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★【新婚旅行編】五日目:粘って強請って聞き出したリクエスト
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「ん、大丈夫だよ……俺も、一緒がいい……バアルので、イかせて……?」
「……っ」
勢いよく俺の肩へと伸びようとしていた手が寸前で止まる。長い睫毛を伏せながら、堪えるように深く息を吐いてから、バアルはゆるりと顔を上げた。
その表情には柔らかな笑顔が戻っていた。微笑む眼差しは、変わらず熱を帯びていたけれども。
「では、アオイ……後ろを向いて、四つん這いになって頂いても?」
「ん……分かった……」
この格好でとリクエストをもらえた後、まだ他にはないの? と粘って強請った結果がこれ。耳まで真っ赤にした彼から、四つん這いになった俺を後ろから抱いてみたい、というリクエストを聞き出すことに成功したのだ。
言われた通りに俺は彼に背を向けて、ベッドに両手と膝をついた。普段の俺ならば、彼のお願いを叶えることが出来る嬉しさはあれど気恥ずかしくて仕方がないだろう。
でも、今は。高鳴り続けている期待が最高潮に達しているせいか、全然。それどころか。
「ありがとうございます……それから、もう少しだけお尻を上げて頂いても?」
「ん……こう?」
大好きな彼に向かって尻を向けてしまっているのに。ほとんどスケスケの下着だから、全部見えちゃってるのに。胸を高鳴らせながら、俺は腰を上げていた。
バアルに褒めてもらえるように、喜んでもらえるように、少し前屈みになって尻だけを高く上げていたんだ。
「ええ、いい子ですね……」
望み通りの言葉がもらえて、ただただ喜びに浸っていられたのもこの時までだった。
「アオイ……」
「ん、ぁ……バアル……」
一瞬、頭の中が真っ白に塗り潰されそうだった。
熱っぽい声で名前を呼ばれて、熱くて大きな先端を尻穴にあてがわれて。高まっていた気持ちが、限界を突き抜けるくらいに大きく舞い上がってしまっていた。
「……息を止めないで……力を、抜いていて下さいね……」
耳元で優しく囁かれてからは。後ろから伸びてきた手が重なって、指を絡めてきゅっと握ってもらえてからは、もっと。
落ち着いて構えていなくちゃいけないのに、ますますドキドキしてしまっていた。
「ひ、ぅ……っ」
それでも、一番大きく張り出したカリ首をあっさり受け入れられたのは、散々慣らしてもらえていたからだろう。
でも、やっぱり俺はバアルの邪魔をしてしまっているみたい。
「く……初めての、体位で、昂っていらっしゃるのですね……この老骨めに絡みついて離れません……お可愛らしいですね……」
「う、ぁ……ごめっ、ごめんね……バアル……っ」
「謝らないで……大丈夫ですよ……ほら、もうすぐ奥に届きます……さあ、私の呼吸に合わせて……」
耳元で繰り返されている深い呼吸。それに合わせて俺も懸命に空気を取り込み、吐き出した。その間も、お尻の奥が、お腹が燃えるような熱に満たされていく。
確かな圧迫感を、重たさを感じるっていうのに気持ちが良くて仕方がない。背筋に絶えず走り続けている淡い感覚に唆されて、声になっていない音ばかりが勝手に口からこぼれてしまう。
「は、ひ……あ、あぁ……っ」
突き抜けるような、一際大きな快感と共に目の前でチカチカと星が舞う。瞬間、お腹の中なのに鈍い音が聞こえた気がした。
彼の先端が、弁をこじ開けるように入ってきている。途中で何度もその大きなカリの段差で内壁を擦りながら、俺の奥まで辿り着いてくれる。
言葉に出来ない多幸感に、頭の芯が甘く痺れていく。胸の内を泣きたくなるような喜びが満たしていく。バアルと繋がれている部分が、ぴたりと密着した。
「ふ、はっ……は、は……ぁ……」
「よく頑張りましたね、アオイ……お加減は、いかがでしょうか?」
尋ねてくれながら、バアルは労うようなキスを送ってくれた。
