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★【新婚旅行編】五日目:切っ掛けは分からなくとも、結果は
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しなやかな指が俺の薄い胸板へと、ジャケットをそっと避けてから指の腹で壊れ物にでも触るようにそっと乳首を摘んでくれた。
「んっ、あ……」
きゅっと力を込めてみては、ふっと緩めて。すでに芯を持っている乳首をくにくにと揉んでくれながら、ますます昂ってしまっている俺のものへと触れてくれる。
今にも飛び出てしまいそうなくらいに、レース生地を引き伸ばしてしまっている竿に長い指を添えながら、またよしよしと撫で擦ってくれた。
「うぁ……あ、ひ、あぁっ……」
二箇所からの刺激だけでも、下腹部が熱く疼いてしまう。頭の奥が甘く痺れるような錯覚を覚えてしまう。
だというのに、バアルは全力で俺を可愛がってくれる。触ってもらえていない左の乳首に口づけてから、唇で甘く食んでくれる。
唇に送ってくれる時と同じように、食んだまま軽く吸ってくれる。熱く濡れた舌先でぴんと尖った乳頭に向かって舐め上げてくれる。
「んんっ……や、あぁっ……は、んっ、いっ、気持ち……バアル……バアル……っ」
もうイってしまいそう。いや、とっくにイっちゃっているのかもしれない。
分からない。でも、それくらいに気持ちいい。目の奥が熱くて、膝がガクガク震えて、立っていられなくなってしまう。
思わず俺は、幅の広い彼の肩を掴んでいた。縋りつくように力を込めてしまっていた。
「は、ん……お可愛らしいですよ、アオイ……」
乳首を撫でてくれていた指先が、最後に軽く摘んでくれてから離れていってしまう。支えてくれるつもりなんだろうか。長い腕がするりと腰に回ってきた。
「……そろそろ、此方も寂しくなっていらっしゃるでしょう?」
違った。もっと、もっと可愛がってくれるつもりなんだ。
腰周りを撫でてくれていた指先が、尾てい骨をひと撫でしてから下へと。レース越しに尻の谷間をなぞっていってから、そっと下着の中に忍び込んできた。
整えられた指先が、指の腹が尻の穴を、穴の縁を撫でてきて。
「ひぁ……っ」
思わず背を丸めようとしていた俺の前を、見慣れた小瓶がふわふわと宙を飛びながら横切っていく。間を置かずにトロリと温かい潤滑油が、俺の尻の穴を濡らしていった。
彼のキレイな指も濡れていく。解すように穴の周りを揉んでから、十分な滑りをともなって入ってきた。
「は、ぁ……んっ、あ……あぅ……」
ねっとりとした液体をかき混ぜているような。聞いているだけで顔が熱くなる、いやらしい音が後ろからも聞こえ始めてしまう。
あっさりと根元まで咥え込んでしまっている指を、抜けてしまう寸前まで引き抜いては、また奥へと押し込んで。ゆっくり、ゆっくり抜き差しを繰り返している。
「ああ、ほら……もう私めの指を締め付けて……」
嬉しそうな声に指摘されると、より実感してしまう。
まるで彼の指に追い縋るように、締め付けてしまっている内側の感覚を。無意識な俺の邪魔をものともせずに、内壁を撫で続けている長い指の形を。
「本当に堪らない……」
うっとりとした低いトーンの囁きが、腰にまでぞくぞくと響いた気がした。
「あ……ふぁ……っ」
淡い余韻に浸る暇もなかった。指の抜き差しを続けたまま、他の二箇所も再開したから。唇で乳首を甘く食んでくれながら、手のひらで薄い下着越しに竿をそっと握られてしまったから。
「んぁ……あ、ひ、あっ……」
抜き差ししている指は、いつの間にやら三本に増えていた。それでも変わらず、一定のリズムを保ったまま俺の中を出たり入ったりしている。
竿を撫で擦ってくれている手の動きも、特に激しくはない。乳首の方だって。
どれもが優しい。一箇所だけなら、もどかしさを感じてしまうくらいに。でも、同時にされてしまうと。
ささやかだったハズの気持ちよさが、大きな波へと変わっていく。それは俺が気づかぬ内に、頭の先から爪先にまで染み渡っていくようにじわじわと広がっていって。
「ッっ……」
突然だった。許容量を超えたかのように、一気に俺を飲み込んでいった。
切っ掛けは分からない。三本の指が前立腺を掠めたからかもしれないし、不意に乳首を強く吸われたり、裏筋を撫でられたからかもしれない。
