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するのと、されるのとでは大違い?
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「……アオイ様」
「は、はい、何ですか? バアルさん」
彷徨うように揺れている眼差し。困ったように、照れているように細められていた瞳が、ようやく俺を映した。
「し、将来の私達は……いつも斯様なスキンシップを常日頃……行って、いるのでしょうか?」
「……すきん、しっぷ」
思わず繰り返していた。まるで、その言葉を今初めて知ったみたいに、たどたどしく。
繋がらなかったんだ。分からなかったんだ。白い肌を耳まで真っ赤に染めた彼が、何に対して尋ねているのか。
また少し、彼の視線が迷子になる。シャープな顎にしなやかな指を当て、静かに呼吸を整えてから、もう一度。
「いつも……わ、私めの膝の上に、座って頂けたり……食べさせ、合ったり……なさっているのでしょうか?」
今度は、ぼかさずにはっきりと尋ねられてから、ようやく気づいた。
「……あ」
そうだ。そうだった。俺にとってはいつものことでも、今の彼にとっては違うんだった。
「す、すみません……つい、いつものクセで……」
「……では、毎日?」
「は、はぃ……二人っきりの時は大抵、バアルさんのお膝の上に……座らさせて、もらっていますし……毎食、かわりばんこに……その……」
「……左様でございましたか」
何だか急に恥ずかしくなってしまった。昨日までは普通のことだったのに。嬉しくて仕方がないことなのに。
……とにかく、先ずは退いた方が良さそうだ。心の片隅から滲み出てくる寂しさに、気づかないフリをして蓋をする。
温かいお膝の上から、ゆっくり降りようとしていた俺を、長い腕と優しい声が引き止めた。
「誤解なきよう先に申しておきますが、大変嬉しく存じております」
「ホント、ですか? 困らせちゃったんじゃ……」
真っ直ぐに見つめてくれていた瞳が逸れる。白く長い睫毛がどこか切なげに伏せられた。
「確かに、困ってはおります……」
……ほら、やっぱり。
しっかり蓋をしたハズなのに、漏れてきてしまった寂しさ。胸を締めつけられるような仄暗さが、心に沁みて広がろうと……しなかった。する前に、吹き飛ばされた。
「堪らなく、なってしまう……心臓が、もたないのです……」
熱を帯びた眼差しを一心に向けられて。縋るような、余裕のない震えた声で囁かれて。
「……ふぇ?」
ガラス細工か、はたまたシャボン玉を壊さぬように触れようとしているみたいだった。ゆっくり伸びてきた手が俺の頬に添えられる。
熱かった。白手袋越しなのに、直接触ってもらえているみたいだ。じんわりと伝わってくる彼の温もりが、俺の頬をも熱くしていく。
「……ただでさえ愛らしい貴方様が、可愛らしいことをして下さるばかりか……すぐお側で、無防備に微笑んで下さるので……」
……迷惑じゃ、なかったんだ。ドキドキしてもらえていたんだ。
安堵感と一緒にあふれる喜び。でも、それだけじゃなかった。純粋な疑問も湧いてきてしまっていた。
「……さっきはあんなに撫でてくれたり、いっぱいキスしてくれたのに?」
なんなら、起きてすぐだって。
思い出すだけでドキドキしちゃうくらい熱烈で、嬉しすぎるお言葉を贈ってくれたってのに。正直、可愛いもんだと思う。俺が、彼にしたことの方が。
「っ……先程は、あまりの喜びに気分が高揚していた……と言いますか……状況が変わったと言いますか……」
真っ直ぐだった眼差しが再び泳ぎ出す。
「まさか、あのような許可を頂けるとは、今の私を夫として受け入れて下さ……ああ、いえ、今のはナシで、聞かなかったことにして下さい……と、とにかくですね……させて頂くのと、して頂けるのとでは異なると言いますか……」
しどろもどろになりつつも、捲し立てるような勢いで言葉を重ねていく。珍しい慌てっぷりだ。後、歯切れも悪い。
