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第9話
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眷属とやっと会話が成立するようになり、幾つかの事が分かった。
その一つとしては、眷属は俺から知識の一部を得ている事。
ありがたいことに日本語は分かるらしい。
というか最初から会話は日本語だったわけではあるが。
その時点で疑問を持たなかった俺が、突然の事態にいかに戸惑っていたか分かろう物である。
ただ知識を受け継いでいると言っても、情緒や経験を受け継いでいる訳ではないようだ。
身体的には眷属も俺と同様、成人の姿、成人の思考能力を持って生まれて来ている。
軽く話した感じでは生存に必要な思考力、判断力、決断力などはありそうである。
……まあ成人といっても実際は0歳なので、どこまで期待できるかは疑問もあるが。
それと名前はまだ無いようだ。
俺に付けて欲しいらしい。
顔を赤らめてお願いされた。
……かわいい。
俺の眷属。世界一かわいい。
あと種族的に特色ある知識は持って生まれて来たようだ。
ちなみに種族は『アークエルフ』。
……初めて聞く種族だ。
エンシェントエルフと同格のエルフ種らしい。
眷属本人も良くわからないようだが、持って生まれた知識の中にそうあると言う。
……ただエルフと言っても耳があまり尖っていない。
と言うか耳が尖り気味の日本人くらいの感じで、エルフにしてはまったく尖っていない。
アークエルフ特有の性質か、この眷属だけの特徴か、本人にも分からないようだ。
別に耳の尖っていないエルフがいても、スタイルがいいエルフがいても、俺には不都合無いから良いのだが……。
『ダブルエルフ』の時もそうだったが、この世界は俺がラノベなどで知っているファンタジー世界とは少し違うようだ。
まあこれに関しても、違うからどうという事もないのだが。
どちらにしろこの世界で第二の人生を生きるしか選択肢は無いのだから。
ただ本音を言えば、俺の想像の範囲でこの世界が構成されていれば少し嬉しかった。
そうならば知りうる知識を前提に、若干優位性を保持して生きられたと思うからだ。
そうして話を進めていく中で、俺は慣れない喋り方にかなり負荷を感じて来た。
そこで「俺の喋り方をどう思う?」と聞いてみる。
すると眷属は良くわからないと言う顔をしながら、
「も、問題ないと思いますが……その」
「その?」
「はい。俺と言う一人称よりも、朕や余などの方が相応しいかと……」
などと言う。
朕? 眷属よ、本気か? と思って覗き込むとキラキラした瞳で俺を見返してくる。
責任ある立場についたら、それなりの振る舞い、言葉遣いをしなければならない。
それは分かっているのだが……朕? 余? 俺は皇帝か!
もちろん眷属を蔑ろにする気も、放り出す気もないのだが……責任だって取る! つもりだ。
……俺のもとに生まれた以上は共に幸せになれるようにするつもりはある。
そうじゃなきゃ『眷族の卵』など最初から選ばない。
ペットを飼う時は最後まで責任を持って!
これは鉄則だ。
まあペットではないが……。
しかし犬の飼い主などは、子犬の頃から上下関係を教える必要があると言う。
その為にしっかり躾をして、主人として振舞う必要があるのも当然だろう。
そういう意味では俺も、このままの形で主人として振舞う必要があるのだろうか?
眷属にとっての俺は、皇帝のような存在なのだろうか?
……たぶんそうなのだろう……。
やはり諦めるしかないのかと思いつつも、俺は最後の抵抗とばかりに、
「そっか、なるほどね。これからもそうして気になる事があったら教えてね」
と、日本で十五歳の少女に接するように言ってみたら、ギョッとされた。
あまりにビックリした表情だったので、
「我は眷属との距離感をなるべく近しいものにしたいと考えている。共にこの世界を生きる者としてな。故に今のような親しみある言葉を使ってみたが、どう思うか正直に述べよ」
という言い訳を素早く付け加える。
さらに、朕や余はさすがに無理だったが、清の皇帝、康熙帝が普段は「我」と自称していた事を真似て我と言ってみた。
「は、はい。それは過分なるお心づかいを頂きまして大変ありがたい事でございます。しかしそのような事で我が君のお心を煩わせる必要はございません。どうぞ王としてご命令下さい」
と言われてしまった。
……王か。
まあ、皇帝ではなかったが、そういう存在として認識している事は確実のようだ。
「そうか」
俺が諦めと共にそう言うと、
「はい。どのような御命令でも、身命を擲って実行する所存でございます。この身体如何様にもお使い下さいませ」
お、重い。重いよ。その想いが重いよ。我が眷属よ……。
しかも、この身体を如何様にも使えって……そういう意味じゃないだろうけど、年頃の女の子の使う言葉では無いと思うよ?
