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バアルさんからのご褒美
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「では、魔力を練るところから始めてみましょうか」
「はいっ」
「いきなり、ご自身のお力だけで取り込むのは、些か難しいでしょう。まずは私を通して、感覚を覚えていきましょうね」
穏やかな笑みを浮かべる彼の指が、絡んでぎゅっと強く握られる。
これって……俗に言う恋人繋ぎじゃないか?
練習の為にやっているだけなのに、俺っていうやつは。自分で自分の心を乱すようなことを、思い浮かべてしまうなんて。
顔がボッと熱くなっていく。だけでは済まなかった。変な汗までかいてしまった。
「目を閉じて、ゆっくり呼吸をして下さい」
いかん、いかん、集中、集中。
ぽやぽやと熱に浮かされそうになっていた自分に、心の中で渇を入れる。
言われた通りに目をつむり、深く息を吸って吐く。
「何か、感じませんか?」
「……あったかいものが、流れてくるような気がします」
ぼんやりとだが、彼の体温とは違う温もりが手を通して伝わってくる。なんだろう、血が巡る? っていう感覚に、似ているかもしれないな。
「筋がいいですね、それが魔力の素です」
目をつぶっていても、彼の明るい声から容易に想像できてしまった。あの穏やかな微笑みを浮かべているのが。
高鳴る胸に、うっかり集中力が途切れそうになる。せっかく感じ取れていた、温かい流れの感覚が薄れそうになってしまう。
慌てて自分の太ももをつねることで、どうにか気合いを入れ直した。
「では、次にそれを身体の中心に集め、燃やすようなイメージを思い浮かべてください」
俺の動揺っぷりは、無事彼に悟られることなく、練習が次のステップへと進んでいく。
集めると言われても、よく分からなかった。が、中心に、とのことだからと、なんとなく腹筋に力を込めた。漫画とかでよくある表現の、目や身体が燃えているシーンを想像してみた。
「どうですか? 何か、変化はありませんか?」
「えっと……お腹の辺りが熱いような……感じがしますね」
明らかに、自分の体温ではない熱。燃えるような感覚が、自分の中心に集まり、ぐるぐると渦を巻いていく。
そして、それは時間が経てば経つほど温度が高くなり、流れが強くなっている気がした。
「素晴らしい、完璧です」
弾んだ声で俺の頭を撫でてくれていた彼の調子が、不意に悪戯っぽい響きに変わる。
「これ程までに優秀な生徒には、何かご褒美を差し上げなければなりませんね」
ご褒美………………その、単語だけが俺の耳に大きく聞こえた。
と同時に、ぶわりとあの感触が、彼の温かくて筋肉質な腕に抱き締められた感覚が蘇っていく。
ロウソクの火が消えるみたいに、俺が練り上げていたであろう魔力が、フッと消えていってしまった。
「……何か、欲しい物がおありですか?」
彼を通して魔力の素を取り込んでいたから、かな。その行方も、分かってしまったんだろうか。
それとも単純に、今度こそ俺の動揺が、繋いだ手から伝わってしまったんだろうか。
恐る恐る目を開ければ、宝石みたいな瞳が、じっと俺を見つめていた。
「その、物……では、ないんですけど」
先を優しく促すような、でも、俺のことを捉えて決して離さないような強い眼差し。
ウソや誤魔化しは出来そうにないな。いや通じるわけがない。
「……抱き締めて、欲しい……です……さっき、みたいに」
心の中で白旗を上げた俺は、素直に自分の心の内を、彼に晒け出してしまっていた。情けなく震えてしまっていた声に、ますます顔が熱くなる。
「すみません……また、俺、変なことを……」
やっぱりというか、バアルさんは驚いたように、瞳を大きく見開いていた。
頭から冷や水をぶっかけられたみたいだ。急激に自分の背筋が冷えていくのを感じる。
困っているような彼の表情を見ていられなくて、閉じようとしていた時だ。滲んでぼやけかけていた視界が揺れて、強い力で腕を引かれる。
突然のことに、なすすべもなく倒れかかった俺の身体は、ぽすんっと彼の逞しい胸元に抱き止められていた。
そこが、まるで俺にとって本来の定位置であったかのように、長い腕の中にすっぽりと収まってしまっていたのだ。
「……誠にアオイ様は、いじらしい御方ですね」
ふわりと漂うハーブの香りが、耳元で響く心地のいい低音が。いまだに信じられない俺に、彼が。バアルさんが、俺のことを抱き締めてくれていると伝えてくる。
