771 / 906
★【新婚旅行編】五日目:ズルい、今それは、ズルいってば
しおりを挟む
だから、今のままじゃ。一緒に乳首を撫で続けてもらっちゃ、バアルを喜ばせる余裕がなくなっちゃうってのに。
「あ、バア、る……っ」
止めてくれるどころか、激しくなってしまった。片方は指の先で何度もぴんっ、ぴんっと弾かれて。もう片方は、きゅっと強めに摘まれて。あっという間だった。
「んぅっ、あっ、あ、あぁ……ッ」
腰がガクガク震えると、その動きでまた気持ちよくなれてしまう。ただでさえ、高みに押し上げられたばかりなのに、彼のものが、硬い先端が、奥にぐりぐりって当たって。
「ひぅっ…………は、はっ……は、ん……ぁ、だから、言った、のに……」
多分、続けてイってしまった。でも、バアルのは大きいままだから、バアルのを挿れてもらっているままだから、ずっとずっと気持ちがいい。
ちょっとでも中を擦られてしまったら、止まっている指先が動き始めてしまったら、またすぐに。
「ええ……ですが、私めも言いましたよ? 沢山気持ちよくなられて下さいと」
「んひっ……まっ、あっ、バアル……っ」
そっちは予想外だった。
まさか、直接触ってもらえてしまうだなんて。乳首と一緒に、濡れそぼったあそこまで。
耳元に感じる熱い吐息にすら気持ちよくなってしまうのだ。だというのに、また乳首をよしよし撫でられて、握られた竿を根元から先端まで満遍なく扱き上げられてしまえば。
「……あ、イくっ……また、イって……あ、んぁっ、あっ、ひぅ……」
バアルに触ってもらえるとイくようになったみたい。ずっと身体が震えてしまっている。ずっと目の前がチカチカ瞬いていて。
「……可愛いですよ、アオイ」
「あ……」
「無論、笑顔の貴方様は愛らしくお可愛らしい……ですが、この老骨めを健気に受け入れて下さる御姿も、快楽に溺れておられる御姿も、誠に……」
ズルい、待って。今それは、ズルいってば。
「誠に、愛おしくて堪りません……」
「っ…………う、ぁ……」
一際大きく鼓動が高鳴って、飲まれていった。泣きたくなるような多幸感が、指先にまで広がっていく。
「……また、達してしまわれたのですね……可愛いですね……」
また、どころじゃない。もう、何回イっちゃったのかも分からないのに。
力なく彼の逞しい身体に寄りかかってしまっていると、顎をそっと掴まれた。促されるまま後ろを向けば優しい笑顔に迎えられる。
重ねてもらえた唇が熱い。絡め取られた舌はもっと。
「は、ん……ん、んっ……」
大きな舌に包みこまれるように擦り合わせられると、また頭の芯が甘く痺れてしまう。お腹の中が疼いて、奥まで届いてしまっている彼の太いものを、また締め付けてしまう。
強く舌先を吸われて、ついまた腰を揺らしてしまった時、彼のものがまた大きく反り上がった。俺の中を、ぐいっと押し広げていった。
「ふっ……んんっ……っ、ん……」
「……アオイ」
すぐに分かった。嬉しかった。
求めてくれているんだって、俺が欲しいんだって、伝わってきたんだ。切なそうな表情から、見つめてくる眼差しの熱さから、ひしひしと。
「は、ぁ……ん、いいよ……ちょうだい……バアルの、いっぱい……俺の、奥に……あぅ……っ」
視界が激しく揺れ始める。ベッドが軋んだ音を立て始める。
逞しいバアルの腕は、俺を抱き締めてくれたまま離さないでいてくれた。何度も何度も鋭く突き上げている間も、奥までたっぷりと注いでくれている間も、ずっと。
「あ、バア、る……っ」
止めてくれるどころか、激しくなってしまった。片方は指の先で何度もぴんっ、ぴんっと弾かれて。もう片方は、きゅっと強めに摘まれて。あっという間だった。
「んぅっ、あっ、あ、あぁ……ッ」
腰がガクガク震えると、その動きでまた気持ちよくなれてしまう。ただでさえ、高みに押し上げられたばかりなのに、彼のものが、硬い先端が、奥にぐりぐりって当たって。
「ひぅっ…………は、はっ……は、ん……ぁ、だから、言った、のに……」
多分、続けてイってしまった。でも、バアルのは大きいままだから、バアルのを挿れてもらっているままだから、ずっとずっと気持ちがいい。
