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第10話
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眷属について知りたい事は、色々あるが、他にも知るべき事がある。
まずは、眷属が生まれる前にやろうとした、ダンジョンコアを通しての『遠見』。
大雑把であっても、島全体を把握したい。
これも大事な情報収集の一環でもあるのだ。
俺は一呼吸置いてダンジョンコアに手を置く。
そして『遠見』を使用する事を意識すると、呼吸するごとく自然に実行する事が出来た。
同時に直径2メートルのダンジョンコアの中に、立体映像として島全体が映る。
当然ライヴ映像で、見ていると一部に雲がかかっていて、その雲がゆっくりと動いて行く。
島には幾つかの大きな湖水、泉があり、山脈まである。
巨大な森や湿地帯、草原もあるようで、植生は豊かな感じがする。
島全体の大きさは、ダンジョンAランクの初期状態では、領域の広さ半径200キロ。
ダンジョンの階層は、200階層。と言う事になっている。……らしい。
俺には計測能力は無いので、あくまでも ダンジョンコアとの融合最終工程で得た知識だ。
まあ間違っている事は無いのだろうけど。
……と言う事は、俺の天空島は北海道の1.5倍くらいの大きさかな?
日本の本州半分よりも一回り大きい。
無理すれば五千万人くらいは居住可能かもしれない。
一億人は、……さすがに厳しいかな?
しかしこの際、天空島の名前は『大北海道島』にしようか?
これが俺のものだと思うとちょっとした感動である。
後に控えている眷属も天空に浮かぶ巨大な島を見て、
「わぁ……」と感動の吐息を漏らしている。
しかし詳細に見るにはあまりにも巨大すぎる。
時間があるときにでも、改めてゆっくり見るしかない。
それでも少しは、と思い島のあちこちを見てみる。
……やはり楽しい。
かなりあっという間に時間が経ってしまう。
もう2、3時間は見ているかもしれない。
そろそろ他の事もしなくてはいけないのに……。
これで最後にしようと外周部を拡大して見る。
と、
「んっ?」
そこで俺は映像を止める。
一瞬通り過ぎたが……少しずつ映像を広範囲に広げる。
やはりいる。
何かの生物が俺の島の中にいる。
ウツボのような外見に、トンボのような羽を持っている。
モンスターだろうか?
城の方向。島の中心部に向かって飛んでいる。
他にもいないか確認するが、ウツボどころか動物の影すらない。
……この島にはまだ動物はいないのか?
もしかして天空島は島全体が俺と共に生まれたばかりなのか?
元々あった島の中に、ダンジョンである城が現れた。
そう言うケースを想像していたが……。
――転生した姿について光の玉に質問した時【ダンジョンマスターはダンジョンと共に世界に生まれ、……】――
と言っていた。
ダンジョンとは領域も含めての事だったのだろう。
よって、出来たての島だから生物がいない。
もっともその考えだと植物が何故あるのかは知らないが……。
まあ魔力や聖力のカテゴリー分けもある異世界だ。
植物もこの世界では前世とは違う括りかもしれない。
しかし、だとするとこのウツボは外から来たのか?
「お前アレが何か分か」るか? と眷属に言いかけて、俺は言葉を止める。
俺が知らないのに知っているはずが無い。
俺も眷属も、異世界は一年生の初日だ。
案の定、眷属は申し訳なさそうに目を伏せて
「申し訳ありません。私にはアレに関する知識はありません」
と謝って来る。
……しかしあれだ。
そのうな垂れてシュンとした感じも可愛い。
おもわず抱きしめたくなる可愛さだ!
が、あいにく俺にはそんな高度なテクニックは無い!
クソッ!
で、あるからして………………………………。
頭を、触るか、触らないか、くらいの、感じで、ポンポン、してみる。
眷属が、ハッと顔をあげる。
「気にするな。俺も分からない」
そう言って爽やかに笑った……つもりだが、引きつったニヤケ顔になったかも知れない。
しかも我じゃなく、俺とか言ってしまってるし。
大・失・敗。
が、
「は、はい!」
と、嬉しそうに眷属が返事をして来る。
しかもキラキラの瞳つきで。
ああ、この子は天使なんだぁ。
そしてここはきっと天国だぁ。
と、俺は思いました。
おしまい。
いや! 今はそれどころではない!
呆けている場合ではないのだ。
眷属と話をしている最中に思い出したのだが ダンジョンコアとの融合最終工程で得た知識の中に、防御モードと言うものがあった。
それというのも、俺と ダンジョンコアとの融合最終工程が終わるまではダンジョン領域の周りを不可視の力が包み込んで、外部からの進入を拒む機能である。
これは ダンジョンコアとの融合最終工程が終わるとすぐに解除されるらしい。
そして解除されてしまえば、外部からは容易に入ってこれる。
例えそれが敵意ある存在であってもだ。
しかし、何故こんな大事な事を忘れていたのか!
