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1章
始まり
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物心着いた頃から
俺の親はいなかった……
それは何故かって?
俺が殺したからだ
BROKEN WORLD
時は2034年 地球の総人口120億人
この現代において異能という言葉はそう珍しいものではなくなっている
ただ 異能といっても 皆が火を出したりできる訳では無い
数センチ浮いたりできる程度の人間がほとんどだ
この世の中 派手な能力を持った奴は、
神に選ばれた人間だ
なら俺の能力は何かって?
それは見てればわかるさ……
「ねぇー、白夜さっきから話聞いてる?」
俺の顔を覗き込みながら話してくる
「うるせーなー お前の話なんか興味ねーんだよ!」
「何その言い方! さっきから白夜のこと褒めてあげてるのに!!!」
このうるさくて、喚いてる女は、五条凛音俺の幼なじみってやつだ 大して仲良くもないのに、やたら俺にくっついてきやがる。
「なんで白夜って、そんなにパラ高いの? 普段運動してる訳でもないのにさ! 女の敵だよー、そーゆー人は!」
「そんなの俺の知ったこっちゃねーよ」
こいつのこーゆーからみは、適当に流しとくにかぎる
「だって、スポーツ番組とか見てても3桁なんてほとんど居ないよ? なのに白夜は、余裕で3桁いってるんだもん!」
「お前の能力がばぐってんじゃねーの?」
「そんなことないもん! 」
ムスッとした顔で拗ねる
これはいつもの事だ そんなに気に止める必要も無い。
こいつが、さっきから言ってるパラと言うのは、パラメータの略だ。
そう、五条凛音の能力 『数値化』 見た対象の能力値を、数値として把握することが出来る能力だ。
あまり派手にないにしても、日常生活では、なかなかに便利な能力だ。
「なんで白夜ってそんなにパラ高いのに、能力ないんだろーね?
もしかしてそれが能力だったりして!」
「んなわけねーだろー てかお前さっさと学校行けよ!毎朝学校行く前にわざわざ家に来んじゃねー!」
俺らは、今年で18歳 凛音は、今高校に通っている。
「白夜も進学したら良かったのにー
毎日毎日ひまでしょ?」
少し小馬鹿にしたような口調で凛音は、俺に問いかけてきた。
「俺はダラダラすんので忙しいのー
お前こそさっさと行かねーと遅刻すんぞー」
俺は、時計を指さしながら凛音にそう言った。
「わぁーーーー!!!
もうこんな時間だったの?!早く言ってよー!」
そう喚きながら、走って玄関から出て行く凛音
「こけんじゃねーぞー」
聞こえてるかわからないが、俺は凛音にいそう言った
俺の一日は、いつもこのやり取りから始まる。
そして、このやり取りが終わり凛音が学校に向かった後、もう1つの俺の一日が始まる……
俺の親はいなかった……
それは何故かって?
俺が殺したからだ
BROKEN WORLD
時は2034年 地球の総人口120億人
この現代において異能という言葉はそう珍しいものではなくなっている
ただ 異能といっても 皆が火を出したりできる訳では無い
数センチ浮いたりできる程度の人間がほとんどだ
この世の中 派手な能力を持った奴は、
神に選ばれた人間だ
なら俺の能力は何かって?
それは見てればわかるさ……
「ねぇー、白夜さっきから話聞いてる?」
俺の顔を覗き込みながら話してくる
「うるせーなー お前の話なんか興味ねーんだよ!」
「何その言い方! さっきから白夜のこと褒めてあげてるのに!!!」
このうるさくて、喚いてる女は、五条凛音俺の幼なじみってやつだ 大して仲良くもないのに、やたら俺にくっついてきやがる。
「なんで白夜って、そんなにパラ高いの? 普段運動してる訳でもないのにさ! 女の敵だよー、そーゆー人は!」
「そんなの俺の知ったこっちゃねーよ」
こいつのこーゆーからみは、適当に流しとくにかぎる
「だって、スポーツ番組とか見てても3桁なんてほとんど居ないよ? なのに白夜は、余裕で3桁いってるんだもん!」
「お前の能力がばぐってんじゃねーの?」
「そんなことないもん! 」
ムスッとした顔で拗ねる
これはいつもの事だ そんなに気に止める必要も無い。
こいつが、さっきから言ってるパラと言うのは、パラメータの略だ。
そう、五条凛音の能力 『数値化』 見た対象の能力値を、数値として把握することが出来る能力だ。
あまり派手にないにしても、日常生活では、なかなかに便利な能力だ。
「なんで白夜ってそんなにパラ高いのに、能力ないんだろーね?
もしかしてそれが能力だったりして!」
「んなわけねーだろー てかお前さっさと学校行けよ!毎朝学校行く前にわざわざ家に来んじゃねー!」
俺らは、今年で18歳 凛音は、今高校に通っている。
「白夜も進学したら良かったのにー
毎日毎日ひまでしょ?」
少し小馬鹿にしたような口調で凛音は、俺に問いかけてきた。
「俺はダラダラすんので忙しいのー
お前こそさっさと行かねーと遅刻すんぞー」
俺は、時計を指さしながら凛音にそう言った。
「わぁーーーー!!!
もうこんな時間だったの?!早く言ってよー!」
そう喚きながら、走って玄関から出て行く凛音
「こけんじゃねーぞー」
聞こえてるかわからないが、俺は凛音にいそう言った
俺の一日は、いつもこのやり取りから始まる。
そして、このやり取りが終わり凛音が学校に向かった後、もう1つの俺の一日が始まる……
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