どちらにしろ、結果は変わらない。俺が小刻みに全身を震わせて深い快感に浸りながら、彼の頭を掻き抱いてしまったことには。
「んっ、あ……」
きゅっと力を込めてみては、ふっと緩めて。すでに芯を持っている乳首をくにくにと揉んでくれながら、ますます昂ってしまっている俺のものへと触れてくれる。
今にも飛び出てしまいそうなくらいに、レース生地を引き伸ばしてしまっている竿に長い指を添えながら、またよしよしと撫で擦ってくれた。
「うぁ……あ、ひ、あぁっ……」
二箇所からの刺激だけでも、下腹部が熱く疼いてしまう。頭の奥が甘く痺れるような錯覚を覚えてしまう。
だというのに、バアルは全力で俺を可愛がってくれる。触ってもらえていない左の乳首に口づけてから、唇で甘く食んでくれる。
唇に送ってくれる時と同じように、食んだまま軽く吸ってくれる。熱く濡れた舌先でぴんと尖った乳頭に向かって舐め上げてくれる。
「んんっ……や、あぁっ……は、んっ、いっ、気持ち……バアル……バアル……っ」
もうイってしまいそう。いや、とっくにイっちゃっているのかもしれない。
分からない。でも、それくらいに気持ちいい。目の奥が熱くて、膝がガクガク震えて、立っていられなくなってしまう。
思わず俺は、幅の広い彼の肩を掴んでいた。縋りつくように力を込めてしまっていた。
「は、ん……お可愛らしいですよ、アオイ……」
乳首を撫でてくれていた指先が、最後に軽く摘んでくれてから離れていってしまう。支えてくれるつもりなんだろうか。長い腕がするりと腰に回ってきた。
「……そろそろ、此方も寂しくなっていらっしゃるでしょう?」
違った。もっと、もっと可愛がってくれるつもりなんだ。
腰周りを撫でてくれていた指先が、尾てい骨をひと撫でしてから下へと。レース越しに尻の谷間をなぞっていってから、そっと下着の中に忍び込んできた。
整えられた指先が、指の腹が尻の穴を、穴の縁を撫でてきて。
「ひぁ……っ」
思わず背を丸めようとしていた俺の前を、見慣れた小瓶がふわふわと宙を飛びながら横切っていく。間を置かずにトロリと温かい潤滑油が、俺の尻の穴を濡らしていった。
彼のキレイな指も濡れていく。解すように穴の周りを揉んでから、十分な滑りをともなって入ってきた。
「は、ぁ……んっ、あ……あぅ……」
ねっとりとした液体をかき混ぜているような。聞いているだけで顔が熱くなる、いやらしい音が後ろからも聞こえ始めてしまう。
あっさりと根元まで咥え込んでしまっている指を、抜けてしまう寸前まで引き抜いては、また奥へと押し込んで。ゆっくり、ゆっくり抜き差しを繰り返している。
「ああ、ほら……もう私めの指を締め付けて……」
嬉しそうな声に指摘されると、より実感してしまう。
まるで彼の指に追い縋るように、締め付けてしまっている内側の感覚を。無意識な俺の邪魔をものともせずに、内壁を撫で続けている長い指の形を。
「本当に堪らない……」
うっとりとした低いトーンの囁きが、腰にまでぞくぞくと響いた気がした。
「あ……ふぁ……っ」
淡い余韻に浸る暇もなかった。指の抜き差しを続けたまま、他の二箇所も再開したから。唇で乳首を甘く食んでくれながら、手のひらで薄い下着越しに竿をそっと握られてしまったから。
「んぁ……あ、ひ、あっ……」
抜き差ししている指は、いつの間にやら三本に増えていた。それでも変わらず、一定のリズムを保ったまま俺の中を出たり入ったりしている。
竿を撫で擦ってくれている手の動きも、特に激しくはない。乳首の方だって。
どれもが優しい。一箇所だけなら、もどかしさを感じてしまうくらいに。でも、同時にされてしまうと。
ささやかだったハズの気持ちよさが、大きな波へと変わっていく。それは俺が気づかぬ内に、頭の先から爪先にまで染み渡っていくようにじわじわと広がっていって。
「ッっ……」
突然だった。許容量を超えたかのように、一気に俺を飲み込んでいった。
切っ掛けは分からない。三本の指が前立腺を掠めたからかもしれないし、不意に乳首を強く吸われたり、裏筋を撫でられたからかもしれない。
どちらにしろ、結果は変わらない。俺が小刻みに全身を震わせて深い快感に浸りながら、彼の頭を掻き抱いてしまったことには。
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