自分で自分の愚かさを責めたいところだ。
が、そんな事をしていてる時間は無い。
既に防御モードは解除されているはずだ。
自己批判は時間の無駄なので次に進もう。
そもそも色々とありすぎて俺も処理しきれていないのである。
そんな自分を責めてどうなると言うのだ。
今世の俺は、自分に優しく生きるのだ!
まあそれは良いとして、まずはガーゴイルや甲冑騎士、ゴーレム達を起動しよう。
いまこの天空島には、橋にいた彫刻のガーゴイルや甲冑騎士、他の場所にいるゴーレム達を含め200体のモンスターがいるはずだ。
このモンスター達は現在待機状態である。
が、命令を与えれば動き出すダンジョン所属のモンスターだ。
最初からこの天空島ダンジョンにいるモンスターはこれだけらしい。
あとは俺がモンスター創造などで生み出すしかない。
『眷族の卵』は普通のダンジョンマスターは持っていないし、俺の美少女眷属は別枠だ。
『俺の美少女眷属』……言いにくいな。
『アークエルフで眷属の美少女』……長いな。
……やはり早めに名前を付けないといけないかな。
お願いされちゃったし!
な、名前つけてほしいって!
美少女にお願いされちゃったし!
しかし、美女や美少女のお願いは何故こんなにテンションが上がるのだろうか?
これは俺だけの現象か?
俺は馬鹿なのか?
……親馬鹿ではあるが、馬鹿ではない。
はずだ。
たぶん。
いや、俺はたぶん馬鹿なはずだ。
からの、本当は馬鹿では無いパターンか?
……ま、まあ馬鹿な事を言っている場合ではない。
それより今はガーゴイル・甲冑騎士・ゴーレムだ。
俺はダンジョンコアに手をあててガーゴイルや甲冑騎士、ゴーレム達を意識する。
と、それらのモンスターがどこにいるかが把握できる。
やる前から出来るとは分かっていたが、実際やって見ると不思議な感覚だ。
前世で人間だった頃には無かった知覚の仕方だ。
どうにも説明のしようが無い。
あえて言うのであれば、全てを透過しながら俯瞰できる鳥の視点、だろうか?
ともあれまずは起動だ。
一体一体直接も出来るが、効率がいいのでダンジョンコア越しに『念話』を使い起動を命じる。
そして『宝物の間』など超重要区画を守るゴーレム以外を、城の正門まで来るように命令する。
まずは、眷属が生まれる前にやろうとした、ダンジョンコアを通しての『遠見』。
大雑把であっても、島全体を把握したい。
これも大事な情報収集の一環でもあるのだ。
俺は一呼吸置いてダンジョンコアに手を置く。
そして『遠見』を使用する事を意識すると、呼吸するごとく自然に実行する事が出来た。
同時に直径2メートルのダンジョンコアの中に、立体映像として島全体が映る。
当然ライヴ映像で、見ていると一部に雲がかかっていて、その雲がゆっくりと動いて行く。
島には幾つかの大きな湖水、泉があり、山脈まである。
巨大な森や湿地帯、草原もあるようで、植生は豊かな感じがする。
島全体の大きさは、ダンジョンAランクの初期状態では、領域の広さ半径200キロ。
ダンジョンの階層は、200階層。と言う事になっている。……らしい。
俺には計測能力は無いので、あくまでも ダンジョンコアとの融合最終工程で得た知識だ。
まあ間違っている事は無いのだろうけど。
……と言う事は、俺の天空島は北海道の1.5倍くらいの大きさかな?
日本の本州半分よりも一回り大きい。
無理すれば五千万人くらいは居住可能かもしれない。
一億人は、……さすがに厳しいかな?
しかしこの際、天空島の名前は『大北海道島』にしようか?
これが俺のものだと思うとちょっとした感動である。
後に控えている眷属も天空に浮かぶ巨大な島を見て、
「わぁ……」と感動の吐息を漏らしている。
しかし詳細に見るにはあまりにも巨大すぎる。
時間があるときにでも、改めてゆっくり見るしかない。
それでも少しは、と思い島のあちこちを見てみる。
……やはり楽しい。
かなりあっという間に時間が経ってしまう。
もう2、3時間は見ているかもしれない。
そろそろ他の事もしなくてはいけないのに……。
これで最後にしようと外周部を拡大して見る。
と、
「んっ?」
そこで俺は映像を止める。
一瞬通り過ぎたが……少しずつ映像を広範囲に広げる。
やはりいる。
何かの生物が俺の島の中にいる。
ウツボのような外見に、トンボのような羽を持っている。
モンスターだろうか?
城の方向。島の中心部に向かって飛んでいる。
他にもいないか確認するが、ウツボどころか動物の影すらない。
……この島にはまだ動物はいないのか?