……早すぎて所々聞き取れなかったな。だから、何をナシにして欲しいのか分からなかったんだけど。でも、まぁ、ナシということは重要ではないんだろう。きっと。
取り敢えず、俺なりに噛み砕いてから尋ねてみる。
「……えっと……つまり、バアルさんからするのは大丈夫だけど、俺からはびっくりしちゃう……ってことですか?」
「え、ええ……概ね、その通りでございます……」
頬を桜色に染めたまま、彼が頷いた。落ち着いたんだろう。忙しなく揺れ、はためいていた触覚と羽の動きが穏やかになっている。
つまりは心の準備が出来てなかったってことか。成る程。確かに気持ちは分かる。
俺もバアルさんから突然甘えてもらえたり、ぎゅってしてもらえたり、キスしてもらえたり。そんな大サービスな供給を受けた時は、爆発しそうになっていたもんな。心臓が。というか、今朝もなってたし。バッチリ。
ん? 待てよ……ということは……
「じゃ、じゃあ……食べさせては、もらえるんですよね? だって、バアルさんからなら大丈夫、なんですし……」
せめてひと口だけでも、と願いを込めて鮮やかな緑の瞳を見つめる。
彼と一緒に温かいご飯を食べられる。それだけでも幸せだ。幸せなんだけれど、やっぱりちょっぴり寂しい。そんな我儘を抱いてしまうくらい、染みついてしまっていたんだ。習慣になってしまっていたんだ。
「っ……そ、それは勿論……問題、ございません……」
耳まで赤くしたバアルさんが、キレイな御辞儀を披露する時みたいに胸元へ手を当て、微笑んでくれる。
ただ、添えるというよりは、スーツにシワが出来そうなくらいに指をぐっと食い込ませるように、ジャケットを掴んでいるようにも見えたけれど。気のせいだろう。
「やった! 俺もソーセージ食べたいです。美味しそうだったんで」
無事、バアルさんからあーんしてもらえる権利を頂いた俺は、舞い上がってしまっていた。つい、ガッツポーズをして、早く早くとお皿とフォークを彼に差し出すくらいに。
「……畏まりました」
今度こそバトンタッチ出来たフォークが、ソーセージを俺の口元へと運んでくれる。
喜び勇んで咥え、歯を立てれば途端にパリッとジュワッと香ばしい塩味。うん、美味しい。格別だ。バアルさんからっていう相乗効果が、ますます心を満たしてくれる。
「……お味はいかがでしょうか?」
まだ少し頬を染めたまま、緑の瞳がおずおずと俺を窺う。
「ふふ、美味しいです。バアルさんに食べさせてもらえたから、余計に」
「っ……それは、何よりでございます」
フォークを持っている手を下ろしたかと思えば、すぐさま会釈。相変わらず律儀だ。
ただ、ちょっとだけ、ボディーブローを受けたみたいに、鍛え上げられた上半身が揺れたようにも見えたけれど。見間違いだろう。
「あの……さっきの話なんですけど、先にお願いすれば大丈夫ですか?」
「と、申しますと?」
「その……俺がバアルさんにぎゅってしたい時は、してもいいですか? って事前に聞いてからなら、俺からでも大丈夫なのかなって……」
要は、いきなりがダメなんだと思うんだ。こちら側の立場、驚かしてしまう側になってようやく分かった。バアルさんが常々俺に「宜しいでしょうか?」と事前に許可を求めていた意図を。
彼からの嬉しいスキンシップに、毎回びくびくしていた俺への配慮だったんだろう。全然分かっちゃいなかった俺は、こんな時まで確認しなくていいのに、とか。ズルい、優しい、好き、とか。一人勝手に焦れたり、悶えたりしていたんだけどさ。
「……そう、ですね……それならば、問題はないかと」
俺の考えは正しかったらしい。緩やかに口角を上げた彼が小さく頷く。
「じゃあ、このままお膝にお邪魔していてもいいですか? 後、もう一回だけ、あーんさせてもらっても?」
「え、ええ……大丈夫ですよ。むしろ、いえ……宜しくお願い致します」
「ありがとうございますっ」
早速、お皿とフォークを受け取り、今度はスクランブルエッグを。
俺の我儘を笑顔で受け止めてくれた彼は、淡い光を帯びた羽をはためかせ、何かを言いかけていたようだったけれど、気付く訳がなかった。その時の俺は、すっかり頭にお花が咲き乱れていたんだから。