耳たぶを甘く食んでくれたり、首筋に口づけてくれたり。顔が見たくて首を向ければ、口にもついばむようなキスを送ってくれた。
「……っ」
勢いよく俺の肩へと伸びようとしていた手が寸前で止まる。長い睫毛を伏せながら、堪えるように深く息を吐いてから、バアルはゆるりと顔を上げた。
その表情には柔らかな笑顔が戻っていた。微笑む眼差しは、変わらず熱を帯びていたけれども。
「では、アオイ……後ろを向いて、四つん這いになって頂いても?」
「ん……分かった……」
この格好でとリクエストをもらえた後、まだ他にはないの? と粘って強請った結果がこれ。耳まで真っ赤にした彼から、四つん這いになった俺を後ろから抱いてみたい、というリクエストを聞き出すことに成功したのだ。
言われた通りに俺は彼に背を向けて、ベッドに両手と膝をついた。普段の俺ならば、彼のお願いを叶えることが出来る嬉しさはあれど気恥ずかしくて仕方がないだろう。
でも、今は。高鳴り続けている期待が最高潮に達しているせいか、全然。それどころか。
「ありがとうございます……それから、もう少しだけお尻を上げて頂いても?」
「ん……こう?」
大好きな彼に向かって尻を向けてしまっているのに。ほとんどスケスケの下着だから、全部見えちゃってるのに。胸を高鳴らせながら、俺は腰を上げていた。
バアルに褒めてもらえるように、喜んでもらえるように、少し前屈みになって尻だけを高く上げていたんだ。
「ええ、いい子ですね……」
望み通りの言葉がもらえて、ただただ喜びに浸っていられたのもこの時までだった。
「アオイ……」
「ん、ぁ……バアル……」
一瞬、頭の中が真っ白に塗り潰されそうだった。
熱っぽい声で名前を呼ばれて、熱くて大きな先端を尻穴にあてがわれて。高まっていた気持ちが、限界を突き抜けるくらいに大きく舞い上がってしまっていた。
「……息を止めないで……力を、抜いていて下さいね……」
耳元で優しく囁かれてからは。後ろから伸びてきた手が重なって、指を絡めてきゅっと握ってもらえてからは、もっと。
落ち着いて構えていなくちゃいけないのに、ますますドキドキしてしまっていた。
「ひ、ぅ……っ」
それでも、一番大きく張り出したカリ首をあっさり受け入れられたのは、散々慣らしてもらえていたからだろう。
でも、やっぱり俺はバアルの邪魔をしてしまっているみたい。
「く……初めての、体位で、昂っていらっしゃるのですね……この老骨めに絡みついて離れません……お可愛らしいですね……」
「う、ぁ……ごめっ、ごめんね……バアル……っ」
「謝らないで……大丈夫ですよ……ほら、もうすぐ奥に届きます……さあ、私の呼吸に合わせて……」
耳元で繰り返されている深い呼吸。それに合わせて俺も懸命に空気を取り込み、吐き出した。その間も、お尻の奥が、お腹が燃えるような熱に満たされていく。
確かな圧迫感を、重たさを感じるっていうのに気持ちが良くて仕方がない。背筋に絶えず走り続けている淡い感覚に唆されて、声になっていない音ばかりが勝手に口からこぼれてしまう。
「は、ひ……あ、あぁ……っ」
突き抜けるような、一際大きな快感と共に目の前でチカチカと星が舞う。瞬間、お腹の中なのに鈍い音が聞こえた気がした。
彼の先端が、弁をこじ開けるように入ってきている。途中で何度もその大きなカリの段差で内壁を擦りながら、俺の奥まで辿り着いてくれる。
言葉に出来ない多幸感に、頭の芯が甘く痺れていく。胸の内を泣きたくなるような喜びが満たしていく。バアルと繋がれている部分が、ぴたりと密着した。
「ふ、はっ……は、は……ぁ……」
「よく頑張りましたね、アオイ……お加減は、いかがでしょうか?」
尋ねてくれながら、バアルは労うようなキスを送ってくれた。
耳たぶを甘く食んでくれたり、首筋に口づけてくれたり。顔が見たくて首を向ければ、口にもついばむようなキスを送ってくれた。
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