……もしかして、そういう意味も含んでるの?
この天使のような美少女をどう扱って良いのか……。
もはや俺の低すぎる恋愛偏差値では手に負えないレベルだ。
いや、そもそも別に恋愛しているわけでもないし、そんな対象でもない。
彼女はあくまでも眷属。
そんな事を考えること事態が変なのだ。
……だよね?
……。
いや、考えるのは止そう。今はもっと重要なことがある。
俺達の面倒を見てくれる親もいないのだ。
自分達だけで生き残らなければならないんだ。
まだまだ話したい事は色々あるが、今後に向けてやる事もある。
なので取り敢えず、最後に先程から気になっている事を聞いてみる。
「なぜお前だけ他の卵より早く生まれたか分かるか?」
ここは汝とか言うべきなのかも知れないが、取り敢えず二人称はお前にしてみる。
「呼ばれたからです」
「呼ばれた?」
「はい。私は本来であれば、もう少しゆっくりと孵化するのが通常なのだと思います」
「そうなのか?」
「はい。卵にいる時そのように感じました」
「ん? 卵にいるときも意識があるのか?」
「ございます。ボンヤリとしたものですが、思考も出来ました。恐らく我が君の物となって、魂を少しずつ分けて頂き始めてからだと思いますが」
「魂か……。確かに魂を分け与えて生み出した感覚はあったな」
「はい、私の感覚では初めてお手に取って頂いた時に繋がりが出来て、少しずつ魂を頂き始めたものと思います。私は早く生まれる為に一気に魂を頂きましたが、他の者達はゆっくりと頂いております」
手に取るとは、城の前でアイテムを集めた時の事か。
「なるほど。言われて見れば、お前の時と比べればごくごく僅かだが、俺から何かが……いや魂の一部が『眷族の卵』に向かって注ぎ込まれているのが分かるな」
『眷族の卵』を手に取った時からマジックバッグに入れず、内ポケットに入れたのも、無意識にそういう繋がりを感じていたのかもしれない。
「お前が生まれるのに必要な魂を一気に得たから、早く生まれたのは分かった。で、呼ばれたとはどういう意味だ?」
「私にも不思議なのですが、ボンヤリとした思考の中でも何故か我が君のおもいが一瞬だけ感じられたのです」
「我のおもい?」
「はい。仲間が欲しいと……それで早く生まれなければと思ったのです。そう思ったら我が君の魂を大量に吸収してしまったようで……申し訳ございません」
確かに思ったな、仲間が欲しいって。
「なるほど、理由は分かった。であるならばお前が謝る必要は無い。むしろ我の意図を汲んでの事。褒めるならまだしも誰が責められよう。良く我の呼びかけに応えてくれた我が眷属よ」
「勿体無きお言葉でございます」
眷属は感涙せんばかりの勢いで頭を下げる。
……そこまで感動するところか? もう俺が諦めるしかない、いや慣れるしかないのか。
「という事は他の卵達には分からなかったのか? お前だけが俺のおもいを感じたのか?」
「恐らくそのあたりは個体差が有るのではと感じます。ただ私が卵の中にいた時の感覚では、我が君が『眷族の卵』に向かって生まれろと強く念じれば届くのではと思いますが……」
「そうか。しかしお前が生まれた後、魂を分け与えた影響か身体がかなりダルくなった気もする……一気に孵すのはなるべく止めた方が良いかもしれないな」
もしかしたら血を抜いてダルくなる感覚と似ているのかもしれない。
感覚的に献血をした時に似ているし。
時間と共に回復するといいのだが……。
これについては様子を見る以外に方法は無いか。
「我が君の、お、お身体を! ……も、申し訳ございません。私は何という事を! この命をもってお詫びしなくては」
「やめよ!」
俺の言葉を聞いて眷属がまたも予想外の発言をするので、直ぐに静止する。
「し、しかし我が君、私のせいで至高なる我が君のお身体が……」
命でお詫びって、そこまで大した事じゃないだろ。
と俺が思ったところで、眷属にとっては一大事か。
「良い。我を思っての行動。全て許す」
「あ、ありがたき幸せ……」
言葉を詰まらせて在り難がっているが、やはりまだ俺には戸惑いしかない。
まあ会話はこの辺にして、取り敢えずやるべき事を実行に移そう。
その一つとしては、眷属は俺から知識の一部を得ている事。
ありがたいことに日本語は分かるらしい。
というか最初から会話は日本語だったわけではあるが。
その時点で疑問を持たなかった俺が、突然の事態にいかに戸惑っていたか分かろう物である。
ただ知識を受け継いでいると言っても、情緒や経験を受け継いでいる訳ではないようだ。
身体的には眷属も俺と同様、成人の姿、成人の思考能力を持って生まれて来ている。
軽く話した感じでは生存に必要な思考力、判断力、決断力などはありそうである。
……まあ成人といっても実際は0歳なので、どこまで期待できるかは疑問もあるが。
それと名前はまだ無いようだ。
俺に付けて欲しいらしい。
顔を赤らめてお願いされた。
……かわいい。
俺の眷属。世界一かわいい。
あと種族的に特色ある知識は持って生まれて来たようだ。
ちなみに種族は『アークエルフ』。
……初めて聞く種族だ。
エンシェントエルフと同格のエルフ種らしい。
眷属本人も良くわからないようだが、持って生まれた知識の中にそうあると言う。
……ただエルフと言っても耳があまり尖っていない。
と言うか耳が尖り気味の日本人くらいの感じで、エルフにしてはまったく尖っていない。
アークエルフ特有の性質か、この眷属だけの特徴か、本人にも分からないようだ。
別に耳の尖っていないエルフがいても、スタイルがいいエルフがいても、俺には不都合無いから良いのだが……。
『ダブルエルフ』の時もそうだったが、この世界は俺がラノベなどで知っているファンタジー世界とは少し違うようだ。
まあこれに関しても、違うからどうという事もないのだが。
どちらにしろこの世界で第二の人生を生きるしか選択肢は無いのだから。
ただ本音を言えば、俺の想像の範囲でこの世界が構成されていれば少し嬉しかった。
そうならば知りうる知識を前提に、若干優位性を保持して生きられたと思うからだ。
そうして話を進めていく中で、俺は慣れない喋り方にかなり負荷を感じて来た。
そこで「俺の喋り方をどう思う?」と聞いてみる。
すると眷属は良くわからないと言う顔をしながら、
「も、問題ないと思いますが……その」
「その?」
「はい。俺と言う一人称よりも、朕や余などの方が相応しいかと……」
などと言う。
朕? 眷属よ、本気か? と思って覗き込むとキラキラした瞳で俺を見返してくる。
責任ある立場についたら、それなりの振る舞い、言葉遣いをしなければならない。
それは分かっているのだが……朕? 余? 俺は皇帝か!
もちろん眷属を蔑ろにする気も、放り出す気もないのだが……責任だって取る! つもりだ。
……俺のもとに生まれた以上は共に幸せになれるようにするつもりはある。
そうじゃなきゃ『眷族の卵』など最初から選ばない。
ペットを飼う時は最後まで責任を持って!
これは鉄則だ。
まあペットではないが……。
しかし犬の飼い主などは、子犬の頃から上下関係を教える必要があると言う。
その為にしっかり躾をして、主人として振舞う必要があるのも当然だろう。
そういう意味では俺も、このままの形で主人として振舞う必要があるのだろうか?
眷属にとっての俺は、皇帝のような存在なのだろうか?
……たぶんそうなのだろう……。
やはり諦めるしかないのかと思いつつも、俺は最後の抵抗とばかりに、
「そっか、なるほどね。これからもそうして気になる事があったら教えてね」
と、日本で十五歳の少女に接するように言ってみたら、ギョッとされた。
あまりにビックリした表情だったので、
「我は眷属との距離感をなるべく近しいものにしたいと考えている。共にこの世界を生きる者としてな。故に今のような親しみある言葉を使ってみたが、どう思うか正直に述べよ」
という言い訳を素早く付け加える。
さらに、朕や余はさすがに無理だったが、清の皇帝、康熙帝が普段は「我」と自称していた事を真似て我と言ってみた。
「は、はい。それは過分なるお心づかいを頂きまして大変ありがたい事でございます。しかしそのような事で我が君のお心を煩わせる必要はございません。どうぞ王としてご命令下さい」
と言われてしまった。
……王か。
まあ、皇帝ではなかったが、そういう存在として認識している事は確実のようだ。
「そうか」
俺が諦めと共にそう言うと、
「はい。どのような御命令でも、身命を擲って実行する所存でございます。この身体如何様にもお使い下さいませ」
お、重い。重いよ。その想いが重いよ。我が眷属よ……。
しかも、この身体を如何様にも使えって……そういう意味じゃないだろうけど、年頃の女の子の使う言葉では無いと思うよ?