また、彼の腕に包み込まれているという事実だけで暴れているみたいに胸は激しく高鳴るし。熱に浮かされた頭の中は、相も変わらずぽやぽやしてバカになりそうだってのに。
「貴方様がお望みならば喜んで、何回だろうと何時間だろうと抱き締めさせていただきますのに……」
そんな俺の状態なんて、バアルさんはお構いなしだ。嬉しくて、気絶しそうになるような言葉を、優しく囁いてくれる。
そんなもんだから、弱々しい声が出してしまった。もう、後5秒もすれば泣きじゃくりそうなくらいに、震えた声が。
「ひぇ……それは、ちょっと……困り、ます……」
だって、こんな……今だって……気持ちどころか身体の至るところが、色々と限界寸前なのに……
お願いすれば、何回でも抱き締めてくれるなんて、好きなだけ彼にくっついていられるなんて……そんな……
絶対にムリだ。心臓に悪すぎる。下手したら死ぬぞ、ドキドキし過ぎて。
……でも、バアルさんの腕の中で、だったら終わり方としては最高なんじゃ…………って何を考えているんだ。俺は。
困ると口では言いつつも、彼の心地のいい体温から抜け出せずにいた。
バアルさんが、急に腕の力を緩める。俺を解放したかと思うと、頬をゆるりと撫でてから射抜くような視線を向けてくる。
「はて……一体どうお困りになるのか……勿論、この老骨めには、教えていただけますよね?」
普段はあんなに優しいのに。俺が少しでも嫌がることは、絶対にしようとなんてしないハズなのに。
こういう雰囲気の時の彼は。緑色の瞳に燃えるような熱を灯し、妖しい微笑みを唇に浮かべている時の彼は。
聡い彼ならもう、見透かしていそうな俺の本心を、何故か俺の口から言わせようと誘導してくる。
「あ、ぅ…………いっぱいに、なるから……」
分かってるのに、俺の口は動いていた。
全部聞かれて、至近距離で見つめられる。情けなく震える声も、恥ずかしくて涙がこぼれそうになっている、くしゃくしゃに歪んだ顔も。
「胸が……いっぱいに、なって……心臓が、壊れそうになる、から……その……」
まるで、彼の言いなりになってしまったみたいだ。また俺は、自分の気持ちを洗いざらい漏らしてしまっていたんだ。
突如として室内に訪れた、水を打ったような静けさ。
バアルさんは、俺を見つめたまま動かない。瞬きどころか触覚も、背中の羽すらピクリとも動かさずに固まってしまっている。
少しだけ冷静さを取り戻した頭が、焦りと不安でぐるぐると回りだす。
……どうしよう、引かれたかもしれない。いや、引かれただろ、確実に。
たかがハグくらいで、お国柄によっては、ただの挨拶にしか過ぎない行為なのに。心臓がもたないから止めてくれだなんてさ。
そもそも、して欲しいとか言い出したのは、俺の方なのに。
彼からのご褒美という言葉に惹かれ、つい強請ってしまった、ほんの少し前の自分に、恨み言の一つでも言いたい気分になっていた時だった。
「……それは、困りますね。では、こちらも一緒に練習致しましょう」
絶対に予測不可能な、ハグの練習をしようなどという提案。俺にとっては天国のようで、ある意味では地獄のような提案、もとい決定事項が、彼の口から発せられたのは。
「へ?」
「少しずつ回数と時間を増やして慣れていけば、今より長く貴方様と、触れ合うことが出来るようになっていく筈です」
俺が、間抜けな声を出したままの口で固まっている間にも、ことが進んでいく。
実にいい考えだと言わんばかりに微笑む彼が、淡々と今後の練習計画を立てていく。
「いかがでしょうか?」
優しい彼は、そう俺に尋ねることで、一応最後の逃げ道を、俺が断ることが出来る唯一の機会をくれた。
でも、俺が断れる訳がない。
ご褒美をあげると言われ、すぐさま思い出してしまうくらいに求めてしまっているものを。
おまけに、すぐ目の前にある緑の瞳が、期待に揺れているのだ。俺を握る手から、小さな震えが伝わってくるのだ。
「その…………よろしく……お願い、します」
なんとか勇気を振り絞り、彼の手を握り返す。
勢いよく長い腕が伸びてきた。心地のいい温もりと一緒に優しいハーブの香りが、俺の身体を包み込んでくれた。
「はいっ」
「いきなり、ご自身のお力だけで取り込むのは、些か難しいでしょう。まずは私を通して、感覚を覚えていきましょうね」
穏やかな笑みを浮かべる彼の指が、絡んでぎゅっと強く握られる。
これって……俗に言う恋人繋ぎじゃないか?
練習の為にやっているだけなのに、俺っていうやつは。自分で自分の心を乱すようなことを、思い浮かべてしまうなんて。
顔がボッと熱くなっていく。だけでは済まなかった。変な汗までかいてしまった。
「目を閉じて、ゆっくり呼吸をして下さい」
いかん、いかん、集中、集中。
ぽやぽやと熱に浮かされそうになっていた自分に、心の中で渇を入れる。
言われた通りに目をつむり、深く息を吸って吐く。
「何か、感じませんか?」
「……あったかいものが、流れてくるような気がします」
ぼんやりとだが、彼の体温とは違う温もりが手を通して伝わってくる。なんだろう、血が巡る? っていう感覚に、似ているかもしれないな。
「筋がいいですね、それが魔力の素です」
目をつぶっていても、彼の明るい声から容易に想像できてしまった。あの穏やかな微笑みを浮かべているのが。
高鳴る胸に、うっかり集中力が途切れそうになる。せっかく感じ取れていた、温かい流れの感覚が薄れそうになってしまう。
慌てて自分の太ももをつねることで、どうにか気合いを入れ直した。
「では、次にそれを身体の中心に集め、燃やすようなイメージを思い浮かべてください」
俺の動揺っぷりは、無事彼に悟られることなく、練習が次のステップへと進んでいく。
集めると言われても、よく分からなかった。が、中心に、とのことだからと、なんとなく腹筋に力を込めた。漫画とかでよくある表現の、目や身体が燃えているシーンを想像してみた。
「どうですか? 何か、変化はありませんか?」
「えっと……お腹の辺りが熱いような……感じがしますね」
明らかに、自分の体温ではない熱。燃えるような感覚が、自分の中心に集まり、ぐるぐると渦を巻いていく。
そして、それは時間が経てば経つほど温度が高くなり、流れが強くなっている気がした。
「素晴らしい、完璧です」
弾んだ声で俺の頭を撫でてくれていた彼の調子が、不意に悪戯っぽい響きに変わる。
「これ程までに優秀な生徒には、何かご褒美を差し上げなければなりませんね」
ご褒美………………その、単語だけが俺の耳に大きく聞こえた。
と同時に、ぶわりとあの感触が、彼の温かくて筋肉質な腕に抱き締められた感覚が蘇っていく。
ロウソクの火が消えるみたいに、俺が練り上げていたであろう魔力が、フッと消えていってしまった。
「……何か、欲しい物がおありですか?」
彼を通して魔力の素を取り込んでいたから、かな。その行方も、分かってしまったんだろうか。
それとも単純に、今度こそ俺の動揺が、繋いだ手から伝わってしまったんだろうか。
恐る恐る目を開ければ、宝石みたいな瞳が、じっと俺を見つめていた。
「その、物……では、ないんですけど」
先を優しく促すような、でも、俺のことを捉えて決して離さないような強い眼差し。
ウソや誤魔化しは出来そうにないな。いや通じるわけがない。
「……抱き締めて、欲しい……です……さっき、みたいに」
心の中で白旗を上げた俺は、素直に自分の心の内を、彼に晒け出してしまっていた。情けなく震えてしまっていた声に、ますます顔が熱くなる。
「すみません……また、俺、変なことを……」
やっぱりというか、バアルさんは驚いたように、瞳を大きく見開いていた。
頭から冷や水をぶっかけられたみたいだ。急激に自分の背筋が冷えていくのを感じる。
困っているような彼の表情を見ていられなくて、閉じようとしていた時だ。滲んでぼやけかけていた視界が揺れて、強い力で腕を引かれる。
突然のことに、なすすべもなく倒れかかった俺の身体は、ぽすんっと彼の逞しい胸元に抱き止められていた。
そこが、まるで俺にとって本来の定位置であったかのように、長い腕の中にすっぽりと収まってしまっていたのだ。
「……誠にアオイ様は、いじらしい御方ですね」
ふわりと漂うハーブの香りが、耳元で響く心地のいい低音が。いまだに信じられない俺に、彼が。バアルさんが、俺のことを抱き締めてくれていると伝えてくる。
また、彼の腕に包み込まれているという事実だけで暴れているみたいに胸は激しく高鳴るし。熱に浮かされた頭の中は、相も変わらずぽやぽやしてバカになりそうだってのに。
「貴方様がお望みならば喜んで、何回だろうと何時間だろうと抱き締めさせていただきますのに……」
そんな俺の状態なんて、バアルさんはお構いなしだ。嬉しくて、気絶しそうになるような言葉を、優しく囁いてくれる。
そんなもんだから、弱々しい声が出してしまった。もう、後5秒もすれば泣きじゃくりそうなくらいに、震えた声が。
「ひぇ……それは、ちょっと……困り、ます……」
だって、こんな……今だって……気持ちどころか身体の至るところが、色々と限界寸前なのに……
お願いすれば、何回でも抱き締めてくれるなんて、好きなだけ彼にくっついていられるなんて……そんな……
絶対にムリだ。心臓に悪すぎる。下手したら死ぬぞ、ドキドキし過ぎて。
……でも、バアルさんの腕の中で、だったら終わり方としては最高なんじゃ…………って何を考えているんだ。俺は。
困ると口では言いつつも、彼の心地のいい体温から抜け出せずにいた。
バアルさんが、急に腕の力を緩める。俺を解放したかと思うと、頬をゆるりと撫でてから射抜くような視線を向けてくる。
「はて……一体どうお困りになるのか……勿論、この老骨めには、教えていただけますよね?」
普段はあんなに優しいのに。俺が少しでも嫌がることは、絶対にしようとなんてしないハズなのに。
こういう雰囲気の時の彼は。緑色の瞳に燃えるような熱を灯し、妖しい微笑みを唇に浮かべている時の彼は。
聡い彼ならもう、見透かしていそうな俺の本心を、何故か俺の口から言わせようと誘導してくる。
「あ、ぅ…………いっぱいに、なるから……」
分かってるのに、俺の口は動いていた。
全部聞かれて、至近距離で見つめられる。情けなく震える声も、恥ずかしくて涙がこぼれそうになっている、くしゃくしゃに歪んだ顔も。
「胸が……いっぱいに、なって……心臓が、壊れそうになる、から……その……」
まるで、彼の言いなりになってしまったみたいだ。また俺は、自分の気持ちを洗いざらい漏らしてしまっていたんだ。
突如として室内に訪れた、水を打ったような静けさ。
バアルさんは、俺を見つめたまま動かない。瞬きどころか触覚も、背中の羽すらピクリとも動かさずに固まってしまっている。
少しだけ冷静さを取り戻した頭が、焦りと不安でぐるぐると回りだす。
……どうしよう、引かれたかもしれない。いや、引かれただろ、確実に。
たかがハグくらいで、お国柄によっては、ただの挨拶にしか過ぎない行為なのに。心臓がもたないから止めてくれだなんてさ。
そもそも、して欲しいとか言い出したのは、俺の方なのに。
彼からのご褒美という言葉に惹かれ、つい強請ってしまった、ほんの少し前の自分に、恨み言の一つでも言いたい気分になっていた時だった。
「……それは、困りますね。では、こちらも一緒に練習致しましょう」
絶対に予測不可能な、ハグの練習をしようなどという提案。俺にとっては天国のようで、ある意味では地獄のような提案、もとい決定事項が、彼の口から発せられたのは。
「へ?」
「少しずつ回数と時間を増やして慣れていけば、今より長く貴方様と、触れ合うことが出来るようになっていく筈です」
俺が、間抜けな声を出したままの口で固まっている間にも、ことが進んでいく。
実にいい考えだと言わんばかりに微笑む彼が、淡々と今後の練習計画を立てていく。
「いかがでしょうか?」
優しい彼は、そう俺に尋ねることで、一応最後の逃げ道を、俺が断ることが出来る唯一の機会をくれた。
でも、俺が断れる訳がない。
ご褒美をあげると言われ、すぐさま思い出してしまうくらいに求めてしまっているものを。
おまけに、すぐ目の前にある緑の瞳が、期待に揺れているのだ。俺を握る手から、小さな震えが伝わってくるのだ。
「その…………よろしく……お願い、します」
なんとか勇気を振り絞り、彼の手を握り返す。
勢いよく長い腕が伸びてきた。心地のいい温もりと一緒に優しいハーブの香りが、俺の身体を包み込んでくれた。
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