もしかして天空島は島全体が俺と共に生まれたばかりなのか?
元々あった島の中に、ダンジョンである城が現れた。
そう言うケースを想像していたが……。
――転生した姿について光の玉に質問した時【ダンジョンマスターはダンジョンと共に世界に生まれ、……】――
と言っていた。
ダンジョンとは領域も含めての事だったのだろう。
よって、出来たての島だから生物がいない。
もっともその考えだと植物が何故あるのかは知らないが……。
まあ魔力や聖力のカテゴリー分けもある異世界だ。
植物もこの世界では前世とは違う括りかもしれない。
しかし、だとするとこのウツボは外から来たのか?
「お前アレが何か分か」るか? と眷属に言いかけて、俺は言葉を止める。
俺が知らないのに知っているはずが無い。
俺も眷属も、異世界は一年生の初日だ。
案の定、眷属は申し訳なさそうに目を伏せて
「申し訳ありません。私にはアレに関する知識はありません」
と謝って来る。
……しかしあれだ。
そのうな垂れてシュンとした感じも可愛い。
おもわず抱きしめたくなる可愛さだ!
が、あいにく俺にはそんな高度なテクニックは無い!
クソッ!
で、あるからして………………………………。
頭を、触るか、触らないか、くらいの、感じで、ポンポン、してみる。
眷属が、ハッと顔をあげる。
「気にするな。俺も分からない」
そう言って爽やかに笑った……つもりだが、引きつったニヤケ顔になったかも知れない。
しかも我じゃなく、俺とか言ってしまってるし。
大・失・敗。
が、
「は、はい!」
と、嬉しそうに眷属が返事をして来る。
しかもキラキラの瞳つきで。
ああ、この子は天使なんだぁ。
そしてここはきっと天国だぁ。
と、俺は思いました。
おしまい。
いや! 今はそれどころではない!
呆けている場合ではないのだ。
眷属と話をしている最中に思い出したのだが ダンジョンコアとの融合最終工程で得た知識の中に、防御モードと言うものがあった。
それというのも、俺と ダンジョンコアとの融合最終工程が終わるまではダンジョン領域の周りを不可視の力が包み込んで、外部からの進入を拒む機能である。
これは ダンジョンコアとの融合最終工程が終わるとすぐに解除されるらしい。
そして解除されてしまえば、外部からは容易に入ってこれる。
例えそれが敵意ある存在であってもだ。
しかし、何故こんな大事な事を忘れていたのか!
自分で自分の愚かさを責めたいところだ。
が、そんな事をしていてる時間は無い。
既に防御モードは解除されているはずだ。
自己批判は時間の無駄なので次に進もう。
そもそも色々とありすぎて俺も処理しきれていないのである。
そんな自分を責めてどうなると言うのだ。
今世の俺は、自分に優しく生きるのだ!
まあそれは良いとして、まずはガーゴイルや甲冑騎士、ゴーレム達を起動しよう。
いまこの天空島には、橋にいた彫刻のガーゴイルや甲冑騎士、他の場所にいるゴーレム達を含め200体のモンスターがいるはずだ。
このモンスター達は現在待機状態である。
が、命令を与えれば動き出すダンジョン所属のモンスターだ。
最初からこの天空島ダンジョンにいるモンスターはこれだけらしい。
あとは俺がモンスター創造などで生み出すしかない。
『眷族の卵』は普通のダンジョンマスターは持っていないし、俺の美少女眷属は別枠だ。
『俺の美少女眷属』……言いにくいな。
『アークエルフで眷属の美少女』……長いな。
……やはり早めに名前を付けないといけないかな。
お願いされちゃったし!
な、名前つけてほしいって!
美少女にお願いされちゃったし!
しかし、美女や美少女のお願いは何故こんなにテンションが上がるのだろうか?
これは俺だけの現象か?
俺は馬鹿なのか?
……親馬鹿ではあるが、馬鹿ではない。
はずだ。
たぶん。
いや、俺はたぶん馬鹿なはずだ。
からの、本当は馬鹿では無いパターンか?
……ま、まあ馬鹿な事を言っている場合ではない。
それより今はガーゴイル・甲冑騎士・ゴーレムだ。
俺はダンジョンコアに手をあててガーゴイルや甲冑騎士、ゴーレム達を意識する。
と、それらのモンスターがどこにいるかが把握できる。
やる前から出来るとは分かっていたが、実際やって見ると不思議な感覚だ。
前世で人間だった頃には無かった知覚の仕方だ。
どうにも説明のしようが無い。
あえて言うのであれば、全てを透過しながら俯瞰できる鳥の視点、だろうか?
ともあれまずは起動だ。
一体一体直接も出来るが、効率がいいのでダンジョンコア越しに『念話』を使い起動を命じる。
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