ちょっとでも中を擦られてしまったら、止まっている指先が動き始めてしまったら、またすぐに。
「ええ……ですが、私めも言いましたよ? 沢山気持ちよくなられて下さいと」
「んひっ……まっ、あっ、バアル……っ」
そっちは予想外だった。
まさか、直接触ってもらえてしまうだなんて。乳首と一緒に、濡れそぼったあそこまで。
耳元に感じる熱い吐息にすら気持ちよくなってしまうのだ。だというのに、また乳首をよしよし撫でられて、握られた竿を根元から先端まで満遍なく扱き上げられてしまえば。
「……あ、イくっ……また、イって……あ、んぁっ、あっ、ひぅ……」
バアルに触ってもらえるとイくようになったみたい。ずっと身体が震えてしまっている。ずっと目の前がチカチカ瞬いていて。
「……可愛いですよ、アオイ」
「あ……」
「無論、笑顔の貴方様は愛らしくお可愛らしい……ですが、この老骨めを健気に受け入れて下さる御姿も、快楽に溺れておられる御姿も、誠に……」
ズルい、待って。今それは、ズルいってば。
「誠に、愛おしくて堪りません……」
「っ…………う、ぁ……」
一際大きく鼓動が高鳴って、飲まれていった。泣きたくなるような多幸感が、指先にまで広がっていく。
「……また、達してしまわれたのですね……可愛いですね……」
また、どころじゃない。もう、何回イっちゃったのかも分からないのに。
力なく彼の逞しい身体に寄りかかってしまっていると、顎をそっと掴まれた。促されるまま後ろを向けば優しい笑顔に迎えられる。
重ねてもらえた唇が熱い。絡め取られた舌はもっと。
「は、ん……ん、んっ……」
大きな舌に包みこまれるように擦り合わせられると、また頭の芯が甘く痺れてしまう。お腹の中が疼いて、奥まで届いてしまっている彼の太いものを、また締め付けてしまう。
強く舌先を吸われて、ついまた腰を揺らしてしまった時、彼のものがまた大きく反り上がった。俺の中を、ぐいっと押し広げていった。
「ふっ……んんっ……っ、ん……」
「……アオイ」
すぐに分かった。嬉しかった。
求めてくれているんだって、俺が欲しいんだって、伝わってきたんだ。切なそうな表情から、見つめてくる眼差しの熱さから、ひしひしと。
「は、ぁ……ん、いいよ……ちょうだい……バアルの、いっぱい……俺の、奥に……あぅ……っ」
視界が激しく揺れ始める。ベッドが軋んだ音を立て始める。
逞しいバアルの腕は、俺を抱き締めてくれたまま離さないでいてくれた。何度も何度も鋭く突き上げている間も、奥までたっぷりと注いでくれている間も、ずっと。
21
お気に入りに追加
485
あなたにおすすめの小説
嫁側男子になんかなりたくない! 絶対に女性のお嫁さんを貰ってみせる!!
棚から現ナマ
BL
リュールが転生した世界は女性が少なく男性同士の結婚が当たりまえ。そのうえ全ての人間には魔力があり、魔力量が少ないと嫁側男子にされてしまう。10歳の誕生日に魔力検査をすると魔力量はレベル3。滅茶苦茶少ない! このままでは嫁側男子にされてしまう。家出してでも嫁側男子になんかなりたくない。それなのにリュールは公爵家の息子だから第2王子のお茶会に婚約者候補として呼ばれてしまう……どうする俺! 魔力量が少ないけど女性と結婚したいと頑張るリュールと、リュールが好きすぎて自分の婚約者にどうしてもしたい第1王子と第2王子のお話。頑張って長編予定。他にも投稿しています。
幽閉王子は最強皇子に包まれる
皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。
表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件
白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。
最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。
いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる