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★ 本日二度目のおあずけ
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思い浮かべるだけでドキドキが止まらなくなってしまう、お風呂での一時が嘘だったみたいだ。
ずっとそわそわしていた俺に対して、バアルさんはいつも通り涼しい顔。平然と俺の身体を拭き、服を着せ、丁寧に髪を乾かしてくれた。
しかも、瞬きの間に自分の身なりを整えてから、大きなベッドへと俺を抱えて運んでくれた今現在は、絶賛スキンケアの真っ最中。色々な形の瓶に入っている液体や、四角い容器に収まったクリームを用いて、俺の素肌を念入りに磨いてくれている。
とても有り難いことだ。ここまで俺の肌を気遣っていただけるのは。有り難いことなんだが……本日二度目のおあずけをくらっている俺としては、大分参ってきているんだ。
なんせ彼の指先が肌の表面を行き交う度に、体の奥の方でくすぶっている熱が、じくじくと全身に広がって。変な声が出そうになってしまうんだからな。
今もまた、身体が勝手にびくっと跳ねそうになってしまった。真剣な眼差しで俺の肌に向き合っている彼の指が、するりと首筋を撫でてくれたせいで。
「お疲れ様でした、アオイ様」
どうやらようやく終わったらしい。どこからか取り出したタオルで綺麗に手を拭いた彼が、捲っていたシンプルな白いシャツの袖をなおしながら、俺に向かってふわりと微笑む。ゆらりと伸びてきた長い指が、俺の顎をそっと持ち上げ、形のいい唇が触れるだけのキスをしてくれた。
「……ん、はい……ありがとう、ございます」
とうとう俺の頭は、バカになってしまったんだろうか。
上唇を軽く食んでくれただけで、バアルさんはすぐに離れていってしまったのに。深く触れ合ってもらった後みたいに、頭の中がぽーっとして……早く触って欲しい、気持ちよくして欲しい……ってことしか考えられなくなってしまっていたんだ。
そんな浅ましい願望が伝わるほどに、俺は彼を見つめ続けてしまっていたんだろう。
「ふふ……どうぞ、こちらへ……」
黒のズボンを纏った長い足を、ふかふかのベッドの上でゆるりと伸ばした彼に、くすくすと笑われてしまったんだ。
普段だったら、一気に顔が熱くなってしまうところだが。今の俺は気恥ずかしさよりも、やっと構ってもらえるという嬉しさが圧倒的に勝っていた。腕を広げて招く彼の逞しい胸元へ、一目散に飛び込んでいたんだ。
「バアルさん……」
ベッドが軋んだ音を立てるくらいに、勢いよく逞しい膝の上にのしかかってしまった。にもかかわらず、ビクともせずに俺を受け止めてくれてから、ひと回り大きな手で頭を撫でてくれる。
「大変お待たせしてしまい申し訳ございません……では、続きを致しましょうか」
申し訳なさそうに眉を下げてはいるものの、どこか上機嫌に触覚を揺らす彼に、悪びれた様子は一切見えない。でも、今の俺にとっては、そんなの些細なことだった。
「はい……俺のこと、いっぱい気持ちよくしてください……」
もう、我慢の限界で……いつものヘタれた俺じゃあ考えられない大胆なことを、平気で口走ってしまっている俺にとっては。
整えられた白い髭が渋くて素敵な口元を綻ばせ「畏まりました……」といつもより低い声で囁いた。バアルさんの彫りの深い顔が、視界いっぱいに広がっていく。
「ぁ……ん、ん、ふ……っ……んん……」
待ち侘びていた彼との触れ合いに、じんと目の奥が、胸の辺りが熱くなる。大きな手が重なって、指が絡んでぎゅっとしっかり繋いでくれて。まるで……もう離しませんからね、と言ってくれているみたいだ。
すっかり満ち足りた気分になっていた俺の身体を、空いている方の手がゆったり這い回る。頬を、耳を、首を、背中を……触れるか触れないかのタッチで触ってもらい、ぞくぞくした感覚が絶え間なく背筋を走った。
「んぅ……ん、ひぁ……っあ、あ……んッ……ふ……」
全然我慢する気もない、情けなく上ずった俺の声が薄暗い室内に響く。
滲んだ視界に映った、射抜くように俺を見つめ続ける熱のこもった眼差しに、きゅっと高鳴った胸の内があふれてしまいそう。もう随分と前から、いっぱいいっぱいだってのに。
トレーナー越しに薄い俺の胸板を撫でていた手が、するりとシャツの中へと入ってくる。
彼によって、気持ちよくなれるようにしてもらったお陰なのか。すでに硬くなっている乳首をそっと指の腹で摘まれただけで、頭の芯まで痺れるような感覚が、突然全身を駆け抜けていったんだ。声にならない俺の悲鳴が、触れ合ったままの彼の口内へと飲み込まれていく。
「……ッ…………ん……ぁ…………ぅ……」
勝手に震える身体からは、力が抜けきっていて。いつの間にか腰の辺りに回されていた腕に支えてもらわないと、膝上からずり落ちてしまいそうだ。
それなのに、どうしようもなく欲張りな俺は止められることなく。擦り寄ってきてくれる彼の熱い舌先に、自分から絡めていってしまっていたんだけれど。内心は滅茶苦茶焦っていた。
……今のでちょっと出ちゃったかもしれない。
自分の身体なんだから、よく分かる。彼に余すことなく全身を撫でてもらっている時から、なんなら肌に念入りに化粧水を塗ってもらっている時から、すでに……半分くらいは勃っちゃっていたことくらい。
でも、まさか……いくらバアルさんに……か、感度を上げてもらっているからって。胸だけでイきかかるとは、思わなかったんだけどさ……俺、男なのに。
あー聞こえない、ちょっと漏らしちゃってる時点でイってるみたいなもんだろ……なんていうド正論なんか。全っ然、これっぽっちも聞こえてなんかいませんよ、俺は。
「…………アオイ」
わざとらしいリップ音を立てて、ゆっくり離れていってしまったバアルさんが、熱い吐息を吹き込むように耳元で俺の名を囁く。
思うところがあったせいだろう。甘ったるい響きを含んだ低音が、絡めた指をやわやわと握っては緩める大きな手の動きが……どこか促されているように感じてしまって。認めたくない俺は、つい反論という名の自白をしてしまっていたんだ。
「い、イってませんっ……た、確かに……ちょっとだけ……出ちゃいましたけど……俺、乳首だけでイってませんからっ」
「おや、それほどまでに気持ちよくなって頂けましたか」
やらかした。かつて、これほど綺麗な墓穴の掘り方があっただろうかってくらいに。やらかしてしまった。
「あ、いや……ちが、これは……その……」
顔が熱い。今の俺ならこの熱で、ティーカップ一杯分くらいの水は沸かせそうだ。
ゆらゆら触覚を揺らしながら、ぱたぱた羽をはためかせ。いかにもご満悦な様子の彼の長い腕が、逃げかかっていた俺の腰をしっかとホールドする。
あふれんばかりの喜びを湛えた唇で、額や目尻に頬と次々触れてもらえている間に。恥ずかしさで下がっていた気分が、すっかり上を向いていた。
しかし、俺の口は、どうにかしてこの擽ったい空気を変えようと、もがいてしまっていたんだ。その発言によって自分が、嬉しいけれど……より恥ずかしい思いをするとも知らずに。
「そ、そうだ、練習っ……しないんですか? ……俺がバアルさんに……だ、抱いてもらえるようになるための……」
「ああ、申し訳ございません……私としたことが、すっかり失念しておりました。貴方様を愛でさせて頂くことに夢中で……」
「めっ!?」
平然と微笑む彼の薄い唇が、ぽかんと開いたままの俺の口をそっと塞ぐ。角度を変えながら、数回交わしてもらっただけなのに。浮かれた熱でぽやぽやしている頭の中では、お花が咲き乱れていて。光の粒を閉じ込めたような彼の綺麗な瞳に、見惚れてしまっていたんだ。
「……最初ですから、今日は軽めに致しましょうね。少々貴方様にご負担をかけてしまいますが……気持ちよくなって頂けるよう、尽力致しますので……どうぞ宜しくお願いいたします」
「は、はぃ……こちらこそ、よろしくお願いします……」
繋いだ手を握り返した俺の身体が、筋肉質な腕によって彼の膝上から、真っ白なシーツの上へと優しく横たえられる。
膝をつきながらバアルさんが、俺の身体を跨いだことで、ベッドがギシリとか細い悲鳴を上げる。
艷やかな笑みを浮かべ、ゆっくり覆いかぶさってきた彼の緩んだ襟元から覗く男らしい胸板に。優しい目元から漂う色っぽさに……身体の奥が再びじくりと熱を帯びていくのを感じた。
ずっとそわそわしていた俺に対して、バアルさんはいつも通り涼しい顔。平然と俺の身体を拭き、服を着せ、丁寧に髪を乾かしてくれた。
しかも、瞬きの間に自分の身なりを整えてから、大きなベッドへと俺を抱えて運んでくれた今現在は、絶賛スキンケアの真っ最中。色々な形の瓶に入っている液体や、四角い容器に収まったクリームを用いて、俺の素肌を念入りに磨いてくれている。
とても有り難いことだ。ここまで俺の肌を気遣っていただけるのは。有り難いことなんだが……本日二度目のおあずけをくらっている俺としては、大分参ってきているんだ。
なんせ彼の指先が肌の表面を行き交う度に、体の奥の方でくすぶっている熱が、じくじくと全身に広がって。変な声が出そうになってしまうんだからな。
今もまた、身体が勝手にびくっと跳ねそうになってしまった。真剣な眼差しで俺の肌に向き合っている彼の指が、するりと首筋を撫でてくれたせいで。
「お疲れ様でした、アオイ様」
どうやらようやく終わったらしい。どこからか取り出したタオルで綺麗に手を拭いた彼が、捲っていたシンプルな白いシャツの袖をなおしながら、俺に向かってふわりと微笑む。ゆらりと伸びてきた長い指が、俺の顎をそっと持ち上げ、形のいい唇が触れるだけのキスをしてくれた。
「……ん、はい……ありがとう、ございます」
とうとう俺の頭は、バカになってしまったんだろうか。
上唇を軽く食んでくれただけで、バアルさんはすぐに離れていってしまったのに。深く触れ合ってもらった後みたいに、頭の中がぽーっとして……早く触って欲しい、気持ちよくして欲しい……ってことしか考えられなくなってしまっていたんだ。
そんな浅ましい願望が伝わるほどに、俺は彼を見つめ続けてしまっていたんだろう。
「ふふ……どうぞ、こちらへ……」
黒のズボンを纏った長い足を、ふかふかのベッドの上でゆるりと伸ばした彼に、くすくすと笑われてしまったんだ。
普段だったら、一気に顔が熱くなってしまうところだが。今の俺は気恥ずかしさよりも、やっと構ってもらえるという嬉しさが圧倒的に勝っていた。腕を広げて招く彼の逞しい胸元へ、一目散に飛び込んでいたんだ。
「バアルさん……」
ベッドが軋んだ音を立てるくらいに、勢いよく逞しい膝の上にのしかかってしまった。にもかかわらず、ビクともせずに俺を受け止めてくれてから、ひと回り大きな手で頭を撫でてくれる。
「大変お待たせしてしまい申し訳ございません……では、続きを致しましょうか」
申し訳なさそうに眉を下げてはいるものの、どこか上機嫌に触覚を揺らす彼に、悪びれた様子は一切見えない。でも、今の俺にとっては、そんなの些細なことだった。
「はい……俺のこと、いっぱい気持ちよくしてください……」
もう、我慢の限界で……いつものヘタれた俺じゃあ考えられない大胆なことを、平気で口走ってしまっている俺にとっては。
整えられた白い髭が渋くて素敵な口元を綻ばせ「畏まりました……」といつもより低い声で囁いた。バアルさんの彫りの深い顔が、視界いっぱいに広がっていく。
「ぁ……ん、ん、ふ……っ……んん……」
待ち侘びていた彼との触れ合いに、じんと目の奥が、胸の辺りが熱くなる。大きな手が重なって、指が絡んでぎゅっとしっかり繋いでくれて。まるで……もう離しませんからね、と言ってくれているみたいだ。
すっかり満ち足りた気分になっていた俺の身体を、空いている方の手がゆったり這い回る。頬を、耳を、首を、背中を……触れるか触れないかのタッチで触ってもらい、ぞくぞくした感覚が絶え間なく背筋を走った。
「んぅ……ん、ひぁ……っあ、あ……んッ……ふ……」
全然我慢する気もない、情けなく上ずった俺の声が薄暗い室内に響く。
滲んだ視界に映った、射抜くように俺を見つめ続ける熱のこもった眼差しに、きゅっと高鳴った胸の内があふれてしまいそう。もう随分と前から、いっぱいいっぱいだってのに。
トレーナー越しに薄い俺の胸板を撫でていた手が、するりとシャツの中へと入ってくる。
彼によって、気持ちよくなれるようにしてもらったお陰なのか。すでに硬くなっている乳首をそっと指の腹で摘まれただけで、頭の芯まで痺れるような感覚が、突然全身を駆け抜けていったんだ。声にならない俺の悲鳴が、触れ合ったままの彼の口内へと飲み込まれていく。
「……ッ…………ん……ぁ…………ぅ……」
勝手に震える身体からは、力が抜けきっていて。いつの間にか腰の辺りに回されていた腕に支えてもらわないと、膝上からずり落ちてしまいそうだ。
それなのに、どうしようもなく欲張りな俺は止められることなく。擦り寄ってきてくれる彼の熱い舌先に、自分から絡めていってしまっていたんだけれど。内心は滅茶苦茶焦っていた。
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自分の身体なんだから、よく分かる。彼に余すことなく全身を撫でてもらっている時から、なんなら肌に念入りに化粧水を塗ってもらっている時から、すでに……半分くらいは勃っちゃっていたことくらい。
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あー聞こえない、ちょっと漏らしちゃってる時点でイってるみたいなもんだろ……なんていうド正論なんか。全っ然、これっぽっちも聞こえてなんかいませんよ、俺は。
「…………アオイ」
わざとらしいリップ音を立てて、ゆっくり離れていってしまったバアルさんが、熱い吐息を吹き込むように耳元で俺の名を囁く。
思うところがあったせいだろう。甘ったるい響きを含んだ低音が、絡めた指をやわやわと握っては緩める大きな手の動きが……どこか促されているように感じてしまって。認めたくない俺は、つい反論という名の自白をしてしまっていたんだ。
「い、イってませんっ……た、確かに……ちょっとだけ……出ちゃいましたけど……俺、乳首だけでイってませんからっ」
「おや、それほどまでに気持ちよくなって頂けましたか」
やらかした。かつて、これほど綺麗な墓穴の掘り方があっただろうかってくらいに。やらかしてしまった。
「あ、いや……ちが、これは……その……」
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ゆらゆら触覚を揺らしながら、ぱたぱた羽をはためかせ。いかにもご満悦な様子の彼の長い腕が、逃げかかっていた俺の腰をしっかとホールドする。
あふれんばかりの喜びを湛えた唇で、額や目尻に頬と次々触れてもらえている間に。恥ずかしさで下がっていた気分が、すっかり上を向いていた。
しかし、俺の口は、どうにかしてこの擽ったい空気を変えようと、もがいてしまっていたんだ。その発言によって自分が、嬉しいけれど……より恥ずかしい思いをするとも知らずに。
「そ、そうだ、練習っ……しないんですか? ……俺がバアルさんに……だ、抱いてもらえるようになるための……」
「ああ、申し訳ございません……私としたことが、すっかり失念しておりました。貴方様を愛でさせて頂くことに夢中で……」
「めっ!?」
平然と微笑む彼の薄い唇が、ぽかんと開いたままの俺の口をそっと塞ぐ。角度を変えながら、数回交わしてもらっただけなのに。浮かれた熱でぽやぽやしている頭の中では、お花が咲き乱れていて。光の粒を閉じ込めたような彼の綺麗な瞳に、見惚れてしまっていたんだ。
「……最初ですから、今日は軽めに致しましょうね。少々貴方様にご負担をかけてしまいますが……気持ちよくなって頂けるよう、尽力致しますので……どうぞ宜しくお願いいたします」
「は、はぃ……こちらこそ、よろしくお願いします……」
繋いだ手を握り返した俺の身体が、筋肉質な腕によって彼の膝上から、真っ白なシーツの上へと優しく横たえられる。
膝をつきながらバアルさんが、俺の身体を跨いだことで、ベッドがギシリとか細い悲鳴を上げる。
艷やかな笑みを浮かべ、ゆっくり覆いかぶさってきた彼の緩んだ襟元から覗く男らしい胸板に。優しい目元から漂う色っぽさに……身体の奥が再びじくりと熱を帯びていくのを感じた。
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