「は、はい、何ですか? バアルさん」
彷徨うように揺れている眼差し。困ったように、照れているように細められていた瞳が、ようやく俺を映した。
「し、将来の私達は……いつも斯様なスキンシップを常日頃……行って、いるのでしょうか?」
「……すきん、しっぷ」
思わず繰り返していた。まるで、その言葉を今初めて知ったみたいに、たどたどしく。
繋がらなかったんだ。分からなかったんだ。白い肌を耳まで真っ赤に染めた彼が、何に対して尋ねているのか。
また少し、彼の視線が迷子になる。シャープな顎にしなやかな指を当て、静かに呼吸を整えてから、もう一度。
「いつも……わ、私めの膝の上に、座って頂けたり……食べさせ、合ったり……なさっているのでしょうか?」
今度は、ぼかさずにはっきりと尋ねられてから、ようやく気づいた。
「……あ」
そうだ。そうだった。俺にとってはいつものことでも、今の彼にとっては違うんだった。
「す、すみません……つい、いつものクセで……」
「……では、毎日?」
「は、はぃ……二人っきりの時は大抵、バアルさんのお膝の上に……座らさせて、もらっていますし……毎食、かわりばんこに……その……」
「……左様でございましたか」
何だか急に恥ずかしくなってしまった。昨日までは普通のことだったのに。嬉しくて仕方がないことなのに。
……とにかく、先ずは退いた方が良さそうだ。心の片隅から滲み出てくる寂しさに、気づかないフリをして蓋をする。
温かいお膝の上から、ゆっくり降りようとしていた俺を、長い腕と優しい声が引き止めた。
「誤解なきよう先に申しておきますが、大変嬉しく存じております」
「ホント、ですか? 困らせちゃったんじゃ……」
真っ直ぐに見つめてくれていた瞳が逸れる。白く長い睫毛がどこか切なげに伏せられた。
「確かに、困ってはおります……」
……ほら、やっぱり。
しっかり蓋をしたハズなのに、漏れてきてしまった寂しさ。胸を締めつけられるような仄暗さが、心に沁みて広がろうと……しなかった。する前に、吹き飛ばされた。
「堪らなく、なってしまう……心臓が、もたないのです……」
熱を帯びた眼差しを一心に向けられて。縋るような、余裕のない震えた声で囁かれて。
「……ふぇ?」
ガラス細工か、はたまたシャボン玉を壊さぬように触れようとしているみたいだった。ゆっくり伸びてきた手が俺の頬に添えられる。
熱かった。白手袋越しなのに、直接触ってもらえているみたいだ。じんわりと伝わってくる彼の温もりが、俺の頬をも熱くしていく。
「……ただでさえ愛らしい貴方様が、可愛らしいことをして下さるばかりか……すぐお側で、無防備に微笑んで下さるので……」
……迷惑じゃ、なかったんだ。ドキドキしてもらえていたんだ。
安堵感と一緒にあふれる喜び。でも、それだけじゃなかった。純粋な疑問も湧いてきてしまっていた。
「……さっきはあんなに撫でてくれたり、いっぱいキスしてくれたのに?」
なんなら、起きてすぐだって。
思い出すだけでドキドキしちゃうくらい熱烈で、嬉しすぎるお言葉を贈ってくれたってのに。正直、可愛いもんだと思う。俺が、彼にしたことの方が。
「っ……先程は、あまりの喜びに気分が高揚していた……と言いますか……状況が変わったと言いますか……」
真っ直ぐだった眼差しが再び泳ぎ出す。
「まさか、あのような許可を頂けるとは、今の私を夫として受け入れて下さ……ああ、いえ、今のはナシで、聞かなかったことにして下さい……と、とにかくですね……させて頂くのと、して頂けるのとでは異なると言いますか……」
しどろもどろになりつつも、捲し立てるような勢いで言葉を重ねていく。珍しい慌てっぷりだ。後、歯切れも悪い。
……早すぎて所々聞き取れなかったな。だから、何をナシにして欲しいのか分からなかったんだけど。でも、まぁ、ナシということは重要ではないんだろう。きっと。
取り敢えず、俺なりに噛み砕いてから尋ねてみる。