……もしかして、そういう意味も含んでるの?
この天使のような美少女をどう扱って良いのか……。
もはや俺の低すぎる恋愛偏差値では手に負えないレベルだ。
いや、そもそも別に恋愛しているわけでもないし、そんな対象でもない。
彼女はあくまでも眷属。
そんな事を考えること事態が変なのだ。
……だよね?
……。
いや、考えるのは止そう。今はもっと重要なことがある。
俺達の面倒を見てくれる親もいないのだ。
自分達だけで生き残らなければならないんだ。
まだまだ話したい事は色々あるが、今後に向けてやる事もある。
なので取り敢えず、最後に先程から気になっている事を聞いてみる。
「なぜお前だけ他の卵より早く生まれたか分かるか?」
ここは汝とか言うべきなのかも知れないが、取り敢えず二人称はお前にしてみる。
「呼ばれたからです」
「呼ばれた?」
「はい。私は本来であれば、もう少しゆっくりと孵化するのが通常なのだと思います」
「そうなのか?」
「はい。卵にいる時そのように感じました」
「ん? 卵にいるときも意識があるのか?」
「ございます。ボンヤリとしたものですが、思考も出来ました。恐らく我が君の物となって、魂を少しずつ分けて頂き始めてからだと思いますが」
「魂か……。確かに魂を分け与えて生み出した感覚はあったな」
「はい、私の感覚では初めてお手に取って頂いた時に繋がりが出来て、少しずつ魂を頂き始めたものと思います。私は早く生まれる為に一気に魂を頂きましたが、他の者達はゆっくりと頂いております」
手に取るとは、城の前でアイテムを集めた時の事か。
「なるほど。言われて見れば、お前の時と比べればごくごく僅かだが、俺から何かが……いや魂の一部が『眷族の卵』に向かって注ぎ込まれているのが分かるな」
『眷族の卵』を手に取った時からマジックバッグに入れず、内ポケットに入れたのも、無意識にそういう繋がりを感じていたのかもしれない。
「お前が生まれるのに必要な魂を一気に得たから、早く生まれたのは分かった。で、呼ばれたとはどういう意味だ?」
「私にも不思議なのですが、ボンヤリとした思考の中でも何故か我が君のおもいが一瞬だけ感じられたのです」
「我のおもい?」
「はい。仲間が欲しいと……それで早く生まれなければと思ったのです。そう思ったら我が君の魂を大量に吸収してしまったようで……申し訳ございません」
確かに思ったな、仲間が欲しいって。
「なるほど、理由は分かった。であるならばお前が謝る必要は無い。むしろ我の意図を汲んでの事。褒めるならまだしも誰が責められよう。良く我の呼びかけに応えてくれた我が眷属よ」
「勿体無きお言葉でございます」
眷属は感涙せんばかりの勢いで頭を下げる。
……そこまで感動するところか? もう俺が諦めるしかない、いや慣れるしかないのか。
「という事は他の卵達には分からなかったのか? お前だけが俺のおもいを感じたのか?」
「恐らくそのあたりは個体差が有るのではと感じます。ただ私が卵の中にいた時の感覚では、我が君が『眷族の卵』に向かって生まれろと強く念じれば届くのではと思いますが……」
「そうか。しかしお前が生まれた後、魂を分け与えた影響か身体がかなりダルくなった気もする……一気に孵すのはなるべく止めた方が良いかもしれないな」
もしかしたら血を抜いてダルくなる感覚と似ているのかもしれない。
感覚的に献血をした時に似ているし。
時間と共に回復するといいのだが……。
これについては様子を見る以外に方法は無いか。
「我が君の、お、お身体を! ……も、申し訳ございません。私は何という事を! この命をもってお詫びしなくては」
「やめよ!」
俺の言葉を聞いて眷属がまたも予想外の発言をするので、直ぐに静止する。
「し、しかし我が君、私のせいで至高なる我が君のお身体が……」
命でお詫びって、そこまで大した事じゃないだろ。
と俺が思ったところで、眷属にとっては一大事か。
「良い。我を思っての行動。全て許す」
「あ、ありがたき幸せ……」
言葉を詰まらせて在り難がっているが、やはりまだ俺には戸惑いしかない。
まあ会話はこの辺にして、取り敢えずやるべき事を実行に移そう。
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