。何されるかわかったもんじゃないぜ
そんなに嫌なら、俺をクビにすればいいだろ」
「そんな訳には行かないでしょ!
白夜は、うちの看板みたいなもんなんだから!」
このセリフをいえば、彼女がいつも許してくれるのを、俺は知っている。
理由は彼女が今言った通りだ。
ここは、暗殺組織crowのアジトだ。
そう、俺の職場はここ暗殺組織だ……
俺は中一の頃からここに所属している。
その頃から今まで、一応組織の幹部的な役割についているが、組織をまとめあげているのは、さっきから喚いているこの女だ。
彼女の名前は、ジェシカ キャンベル
10年前にあった第三次世界大戦の時に出会い 彼女の作ったこの組織に誘われたという訳だ。
「俺が居なくたって、ジェシカが居るだけで十分だろ。
世界大戦の時の死神は、もう鈍っちまったのか?」
「その名前で言わないでっていつも言ってるでしょ!」
彼女は、この異名を嫌う。一応、女性らしさが残っているのであろう。
「んで、今日はなんの仕事だよ」
「今日は、暗殺じゃないの、とある人達の偵察よ」
俺に、暗殺以外の任務が来るのはなかなかに珍しい話だ。
「珍しいな、で誰だよ。俺はさっさと仕事終わらせて、帰って寝てーの」
「元素の五戦士よ」
元素の五戦士この異能世界で警察的な役割を果たしている連中の1部だ。
「俺、複数の相手すんの苦手なんだよなー」
「ごちゃごちゃ言わないの!仕事なんだから、給料分はきっちり働いてもらうわよ!!!」
「へいへい」
一応給料は18にしては多いくらいにはもらっている。
だから言われた仕事はきっちりやる。
これが一応俺の流儀だ。
「じゃあ 行ってくるな」
「あぁ 気おつけてな」
このやり取りは毎日する。
この世界は、いつ死ぬかわからないからだ。
こうして俺の日常が始まる……
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