「……えっと……つまり、バアルさんからするのは大丈夫だけど、俺からはびっくりしちゃう……ってことですか?」
「え、ええ……概ね、その通りでございます……」
頬を桜色に染めたまま、彼が頷いた。落ち着いたんだろう。忙しなく揺れ、はためいていた触覚と羽の動きが穏やかになっている。
つまりは心の準備が出来てなかったってことか。成る程。確かに気持ちは分かる。
俺もバアルさんから突然甘えてもらえたり、ぎゅってしてもらえたり、キスしてもらえたり。そんな大サービスな供給を受けた時は、爆発しそうになっていたもんな。心臓が。というか、今朝もなってたし。バッチリ。
ん? 待てよ……ということは……
「じゃ、じゃあ……食べさせては、もらえるんですよね? だって、バアルさんからなら大丈夫、なんですし……」
せめてひと口だけでも、と願いを込めて鮮やかな緑の瞳を見つめる。
彼と一緒に温かいご飯を食べられる。それだけでも幸せだ。幸せなんだけれど、やっぱりちょっぴり寂しい。そんな我儘を抱いてしまうくらい、染みついてしまっていたんだ。習慣になってしまっていたんだ。
「っ……そ、それは勿論……問題、ございません……」
耳まで赤くしたバアルさんが、キレイな御辞儀を披露する時みたいに胸元へ手を当て、微笑んでくれる。
ただ、添えるというよりは、スーツにシワが出来そうなくらいに指をぐっと食い込ませるように、ジャケットを掴んでいるようにも見えたけれど。気のせいだろう。
「やった! 俺もソーセージ食べたいです。美味しそうだったんで」
無事、バアルさんからあーんしてもらえる権利を頂いた俺は、舞い上がってしまっていた。つい、ガッツポーズをして、早く早くとお皿とフォークを彼に差し出すくらいに。
「……畏まりました」
今度こそバトンタッチ出来たフォークが、ソーセージを俺の口元へと運んでくれる。
喜び勇んで咥え、歯を立てれば途端にパリッとジュワッと香ばしい塩味。うん、美味しい。格別だ。バアルさんからっていう相乗効果が、ますます心を満たしてくれる。
「……お味はいかがでしょうか?」
まだ少し頬を染めたまま、緑の瞳がおずおずと俺を窺う。
「ふふ、美味しいです。バアルさんに食べさせてもらえたから、余計に」
「っ……それは、何よりでございます」
フォークを持っている手を下ろしたかと思えば、すぐさま会釈。相変わらず律儀だ。
ただ、ちょっとだけ、ボディーブローを受けたみたいに、鍛え上げられた上半身が揺れたようにも見えたけれど。見間違いだろう。
「あの……さっきの話なんですけど、先にお願いすれば大丈夫ですか?」
「と、申しますと?」
「その……俺がバアルさんにぎゅってしたい時は、してもいいですか? って事前に聞いてからなら、俺からでも大丈夫なのかなって……」
要は、いきなりがダメなんだと思うんだ。こちら側の立場、驚かしてしまう側になってようやく分かった。バアルさんが常々俺に「宜しいでしょうか?」と事前に許可を求めていた意図を。
彼からの嬉しいスキンシップに、毎回びくびくしていた俺への配慮だったんだろう。全然分かっちゃいなかった俺は、こんな時まで確認しなくていいのに、とか。ズルい、優しい、好き、とか。一人勝手に焦れたり、悶えたりしていたんだけどさ。
「……そう、ですね……それならば、問題はないかと」
俺の考えは正しかったらしい。緩やかに口角を上げた彼が小さく頷く。
「じゃあ、このままお膝にお邪魔していてもいいですか? 後、もう一回だけ、あーんさせてもらっても?」
「え、ええ……大丈夫ですよ。むしろ、いえ……宜しくお願い致します」
「ありがとうございますっ」
早速、お皿とフォークを受け取り、今度はスクランブルエッグを。
俺の我儘を笑顔で受け止めてくれた彼は、淡い光を帯びた羽をはためかせ、何かを言いかけていたようだったけれど、気付く訳がなかった。その時の俺は、すっかり頭にお花が咲き乱れていたんだから。
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